2020年02月21日

帳簿付け - デスクトップアプリ編

今週月曜日から今年の確定申告が始まり、確定申告期の特集企画(?)ということで、帳簿付け〜申告書作成〜e-Taxによる申告までを、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)とやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)それぞれで簡単にご紹介しています。前回まででやよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)について一通りご紹介しました。今回からはやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)についてご紹介したいと思います。まず今回は、帳簿付けから。

クラウドアプリでの帳簿付けの際にもお話ししましたが、確定申告とは、一年間の売上/費用を集計し、それをもとに課税対象となる所得とそれによって決まる税額を申告するものですから、まずは、一年間の売上/費用を漏れなく帳簿に記入しなければなりません。やよいの青色申告 20では、お客さまのニーズにあわせて、様々な方法で入力することが可能です。これまで紙で現金出納帳を記帳していたという場合には、現金出納帳形式での入力が可能ですし、これまで振替伝票を作成していたという場合には、振替伝票形式での入力も可能です。

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ただ、今回が初めてという方には、やはり「かんたん取引入力」をおススメします。かんたん取引入力では、直接勘定科目を指定することもできますが、取引を検索して指定することもできます。昨年の10月以降、軽減税率の取引もあるかと思いますが、この場合、「軽減税率を使用する」のチェックをオンにすれば、軽減8%の税率で仕訳が記録されます。また、デスクトップのかんたん取引入力にも、「同じ取引を続けて登録」というオプションがありますので、これを活用して、例えば電気代を一年分一気に入れることが可能です。

もっとも、業務効率化の観点でおススメしたいのは、やはり「スマート取引取込」。スマート取引取込は、インターネットバンキングなどと連携し、銀行明細などの取引情報をデジタルで取り込み、それを自動で仕訳として記録する機能です。電気代を口座振替にしているのであれば、スマート取引取込でその銀行口座の情報を取り込めば、一年分の電気代を一気に取込み/仕訳することが可能です。

実は2月には私は個人の確定申告以外にもう一つ済ませなければならない申告があります。それは自分がかつて経営していた経営コンサルティング会社の決算/申告。12月決算ですので、2月末が期限となります。会社としての活動は全くないのですが、法人としては存続させているため、毎年この時期に一年分の帳簿を付け、顧問の会計事務所に決算/申告をお願いしています。

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昨年から、ネット銀行分の帳簿付けをスマート取引取込にしたところ、その分は爆速に。今年も手入力の分を含めても、一時間ちょっとで一年分の帳簿付けが完了しました。一年分の帳簿と言っても、事実上の休眠状態ですから、取引量は限られていますが、スマート取引取込がいいところは、取引量が多くなっても、全く問題ないこと。手入力の手間は取引量に連動して増えますが、自動であれば、取引量が増えても手間は増えません。さらに、一度設定してしまえば、翌年以降も自動になるのがいいところです。
posted by 岡本浩一郎 at 16:18 | TrackBack(0) | 弥生

2020年02月19日

e-Taxで電子申告 - クラウドアプリ編

今週から今年の確定申告が始まり、確定申告期の特集企画(?)ということで、帳簿付け〜申告書作成〜e-Taxによる申告までを、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)とやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)それぞれで簡単にご紹介しています。前回やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)での申告書の作成についてご紹介しましたが、今回は、e-Taxでの電子申告についてご紹介します。

前回、申告書を作成しましたので、それを印刷して提出すれば確定申告は終了となります。ただ、折角ソフトを利用して申告書を作成している訳ですから、ここは電子で提出まで完結したいところです。そう、e-Taxでの電子申告です。今年は、新型肺炎(COVID-19)の感染拡大も懸念される中で、国税庁としても、人の多い税務署に来庁するのではなく、e-Taxでの電子申告をお勧めしています。

今年はスマホで確定申告を済ませる方も増えそうです。昨年から確定申告をスマホで、e-Taxによる電子申告まで含め、完結できるようになりましたが、対象が年末調整を済ませた給与所得のみの方に限られていました。さらに今年からは、公的年金等、その他雑所得、一時所得の方もスマホで確定申告を済ませることができるようになりました。また、対応する所得控除も拡充されました。しかし、事業所得については、青色申告決算書や収支内訳書などの書類も必要になることもあると思いますが、スマホでの確定申告に対応していません。

ただ、事業所得の申告においても、別の形でスマホを利用することは可能です。それは、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホをICカードリーダーライターとしてPCに接続し、申告すること。私も自分で利用しているiPhoneを使える、と結構ワクワクしたのですが、実は「iPhone端末をカードリーダーとして利用する機能(PC接続機能)については、iOSの仕様上、Bluetooth経由で実装することが困難であり、大変恐縮ですが追加時期未定」(JPKI利用者ソフトのAppStoreでのコメントより)とのこと。実はこの情報にたどりつくまでに、色々と試行錯誤したのですが、それはうまくいかないはずです(泣)。上述のように、スマホで完結する確定申告/電子申告においてはiPhoneを活用できるのですが、ICカードリーダーライターとしてPCに接続しての利用はできません。できることとできないことが混在しているため、情報がだいぶ錯綜しています。

Androidについては、PCにBluetoothで接続し、ICカードリーダーライターとしての利用は可能です。ただ、正直その手順は簡単とは言えません。機種によってうまくいく、いかないもあるようで、弥生の開発チームもだいぶ検証に苦労したようです。

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ということで、現時点で言うと、やはり従来からあるICカードリーダーライターが一番確実です。期待させておいて申し訳ないのですし、何よりも私自身ががっかりしていますが。ということで、以前電子申告した際に購入したソニーのRC-S330というICカードリーダーライターを引っ張り出して試したところ、あっさりうまく行きました。ちょいちょい古い機種ですが、最新のドライバーで問題なく動作しました。最新機種はRC-S380ですが、家電量販店で3,000円弱。この値段だったら、スマホを使おうとして苦労するよりは、買ってしまった方が早いと思います。

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既にお話しした通り、弥生では今年から自社開発をしたe-Taxモジュールを提供しています。ICカードリーダーライターを使える状態にし、e-Taxの初期設定さえしてしまえば、実はもうあまり書くことがありません(笑)。弥生ならでは、ということで、ソフトの誘導に従えば、迷う余地なくあっという間にe-Taxでの電子申告が完了します。一度使っていただければ、これまでのe-Taxと比べ、圧倒的にシンプル、簡単になっていることがご理解いただけるかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 20:40 | TrackBack(0) | 弥生

2020年02月17日

申告書作成 - クラウドアプリ編

いよいよ今日から今年の確定申告が始まりました。確定申告期の特集企画(?)ということで、帳簿付け〜申告書作成〜e-Taxによる申告までを、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)とやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)それぞれで簡単にご紹介したいと思います。前回やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)での帳簿付けについてご紹介しましたが、今回は、申告書の作成についてご紹介します。

これまでにもお話ししていますが、弥生の特徴は、ソフトウェアの誘導に従っていただければ、税金に関する知識がなくても申告書を作成できてしまう、という点。

今回、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインは、新たに申告書第三表に対応していますが、これも、ソフトウェアの誘導に従っていただければ、自然と作成ができるようになっています。第三表は分離課税用というもので、例えば株式等の譲渡所得があり、それを源泉徴収で終わらせるのではなく、確定申告により、他の所得と分離して税金を計算する(申告分離課税という言い方をします)場合に使用します。

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これは実際に、第三表に該当する所得があるかどうかを確認する画面です。当然のことながら、「第三表を作成しますか」という聞き方はしません。一般の方は、そもそも第三表が何かもわからないですし、どういう時に必要なのかもご存じありませんから。やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインでは、実際にどういった所得があったのかをソフトウェアが確認し、結果として必要であれば、第三表を作成するために必要な情報を入力するための画面が表示されます。

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迷わないように、間違わないようにお客さまをガイドするというのは最初から最後まで徹底しています。

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これは所得控除の入力画面ですが、適用できない場合には、その旨明確に表示されるようになっています。私も過去愛用(?)していた勤労学生控除は、所得金額が65万円以下の場合のみに受けることができますが、この場合は、それを超過しているため、「※合計所得金額が65万円を超えているため、勤労学生控除を受けられません」と明記されています。

一昨年の法令改正によって、格段に難しくなったのが配偶者(特別)控除。本人の所得金額と配偶者の所得金額に応じて、配偶者控除もしくは配偶者特別控除が受けられる/受けられないが決まってきます。この場合には、「※本人の合計所得金額が1,000万円を超えているため、配偶者(特別)控除は受けられません」と明記されています。これであれば間違うことはありませんよね。

扶養控除もややトリッキーです。例えば12歳の子どもがいれば、当然扶養の対象であり、だから扶養控除の対象と思いがちですが、子ども手当にからむ法令改正の結果、16歳未満の子どもは扶養控除の対象になりません。一方で、16歳未満の子どもは、第二表の「住民税・事業税に関する事項」には記載する必要があります。やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインでは、家族の情報を事実通りに入力すれば、扶養控除の対象になる/ならないを自動的に判定します。また、必要に応じ第二表には記載するといった制御をソフトウェアが行っています。こういった部分も、弥生ならあんしん、です。
posted by 岡本浩一郎 at 20:27 | TrackBack(0) | 弥生

2020年02月14日

帳簿付け - クラウドアプリ編

いよいよ来週月曜日から今年の確定申告が始まります。ということで、今回から今月末までかけて、帳簿付け〜申告書作成〜e-Taxによる申告までを、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)とやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)それぞれで簡単にご紹介したいと思います。まずはやよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)での帳簿付けから。

確定申告は、一年間の売上/費用を集計し、それをもとに課税対象となる所得とそれによって決まる税額を申告するものですから、まずは、一年間の売上/費用を漏れなく帳簿に記入しなければなりません。これは、昨年一年間を通じて逐次帳簿付けをしているのが本筋ではあるのですが、いや、わかります、やらなければと思いながら、結局一年が終わってしまったんですよね。現実問題としては、決して珍しい話ではありません。

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やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインでは、取引を入力する方法として、大きく「かんたん取引入力」と「スマート取引取込」という二種類の方法があります。

かんたん取引入力は、「携帯電話代の支払い」など取引を指定し、あとは日付/金額などを入れる方法です。会計ソフトと言えば、「仕訳」、「仕訳 = 難解」とイメージされがちですが、かんたん取引入力は取引を選ぶだけですから、仕訳の知識は基本的に不要です。かんたん取引入力でおススメなのは、同じような取引を「同じ取引を続けて登録」というオプションを使って、一年分まとめて入力してしまうこと。この方法であれば、携帯電話代を一年分入力するのもあっという間です。

ただ、いくら仕訳の知識が不要であり、入力が簡単でも、取引の件数が多ければ、それなりに時間はかかります。例えば、独立エンジニアとして活躍しており、月の売上は基本的に1件だけ、経費も携帯電話代や家賃など毎月決まった数件という規模感であれば、かんたん取引入力でも全く問題ありません。集中してやれば1時間もあれば帳簿付けを終えることも可能です。ただ、取引の件数が多いという場合は、弥生としてのおススメは、もう一つのスマート取引取込です。

スマート取引取込は、インターネットバンキングなどと連携し、銀行明細などの取引情報をデジタルで取り込み、それを自動で仕訳として記録する機能です。スマート取引取込で取り込める取引は多岐に渡りますが、やはりメジャーなのは、銀行明細でしょうか。携帯電話代は口座引落しになっていることも多いかと思いますが、スマート取引取込を使えば、手入力なしで一年分を一気に取込み/仕訳することが可能です。いやいや携帯電話代はクレジットカード決済だという方もご安心ください。クレジットカードの明細を取り込むこともできます。

これまで銀行やクレジットカードの明細の取込みはスクレイピングというインターネットバンキングの情報を機械がかき集めてくる手法が中心でした。これは、色々な金融機関に対応しやすい一方で、インターネットバンキングのサイトに変化があると、突然取り込めなくなるなど、やや安定性に欠ける部分もありました。ここ一年ほどで、金融機関が用意したAPIというインターフェイスを利用する方式に切り替わりつつあり、結果的に、より安定的に使えるようになってきています。住信SBIネット銀行/ジャパンネット銀行/楽天銀行/みずほ銀行/千葉銀行/JCBなど、このAPI方式で取り込める金融機関はまだ限られていますが、この先API接続は続々と増える予定です。スマート取引取込は今はまだ使っている人は使っている、という状況ですが、API連携の広がりとともに、徐々に使うことが当たり前になっていくのではないかと考えています。

スマート取引取込のメリットは一度設定してしまえば、後はほとんど手間いらずということ。今回は、昨年分の取引をいかに早く入力するかが重要ですが、このタイミングでスマート取引取込を設定すれば、今年分の取引はほぼ自動で入力されるようになります。
posted by 岡本浩一郎 at 22:48 | TrackBack(0) | 弥生

2020年02月12日

e-Taxモジュール

前回少しお話ししましたが、弥生の今年の確定申告向けの新機能での最大のトピックは、e-Taxモジュールの提供開始です。弥生ではこれまでも当然のごとく電子申告(e-Tax)に対応してきましたが、これまでは、弥生でe-Tax用のファイルを書き出し、それを国税庁が提供するe-Taxソフトで読み込んで電子申告を行うという二段階になっていました。e-Taxソフトと言っても、国税庁が電子申告のために提供しているソフトウェア/サービスには、確定申告書作成コーナーe-Taxソフトe-Taxソフト(Web版)という三種類があり、どれがどれだかが非常にわかりにくい。また、やよいの青色申告(デスクトップアプリ)をご利用の場合には、e-Taxソフト(これ自体もデスクトップアプリ)と、一方で、やよいの青色申告 オンライン(クラウドアプリ)をご利用の場合には、e-Taxソフト(Web版)と、という組み合わせもあり、ますますわかりにくくなっていました。

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これに対し、今回弥生が提供を開始したe-Taxモジュールは、国税庁が提供しているインターフェイスをもとに弥生が自社で開発したもので、弥生ユーザーであれば、これで電子申告が完結します。すなわち、弥生からデータを書き出してという手間がなく、また、どれと組み合わせればと悩む必要もありません。やよいの青色申告 20、もしくは、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで「電子申告(e-Tax)」というボタンをクリックすれば、後は、ソフトがナビゲートしてくれ、電子申告を完了させることができます。

このe-Taxモジュールは、Electronという技術を採用しています。これは、「HTML、CSS、JavaScriptのようなWeb技術で、macOS、Windows、Linuxに対応したデスクトップアプリケーションをつくることができる」ものです。やよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)のどちらを利用していても、e-Taxの際には、このモジュールが立ち上がり、e-Taxを行うことができます。今年の確定申告に向けては、Windows向けのみの提供とはなりますが、来年の確定申告に向けては、Mac向けにもこのe-Taxモジュールを提供する予定です。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、来年の確定申告(今年の所得の来年の申告)からは、電子申告をしているかどうかで、青色申告特別控除の額が変わります。当然、弥生としては、少しでも節税できるよう、電子申告をおススメします。ただ、これまでのやり方では、電子申告のハードルがそれなりに高かったのも事実。今回のe-Taxモジュールの提供によって(Macユーザーにはもう一年お待ちいただくことになってしまいますが)、電子申告を誰でもできる、当たり前のものにしたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:19 | TrackBack(0) | 弥生

2020年02月07日

どこが変わった? (弥生編)

前回は、確定申告で必要となる帳票が今年どのように変わったのかをお話ししましたが、今回は、弥生のソフトウェア、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)、および、やよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)がどのように変わったのかについてお話ししたいと思います。

まず、当然のこととして、前回お話しした帳票の変更点に対応しています。弥生のソフトウェアの最新版をご利用いただければ、自動的に最新の帳票に対応しています。

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単純に帳票として対応しているというだけではなく、例えば前回お話しした、給与所得があり年末調整を受けた方で、年末調整で適用された控除のままでいいという方は、小計行だけ記載すればいい、といったことをしっかりとナビゲートします。

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やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)では、今回の確定申告から第三表の出力に対応しました。事業所得だけの確定申告は基本的に第一表と第二表だけで完結するのですが、第三表は分離課税用というもので、例えば株式等の譲渡所得があり、それを源泉徴収で終わらせるのではなく、確定申告により、他の所得と分離して税金を計算する(申告分離課税という言い方をします)場合に使用します。これによって、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで申告を完結できる方が一層増えたことになります。

デスクトップアプリであるやよいの青色申告 20では、従前から、第三表に加え、第四表(損失申告)にも対応しています。今回、デスクトップアプリでは、医療費控除の入力時に、手で一件一件入力するのではなく、国税庁が提供している医療費集計フォーム(Excelのスプレッドシート)に記入しておけば、それをそのまま取り込めるという機能を追加しました。医療費の件数が多い場合には、Excelでコピーペースト等を駆使して入力した方が早いこともありますので、その場合は、医療費集計フォームを使っていただき、それをやよいの青色申告 20で取り込むことができるということです。

もちろん以前から何回も(しつこく?)お話ししている弥生なら当たり前は、今回も「当たり前」です。非常に細かい部分も含め、使い勝手の改善を積み重ねています。

今年の確定申告向けの新機能での最大のトピックは、e-Taxモジュールの提供開始。弥生ではこれまでも当然のごとく電子申告(e-Tax)に対応してきましたが、これまでは、弥生でe-Tax用のファイルを書き出し、それを国税庁が提供するe-Taxソフトで読み込んでe-Taxを行うという二段階になっていました。弥生が今回提供を開始したe-Taxモジュールを活用すれば、弥生のアプリから直接e-Taxを行うことができます。このe-Taxモジュールについては、次回もう少し詳しくお話ししたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:14 | TrackBack(0) | 弥生

2020年02月05日

どこが変わった?

事業所得の確定申告では、所得税青色申告決算書(青色申告)もしくは収支内訳書(白色申告)と、確定申告書Bという二種類の帳票を作成、提出する必要があります。前者は事業の収支をまとめたもの、後者は事業所得以外も含め全ての所得を合計し、支払うべき所得税を計算するための帳票です(これ以外に所得の状況によって、付表等が必要になることもありますが、この二種類は必ず必要になります)。

これらの帳票は毎年大なり小なり変更が入るのですが、今年は変更が大きめです。年表記が「令和0_」年分となったところはまずパッと目につくところ。

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所得税青色申告決算書/収支内訳書は例年そこまでの変更はないのですが、今年は昨年10月に軽減税率制度が導入されたことに伴い、裏面の売上(収入)金額および仕入金額を集計する項目において、「うち軽減税率対象」という項目が追加されています。

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確定申告書Bについては、一枚目(第一表)の左下にある所得から差し引かれる金額(所得控除)の項目が大きく見直しになりました。項目が新しく追加になったわけではないのですが、並びが大きく変わり、途中に「(10)から(20)までの計」という小計行が追加されました。あれ、今回のもの、どこかで見たことがあるという方、鋭い。実は確定申告書と一口に言っても、用途が限定された「A」という様式と、万能な「B」という様式があるのですが、「B」様式での所得控除の様式が、これまでの「A」と同様なものに統一されたのです。

「(10)から(20)までの計」という小計行の上にある控除は、年末調整でも適用できる控除であり、一方で、その下にある控除は、確定申告でしか適用できない控除です。今回、「B」様式で所得控除欄の記載が見直しになると同時に、これまでの「A」様式と同様に、給与所得があり年末調整を受けた方で、年末調整で適用された控除のままでいいという方は、小計行だけ記載すれば、生命保険料控除などの内訳を書かなくてもよいということになりました。

事業所得はBしか対応していないので、必ずBを利用することになるのですが、給与所得と事業所得両方があって、基本的な控除は給与所得の年末調整で適用されている、という方には少しラクになるかと思います。

多くの方にとって、所得税青色申告決算書や確定申告書は年に一回しか見ないもの。それだけにその変化には気付きにくいかもしれません。でも実は毎年何だかんだと変わっているのです。もっとも、弥生をご利用であれば、その年の最新の様式に対応していますから、基本的に変化点を意識していただく必要はないんですけどね。

なお、今回の確定申告の変更点については、こちらのスモビバ記事も参考になるかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:41 | TrackBack(0) | 税金・法令

2020年02月03日

まずはおさらい

いよいよ2月になりました。確定申告期間ももうすぐそこまで迫ってきています。今月は確定申告について、じっくりとお話ししたいと思いますが、まずは基礎のおさらいから。

確定申告というと、したことがないという方から、プロ(?)並みという方まで、様々かと思います。私自身は18才の時からですから、確定申告歴はもう30年以上。比較的経験豊富な方でしょうか(笑)。大学時代に雑誌のライターをしており、原稿料を稼いでいたのですが、原稿料は源泉徴収されます。稼いでいたと言っても、そこまでの金額ではないため、確定申告で勤労学生控除を活用することによって、所得税はゼロに。結果的に、この源泉徴収分を取り返すことができていました。

私の原稿料はそこまでの金額でもなく、何よりも事業として営んでいるという意識がありませんでしたが、最近でいうと大学生でもLINEのスタンプ販売、あるいはYouTuberとして、結構な収入を得ていることもあるのかもしれません。この場合は、開業届を出し、事業として営んでいることにすれば、事業所得になります。

事業所得(特に青色申告)には様々なメリットがありますが、そのメリットを享受するためには、2月中旬から3月中旬にかけての確定申告が必要になります。2月中旬から3月中旬と書きましたが、正確には2月16日から3月15日の一ヶ月間です。これは、曜日の関係で前後することがあり、今年は2月16日、3月15日ともに日曜日のため、2月17日(月)から3月16日(月)までとなります。

ただし、還付申告の場合には、この期限の前に申告を済ませることができます。昨今はふるさと納税を行って確定申告をするケースも増えていると思いますが、この場合には基本的には還付となりますから、期限前の申告が可能です。私は給与所得なので、残念ながら青色申告のメリットは享受できないのですが(残念)、ふるさと納税は活用していますので、早めに確定申告を済ませてしまいたいと思います。

なお、確定申告とは、については、こちらのスモビバの記事がよくまとまっていますので、一読をおススメします。
posted by 岡本浩一郎 at 16:48 | TrackBack(0) | 税金・法令

2020年01月30日

PAP10,000!

既にプレスリリースで発表していますが、弥生の会計事務所向けパートナープログラム「弥生PAP(Professional Advisor Program)」の会員数が2019年12月末に10,000事務所を突破しました。

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もともと2000年に(当時の親会社Intuitを冠し)IPAPとして始まり、2003年に現在の弥生PAPとなりましたが、特にここ10年程度は会員数が堅調に増えてきました。ペースに若干のでこぼこはありますが、これまで概ね6〜8ヶ月程度で500会員ずつ増え、このたびついに大台となる10,000に到達しました。9,500会員を突破した際に、「このままのペースで行けば、早ければ年内、遅くとも来年早々には10,000会員を達成するのではないか」と書きましたが、予想通りに達成となりました。

日本全国には会計事務所が約30,000あると言われています。ただし、定年のない職業だけに事実上営業していない事務所も一定数存在すると言われており、実数としては30,000を切っているものと思われます。その中での10,000ですから、多いと言えば多いし、少ないと言えば少ない。

では、今後も会員数を増やし、いつか20,000となるのか、あるいはどこかでは30,000となるのか。足元でも会員数増加のペースは鈍っていませんし、おそらくこのままいけば1万数千には自然と増えていくのではないかと思います。しかし、単純に増やすことを目的とはしませんし、結果的に、30,000はもちろん、20,000になることもないと思っています。

弥生PAPは、あくまでもパートナー制度。会計事務所と弥生は、中小企業や個人事業主という共通のお客さまにそれぞれの価値を提供する同志(パートナー)です。これは、私が日頃から公言していることですが、弥生にとって会計事務所は「お客さま」ではありません。事実として、弥生は弥生PAP会員から年間6万円という会費はいただいていますが、これは基本的に弥生PAP会員制度を運営するための必要経費に過ぎません。会費ゼロだと、有象無象の方が入ってしまうので、一定のハードルを設けているという側面もあります(逆に売上として見込むのであれば、もっといただいています、笑)。

お客さまであれば、もちろん数が多いのはいいこと。お客さまの数が増えるほど、価値を提供できている訳ですし、結果的に売上も増える訳ですから。しかし、パートナーについては多いことがいいことではありません。大事なのは、パートナーとして価値観を共有できているか。お客さまの事業の成功をどのように支援しようとしているのか、そしてその際にITの力をどのように活用しているのか。業務のあり方が変わる中で、率先して変わろうとしているのか。こういった価値観を共有できているかどうかを考えると、この先PAP会員数が無限に増えていくことはないと考えています。

一方で、パートナーの数が多いことにも意味はあると思っています。なぜならば、弥生は日本全国津々浦々の事業者のお手伝いをしていますし、また、パートナーとして共にお手伝いする会計事務所にも、色々なあり方があるから。会計事務所のあり方が一つに絞られるのであれば、例えば定型的なサービスを均質に全国どこでも提供できることが唯一の解なのであれば、極端な話、パートナーは一社でもいいかもしれません。しかし、弥生は、会計事務所には様々なあり方があると考えています。もちろん、規模を追求するのも一つのあり方。逆に、税理士ひとりで、とことんその先生ならではの価値を追求するのもまた一つのあり方だと思っています。他にも、付加価値追求(経営計画や資金調達など)、業種特化(飲食業など)、客層特化(ベンチャーなど)、税目特化(相続税など)、そしてもちろん地元密着など、様々なあり方があります。日本全国で、様々なタイプの会計事務所とパートナーであろうとすると、やはり一定の数は必要になってきます。

そういった意味で、10,000というのは、よい規模になったと思っています。誰でも彼でもではない。弥生のパートナーの会計事務所もあれば、そうでない会計事務所もある。同時に、事業者の方は、日本全国どこでも、自社の方が求めるタイプの弥生のパートナー会計事務所を見つけることができる。今後も自然体で弥生PAP会員数は増えていくと思いますが、数以上に、様々なお客さまの様々なニーズにお応えできるよう、パートナーシップの強さを追求していきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:55 | TrackBack(0) | 弥生

2020年01月28日

ついにゲット!

昨日1/27朝に自転車で(寒かった…)地元の神奈川区役所へ。予約は9:30だったのですが、気合が入っていたためか9:20頃には到着。幸いにして、9:30まで待たずともすぐに受付してもらえました。これはすぐに終わるかも、と淡い期待を抱いたものの、持参した書類(交付通知書と通知カード)の確認と本人確認後はしばらく待つことに。それなりに待った後に暗証番号(パスワード)の設定作業を行い、ようやくマイナンバーカードを手にすることができました。

暗証番号は、タッチパネルを使い、自分で入力します。マイナンバーカードに設定される暗証番号は、(1)署名用電子証明書/(2)利用者証明用電子証明書/(3)住民基本台帳用/(4)券面事項入力補助用の4種類。(1)署名用電子証明書の暗証番号は、「インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します」ということで、代表例がe-Taxです。(2)利用者証明用電子証明書の暗証番号は「インターネットサイトやキオスク端末等にログイン等をする際に利用します」ということで、代表例で言えばマイナポータルにログインする際に利用するようです。では、(3)/(4)はというと…、正直よくわかりません。

(1)は、「英数字6 文字以上 16 文字以下。英字は大文字のAからZまで、数字は0から9までが利用でき、いずれも1つ以上が必要」となっています。いわゆる一般的なパスワードの様式ですが、英字小文字が使えないのは驚きました。タッチパネルで入力させる際に、大文字と小文字を使い分けるのが難しいという判断なのでしょうか。より強力なパスワードということで、記号など使える文字種を増やす方向にある中で、(ダメとはいいませんが)ちょっとどうなのかな、と思います。

(2)/(3)/(4)は、数字4桁。「同じ暗証番号を設定することもできます」とのことですが、実際に設定する際には、デフォルトでは、同じ番号を使うようになっていましたので、「希望する場合には別々の暗証番号を設定することもできます」という方が正しいように思います。私自身はどうしようかと思ったのですが、(3)/(4)をどういったケースで使うのか見えない中で、別々に設定しても忘れるだけと判断し、今回は三つとも同じ番号としました。

結局マイナンバーカードを受領したのは9:50前。都合30分ぐらいはかかったことになります。政府としては、全国民にマイナンバーカードを持たせたいようですが、肝心な交付がこのスピードだと、皆に行き届くのはいつになるのやら、という感じです。もっとも、交付の際に本人確認がきちんとされることが大前提ですから、とにかく早ければいいということでもないと思いますが。

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ということで、私のマイナンバーカードはこちら。噂の(笑)マイナンバー自体は見えなくする目隠しスリーブに入れて渡されます(マイナンバーは右側(下側)の写真の磁気ストライプの下の灰色目隠しの下に記載されています)。一方で、注意が必要なのは、右側(下側)の写真の左下にある模様。この写真ではマスキングしていますが、実際にはQRコードが印刷されています。このQRコードの正体はマイナンバーそのもの。スマホで読み取ればまさに個人番号そのものですから、調子にのって、そのまま写真を公開しないように気を付ける必要があります。数字のマイナンバーは目隠ししつつ、QRコードは目隠ししない理由はこちらだそうです。うーん、わかったようなわからないような、という感じです。

個人的には、そもそもマイナンバーはIDであって、パスワードではない以上、マイナンバーを隠す必要自体がないと考えています。ただ、立場上あまり無茶をできないので(苦笑)、今回の写真は目隠しした状態です。

計1ヶ月半と長かったマイナンバーカード取得の旅もこれで終わりですが(笑)、実際の旅はこれから。そう、いよいよ確定申告の時期が近付いてきました。既に弥生では、デスクトップアプリは先週に、クラウドアプリは今日から、2019年(令和1年)分の確定申告機能を提供開始しています。来月からは、今回取得したマイナンバーカードを利用して、実際の申告書作成とe-Taxによる電子申告をレポートしてみたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 15:45 | TrackBack(0) | ビジネス