2021年04月13日

あと2日

ついこの間4月になったばかりと思ったら、4月ももう中旬。ということは…、そうです、確定申告の期限がやってきます。本来の確定申告期限は3/15(月)でしたが、今年は(昨年に引き続き)新型コロナウイルス禍を鑑み、申告期限は4/15(木)に延長されています。ただ、その4/15(木)も、もう明後日に迫っています。

申告期限が延長されたということで、お問合せが分散され、弥生のカスタマーセンターは、落ち着いた状況が続いてきましたが、4月に入ってお問合せが再び増え始めました。いつも休み明けの月曜日にお問合せが集中する傾向があるのですが、特に昨日4/12(月)はお電話での対応までにお待ちいただく時間が長くなってしまいました。ただ、結果的に昨日が今シーズンのお問合せピークであったと見ています。

システムの利用という意味でも期限に向けて盛り上がってきています。特に先週末は弥生オンラインの利用が増え、一部のお客さまでレスポンスが遅いという現象が発生してしまいました。すぐにスケールアウトを実施し、問題なくご利用いただける状況にはなっています。毎年利用者が格段に増えている、また、シーズン中でも申告期限に向けて利用者が増え続けるということで、継続的に利用状況を監視し、必要に応じて事前にキャパシティ増強を図っているのですが、先週末に関しては、想定以上に利用が増え、一時的にご迷惑をおかけしてしまいました。ただ、利用という意味でも、申告を済ませた方が増え、ピークアウトはしてきていると見ています。

一方で、新規のサインアップはまだまだ続いています。残りはあとわずかですが、これから新規にサインアップして、ギリギリで駆け込もうという方も少なくありません。以前もお話ししましたが、青色申告の方は比較的早めに着手し、早めに終える方が多いのですが、白色申告の方はギリギリ派が多い傾向にあります。あと2日、でもまだ2日。諦める必要はありません。ここで頑張って、週末はすっきり迎えたいものです。
posted by 岡本浩一郎 at 22:11 | TrackBack(0) | 弥生

2021年04月09日

オリックス オンライン融資サービス

本日11時より、オリックスは「オリックス オンライン融資サービス」を開始しました。サイトをご覧いただくと、どこかで見たことがあるような…。そうです、ほぼアルトアのサイトと同じ(笑)。一部コンテンツは割愛していますが、基本的にはこれまでのアルトアのサイトのままです。

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提供する融資の商品性も全く同じ。つまり、融資を実施する主体がアルトア株式会社から、オリックス株式会社に変わりますが、それ以外は何も変わらないということです。

融資を行う際には貸金業者としての登録が必要になりますが、これまでのアルトアの登録番号は「東京都知事 (2) 第31659号」。これに対してオリックスは「関東財務局長 (13) 第00152号」。カッコのなかは、貸金業者としての登録更新の数を示しています。つまりアルトアは2017年に新規登録し、それから1回登録更新をしているため、「(2)」。これに対しオリックスは「(13)」ですから、貸金業における経験の違いを如実に示しています。まず一旦はアルトアからオリックスへ、使い勝手も商品性もそのまま引き継ぎますが、今後はオリックスの経験を活かして、より多くのお客さまのニーズにあったサービスを提供できるようにしていきたいと考えています。

アルトアは、オンライン融資の仕組みを提供することによって、オリックスがより多くのお客さまのニーズにあったサービスを提供できるよう支援していきます。より多くのお客さまという意味では、弥生以外の会計ソフトへの対応も必要だと考えています。

今回のオリックス オンライン融資サービスの開始はアルトアの新たなステージの第一歩。アルトアが開発した仕組みを金融機関に提供すること自体は起業当時から想定してきたことですが、いざ実現しようとすると思った以上に大変でした(苦笑)。それでも今回、ようやく第二ステージの入口に立つことができました。今後は、今回サービスを開始したオリックス以外の金融機関でも同様のサービスを提供できるようにすることによって、会計データとAIによる新しい融資が当たり前の世界を作っていきたいと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:27 | TrackBack(0) | アルトア

2021年04月08日

アルトアは次のステージへ

本日4/8 17時をもって、アルトアが提供してきた「アルトア オンライン融資サービス」の受付を終了することとなりました。既にお申込みをいただいているお客さまへの新規の融資、また、既にご利用いただいているお客さまへの増額借換の実行は5月上旬を持って終了します。

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え、終わり、と驚かれるかもしれませんが、もちろんそれだけではありません。明日4/9 11時より、新たにオリックスによる「オリックス オンライン融資サービス」を開始します。これからご利用になる方につきましては、是非「オリックス オンライン融資サービス」をご利用いただければと思います。

つまり今回、融資の提供主体をアルトアからオリックスに移管します。アルトアがオンライン融資サービスを開始したのは2017年12月。しかし当初からアルトアが目指してきたのは、自社が融資をすること自体ではなく、会計データとAIを活用し、小規模事業者がこれまでよりも容易に資金を調達できる環境を作ることでした。ただ、この時点では、会計データとAIで与信を行うことの実績がありません。実績がない中で、それが実現可能であるということを実証するためには、アルトア自身がやるしかないと判断しました。いわば身をもって証明してきた、ということです。

それから3年が経ちました。決してバラ色の結果とは言えませんし、ここ一年に関しては新型コロナウイルス禍の中での資金需要の変動に苦戦してきたのも事実です。それでも、会計データとAIで与信を行うことの実績は着実に積み重ねることができました。今回、アルトア自身としての経験値は十分に得られた、また、アルトアの経験値をもとにオリックスとしてもビジネスとして取り組むことができるという判断ができたことから、このタイミングで融資の提供主体をアルトアからオリックスに移管することになりました。

お客さまから見れば、商品性や利便性など、何ら変わりませんのでご安心ください。むしろ、もともと金融のプロフェッショナルであるオリックスが融資主体になることによって、今後アルトアではなかなか実現が難しかった、よりお客さまのニーズにあった商品性の改善などにも取り組めると考えています。

融資の主体はオリックスが担うということで、アルトアは、会計データとAIを活用し、小規模事業者がこれまでよりも容易に資金を調達できる「仕組み」を作るということに専念できます。今後もアルトアは、会計データとAIを組み合わせた与信システムをさらに磨き上げていきます。そして、小規模事業者が今回のオリックスはもちろん、複数の金融機関から利便性の高い融資を受けられるようになるよう、金融機関との協業を進めていきます。

色々な苦労はしつつも、アルトアとして会計データとAIで融資のあり方を変えられるということは実証することができました。いよいよアルトアは次のステージ、会計データとAIによる新しい融資が当たり前の世界を作るステージ、に進んでいきます。
posted by 岡本浩一郎 at 18:57 | TrackBack(0) | アルトア

2021年04月05日

弥生へようこそ! 2021

春になっても新型コロナウイルス禍の影響はまだまだ続いており、個人的には昨年に続き、今年も気の合う仲間と花見ができなかったのが残念でなりません。もっとも、昨年から1年が経ち、私たちはウイルスとの共存の仕方を多少なりとも学んできました。宴会はまだ難しいにしても、感染対策をしっかりすれば、日常生活には支障はありません。昨年は卒業式や入学式、入社式などが見送りになったケースも多かったようですが、今年についてはやり方を工夫して開催されることが多かったようです。

弥生自身は、昨年の入社式は開催するかどうか迷いつつも決行し、今回の入社式も感染対策はしっかりした上で開催する前提で準備を進めてきました。先月末には緊急事態宣言が解除されたということで、先週、無事に入社式を開催することができました。ということで、弥生は先週4/1に、無事5名の新卒新入社員を迎えることができました。今年も辞令を一人ひとり読み上げてお渡ししました。これは一人ひとりを大事にするという意味で、毎年拘っているところです。辞令の後の握手は今年も残念ながらできませんでしたが。

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無事に入社式を開催することはできましたが、東京よりも一足先に緊急事態宣言が解除された大阪では、ここしばらく検査陽性者数の増加が顕著となっており、感染拡大防止策が今一度強化されることになりました(弥生の対応レベルもレベル2からレベル3に再度引上げとなりました)。遅れて宣言が解除された東京も、この先が懸念されるところです。やはりまだ当面の間、新型コロナウイルス禍がすっきりと消えてなくなることはないのでしょう。

もっとも、以前もお話しした通り、将来的に新型コロナウイルス禍が過去のものとなったとしても、弥生はこれまでの働き方に何もなかったかのように戻るつもりはありません。弥生は、タスクの特性にあわせ、リモートワークとオフィスワークを組み合わせることによって、最大の成果を生むことを目指しています。東京オフィスは新しい働き方に適合したオフィススペースとしてゴールデンウィーク明けに生まれ変わることは、先週お話しした通りです。

リモートワークには様々なメリットがありますが、新卒新入社員を含め、新たにチーム弥生に参画した人たちにとってはデメリットも無視できません。これまでに一緒に同じ目的に向かって走ってきたメンバーは、リモートワーク中心になっても、共同作業に支障をきたすことはありませんが、新しいメンバーはそうもいきません。そういった課題があることを認識した上で、その分、既存のチーム弥生メンバーが新しい仲間を手厚くフォローしていかなければならないと思っています。

同時に、今回の新メンバーは、弥生が新しい働き方に踏み出すことを決めてからの入社。いわば、新しい働き方ネイティブです。ネイティブならではの発想で、弥生の新しい働き方を進化させてほしいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:22 | TrackBack(0) | 弥生

2021年04月01日

弥生、東京オフィスを廃止へ!?

売上実績No.1の業務ソフトウェア「弥生シリーズ」を提供する弥生株式会社(本社: 東京都千代田区、代表者: 岡本 浩一郎、以下 弥生)は、新型コロナウイルス禍をきっかけとして新しい働き方が定着したことを受け、この度、東京オフィスを廃止することを決定しましたので、ここにお知らせさせていただきます。本年のゴールデンウィーク明けとなる2021年5月6日(木)より、弥生の東京オフィスである秋葉原UDXから退去し、東京オフィスの機能は全てリモートワークによって実現することとなります。

………

というのは、まあやっぱり今日(4/1)ならではの話です(本ブログでApril Foolを書くのは、2016年の「どんぶり会計 XP」以来、実に5年ぶり、笑)。

ただ、今回の話、実は一部は事実です。弥生の東京オフィスは、2015年5月に秋葉原UDX 21F(北側)にオープンしました。その後、21Fだけではスペースが不足してきたことを受け、2018年6月に8F(南側)の一部に増床を行いました。8Fのスペースには、ヤヨイヒロバというイベントスペースを新設すると同時に、アルトアのオフィスを移転したことは本ブログでもお話しした通りです。

今回、2018年6月に増床した8Fのスペースから退去することとしました。冒頭でお話しした通り、本年のゴールデンウィーク明けとなる2021年5月6日(木)までには退去を完了する予定です。アルトアのオフィスについては、21Fに出戻ることになります(笑)。

オフィス見直しのきっかけはやはり新しい働き方。東京では先月後半に2回目の緊急事態宣言が解除されましたが、緊急事態宣言が解除されても、もっと言えば、新型コロナウイルス禍が完全に去ったとしても、弥生の働き方は以前の働き方に戻ることはありません。もちろん、上記のApril Foolのように、オフィスを全廃して完全リモートとすることまでは考えていませんが、リモートワークとオフィスワークをうまく組み合わせ、最大の成果を生んでいきたいと考えています。

そうなると、オフィスワークだけを前提とした今のオフィススペースはやはりtoo much。ヤヨイヒロバは、非常に活用されていましたし、個人的にも思い入れはあるのですが、イベントもオンラインを組み合わせた新しいあり方になっていく上で、今後は以前ほどの活用は見込めません。

ということで、増床した部分である8Fについては、このタイミングで退去することになりました。一方で21Fについては、新しい働き方にあわせ、全面的に見直しを行います。リモートワークとオフィスワークを組み合わせるということで、オフィスでは現在の固定座席を原則として廃止します。新しい働き方の時代において、オフィスに求められる機能とは何か。わざわざ来たくなるオフィスとは。少々の遊び心も加え、新しい働き方に適合したオフィススペースとして21Fは生まれ変わります。

生まれ変わった21Fについては、ゴールデンウィーク明けにご紹介したいと思います。お楽しみに。
posted by 岡本浩一郎 at 19:22 | TrackBack(0) | 弥生

2021年03月30日

経理の日 2021

明日3/31は経理の日です。期末&月末ということで、日本全国でビジネスの土台である会計や請求といった経理業務に携わっている方々に敬意を表する日。3&31ということで、3月の「弥生」と月末(晦日)の「Misoca」が一緒になったことを記念して2016年にできました(日本記念日協会によって、ちゃんと記念日として認定されています)。早くも今年で6回目の経理の日ということになります。

本ブログでもお話しした通り、昨年7月に会社としての弥生(弥生株式会社)とMisoca(株式会社Misoca)が合併しました。今では弥生株式会社の下でのONE TEAMですが、この経理の日は、このONE TEAMの想いを表す日として大事な一日です。

一年に一度必ずやってくる経理の日ですが、毎年全く同じではなく、その時々の時代背景も反映しています。昨年は新型コロナウイルス禍の影響が顕著になる只中。小池東京都知事がロックダウンの可能性を発言されたのが、昨年の3月23日です。もともと経理の日では、毎年記念イベントを開催していました(例えば2018年には「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」で一世を風靡した山田真哉先生によるセミナーを開催しました)が、残念ながら昨年は断念せざるを得ませんでしたTwitterでの#経理エピソードキャンペーンなど、オンラインでできることに特化しての経理の日となりましたが、本来やりたかったことができなかった残念な一年となりました。

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今回の経理の日も残念ながら新型コロナウイルス禍の影響は避けられていませんが、今回は、最初からオンライン前提で準備を進めてきました。担当メンバーが、今できること、今伝えたいことを一生懸命考えた、熱い想いがこもった特設サイトはこちら。私も微力ながら参加していますので、是非ご覧いただければと思います。

昨年の経理の日には、なかなかリモート対応が進まない経理業務について、「結局ITがどんなに進んだとしても、それを活用して業務そのもののあり方を見直さない限り、本当の意味での業務効率化は実現できません」と書きました。弥生製品を活用してのリモートワーク/テレワークについてはこちらで情報発信していますが、同時に、業務そのもののあり方を見直すことへの取組みを、時間はかかっても、着実に進めています。

昨年の経理の日は、社会的システム・デジタル化研究会での議論がまさに大詰めを迎えるタイミング(この研究会も当初は会議室に集まって開催していましたが、道中でリモートが当たり前になりました)。昨年の6月には最初の提言を発表し、その提言を踏まえ、昨年7月には電子インボイス推進協議会(EIPA)を立ち上げました。EIPAでは、日本における電子インボイスの標準規格のベースとして、欧州で実績のあるPeppolを採用することを決め、昨年末に平井デジタル担当大臣に提言、大臣からは、日本における電子インボイス普及に向けて全面的な賛同をいただけました。これを受けて、現在、EIPAでは、Peppolをベースとした日本標準仕様Ver. 1.0の策定を進めています。

上では、昨年の6月に「最初の提言」と書きましたが、社会的システム・デジタル化研究会での議論はその後も継続しており、もうすぐ第二の提言を発表できそうです。

経理の日は、日本全国でビジネスの土台である会計や請求といった経理業務に携わっている方々に敬意を表する日。同時に、弥生&Misocaの想いを再確認する日でもあります。経理という業務そのもののあり方を変えることは一朝一夕ではできません。それでも、少しずつではあっても、着実に変えていきたいと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:00 | TrackBack(0) | 弥生

2021年03月26日

継続は力なり、で1,500

この記事は本ブログの1,500記事目となります。1,000記事目は2017年1月でしたが、それから4年2ヶ月。2014年以降は月10本のペースで更新していますので、50ヶ月でちょうど500記事増え、1,500に到達しました。本ブログを始めたのは2009年12月ですから、そこからカウントすると実に136ヶ月。もう10年以上となります。そりゃ娘も大きくなるわけです(笑)。

1,000記事目は「翼が生えた」という記事で、約25年振りに思い立ってコーディングを再開したことをお話ししました。当該記事を書く前週末にMisoca創業者である豊吉さんにRubyの参考書を教えてもらい、その翌週中にブログ記事にしている訳ですから、まさに思い立ってですね。

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今回もこれまでの投稿を分析してみましたが、前回までの1,499記事で1,650,294文字。165万文字! 1文字2バイトだとして33MB。イマドキの感覚で言えば驚くほどのサイズではありませんが、本16冊分といえば、結構なボリュームです。自分自身でもよく続けているな、と思います。

ちなみに前回はRubyで書きましたが、今回はPythonで書き直しています。コーディングを再開した理由の一つが当時立ち上げつつあった新事業(そう、実はそれがアルトアです)のプロトタイプぐらいは自分で書けるようにしたいというものでしたが、アルトアではモデル系を中心にPythonで構築しているため、早々にRubyからPythonに切り替えました。どちらもいい言語だと思いますが、個人的にはPythonの方がしっくりきます(もう慣れてしまったから、というのが大きいと思いますが)。

今回は前回の記事と比べると数字の3ケタ区切りが入ったりと微妙に改善されています(笑)が、この4年間、正直思うほどにはコーディングスキルは上達していません。それなりな時間をかければ、だいたい書きたいものは書けるのですが、Google先生にしょっちゅうお伺いをたてながらの試行錯誤です。書きたいものをスラスラと書けるようにするためには、やっぱり一定期間がっつりやらないと駄目ですね。

ただ、有限の時間の中で、そのがっつりやる時間が取れないのが残念なところです。本番用のコードを書くのは弥生とアルトアのプロのエンジニア達にお任せするとして、私自身は、趣味半分で今後もコツコツと続けていきたいところです。

昔はコツコツと続けるというよりは瞬発力で勝負でしたが、歳をとってかコツコツと続けることが苦にならなくなってきました。子どもの時から日記を書こうと思ったことは何度もありますが、だいたいが三日坊主(せいぜい一週間坊主ぐらい)。それでも実はここ6年ほどは日記を続けることができています。一日あたりは簡単なものだからこそ、続けることができています。定期的な運動でプールに通うというのも以前は続きませんでしたが、ここ2年ほどはほぼ毎週1回は通うことができています。

よく考えたら、歳をとったから、というよりも、このブログがコツコツと続けるクセを付けてくれたのかもしれません。1回1回は小さな一歩でも、継続することによって、それが蓄積になる。まさに継続は力なり。瞬発力もそれはそれで大事だけれど、積み重ねることも大事。今後もこのブログも、コーディングも(そういう意味では日記も、プールも、笑)コツコツと続けたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 19:00 | TrackBack(0) | パーソナル

2021年03月23日

国民健康保険料の減免

延長後の確定申告期間も中間地点を過ぎ、そろそろ確定申告を終えた方も増えてきているのではないかと思います。申告を終えてホッとしているところだと思いますが、一点だけ3月中に確認しておいていただきたい点があります。それは、国民健康保険料の減免措置を受けられるかどうか。

日本では国民全員が何らかの健康保険に加入が義務付けられていますが、個人事業主の方は、原則として地方自治体が運営する国民健康保険に加入することになります(個人事業主となる前に企業で勤めていた場合には、一定期間企業で加入していた健康保険を任意継続することができるなど、例外もあります)。個人事業主にとって、国民健康保険料の負担はバカになりません。所得の金額(および居住している地方自治体)によりますが、所得税や住民税よりも負担が大きいということも珍しくありません。

その国民健康保険料について、新型コロナウイルス禍の影響で事業に大きな影響を受けた場合には、減免措置を受けられる可能性があります。

減免措置を受けるには、2020年(令和2年)分の事業収入等が2019年(令和1年)分と比べて30%以上減少することが見込まれることが基本的な条件となります。ただし2019年(令和1年)分の合計所得金額が1,000万円以下、かつ、減少することが見込まれる事業収入等以外の所得の合計額が400万円以下であることという条件もあります。

ご注意いただきたいのは、減少の判定対象は事業「収入」であること。税金の世界では「収入」と「所得」は全く別物です。ここでいう事業収入は基本的に売上です。例えば、売上は前年比70%(=30%減)、ただし経費の削減努力をしたので、所得(=利益)は前年比90%(=10%減)という場合、国民健康保険料の減免判定対象はあくまでも収入ですから、減免の対象になりうるということになります(一方で、上記の「ただし」以降の合計所得金額が1,000万円以下、かつ…というのは「所得」が判定対象となっています。紛らわしいですが)。

もう一点注意が必要なのは、減少の判定対象である事業収入において、「新型コロナウイルス感染症の影響により、国や都道府県等から支給される各種給付金は収入に含みません」ということ。以前、持続化給付金は雑収入として所得税の課税対象となるとお話ししました。しかし、例えば、昨年新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が前年対比で50%以下となる月があり、100万円の持続化給付金を受け取った。年間での売上が前年比70%、ただ持続化給付金を加えると前年比90%となるという場合には、国民健康保険料の減免判定は持続化給付金を除いて判断しますから、減免の対象となりうるということです。

国民健康保険料の減免措置については、各地方自治体で情報を発信しています(例えばこちらは大阪市)。ただ、情報は発信しているものの、減免は自動的に行われる訳ではなく自分から申請が必要です。この申請期間がこの3月末で終了します。一度減免対象と判断されれば、2020年(令和2年)2月相当分からこの3月相当分までの保険料が減免対象となり、既に納付した分は減免決定後に還付されます。

今回確定申告が終わったということは、2020年分の事業収入額は既に確定しているということ。2020年分の事業収入(上でお話しした通り、持続化給付金等の各種給付金の金額は除く)と2019年分の額を比較していただき、30%以上のマイナスとなっている場合には、お住まいの地方自治体(国民健康保険の担当窓口)に減免について問い合わせてみることをお勧めします。
posted by 岡本浩一郎 at 21:26 | TrackBack(0) | 税金・法令

2021年03月18日

中間地点

先日お話した通り、3/15(月)は本来確定申告の期限日でしたが、今年は新型コロナウイルス禍を鑑み、申告期限は4/15(木)に延長されています。結果的に、今回の確定申告期間においては、3/15が中間地点となりました。

弥生オンライン(やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン)では、どれぐらいのお客さまが確定申告を済ませたかを随時把握することができるようになっています。3/15時点では、昨年を大きく上回る数のお客さまが申告を既に終えられています。ただ、これは弥生オンラインをご利用いただいているお客さまの母数が増えていることが影響しています。

絶対数ではなく、確定申告を済ませられた方の割合で見ると、話が変わってきます。同じ中間地点で見ると、残念ながら、今年の方が進捗が悪い。ざっくり言って、昨年は申告を完了されるであろう方の半分以上が申告を実際に完了されていましたが、今年に関しては、ちょうど半分ぐらいといったところです。

これは、確定申告期限の延長がいつ発表になったのかに影響されているのかと思います。昨年は、既に申告期間に入った2/27に延長が発表されたため、3/15に間に合わせなきゃと準備を進めていた方が多く、結果的に3/15には半分以上が申告を済ませた状況でした。今年に関しては、2/2と申告期間前に発表になったため、その時点でだいぶ余裕ができたと準備の手を止めてしまったお客さまも多かったのではないかと思います(笑)。結果的に3/15でちょうど半分ぐらいといった状況なのではないかと。

ちなみに、弥生オンラインをご利用のお客さまのうち、青色申告か白色申告かで明確に傾向が異なります。青色申告の方は比較的早めに準備を進める方が多いのですが、白色申告はギリギリになって準備を進められる方が多い。ですから、全体としてちょうど半分の方が申告を済ませているというのを分解すると、青色申告は既に半分以上の方が済ませており、白色申告は逆にまだ済ませていない方が多いということになります。

今年の傾向としてはっきり出ているのは、電子申告をされる方が明確に増えているということ。昨年から弥生ではe-Taxモジュールを提供し、弥生のお客さまは(クラウドでもデスクトップでも)これまでよりも圧倒的に簡単に電子申告ができるようになっています。さらに今回の申告からは、電子申告をするかどうかで青色申告特別控除の額が変わります。結果的に3/15まででも、昨年同時期と比べ実に3倍以上の数のお客さまが弥生のe-Taxモジュールを活用し、電子申告をされています。これは私たちとしても、e-Taxモジュールを提供してよかったと実感できる数字です。マイナンバーカードの入手に時間がかかっている方もいらっしゃることを考えると、この数字はもっと伸びうるのではないかと楽しみにしています。

カスタマーセンターへのお問合せは、足元では少し落ち着いた状況になっています。当初の期限通りに申告を済ませようという方の波が落ち着いた状態。こちらのページで、お問合せのつながりやすさをご案内していますが、3月中は月曜日を除き比較的つながりやすい状況が続くと予測しています。一方で、4月に入ると、今度は4/15に間に合わせなければという大波がやってくる結果、残念ながらつながりにくい状況になると予測しています。

ということで、お問合せいただくのであれば、今ですよ、今。まだまだ余裕と思っていると、4/15はあっという間にやってきます。3月中には終えるつもりで、今週末はちょっと頑張ってみませんか。
posted by 岡本浩一郎 at 18:28 | TrackBack(0) | 弥生

2021年03月15日

添付書類

今日は3/15。本来の確定申告の期限日となります。ただ、既にご承知のように、今年は新型コロナウイルス禍を鑑み、申告期限は4/15(木)に延長されています。もっとも、延長されたからといって当面放置してしまうと、あっという間に延長後の期限が到来してしまいます。あと一ヶ月ある、ではなく、もうそろそろ終えないと、と考えたいところです。

ということで、今回は添付書類について。確定申告の際には確定申告書に加えて、事業所得であれば青色申告決算書(青色申告)もしくは収支内訳書(白色申告)を提出する必要があります。この他に、所得や控除について申告内容に間違いがないことを証明するための一定の添付書類が必要となります。

特に初めて事業所得の申告をされる方にはあるあるな誤解ですが、作成した帳簿やそのもととなった領収書等を提出する必要はありません。その代わり基本的に7年間の保管が義務付けられています。これらは、電子帳簿保存の申請をしていない限り、紙での保管が義務付けられていますので、申告が終わったら、帳簿は紙として出力して保管するようにしましょう。

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その他所得に関係する添付書類については、平成31年度税制改正で大幅に簡素化され、例えば給与所得の源泉徴収票については、電子申告でも紙での申告でも添付・提示が不要となりました。所得関連については、支払っている側から情報を収集しているので、受け取った側からの証明は必要ないということなんでしょうね。

一方、控除関係の添付書類ですが、こちらは電子申告か紙での申告かによって大きく変わってきます。電子申告の場合、生命保険料控除証明書など主要な添付書類の添付・提示が不要となっています。ただ、省略可能という位置付けなので、別途郵送という形で添付することも可能です。添付・提示を省略した場合、法定申告期限から5年間保管する必要があります(その間は、税務署等からこれらの書類の提示又は提出を求められることがあります)。

これに対して、紙での申告の場合には、添付書類を申告書に添付して提出、もしくは税務署で提出する際に提示する必要があります。添付して提出してしまえば、以降保管の義務はありません。

一点だけ注意が必要なのが、医療費の領収書。2017年分から制度が変わり、現在では、領収書にかわって医療費控除の明細書を作成し、提出するようになっています。逆に領収書を添付することが不要、というよりはできなくなったので、医療費控除を受ける場合には、領収書を法定申告期限から5年間保管することが必要になりました。

私自身の確定申告は2/28(日)に電子申告で済ませました(ホッ)。先週末の3/13(土)には還付金の処理が済んだというお知らせがあり、今週中には還付金が着金する模様です。やはり電子申告だと処理が早いですね。電子申告ということで、添付書類を省略することも可能だったのですが、個人的には手元で保管はしたくないので、出せるものは出してしまう主義。先週末に税務署に郵送しました。ただし、医療費に関しては、提出するという選択肢がなくなったため、これだけはしぶしぶ手元で5年間保管することにします。
posted by 岡本浩一郎 at 19:28 | TrackBack(0) | 税金・法令