2016年12月07日

職場を越えた付き合い

娘の通っている小学校には、いわゆるPTAとは別に、有志が集まった「父親の会」があります。父親の会としてイベントを企画したり、あるいは、運動会などの学校行事のお手伝いをしたり、はたまた地域の行事のお手伝いまで。

私もこの父親の会に参加し、微力ながらもちょこちょことお手伝いしています。学校のイベントには全力参加。準備から後片付けまでありますので、子供より早く学校に行って、子供より遅く帰ることもあります。お蔭さまで、運動会のためにテントを立てるのが得意になりましたし、ポップコーンを作るのも上手になりました(笑)。先日PTAのイベントでは、父親の会でポップコーンと綿菓子の出店をしたのですが、2時間ちょっとでポップコーンを400個以上、綿菓子を300個以上作り販売しました。父親たちの時給を考えると、全くペイしていませんが、子供たちの笑顔は何ものにも代えられません。

父親の会のもう一つのお楽しみは、イベント後の(イベントがない時でも?)飲み会。父親達は、子どもが大好きという共通項はあるものの、バックグラウンドは様々。普通のサラリーマンから、自営業、地元に根付いている商店の二代目、公務員まで。父親達との飲みでは、普段知らない世界を垣間見ることもでき、非常に愉快です。皆、子供の喜ぶ顔を見るためにひと肌脱いでいるわけですが、その後の飲みが楽しくてというのもまた本音かと思います。

先週末は父親の会の忘年会。最初から最後まで、ワイワイと楽しい時間でした。利害関係も何もなく、ただ子供が好き、地域が好き、そして楽しいことが好きという仲間は本当に貴重です。こういった愉快な仲間と知り合えたことは本当に有難いことだと思っています。

もちろん、お客さまのことを想い、一緒に歩み続けている社員の仲間は何よりも大事。ただ、人の一生は職場で完結するわけではありません。職場の仲間はもちろんですが、職場を越えた付き合いも大事にしていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:13 | TrackBack(0) | パーソナル

2016年12月02日

Suica on iPhone

予約したことは本ブログでも報告したiPhone 7ですが、無事に発売開始日に到着し、もう2ヶ月ほど利用しています。そして昨日から、念願だったiPhoneでモバイルSuicaの利用を始めています。

念願だった、という割には、なんですぐにSuica利用に踏み切らなかったかというと、以前の記事でも書いた通り、iPhoneでまだ対応していないおサイフケータイ機能があるから。具体的には、


色々と悩んだのですが、結果的には今しばらくはAndroidでのおサイフケータイとiPhoneでのモバイルSuicaを併用することになりました。Android上のモバイルSuica定期券が11月末で切れたこともあり、12月1日からiPhoneでモバイルSuica定期券を新規購入し、晴れてiPhoneでのモバイルSuicaデビューを果たした、という訳です。

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最初にiPhoneで改札を通る時はやはり緊張します。しかし当たり前ですが、あっさりと通過。でもようやくこの日が来たか、と結構感動しました。もっとも、モバイルSuicaはもう10年間(サービス開始が2006年)も提供されている訳ですから、10年前からこんな仕組みがあり、多くの人が当たり前のように使っているということは、それはそれですごいことですよね。
posted by 岡本浩一郎 at 19:02 | TrackBack(0) | テクノロジー

2016年11月30日

フルモデルチェンジ

明日から12月。給与計算業務を担当されている方は、12月分の処理までにはまだまだ余裕があると思われているかもしれませんが、ご承知の通り、12月と言えば年末調整。ゆっくりしている余裕はありません。ましてや今年に関しては、例年以上に早め早めに準備を進める必要があります。

何せ今年の年末調整では、始めて本格的にマイナンバーを取り扱う必要があります。さらに、源泉徴収票にもマイナンバーを記載するようになった関係で、今回から源泉徴収票が全く新しくなりました。これまでも源泉徴収票のフォーマットが若干変わることはありましたが、それらはいわばマイナーチェンジ。今回は全く新しくなったいわばフルモデルチェンジです。

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その違いは見て頂ければ一目瞭然です。左が昨年(平成27年分)の源泉徴収票。それに対して右が今年(平成28年分)の源泉徴収票。サイズがこれまでのA6サイズからA5サイズ(要は2倍)になりました。今年分から控除対象配偶者や扶養親族の名前が記載されるようになり、また、マイナンバーについては、本人だけでなく、控除対象配偶者や扶養親族の分も記載する必要があります。

ただし、マイナンバーを記載するのは、税務署に提出する分(+市区町村に提出する給与支払報告書)のみで、本人に交付する分には記載しないことになりましたので注意が必要です(参考pdf)。もちろん、弥生給与/やよいの給与計算では、本人交付分については印字しないという制御を行っていますし、弥生から販売している源泉徴収票のサプライでは、本人交付分のマイナンバー欄は印字対象外という事で模様が予め印字されています。

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用紙サイズが変わったことで業務も変わります。これまでは、A4 1枚に、源泉徴収票(税務署提出用)、源泉徴収票(本人交付用)、給与支払報告書(個人別明細書、市区町村提出用)×2の4帳票を一気に印刷することが可能でした。写真のA4 1枚を一人ずつ分印刷するということです。

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しかし、今回からは、まずA4 1枚で、源泉徴収票(税務署提出用)、源泉徴収票(本人交付用)を印刷し、次に別のA4 1枚で給与支払報告書(個人別明細書、市区町村提出用)×2を印刷するという二度手間になります。写真ではA4用紙が二種類ありますが、まず上の用紙(源泉徴収票)を1人ずつ分印刷し、次に下の用紙(給与支払報告書)に入れ替えて再度1人ずつ分印刷する必要があるということです。(なお、連続用紙+ドットインパクトプリンターでの印刷の場合は4枚つづりとなっていますから、用紙の入れ替えは必要ありません、また、もちろんのことですが、専用帳票ではなく、白紙への印刷も可能です)。

つまり、昨年までとは大きく変わるのが今年の年末調整処理です。少しでも早めの着手をお勧め致します。従業員の方も早めにマル扶を提出する等、協力してあげて下さいね。
posted by 岡本浩一郎 at 18:24 | TrackBack(0) | 業務

2016年11月28日

年収が高い人ほど歩くスピードが速い? (解説編)

前回ご紹介した「年収が高い人ほど歩くスピードが速く、せっかちである」というリリースについて、本当に因果関係が存在しているのかという問題提起をしました。年収が高くなると本当に歩くスピードが上がるのか、はたまた、歩くスピードが上がると年収が高くなるのか。前回は、これはおそらく疑似相関であろうということをお話ししました

疑似相関であろうというヒントは、調査対象にありました。調査対象は、「ムーヴバンド3」の利用者のうちアンケートに回答した1,229人 (男性: 735人/女性: 494人、年齢:19歳から77歳)とのこと。つまり男女、老若が混在しているという事です。

容易に想像できますが、身長差がある分、男性の方が女性より歩くスピードは速い。そして、事実として、男性の方が女性より平均年収は高い。国税庁が毎年発表している「民間給与実態統計調査」(直近は平成27年分、pdf)によると、1年を通じて勤務した給与所得者のうち、男性の平均給与は521万円、一方で女性の平均給与は276万円と実に2倍近い差があります。男女での年収格差の是非はともかく(もちろん個人的には問題だと考えていますし、弥生では単純に男性だから年収が高いとか、女性だから低いといったことはありませんが)、事実としてこれだけの差があるのです。

これだけの差がある中で、男女を混在して年収と歩くスピードを相関させることの無理はご理解頂けるでしょう。男性は(一般的に)女性より背が高く、従って歩幅が大きく、歩くスピードも速め、そして歩くスピードと直接の因果関係はないが、年収も高め。一方で、女性は(一般的に)男性より背が低く、従って歩幅が小さく、歩くスピードも遅め、そして、年収も低め。

なお、念のためですが、より厳密に言えば、女性であることが直接的な原因として年収が低くなるという単純な話ではなく、女性の方が勤続年数が短い、女性の方がいわゆる非正規雇用の率が高いといった複数の要因が年収の違いにつながっているものと思います。

男女を混在させたのと同様な問題は老若が混在していることにもありそうです。上記の民間給与実態統計調査[年齢階層別の平均給与]を見れば、60歳を越えると年収がガクンと下がることがわかります。一般的に言えば、60歳を越えて年齢を重ねれば歩くスピードは遅くなってきます。そしてそれと直接的な因果関係はないものの、60歳を超えると平均年収も下がる。

では、本来はどのような分析をすべきだったのでしょうか。まずは、母集団として(年収分布という意味で)特性の異なる男女を一緒にするのでなく、分割すべきだと思います。男性だけを母集団として、あるいは女性だけを母集団として、年収が高い人ほど歩くスピードが速いということを示せれば、そこには何らかの因果関係があると考えることもできたはずです。老若に関しても、いわゆる現役世代と引退世代で分けて分析すべきでしょうね。

もっとも、注意が必要なのは、リリースの「年収が高い人ほど歩くスピードが速く、せっかちである」ということ自体は誤りではありません。「〜という傾向がある」ぐらいは書くべきだと思いますが、リリースでは、年収と歩くスピードで「因果関係がある」とは言及していないからです。本文をよく読んでみれば「早歩きをすれば、年収があがる、というわけではありませんが」とも記載されています。

つまり、あくまでも、これを読んだ人が勝手に因果関係を想像してしまうということです。ただ、率直に言って、因果関係を想像させる書き方だとも思いますが。本件は無害だとは思いますが、最近は様々な情報が溢れる中で、ある意味似たような印象操作がそれなりにあるように感じています。書かれていることを鵜呑みにするのではなく、自分なりに「なぜ」を考える姿勢が必要とされているように思います。
posted by 岡本浩一郎 at 21:20 | TrackBack(0) | ビジネス

2016年11月25日

年収が高い人ほど歩くスピードが速い?

ちょっと前に、NTTドコモ(ドコモ・ヘルスケア)が、「年収が高い人ほど歩くスピードが速く、せっかちであることが判明!?年収1,000万円以上の人は平均年収の人より約1.2倍速で歩いている」というプレスリリースを出していました。「ムーヴバンド3」というデバイスを利用している人へのアンケートおよび歩行に関するデータを用いて、年収と歩行速度の関係を調査したところ、なんと(!)、「年収が高い人ほど歩くスピードが速く、せっかちである」という結論に至ったのだそうです。

このリリース中にある「年収ごとの平均歩行速度」というグラフを見ると、確かに、年収が上がるにつれて、平均歩行速度が上昇しているように見えます。年収が100万円未満の場合は2.46km/hだったものが、年収が1,000万円以上になると3.13km/h。

単純に考えれば、歩く速度を上げれば、年収も上がる!?と考えてしまいます。例えば、年収が400万円以上500万円未満の人(平均歩行速度が2.69km/h)が、頑張って歩く速度を3.13km/hまで上げれば年収も1,000万円以上にまで上がる? 歩く速度を上げると、より有効に時間を使うことができ、それが年収増につながるのでしょうか? とはいえ、例えば一日7.5km(歩幅75cm×10,000歩)歩くとして、平均歩行速度が2.69km/hから3.13km/hに上がったとしても所要時間は23.5分しかかわりません。23.5分の余剰時間が年収倍増につながる?

普通は何かおかしいな、と感じられるかと思います。まず、一つ目の突っ込みどころとして、原因と結果を取り違えている可能性があります。原因が歩行速度で、結果が年収であれば、確かに歩く速度を上げれば年収も上がることになります。ただ、因果関係が逆で、原因が年収で、結果が歩行速度(年収が高い人ほど忙しいから歩く速度も上がる?)であれば、頑張って歩く速度を上げても、残念ながら年収は上がらないことになります。

二つ目の突っ込みどころとしては、そもそも因果関係が存在しているのか。実際問題として、これは因果関係が存在しない、疑似相関の可能性が高いのではないかと思います。

疑似相関の説明でよく見る例としては、アイスクリームの売上と溺死者の数の相関関係。アイスクリームの売上が最も高い時期には、プールでの溺死事故も最も多い。ということは、アイスクリームの売上増が溺死増の原因ではないか? アイスクリームを食べると、幸せな気分になり、気を緩めるから溺死者が増える? でもまあ、普通に考えれば、そんな因果関係はないことはわかりますよね。より妥当な説明としては、夏の暑さがこの二つの事象の共通の原因であるというもの。暑くなると、アイスクリームの売り上げが上がる。また、プールに行く人も増えて、結果的にプールでの溺死事故も増える。ただ、アイスクリームの売上と溺死増には直接的な因果関係はありません。

さて、それでは歩く速度と年収の関係の裏にある、本当の因果関係は何でしょうか。ちょっと長くなったので、私の見解はまた次回。
posted by 岡本浩一郎 at 22:51 | TrackBack(0) | ビジネス

2016年11月22日

カンファレンス後半戦

10月12日の大阪会場から始まった弥生の会計事務所パートナー向けカンファレンス「弥生PAPカンファレンス2016」。10月は大阪と東京、11月に入ってから、名古屋、仙台、福岡、札幌、そして広島と、全国7会場で開催しています。

弥生PAPカンファレンスは毎年この時期に開催しており、年によっては何会場かで台風の影響を受け、ハラハラすることもある(幸いにしてほぼ結果オーライで済んでいます)のですが、今年は比較的天候が安定しています。開催が危ぶまれることもなく、今日の札幌まで順調に進んできました。今朝方には東北地方で地震があり、ヒヤッとしたものの、札幌への移動に支障はありませんでした(地震の被害は小さかったようで、よかったです)。

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今日の札幌は雪。最高気温が3℃で最低が-2℃(!!)。東京では暑く感じる万全の防寒装備での出張ですが、やはり寒い! 先週金曜日の福岡は比較的暖かかったので、日本の(意外な)広さを実感します。東京で雪が降れば集客に影響が出ることは必至ですが、ここ札幌では雪は当たり前。何事もないように皆さんにお集まり頂いています。

これまでにもお話ししていますが、今回の弥生PAPカンファレンスは例年と比較して参加者が大きく増加しています。今回の大きなトピックである、クラウド(弥生会計 オンライン)とデスクトップ(弥生会計 AE)でのデータ共有に注目が集まっていることを実感します。

クラウドは昨今の会計業界ではホットトピックですが、現実的には、特に法人の事業者での利用はまだまだこれから。また、特に会計事務所の方は、操作性と言う観点から自分たちがクラウドアプリケーションを利用するというのはピンと来ていなかったのが実情。そういった意味では、事業者(顧問先)はクラウドを利用しながらも、会計事務所は使い慣れた弥生会計 AEを利用するというデータ共有の機能は、まさにこれを待っていましたという声を多く頂いています。どの会場も熱気にあふれ、とても感触がいいので、全国行脚も全く苦になりません。むしろ、それぞれの会場での反応を見れることがとても楽しみ。

さあ、金曜日にはいよいよ最後の会場となる広島での開催。最後まで全力で駆け抜けます。
posted by 岡本浩一郎 at 17:11 | TrackBack(0) | 弥生

2016年11月18日

消費税率引上げの再延期

消費税率を10%へ引き上げる時期を、これまでに予定されていた2017年4月から2019年10月に再延期する税制改正関連法案が今日(11/18)の参議院本会議で可決、成立しました

消費税率の引上げは、もともとは2012年8月に「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律案」として可決され、2014年4月に8%、そして2015年10月に10%に引上げることが定められました。皆さんご承知のように2014年4月には予定通り税率が8%に引上げとなりました。

一方で10%への引上げについては、安倍首相が、2014年11月に衆議院の解散と同時に、2015年10月での引上げを2017年4月まで1年半延期すると表明。その後の衆議院選挙で自公両党が勝利し、さらに、2015年3月末に2015年度税制改正の関連法案として国会で可決され、この時点で10%への引上げの延期が正式に決定しました

そういった意味で今回正式に決まった引上げの延期は、「再」延期ということになります。この再延期は、本ブログでも書いたように、今年の6/1に安倍首相が記者会見を行い、消費税率の10%への引上げ時期を、これまで予定されていた来年4月から、2019年10月まで2年半、延期すると表明されたため、方向性としては既に固まっていました。

ただ、正式な法律としては実はまだ可決されていない、いわば「宙ぶらりん」な状態が6月から今日まで続いていました。今回可決された法律案は10/18にまずは衆議院本会議で審議が開始されていましたが、本日参議院本会議で可決されたことにより、これで法律として正式に決まったことになります。

引上げ延期の是非は脇に置いておいて、今回無事に可決されたことにホッとしています。というのは、弥生が弥生製品で法令改正対応を行うのは、あくまでも法律として正式に決まってからというポリシーにしており、上でお話ししたような「宙ぶらりん」の状態がお客さまに対し、一番説明が難しいからです。

確かに衆参両院で与党が半数以上を占めている状態で、その時の首相が表面されたことは、まず間違いなくその通りになる既定路線と言っていいでしょう。実際、今回も6/1に安倍首相が再延期を表明された段階で、もうこれは決まったことと受け止めた方も多いでしょう。一方で、日本は法治国家であり、物事が正式に決まるのはあくまでも法律として成立したタイミング。弥生としても法令対応をするのは、あくまでも法令としての成立を受けて、というのが大原則になります。

ただし、実は今回の再延期対応については、弥生はこの大原則を曲げています。既に発売を開始している弥生 17 シリーズは、発売開始時点から、再延期への対応を行っています。弥生の法令改正対応ポリシーは、こちらで解説していますが、発売開始月の月初時点における法令に則るのが原則となっています。今回のケースで言えば、弥生 17 シリーズの発売開始月の月初(10月1日)には、再延期が法律として可決されていませんので、原則に従えば、弥生 17 シリーズでは、(法律として可決されるまで)再延期対応を行わないことになります。

しかし、実は弥生の法令改正対応ポリシーにはもう一つの柱があります。それは、お客さまの業務に支障が出ないタイミングで法令改正対応版を提供する、というもの。既にもともとの引上げ予定時期まで半年を切っている中で、一旦再延期非対応版を提供し、その後に再延期対応版を出すのでは、混乱を招き、お客さまの業務に支障をきたしかねないと判断しました。

弥生としての対応ポリシーにかかわる話なので、色々と悩んだのですが、いずれにせよ今日の法律成立によって、宙ぶらりん状態は脱却し、弥生製品は法令に則っています、と正々堂々と言える状態になりましたので、ホッとしています。

延期、そして再延期と、状況が変動し、前例もない中、弥生としても悩みながらの対応が続いていますが、今後もお客さまの業務を第一に対応していきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 22:07 | TrackBack(0) | 弥生

2016年11月16日

コーポレート・ブログ始めました

本ブログは、始めてから約7年。まさに継続は力なりで、1,000記事に向けてカウントダウン中。この記事が976記事目で、このペースで行くと来年1月末には無事に1,000記事に到達する見込みです。

このブログはあくまでも私個人のブログということで、好き勝手に&マイペースで書いていますが、弥生として(会社として)のブログも存在します。例えば、弥生開発者ブログスモールビジネス応援プロジェクトブログ。他社サイトへの出店ですが、新卒採用向けの人事ブログもあります。さらにグループという意味では、MisocaブログMisocaの開発ブログMisocaの豊吉さんのブログも。

乱立とまではいきませんが、それぞれの目的も曖昧になってきましたので、今回、スモールビジネス応援ブログを発展的に解消し、新たに弥生のコーポレート・ブログがスタートしました。実はスタートしたのは、ちょっと前の9月なのですが、立ち上がり具合を見るために少々ご紹介が遅れました。何せ継続してナンボですので、ちゃんと継続できるか様子を見た次第(笑)。色々な苦労はあるようですが、キチンと定期的に投稿されているようです。

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コーポレート・ブログということで、今後は弥生としてはこれがメインのブログということになります。これまでよりも多様な情報を発信していきますので、是非ちょこちょことチェックして頂ければ幸いです。ここしばらくは人事総務部の記事が続いていますが、これまでにない観点から弥生を見て頂けるのではないかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 21:41 | TrackBack(0) | 弥生

2016年11月11日

マル扶でのマイナンバー記載の省略

前々回に、年末調整には欠かせない書類である「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」、通称、マル扶でマイナンバーの記載を省略できる方法が二つあるとご紹介しました。二つのうち、一つ目の方法、すなわち、予め別の方法で従業員等のマイナンバーを収集しておいた上で、従業員が扶養控除等申告書の余白に「マイナンバー(個人番号)については給与支払者に提供済みのマイナンバー(個人番号)と相違ない」旨記載する方法を推奨するとも。

この方法について、若干の補足です。この方法の詳細については、国税庁が提供しているこちらのFAQが詳しいのですが、大きく以下の4つの要件があります。

1) 事業者(給与支払者)と従業員との間での合意があること
2) 事業者(給与支払者)が、従業員から既にマイナンバーの提供を受けていること
3) 従業員が扶養控除等申告書の余白に「マイナンバー(個人番号)については給与支払者に提供済みのマイナンバー(個人番号)と相違ない」旨を記載すること
4) 事業者(給与支払者)は、既に提供を受けている従業員等のマイナンバーを確認し、確認した旨を扶養控除等申告書に表示すること

この要件について、実務レベルでどのような対応が可能か、税務署や内閣官房に確認しました。まず、1)の合意ですが、事業者から従業員への一方向の通知で合意とすることができるとのこと。つまりマル扶の記入を従業員に周知する際に、マイナンバーの記載を不要とすることを通知すればokということになります。

次に2)ですが、これは、いわゆるマイナンバーの収集方法になります。既に済ませている事業者の方も多いと思いますが、これからという場合には、色々と注意事項がありますので、弥生が提供している「よくわかる事業者のためのマイナンバーガイド」(pdf)のP25以降をご参照下さい。

実際にマル扶の記入の際に必要になるのは3)になりますが、これは必ずしも従業員の直筆である必要はないということです。従業員が多い場合には、この文言の判子を作って、会社で押してからマル扶を配布することも可能ということになります。あるいは、マル扶にこの文言をプレ印字して配布することも可能です。まもなく提供する弥生給与/やよいの給与計算の平成28年分年末調整機能では、開発期間の関係からこのプレ印字の機能は提供していませんが、今後という意味では、ソフトでプレ印字したものを配ることが中心になるかもしれません。

なお、「マイナンバー(個人番号)については給与支払者に提供済みのマイナンバー(個人番号)と相違ない」という文言ですが、マイナンバーの欄ではなく、余白に記載するということに注意が必要です。これはマイナンバーの記載が省略されたマル扶について、税務署長から提出を求められた場合には、事業者がマル扶に従業員等のマイナンバーを付記して提出する必要があるためです。つまり、後で記入ができるよう、マイナンバーの欄は空けておかなければならないということですね。

最後に4)で、確認した旨を扶養控除等申告書に表示することとありますが、「マイナンバーを確認しました」と書かなければならない訳ではなく、何かしらのチェックの印があれば十分ということなので、「マイナンバー(個人番号)については給与支払者に提供済みのマイナンバー(個人番号)と相違ない」という文言の横に、チェックマークを記入するだけでも大丈夫のようです。

マイナンバーの実務での運用はほぼ初めてということで、試行錯誤というのが正直なところ。正直ベースで言えば、対応するソフトを作る上でも、弥生も同様な試行錯誤状態です(苦笑)。いずれは運用も定着し、ソフトがカバーできる部分も増えてくるものと思いますが、まずは、上記の情報も参考にして頂き、できるだけ簡易な方法で対応を進めて頂ければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 19:06 | TrackBack(0) | 業務

2016年11月10日

終わりの始まりか、始まりの終わりか

この2016年という年は世界にとっての転換点として、歴史に残る年になるのかもしれません。6月のBrexit、そして昨日のトランプ大統領の誕生。まさかが続くというのは、偶然ではなく、そこに歴史の必然があるようにも感じます。

私は、イギリスは当然のようにEU残留を選ぶと思っていましたし、どう考えてもトランプ氏が世界一の大国の大統領になり、核のボタンを握るとは思っていませんでした。(今から振り返ってみれば)不遜な言い方をすれば、イギリス人にせよ、アメリカ人にせよ、理性があるのだから、当然イギリスはEUに残留し、クリントン氏が大統領になるなるだろうと。

Brexitの時も、EU残留を希望していたのは、ロンドン近郊やスコットランドなどの一部地域。今回の大統領選でも、クリントン氏が勝ったのは、ニューヨークを中心とする東海岸と、カリフォルニアなどの西海岸。逆に南部/中部は(共和党のカラーである)真っ赤に埋め尽くされています。Brexitと今回の大統領選を、赤と青に塗り分けられた地図で見てみると相似形を感じざるを得ません。

私のアメリカでの友人は、大学院がロサンゼルスでしたから、今でも多くはカリフォルニアに住んでいます。残りはやはりニューヨークを中心とする東海岸。私がFacebookを見ていても、クリントン氏を推す声はあっても、トランプ氏を推す声は皆無でした(現時点では、悲鳴とも言える投稿で溢れています)。メディアにしても、明らかにクリントン氏推し。だからのまさか。ただ、今から思えば、私から見る米国というのは、友人とメディアというフィルターがかかっており、本当の意味で理解できていたわけではないかもしれません(ちなみに、私の父親はテキサス在住が長かったため、別の見方をしていたかもしれません)。

ただ、良くも悪くもこれが民主主義です。この結果を受け入れて(米国民でないので変な表現ですが、世界中に影響があることは確実ですので)、私たちが今からどんな世界を作っていきたいのか、いけるのかを考え、行動しなければなりません。

私が子どもの時代には、子どもから見える世界は概ね平和でした。日本は高度成長の時代。そして世界は徐々にまとまってきているようにも感じられました。1989年にはベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結。EUの発足と拡大。新興国の成長。世界はまとまり、平和な明るい未来が開けているようにも思えました。

一方で、特に2000年前後から、様々な歪みを隠し切れなくなってきたのも事実です。911テロ事件を一つの象徴とする悲しみの連鎖。大国のエゴ。広がる格差。そういった歪みから目を背け続けることができなくなり、何かを変えなければならないという思いが形になったのが(それが手段として正しいかは別として)、Brexitであり、トランプ大統領の誕生。

これが、第二次世界大戦終結から近年までの(比較的)平和な時代の終わりの始まりであり、これから世界は暗い時代に向かっていくのか。あるいは、平和な時代の始まりの終わりであり、紆余曲折はありながらも、より良い未来に向かっていくのか。それは後年振返ってみないとわからないことですが、救いとなるのは、誰も暗い未来を望んでいないはずだ、ということ。そして確かなことは、私たちが何を考え、どう行動するのかが重要だということかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 11:35 | TrackBack(0) | パーソナル