2012年05月18日

言葉力

一ヶ月ほど前に、コマツ会長の坂根さんのお話を聞く機会がありました。UCバークレー(UCB)日本同窓会主催の「知の広場」というイベントです。私自身はUCLA卒業ですが、同じUC(Unversity of California)ということもあり、UCLA同窓会とUCB同窓会はイベントの相互乗り入れを頻繁に行っています(ちなみに、一般的にこの種のイベントは閉鎖的ではなく、関心がある方であれば誰でも参加可能ということが普通です)。

当日は東洋経済の本社ビルにある経済倶楽部という(ちょっとクラシックな感じの)会場でしたが、多くの方が参加されていました。それもそのはずで、坂根さんは最近の経済界きっての論客と言われており、講演会はあっという間に満席になるそうです。

とても楽しみにして参加したイベントでしたが、期待以上でした。内容としては、坂根さんの著書「言葉力が人を動かす」と多分にオーバーラップしているのですが、話のわかりやすさ、着眼点の鋭さ、ロジックの明解さ、どれをとってもさすがに一流の経営者は違うと感じさせられました。まさに坂根さんの仰る「言葉力」を実感します。

坂根さんは言葉力を「話術のことではない」、「リーダーの言葉によって多くの人を本当に大事な問題に気づかせ、そちらに向かせ、そして彼らに汗と知恵を出してもらう力のこと」と定義しています。ここから、坂根さんは言葉力を「見る」力、「語る」力、そして「実行する」力に分解しています。「見る」力、「語る」力、そして「実行する」力の三つを大切にするというのは、日頃から私自身が意識をしていることであり、そういった意味で非常に勇気づけられました。誤解のないように言えば、これまで「見る」力、「語る」力、そして「実行する」力とはっきりと整理できていたわけではありません。日頃自分が考えていたこと、意識していたことがすっきりと整理され目の前に見えた、「ああ、そうなんだよ、やりたかったのは、こういうことなんだよ」と膝を打つ感じと言えばいいでしょうか。

意識はしていたとはいえ、私自身の「見る」力、「語る」力、そして「実行する」力を振り返ると、正直まだまだだと感じさせられます。実際に、坂根さんの講演は話術としても素晴らしかったのですが、私がそれ以上に感銘したのは坂根さんの着眼点の鋭さでした。見る力ですね。日本国内だけではなくグローバルの視点でというのは今や当たり前になりつつありますが、単純に今見えている現象だけでなく、その裏にある大きな流れに着目し、そこからこの先何が起こりうるのかを考えていく。時には地球が生まれてからの46億年のという時間軸の中で今とこれからを考える。

この三つの力の中で言えば、比較的自信があるのは、実行する力でしょうか。坂根さんの著書でMBAホルダーを若干揶揄している部分がありますが、それは的外れではなく、単純にビジネススクールで学んだだけでは、表層的な「見る」と「語る」だけに終わりかねない危険性を持っています。「見る」「語る」をもっと深められるかと同時に、キチンと自分のこととして率先して動けるかどうか。私自身がMBAホルダーだけに、逆にここの部分を特に意識してやろうと心がけています。

ただ、まだまだ圧倒的に修練が足りません。それでも、自分が目指している方向が間違っていないこと、そして自分の今を振り返れただけでも本当によい機会となりました。坂根さん、そしてUCB日本同窓会の皆さま、有難うございました。
posted by 岡本浩一郎 at 14:31 | TrackBack(0) | ビジネス

2012年05月14日

リーダー研修

先週はまる二日間かけて、全社から選抜された25名の(次世代)リーダーの集合研修を行いました。弥生はお陰さまで長年No.1を継続していますし、業績も順調です。ただ、弥生が中小企業・個人事業主・起業家のお客さまの事業の立上げと成長にとって真に欠かせない存在になるためには、さらなる進化が必要だと考えています。今回のリーダー研修は、外部講師の手助けも借り、弥生のさらなる進化を牽引する現在&次世代のリーダーを育成するためのものです。

まる二日間というと結構な時間ですが、実は今回の二日間はまだ入り口に過ぎまでん。これから、同じメンバーでこの先4ヶ月の間、定期的にフォローアップ研修を行います。

私は残念ながら(?)、オブザーバーとして参加したのですが、非常によい研修になったと思います。冒頭に、チェックインという、これからの研修に自らをコミットするプロセスがあったのですが、ちょっと照れながらも、お互いにこんな問題意識を持っている、こんなことを達成したいという対話(ダイアログ)が、ポジティブなエネルギーで満ちており、これから弥生で起こるであろう進化の予兆を感じることができました。

研修は座学は最小限で、積極的に関わっていく内容が多かったのですが、皆意外に(?)考えているな、いい着眼点だなと感心することしきり。オブザーバーではありますが、色々な意味で私も非常に勉強になりました。

講師の方も仰っていたのですが、弥生の強みは多様性。弥生には多様なバックグラウンドを持った人たちが集まっています。この多様性の力を最大限に発揮しつつ、進化すべき方向に向けて皆の力を集めることができれば、飛躍的な進化をとげ、お客さまにこれまでにない付加価値を提供できるものと確信しています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:25 | TrackBack(0) | 弥生

2012年05月09日

チェックok

4月に久し振りに人間ドックを受けました。皆には一年に一回の健康診断はちゃんと受けなさいという立場なのですが、こと自分ごとになると、ついつい今は忙しいからちょっと後でとなりがちで(ダメですね…)、少々間があいての人間ドック受診となりました。久し振りだからというわけでもないのですが、今回はオプションで脳のMRI/MRA検査を追加してみました。

MRIを受けるのは初めて。40代も半ばにさしかかり、何となく自分の脳みそを見てみたいという好奇心が半分と、経営者は何と言っても脳みそ商売ですので、皆を今後も率いていくためにも、脳みそがしっかりしていないとという真面目な(?)動機半分で受けてみることにしました。

脳ドックの結果は「動脈瘤は認めません」「脳委縮を認めません」「脳内に明らかな異常所見を認めません」ということで、問題ありませんでした。年相応(?)に物忘れをするようになりましたし、お酒の飲み過ぎで脳が委縮してたら困るなあ、とちょっと心配していました(笑)。脳に問題なしということで、弥生の将来は安泰…かな。

脳以外では、2ヶ所の経過観察がありましたが、まあ問題のあるレベルではないでしょう、との言葉もあり、とりあえずほっとしています。ただ、告白すると、腹囲を減らしましょうと言われてしまいました。体重はokなので、要は筋肉が少なくて脂肪が多いということですね。ここで告白して自分にプレッシャーをかける作戦です。
posted by 岡本浩一郎 at 19:53 | TrackBack(0) | パーソナル

2012年05月07日

みんなの起業診断所オープン!

弥生は起業・開業を応援します! ということでこの度、25周年キャンペーンの一環として(便乗し?)、「皆藤 愛子 みんなの起業診断所」という特設サイトをオープンしました。これはお堅いイメージのある(?)弥生にしては、結構くだけた内容で、手軽に自分の起業家度を診断することができます。

前回はリスクについて書きましたが、起業といえばリスクの高いもの、ハードルの高いものと思われがちです。今回の「皆藤 愛子 みんなの起業診断所」は、弥生のイメージキャラクターである皆藤愛子さんのナビゲートのもと、ゲーム感覚で楽しみながら起業について考えてみようという企画です。このサイトはFacebookとも連動しており、Facebookの「友達」を起業力の一つである人脈の判断材料として使ったり、その人脈で会社を作った際の組織図を作ることができます(もちろんFB連動なしでも楽しんで頂けますが、コンテンツは限られます)。

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早速ですが、私もやってみました。私の起業成功度は61.2%。うーん、悪くはないけど良くもない? リーダーシップとマネーセンスはバッチリですが、体力が課題のようです。あれ、意外に当たっているかも?

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続いて、起業したい業種を選んで組織図を書いてもらうと、私は「株式会社夢ホテル」の総支配人になりました。料飲部長以下、FBの友達をヘッドハントしましたが、半分近くがアメリカ人の友人です。これはどうも、夢ホテルは日本ではなく、ハワイにできるようです。これは冗談抜きなのですが、私はホテルを経営するのが将来(20年後?)の夢なので、まさにA dream come trueです(笑)。

さらに、FBアカウントを利用して診断を行った場合は、「THE 社長グッズプレゼントキャンペーン」にご応募頂くことができます。これは診断された起業成功度のランキングに応じて、毎月、高級チェア、ワインセラー、バスローブとブランデーグラスなど成功した社長の部屋にありそうなグッズをプレゼントするものです。さらにさらに、このキャンペーン期間を通じて最高の成功度を達成された方には、な、ななんと、その方の銅像を作成してプレゼント致します。

起業プランを考えていてちょっと気分転換が必要な時、いざ起業はしたものの、ちょっと行き詰まりを感じた時など、ちょっとした息抜きとして活用頂ければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 17:08 | TrackBack(0) | 起業

2012年05月03日

リスクについて考える

ETIC.のイベントなどでちょこちょことご一緒させて頂いている孫 泰蔵さんがブログでリスクについて書いています。とても良い内容ですので、ぜひご覧ください。孫さんのブログは、記事一つ一つが深いです。拙ブログのようにさらっと読む感じではなく、記事を読むたびに色々と考えさせられます。

羽生さんの「もし人生を自動車の運転に例えるとするなら、年齢を重ねるほどアクセルをふんだほうがいいと思います。なぜなら年齢を重ねるとブレーキのかけ方がわかってくるので、ブレーキが効き過ぎる傾向になるからです。」という言葉に私も考えさせられました。私なりにも解釈を広げさせていただくと、これは年をとって、それなりに業績やら成果やらが積み重なってくると、リスクをとって得るものよりも、失うものが多いように「思えてしまう」ということにもつながるのではないかと思います。

将棋に限らずチャンピオンを目指す人は、その時点ではタイトルという失うものがないですから、果敢にリスクを取ることができます。一方で、いざチャンピオンになったらどうか。勝ったらタイトルを維持できますが、負ければタイトルを失う。そう考えると果敢に勝ちにいくのではなく、とにかく負けないことを目指すようになっても不思議ではありません。あっというような勝ち方はしないけれど、何とか負けない。場合によってのらりくらりとかわしながら、引き分けを目指すという手もあるかも知れません。ただ、こういった勝負の世界では、負けないという姿勢だけではチャンピオンを守り続けることは難しいでしょう。

お陰さまで弥生は前期に過去最高の業績を達成することができました。それではその次は? リスクをとって次なる高みを目指すのか、まあ、こんなものだと思うのか。次の高みを目指すためにはリスクをとらねばならず、それがうまくいかなければ、せっかくここまで積み上げてきたものを失うかもしれません。一方で、年齢を重ねて「ブレーキのかけ方」はわかってきていますから、リスクをとらないでも、だいたいこの程度の結果を、まあ数年間は維持することはできます。

現状に甘んじることは容易です。ですからついついそちらを選びたくなります。ただ、世の中がとてつもないスピードで進化している中での現状維持は後退以外の何物でもありません。確かに数年は何とか現状維持できるかもしれませんが、現状維持が長引けば長引くほど、その先に明るい未来を描くことは困難になります。あれ…、ということは、リスクをとると今ここまで達成したものが失われてしまうかも、という認識自体が誤っているということです。リスクをとらなくても何年後かには失われてしまうものであれば、本来はリスクをとることによるデメリットでは必ずしもない(リスクが顕在化しうるタイミングを変えているだけで、リスクそのものが変わっているわけではない)。

これまでにしたことがないこと、人と違う何かをすることによるリスク、そしてそれが顕在化した時のデメリットは大きく見えます。ただ、そのデメリットが本当にそのリスクをとることによって生まれるものなのかを今一度冷静に考える必要があります。これは私の経験則ですが、実はそのリスクをとろうがとるまいが、いずれにせよそう遠からず発生するデメリット、というケースが多いような気がします。

羽生さんの言葉は、表面上は、年齢を重ねると人間は保守的になりがちなので、と理解できます。ただ、その表裏一体で、年齢を重ねたからこそうまくリスクを取れるようになっている、とも言えます。年齢(より正確には経験)を重ねたメリット。それはリスクの目利きができ、リスクをうまく管理できるようになることです。アクセルの踏むべきポイントがわかっている、ということですね。以前本ブログでも書きましたが、"Risk is not to take but to manage"。孫さんの記事でも"Manageable"というのが一つのキーワードになっていますね。リスクを取るということは、どんなリスクでも無条件で取るということではありません。むしろ取らないで済むリスクは取らない。何らかの方法で排除できるリスクは排除し、どうしても取るべきリスクを取る。経験を重ねることのメリットは、どのリスクは排除できるか、どのリスクは取るべきかという目利きの精度が上がるということです。

逆に経験を積んでいなければ? それは孫さんも書いているようにリスクを徹底的に洗い出して、それが何を意味するのか、考え抜くしかありません。そしてその積み重ねがリスクの目利き能力につながります。

私自身は? うーん、まだまだですね。それなりに経験は積んできていますので、ある程度の目利きはできますが、正直、この分野は終わりのない修練だと感じています。ただ、言えることは、私も会社としての弥生も取るべきリスクを決して恐れることはないということ。リスクをうまく管理することによって、10年後も30年後も日本の中小企業・個人事業主・起業家の皆さんの事業のインフラであり続けられるよう進化したいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 11:16 | TrackBack(0) | ビジネス

2012年04月27日

Windows RT

前回の記事ではこれから登場するWindows 8のエディションの一つとしてWindows RTがあると書きました。これはマイクロソフト自身の公式見解です。

ただ、名称はあくまでも「Windows RT」であって、「Windows 8 RT」ではないというのがミソです。 ソフトを開発する立場からすると、正直なところ、Windows RTはWindows 8であってWindows 8でないと感じています。さらに、実際に登場してみないと確実には言えませんが、ユーザーの観点からも別物という認識になるのではないかと思います。

確かにWindows RTはその他のWindows 8と見た目は一緒です。Metroと呼ばれるタイル形式のアイコンが並んだインターフェイスです。また、Windows RTではお馴染みのマイクロソフトOfficeが動きます。ただし、動くのはこれから登場するOffice 15と呼ばれるバージョンのみで、Office全てではなく、Word/Excel/Powerpoint/OneNoteのみ(例えばAccessはなし)です。

逆に類似点はそれだけ、とも言えます。弥生会計をはじめとして、Windows 7で動くWindowsアプリはWindows RTでは動きません。Windows RTで動くアプリを作るためにはWinRTという新しいAPI(Application Program Interface、アプリケーションからOSの機能を利用するための入口)を利用し、さらにタッチパネル前提で使い勝手を全て見直さなければなりません(どこまで強制力があるのかはまだわかりませんが、ガイドラインが定められるようです)。このWinRTを利用して作られたアプリケーションはWindows RTはもちろん、(Windows RT以外の)Windows 8でも動きます。ただ一方で、Windows XP/Vista/7では動きません。いわゆる後方互換性がないということです。

弥生のようなアプリケーション・ベンダーの立場からすると、既存の製品をWindows RTで動くようにするには、相当の労力をかけて大幅に書き直す必要があり、これは容易なことではありません。労力をかけてWindows 8/RTの両方で動くようになっても、Windows 7以下では動きません。これはかなりのジレンマです… もちろん、Windows RT対応は一旦置いておいて、(Windows RTではない)Windows 8対応をすることは容易です。ただ、将来をにらむとWinRTをずっと避けて通るわけにもいきません。どのような形でWinRTへの対応を進めるか、思案中です。

ところでWindows RTのRTって、何かと思われる方もいらっしゃるかと思います。決してツイッターのRTではありませんよ。リアルタイムでもありません。中には陰謀説(?)もあり、曰くWindows 8の開発責任者Steven Sinofsky氏のイニシャル"SS"を、一文字繰り上げるとRに、一文字繰り下げるとTになるというものです。この種の話ではかつてのWindows NTがVMS(ミニコン用のOS)の3文字を一文字ずつずらしたもの(V→W, M→N, S→T, あわせてWNT、すなわち、Windows NT!)という説が有名ですね。話がそれましたが、正解はRunTimeで、これは、上で出てきたWinRTから来ているんだそうです。正直「??」という命名ではありますね…
posted by 岡本浩一郎 at 11:15 | TrackBack(0) | テクノロジー

2012年04月25日

あと半年で? Windows 8

Windows 8に関する話題がだいぶ具体的になってきました。2月に新しいロゴが発表され、ロゴに"Windows 8"と思いっ切り組み込まれていましたので、もうWindows 8という名称は正式になったのかと思っていたのですが、つい先日、同じくWindowsブログで、改めて「正式名称はWindows 8です」という発表があったようです。え、今さら?

ということで該当記事を見てみると、確かに"Windows 8 is the official product name (Windows 8が正式な製品名)"と書いてありましたが、この記事の主眼は、エディションを正式に決定したので発表します、ということのようです。Windows 7ではStarter, Home Basic, Home Premium, Professional, Enterpriseと5つのエディションがありましたが、Windows 8ではWindows 8(無印), Windows 8 Pro, Windows 8 Enterprise, そしてWindows RTの4つのエディションとなるようです。

Windows 7の5つのエディションのうち、Windows 7 Starterはネットブック用ということであまり見かけませんし、Home Basicは日本などの成熟市場では提供されていませんから、事実上はHome Premium, Professional, Enterpriseの3エディション。これが、Windows 8では無印, Pro, Enterpriseになるということですね。

もう一つのWindows RTは、ある意味全く別物です。これまでのWindows PCはCPUがインテル製(もしくは互換チップ)でしたが、Windows RTはARMと呼ばれるCPU向けで、形状もタブレット型(マイクロソフト的にはスレート型)が中心になると言われています。CPUが異なりますので、これまでのWindowsアプリ(弥生製品を含め)をそのまま動かすことはできません。

昨日/今日で開発者向けのイベントWindows Developer Daysが開催されていますが、その中で6月第一週にRelease Preview版(Windows 7で言うところのRC版で、ほぼ完成版)が提供されることが発表されました。Windows 7 RCは5月上旬でしたので、Windows 7の時と同じか、ちょっと遅いタイミングでの販売になりそうですね。
posted by 岡本浩一郎 at 19:03 | TrackBack(0) | 弥生

2012年04月23日

所得税の納付は済みましたか?

今年の確定申告の期限(所得税は3月15日)から一ヶ月が経ち、Twitterなどでも確定申告や青色申告に関する話題がめっきり減ってきました。ただ、最近は還付(源泉徴収などで予め納めた税金が最終的に計算された所得税を上回っていたため、差額が戻ってくるケース)に関する話題が目立ちますね。フリーランスで原稿料などで源泉徴収がされている場合には、還付という方も少なくないと思います。

還付で申告した場合、いつまでに還付されるという明確な期限はない(国税庁のウェブサイトでは「ある程度の期間(1か月から1か月半程度)を要する」とされています)のですが、ネット上の話題や自分の身の回りを見ても、申告に問題がなければ、もうそろそろ還付がされるのではないでしょうか。

還付は明確な期限がない一方で、納付(還付とは逆に、最終的に計算された所得税が多いため、追加で納税が必要なケース)の場合は明確に期限が定められています。所得税の場合は、納付期限は申告期限と同日の3月15日(木)です。税務署や金融機関などで納付する場合には、この日までに納付を済ませないと、延滞税が課せられます。ただし、振替納税(いわゆる口座引き落とし)の手続きをしている場合には、自動的にこの期限が振替の日付 - 今年の場合は4月20日(金) - となります。一度振替納税の手続きをすれば翌年以降も継続されますし、何よりも納付のタイミングが遅くなりますので(ビジネス上は支払いは遅いが勝ちです)、通常は振替納税がおススメです。

ただ、4月20日(金)といえば…、そう先週の金曜日です。本当はこの記事を先週中にアップして、口座残高は大丈夫ですか、と呼びかけるつもりだったのですが、私の不注意で翌週となってしまいました。大丈夫だとは思いますが、振替納税だった方は、是非口座の取引履歴を確認してみて下さい。万が一残高不足で引き落としができていなかった場合、一日単位で延滞税がかかります(なおかつ2ヶ月を超えると延滞税の計算率が高くなります)。意図はしなかったとしても延滞になってしまった方は、すぐに納付の手続きをされることをおススメします。
posted by 岡本浩一郎 at 15:41 | TrackBack(0) | 税金

2012年04月19日

まだあります、25周年記念キャンペーン

25周年記念キャンペーンのその2は、やよいの青色申告の次年度版の無償提供です。前回ご紹介した弥生会計+やよいの見積・納品・請求書パックは法人で起業・開業された方向けですが、こちらのキャンペーンは個人事業で起業・開業された方向けです。もちろん、これまでも個人事業として活動してきているものの、来年の申告に向けて、今年こそ青色申告にチャレンジという方にもピッタリです。

青色申告はメリットが大きい制度であることはこのブログでも度々お話ししていますが、記帳という手間がかかるのも事実です。ある程度の手間がかかるからこそ、申告前に一気に記帳するのではなく、月に一回など、コンスタントに記帳することをおススメしています。ただ現実は…、やはり申告前に駆け込みでやよいの青色申告を購入して何とか間に合わせる方が多いのも事実です。実際に、今年やよいの青色申告が最も売れた週は申告期限直前の3/5の週でした。

私自身も直前に詰め込みで頑張る人なので、正直人のことはあまり言えないのですが、来年の申告間際に苦しまないためにも、是非このキャンペーンを利用して頂き、早めにかつコツコツと記帳を続けて頂きたいと願っています。

最後のキャンペーンは、25周年を記念し、どどんと総額250万円分のプレゼントです。これは新たに弥生製品をお買い上げ頂く方だけでなく、既に弥生製品をご利用であんしん保守サポートにご加入の方も対象となります。このプレゼントは、弥生があんしん保守サポートで提供している「弥生の福利厚生サービス クラブオフ」を通じて行います。抽選は期間を区切って3回行われますが、4月から6月はジェフグルメカード2万5千円分を35名さまに、7月から9月はハーゲンダッツ引換券25枚を50名さまに、そして10月から12月は2万5千円分の宿泊補助券を35名さまにプレゼントします。25周年だけにそこここで「25」にこだわっています。

プレゼントを選んだのは担当のUさんですが、7月から9月のハーゲンダッツは、熱い夏にはやっぱりアイス、だそうです。ただ、実はオチがありまして、実際に抽選が行われるのは対象期間の9月が終わった10月なんです。ですので、プレゼントのお届けも10月になるかと… まあ、今やアイスも通年商品ですので、ご容赦頂ければ(苦笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 20:19 | TrackBack(0) | 弥生

2012年04月17日

25周年記念キャンペーン (その1)

前回お話ししたように、弥生シリーズはお陰さまで発売開始から25周年を迎えました。これを記念し、現在25周年記念キャンペーンを実施しています。

まず一つ目は、弥生シリーズのまさに中核である「弥生会計 12 スタンダード」と昨年発売した期待の新製品「やよいの見積・納品・請求書 11」をセットにしたバリューパックの発売です。弥生会計 12 スタンダードのメーカー希望小売価格が42,000円(税込)、やよいの見積・納品・請求書 11が10,500円ですので、通常は合計で52,500円となりますが、これを25周年記念価格ということで、44,100円で提供致します。

やよいの見積・納品・請求書 11と組み合わせたバリューパックとしては、これまでやよいの青色申告とのセットを提供してきました。こちらも単純合計21,000円が12,600円とかなりオトクなこともあり、大変好評です。通常このようなセット品を提供すると単品の売上が若干犠牲(いわゆるカニバリ)になりがちですが、実際にはやよいの青色申告の売上も伸び、さらにそこにバリューパックの売上も加わって、結果としてやよいの青色申告の売上本数は大幅増となっています。

特に注目に値するのが、この青色申告と見積・納品・請求書のパックを購入されたお客さまのユーザー登録データを分析すると、起業直後という方の率が高かったこと。個人事業として起業されて、必要なソフトをそろえようとした際にうまくニーズを満たすことができたのではないかと考えています。

青色申告でのバリューパックは個人事業主向けですが、今回発売する弥生会計とのバリューパックは、法人として起業された方の応援という位置付けです。一口に法人と言っても、卸業や小売業などはいわゆる販売管理(弥生シリーズでは弥生販売)が必要になりますが、サービス業などは、そこまでの販売の管理は必要とされず、シンプルに見積書や請求書を出したいというニーズが中心。今回のバリューパックは、そういった業種で起業・開業された方に最適なパックです。

今回は25周年記念ということで限定2,500本のみのご提供となり、先週金曜日から店頭に並び始めています。限定と言いつつ実は本数制限なしだったり、逆にその限定数に全く届かないいわゆる売り文句としての「限定」も目立ちますが、これは正真正銘の限定です(笑)。さすがに一朝一夕で売り切れることはありませんが、おっちょうどいいなと思われた方はお早めにお求め下さい。
posted by 岡本浩一郎 at 18:13 | TrackBack(0) | 弥生