2017年10月17日

社員総会 2017

この10月より新年度が始まったということで、先週金曜(10/13)に、社員総会を開催しました。この日は一年に一度、全国から正社員(総合職)が全員東京に集結します。去年からはMisocaも合流しましたし、今年からはALTのメンバーも参加。ここ何年か同じ会場なのですが、今回はかなり一杯いっぱい。来年までは何とかなるかもしれませんが、再来年ともなると新しい会場が必要になりそうです(が、そうすると会場費が一気に高くなると、人事総務部長のTさんが心配しておりました)。

社員総会では、午後いっぱいかけて、終了した一年を振り返ると同時に、新しい一年間、チーム弥生(&Misoca&ALT)として何を目指すべきかをじっくりと共有します。今回は、弥生シリーズ 30周年という節目の年にあたるため、前期/今期だけを語るのではなく、過去は30年間前から、将来は10年先までをカバーすることになりました。過去については、私も知らない事実が結構あり、勉強になりました(笑)。ここ10年の振り返りでは、長い道のりでありつつ、あっという間だったな、と一人で感慨にふけっていたのはここだけの秘密。

色々あった30年ではありましたが、振り返ってみればよい思い出。ただ、これから先は、更なるチャレンジが待ち受けています。これから先の10年は、これまでの10年以上の(ある面においては、過去30年で経験した以上の)変化が待ち受けていると思いますし、そんな環境において今後もより多くのお客さまに価値を提供し続けるためには、一にも二にも、弥生自身が意思を持って能動的に進化を続けることだと思っています。

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今回は弥生シリーズ30周年記念ということで、様々な趣向が凝らされていていい記念になりました。ビジネスセッションの後のビアバストも大盛り上がり。インスタ映えしそうなネタがゴロゴロしておりましたが、おそらく遠からず弥生のコーポレートブログで紹介されるのではないかと思います(と思ったら今日アップされていました)。社員総会を企画/運営して頂いた皆さん、お疲れさまでした。

ビアバストの後も、二次会/三次会と続き、帰宅したのは3時過ぎ。さすがにヘロヘロです。これは予想通りということで、土曜日は予定通り完全休養の一日となりました。
posted by 岡本浩一郎 at 19:50 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月13日

大阪 20周年

今からちょうど20年前の今日、1997年10月13日、弥生(当時はインテュイット)は、大阪・南港にカスタマーセンターをオープンしました。当時のお客さまサポートは、通常のオフィスの一画でこじんまりと電話を受けるというのが一般的で、まだコールセンター(弥生ではカスタマーセンターと読んでいますが)という用語自体が珍しい時代でした。お客さまサポートを片手間でやるのではなく、キチンとした組織、キチンとした施設でキチンとやろうという発想は、今でこそ珍しくありませんが、当時は外資系ならではのものでした。

当時の「キチンとした施設」も19年経過した頃にはだいぶ老朽化が目立ち、昨年のゴールデンウィークに南港から淀屋橋に引っ越したのは本ブログでもお話しした通りです。

これも本ブログでお話ししましたが、弥生のもう一つのカスタマーセンターである札幌カスタマーセンターは、今年の7月3日に開設10周年を迎えました。この20年間、大阪と札幌で対応したお客さまからのお問合せは、累計で1,000万件以上に及びます(残念ながら正確な数字はないのですが、はっきりとした数字が残っているここ9年だけでも約850万件なので、20年では千数百万件にはなるのではないかと思います)。

日々お受けしているお問合せ一件一件も、年数が経ち、当然その中でお客さまの数も増える中で、振り返ってみるとものすごい数になっているものだと思います。

札幌の10周年、大阪の20周年というだけでも大きな節目ですが、今年は同時に、「弥生シリーズ」が30周年。初めて「弥生」の名前を冠したソフトウェア「青色申告会計 弥生」の発売を開始したのが、これもまたちょうど30年前の1987年10月です。

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10周年、20周年、30周年。今年は弥生にとってメモリアルイヤーです。ただ、ここで満足してはいません。ここまで歩み続けられたことには感謝しつつ、今後も10年、20年、30年とお客さまを支え続けられるように、さらなる進化を遂げていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 11:42 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月12日

弥生 18 シリーズは10/20(金)発売

本日、弥生はデスクトップアプリケーションの新製品「弥生 18 シリーズ」を来たる10月20日(金)に一斉発売することを発表しました

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今回も様々な機能強化ポイントがありますが、今回の機能強化の柱の一つは、デスクトップアプリケーションである弥生 18 シリーズとクラウドの連携による利便性向上。弥生会計 18/やよいの青色申告 18では、これまでもご利用頂いているクラウドを活用した機能、スマート取引取込、そして弥生ドライブを強化しています。

また、新たに弥生給与と、この1月に提供を開始したやよいの給与明細 オンラインの連携機能を実現しました。この連携を使えば、月々は事業者がやよいの給与明細 オンラインで給与明細を作り、年末調整の際には、データ連携した上で、会計事務所が年末調整の作業を行うことが可能になります。

弥生は、お客さまのニーズにあわせて、お客さまに選択肢を提供します。デスクトップだけ、あるいは、クラウドだけではなく、デスクトップも、クラウドも提供。さらに、デスクトップとクラウドを連携させることによって更なる利便性を実現します。

弥生 18 シリーズについては、今後本ブログでより詳細をお話ししたいと思っています。
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2017年10月10日

PAPカンファレンス 2017秋

いよいよ新製品発売までカウントダウンということで、会計事務所パートナー向けのカンファレンスであるPAPカンファレンスを開催します。まずは明日(11日、水)、名古屋での開催からスタートします。

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今月は来週(18日、水)の東京、再来週(25日、水)の大阪と続きます。そして来月には、11/9(木)の仙台、11/14(火)の広島、11/17(金)の福岡と続き、最後が11/22(水)の札幌での開催となります。今回も福岡だけ金曜日の開催が目を引きますが、その理由は「だって福岡だから」だそうです。素直でよろしい(笑)。

PAPカンファレンスというと、この間開催したばかりと思われるかもしれません。確かの前回の開催は6月ですから、前回が春、今回が秋といえ、やや間隔が短いように見えるかもしれません。しかし前回はまだお話できなかった新しいトピックもしっかり用意していますし、前回もお話しした業務の自動化については、より突っ込んだ内容になる予定です。今回も事例紹介を予定していますが、会計業務 3.0が着実に浸透しつつあることを実感頂けるかと思います。

前回のカンファレンスで方向性を見出した方が、今回のカンファレンスを通じて一歩踏み出す機会に、また同時に、既に一歩を踏み出した方にとっても、より効果を生んで頂くためのノウハウを得る場にできればと考えています。

明日の名古屋会場については、定員に近いお申し込みを頂いていますが、来週以降の東京/大阪については会場のキャパシティが大きいこともあって、まだ座席に余裕はあるようです。ぜひ多くの方にご参加頂ければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 21:43 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月05日

学生のうちに

今週月曜日は、期初の一日でしたが、同時に、来年4月の新卒入社予定者の内定式でもありました。今回内定となったのは4名。ご承知のように、一昔前の就職氷河期とうって変わって、今は圧倒的な「売り手市場」。そんな中で弥生を選んで頂いた4名には本当に感謝しています。売り手市場の中で企業の人事部が恐れるのが、内定辞退ですが、幸いにして予定通り全員が揃っての内定式となりました。

内定辞退が見込まれるのであれば、多めに内定を出しておこう、と考える企業もあるかもしれませんが、そうするとどうしても一人ひとりに対するケアが薄くなりますし、そもそも、採用する上での基準を妥協するようでは本末転倒です。

弥生の場合、本来は6名(ご縁があれば8名)採用したいところ。ただ、とりあえず多めに採用して、入社後会社と合わなかったら残念でした、というのはあまりに無責任です。入社して頂いた以上、確実に10年20年30年と活躍して頂けるように、と考えると、選考の基準を妥協することはできず、結果的に4名の内定に落ち着きました。

内定式では、一人ひとりに内定通知書をお渡しします。人数が多ければ、二人目からは「以下同文」となりがちですが、一人ひとり想いを込めてキチンと読み上げることができるのは、少人数採用のいいところです。その後は、内定者の自己紹介。パワーポイントを使った立派なプレゼンテーションです。少し前までは、パワーポイントの扱いに慣れていない学生の方も多かったのですが、今回の4人は、中身はもちろん、パワーポイントの扱いも見事なものでした。やはり、早いタイミングからこういったツールに触れる機会が増えているのでしょうね(ただ、そのうち、いわゆるQWERキーボードでなく、フリック入力の方がいいという人も出てきそうです、笑)。

今回内定となった4名の入社まであと半年。チーム弥生の一員として一緒に歩める日をとても楽しみにしています。一方で、4名の方にとっては、充実した半年にしてほしいと思っています。「楽しいのは学生のうちだから、今のうちに精一杯楽しんでおいた方がいい」という先輩方もいらっしゃいますが、私個人としては、社会人になってからも、楽しいことは山ほどあるので、そんなに焦る必要はないと思っています。何よりも、学生の本分は学業ですから、それをキチンと仕上げるべきですよね。

もっとも、学生時代の方が色々なことを試せるのは事実。私の場合は、社会人になったら絶対にやらないであろう仕事を試してみたいと思って、一年間、ホテルのフロント(夜勤)のバイトをしました。このバイトで得た、オタクだと思っていた自分が、意外に人と接することが好きだという発見が、今のキャリアにつながっているような気もします。
posted by 岡本浩一郎 at 17:37 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月02日

FY18スタート

先週金曜日で、弥生の2017年度(FY17)は営業日ベースで終了。これまでにもお話ししていますが、弥生のビジネスは仕込みが重要で、営業で追い込みをかけることはない(かけても意味がない)ため、期末最終日といえども、いつも通りの一日でした。

月末だし、金曜日だし、ということで、少し飲みに行きませんか、と社内で軽く声をかけたところ、営業責任者のNさんは午後休を取得しているということ。営業の責任者が期末の最終日にお休みをとれる会社はなかなかないですよね(自慢です)。よく考えると、金曜日はスケジュール変更も噂される「プレミアム・フライデー」。さすが、時代を常に先取りするNさんです(笑)。

さて、週が明けて今日からは2018年度(FY18)がスタートです。FY17については、数値面ではほぼ計画通りの着地を見込んでおり、まずまずな一年でした。一方で、いくつかの重要な点において充分な成果を出し切ることができていないのも事実です。例えば、法人におけるクラウド会計ソフトの普及。個人事業主向けのクラウド会計ソフトは着実に普及が進んでおり(それでも普及率という意味ではまだまだですが)、その中で弥生は過半のシェアを占めることができています。これに対して、法人でのクラウド会計ソフトの普及は率直に言ってまだまだ。

普及活動をしている中で改めて実感するのは、お客さまにとってクラウドは目的ではなく、手段でしかないということ。まだ利用者の少ない弥生会計 オンラインよりは、デスクトップアプリである弥生会計と、クラウドサービスである弥生ドライブ/スマート取引取込を組み合わせて、デスクトップとクラウドの利便性を組み合わせるというお客さまの方が多いのが現実です。弥生としては、それはそれでok。もちろん、弥生会計 オンラインは、今後も時間をかけてじっくりと育てていきますが、それ以上に、デスクトップでも、クラウドでも、お客さまに選択肢を提供し、お客さまに合ったやり方で、利便性を実感して頂くことが重要だと考えています。

Misocaと共に、企業間取引の新しい形を示すという目標もまだまだ道半ばです。Misocaは着実に進化を続けており、Misocaユーザー間での受発注機能など、目指す姿の片鱗は見えてきています。ただ、目指す姿の全体像からすると、まだまだ入り口にすぎません。

オリックスグループの力を活用したFinTech領域での取り組みについては、ALT株式会社の立上げにつながったことはこれまでもお話ししてきた通りです。サービス開始に向けて全力で準備を進めていますが、実際にご利用頂けるまでにはもう少し時間がかかります。

FY18は、数字面だけでなく、FY17以前から手掛けてきた案件が着実に結実する一年にしたいと思っています。いずれも、ここまでにもじっくり時間をかけてきた案件です。クラウド会計への取り組みはもう5年以上ですし、ALTに関しても、実は2年近く前から準備を進めてきています。短期的な成果だけを追うのではなく、長期的な取り組みができることが弥生の強み。そういった意味で、一日を焦る必要はないと思っています。それでも、着実に成果となるよう、一日一日を大事に、着実に前に進めていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:41 | TrackBack(0) | 弥生

2017年09月28日

4色

先々週の金曜日に、カスタマーセンター総会を開催しました。弥生のカスタマーセンターは大阪と札幌の2拠点ですが、同日に総会を開催します。私自身は、毎年大阪と札幌交互に参加しており、今年は大阪での参加となりました。

カスタマーセンターでの電話の受付は通常は17:30までですが、この日だけは16:00までとさせて頂き、全員急いで総会の会場に移動します。大阪は昨年淀屋橋に移転しましたが、近辺に総会向けの良い会場がなく、地下鉄で2駅離れたホテル日航大阪に大慌てでの移動です。この点、札幌はビル内にホテル(ホテルモントレエーデルホフ札幌)があり、その宴会場を利用するため、移動はラクラクです。

16:30から18:30までは、まずはビジネスセッション。私はトップバッターとして、間もなく終わるFY17の総括、そしてFY18の全社目標について話しました。この他、カスタマーセンターの総括/これから目指すべきことの共有や、カスタマーセンター内の表彰制度である「ゴールデンアロー賞」の表彰など、盛り沢山で、2時間はあっという間です。

ビジネスセッションが終わったら会場を移動して(ホテル日航大阪最上階の宴会場)、お楽しみのビアバスト(懇親会)です。

今回、大阪側での企画として、「弥生製品にちなんだピンク・緑・青・オレンジの4色の内、1色をファッションに取り入れる」というテーマで、「全員参加型のベストコーディネートコンテスト」を開催しました。私は審査員なので、審査対象にはならないのですが、こういったお祭りになると血が騒ぐ性格ゆえ、こっそりと、アロハシャツを4枚持参しての大阪入り。朝大阪入りした段階では青、ビジネスセッションで表彰を行う際にはオレンジ、ビアバストでの乾杯の挨拶時には緑、そしてコンテストの審査員役の際にはピンクと、総会中に都合3回も着替えることになりました。

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ひょっとして全く気が付かれなかったらどうしようと心配していたのですが、オレンジに着替えて登壇した段階でどよめきが。この際、札幌の総会会場ともスカイプでつないでいたのですが、札幌からもどよめき? 笑い声?が聞こえてきました。やって良かった(笑)。ちなみに、私は全く同じ柄のアロハシャツを10枚以上所有しており(後で数えたら12色ありました)、大抵の色のリクエストには応えられます(笑)。

ビアバストが終わった後も、有志で2次会(なぜか卓球をやっていた記憶が…)、そして締めは夜中2時のラーメンとフルコースの一日となりました。

FY17ももうすぐ終わり。カスタマーセンターの皆さん、一年間お疲れさまでした。そしてFY18も宜しくお願い致します!
posted by 岡本浩一郎 at 19:26 | TrackBack(0) | 弥生

2017年09月26日

これもご縁

前回お話ししたALTの基幹システムとして採用したCloud Lending Solutions社(CLS社)のCLシリーズ。ALTの業務のベースとなる重要なシステムですから、昨年末から今年春にかけて、RFP(Request For Proposal, 提案依頼書)を複数のベンダーに提示し、様々なシステムの中から慎重に選定しました。

ただ実は、CLSとはこのシステム選定プロセスのだいぶ前、昨年の春に運命的な(?)出会いがあったのでした。

弥生がAlternative Lendingという新しい事業の検討を始めたのが、2015年の末。今から2年近く前です。2016年の春には、海外の事例調査を行ったのですが、この際に、ビジネススクールの卒業生を中心としたメーリングリストに、Lending ClubKabbageなどの海外プレーヤーの紹介を依頼し、自分が知っている人もあれば、全く知らない人からも様々な紹介を受けました。例えば、Lending Clubは自分の同級生が働いているというサプライズがありましたし、全く知らない人からも、同じ同窓生ということで気さくに助けてもらえるネットワークがビジネススクールの強みです。

その中でたまたま紹介を受けたのがCLS。私は直接存じ上げない方から「自分のかつての同僚であり、友人がCLSという会社を立ち上げたからよかったら紹介するよ」、と。当時はシステムよりは、Alternative Lendingを実際に提供している事業会社をメインに調査を行っていたのですが、米国/英国に出張しての調査の際にうまくスケジュールを組めたこともあり、San MateoのCLSも訪問することにしました。

訪問してみるとさらにびっくり。20年ほど前にお世話になった方(空手の達人のアメリカ人)がCLSのアドバイザーをしており、私の訪問時にもわざわざ時間を割いて打合せに参加してくれました。前回は日本で会ったのですが、20年振り、しかも遠くシリコンバレーで再開するとは全く想像していませんでした。

ただ、当時はご縁は感じつつ、またシステムとしても非常に興味深かったものの、まだ日本での実績もなく、日本でのパートナーもいないということで、実際の採用は難しいだろうと考えていました。幸いにして、その後富士通とCLSのパートナーシップが成立し、そのかいあって採用に至ったわけです。

ビジネスをしていると「ご縁」を感じることは多々ありますが、CLSとの出会いもまさにご縁です。そういった意味では、このタイミングで、Alternative Lendingに取り組むことになったこと自体、強いご縁を感じていますが、これはまたの機会にでも。
posted by 岡本浩一郎 at 20:53 | TrackBack(0) | ALT

2017年09月22日

リスク上等

この秋のテスト的な融資開始を目指しているALTですが、かなりバタバタしながらも、準備は着実に進んでいます。ALTのキモ(競合優位性の源泉)になるのは、融資の可否を判断する与信エンジンですが、実際に融資を行う上で不可欠なのは、融資を実行・管理する基幹システム。

ALTは、基幹システムとして、米国Cloud Lending Solutions社(CLS社)の、Cloud Lending(CLシリーズ)というシステムを採用しています。CLシリーズは、レンディング業務やリーシング業務に係る、申込から審査、契約、回収までの一連の業務プロセスを電子化し、SaaSとして提供する最先端のクラウドサービスです。まだ日本では実績がないのですが、米国を中心に世界的に採用が進んでいます。

金融機関(等)でまだ実績のない「初物」を採用するのは珍しいことですが、ALTはベンチャー。取れる/取るべきリスクを取ってこそベンチャーです。初物のリスク以上に、融資の基幹システムを低コストで短期間に構築が可能というメリットを選択しました。もっとも、やはり米国の常識で構築されているシステムですから、日本の常識からすると、「え、こんなこともできないの?」という部分もあります。そういった意味では、これまでも付き合いのある富士通が、CLS社のパートナーになったこともCLシリーズを選ぶ原動力になっています(言い方を変えれば、富士通の存在がなければいかにリスク上等のベンチャーといえども、CLシリーズを選ぶことはできなかったと思います)。

今は、富士通/CLS社と、お客さまとベンダーという関係というよりは、CLシリーズを日本の貸金業向けの基幹システムとして実用に耐えられるレベルにするという同じ目的を共有した仲間として、日々苦楽を共有しています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:01 | TrackBack(0) | ALT

2017年09月20日

ビットコイン

仮想通貨のビットコインについて、新聞でも頻繁に目にするようになりました。価格は年初から4倍近くに上昇する一方で、直近ではJP Morgan ChaseのCEO、Jamie Dimon氏の「ビットコインは詐欺だ。いつかなくなるだろう」という発言も注目を集めました。

私自身はビットコインに関してはやや懐疑的。ビットコインは詐欺だとは思っていませんし、いきなりなくなることもない(分散型の仕組みなので、なくすこと自体が困難)と思いますが、今後も価格が上がっていくかというと、うーん、どうなんでしょうね。ビットコインは供給が限られているだけに、需給関係によって価格が上がりやすくなっています。ただ、皆が上がると思っているうちは上がりますが、何らかの理由で需要がなくなれば、下落もあっという間。ビットコインは詐欺ではありませんが、バブルではあると思います。

もっとも、分散投資の観点からは、大化けを狙って自分の金融資産の1/100ぐらい(=万が一価値がゼロになっても困らない範囲で)をビットコインに割り当てることはありだと思います。念のためですが、決して推奨するわけではありませんし、私自身はその予定もありませんが。私自身は、米国留学中にアップルの株を買っておけばな、と少し後悔しています。今では100倍ぐらいに化けているはずですが、後の祭り(苦笑)。

ビットコインに関してはやや懐疑的ですが、そのベースとなるテクノロジーのブロックチェーンについては全く別の話です。

ブロックチェーンに関しては、今後様々な面で活用されうる技術だと思っています。ちょっと前に大手ハウスメーカーが60億円以上もの土地の詐欺にあったというニュースがありましたが、不動産登記にブロックチェーンの仕組みが取り入れられていれば、同様なことは防げたかもしれません。

とはいえ、弥生としてはまだ様子見です。何よりも大事なことは、新しい技術によって、どういった具体的なメリットがもたらされるのか。現状のブロックチェーンには様々な課題がありますし、技術的には実装は可能であっても、ブロックチェーンならではの(既存の技術では得られない)メリットがまだ明確にはなっていません。あえて言えば、会計の世界よりも、商取引の世界の方がメリットを生みやすいと思っています。

ブロックチェーンはまだまだ発展途上の技術。その進展を見ながら、それをどのようにお客さまの具体的なメリットにできるのか、継続して考えていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 19:51 | TrackBack(0) | テクノロジー