2015年08月31日

弥生会計 オンラインは初年度ゼロ円から

7月7日に満を持してリリースした新たなクラウドアプリケーション、弥生会計 オンライン。弥生のクラウドアプリケーション「弥生オンライン」として、2014年1月にリリースした「やよいの白色申告 オンライン」、2014年10月にリリースした「やよいの青色申告 オンライン」に続くものです。

弥生は、これまでのデスクトップアプリケーション(Windowsアプリケーション)に加え、弥生オンラインという新たな選択肢をお客さまに提供することによって、会計ソフトの市場を広げることを目指しています。本ブログでも何回かお話ししてきていますが、会計ソフトの利用率はまだまだ1/3程度。つまり小規模事業者(法人/個人)のうち、2/3近くの方が会計ソフトのメリットを享受できていません。クラウドアプリケーションである弥生オンラインは、Webブラウザーだけですぐに利用できるという気軽さによって、市場の拡大を加速する力があると考えています。

これまで会計ソフトを利用されていない方に利用頂く、という意味で、弥生が特に重視しているのが、起業されたばかりの方です。弥生がこれまで市場調査を続けてきた中で、会計業務はほとんどの場合、起業してからの一年間に固定化されてしまうということがわかってきています。つまり、最初から会計ソフトを利用する事業者はその後も会計ソフトを利用するし、逆に、丸投げからスタートした事業者はなかなかそこから抜け出せません。

2015083101.PNG

今回、弥生会計 オンラインを提供するにあたっては、起業されたばかりの方向けの特別なキャンペーンをご用意しています。その名も「起業家応援」キャンペーン。弥生会計 オンラインは、通常は年間26,000円(セルフプラン)〜年間30,000円(ベーシックプラン、いずれも税抜)の利用料が必要となりますが、この1月1日以降に起業された新設法人のお客さまには初年度はゼロ円でご利用頂くことができます。

2015083102.PNG

また、前回お話ししたように、法人の会計業務にあたっては、会計事務所との連携が欠かせません。これは言い方を変えれば、弥生会計 オンラインを広くご利用頂くには、会計事務所の理解が欠かせないということです。その観点から、今回、弥生会計 オンラインでは、起業家応援キャンペーンに加えて、弥生PAP紹介キャンペーンと題して、会計事務所の顧問先向けのキャンペーンも実施致します。具体的には、弥生の会計事務所パートナーネットワークであるPAP会員からご紹介頂いた事業者の方も、やはり初年度がゼロ円でご利用頂くことができます。

既に多くの方にご利用頂いているデスクトップアプリケーションと異なり、弥生のクラウドアプリケーションはまだまだ立ち上がったばかりです。まずは初年度ゼロ円で気軽に試して頂き、そのメリットを実感して頂きたいと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:56 | TrackBack(0) | 弥生

2015年08月26日

あれから20年

20年前の1995年8月24日は、ITの歴史において大きなマイルストーンとなった日です。Windows 95が米国で発売された日。

私はちょうどその時、米国にいました。UCLAのビジネススクール(Anderson School)留学のために渡米したのが、1995年の7月(6月?)。秋からの正式な授業に向けて、まずは夏期講習で徐々に足慣らしをしていました。この時にPCを2台立て続けに購入しています。まず最初に購入したのが、Macintosh PowerBook 5300c。当時は断然Mac派でしたから。このPB5300cは、PowerPCのPowerBook! カラー液晶!と当時にしては夢のようなマシンでした。結構高かったのですが、トラブルもそれなりに多かったと記憶しています

そしてもう一台。Windows 95の発売と同時に購入したのが、Packard BellのLegendというデスクトップPCでした。いわゆるタワー型の筐体なのですが、下のほうが広くなっていて、ビルのような形をしたマシンでした。これを選んだのは、スペックの割りに安かったから。(ノートブックとデスクトップという違いはありますが)PowerBookの半額以下だったように思います。

今ならともかく、当時はPCを2台所有しているというだけでかなり特殊な人でしたが、メインはMacで、自宅で気合を入れてレポートを書く際にはデスクトップのWindows 95というように使い分けていました。

Windows 95は、何よりもPCを一般大衆のものにしたという意味で、ITの歴史において多大の貢献をなしたことに異論はないものと思います。もちろん、一般大衆でも使える操作性という意味ではMacの方がまだまだ先を行っていましたが、Macは圧倒的に高く、明らかに趣味のもの。普通の人が気軽に買うようなものではありませんでした。それに対し、Windows 95のマシンはみんなのPC。ビジネススクールでもすぐにWindows 95が圧倒的主流になりました。

あれから20年。今やPCが数万円で買える時代。当時のPCよりも圧倒的なパワーをもちつつ、圧倒的に小さいスマホがこれだけ普及した時代でもあります(当時はNewtonやPalm Pilotというものがありましたが、できることという意味では比較になりませんね)。そしてこの20年目の節目にWindows 10が登場しました。

Windows 10は、今後広く普及し、Windows XP/Windows 7を超えて、最も使われているWindows OSになるでしょう。ただ、もはやWindowsだけの時代でないのも事実。

Windows 95が登場した1995年はITの普及という意味で転換点になった年です。また、そのWindows 95は会計ソフトの普及という意味でも大きな転換点になりました。弥生会計もWindows 95対応版によって、一気に普及が加速しました。それから20年。弥生会計にも、ついにクラウドアプリケーションとして弥生会計 オンラインが登場しました。あれから20年、2015年もITの歴史にとって、そして弥生の歴史にとっても大きな転換点となる年だと感じています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:59 | TrackBack(0) | テクノロジー

2015年08月24日

会計事務所との連携

7月7日に満を持してリリースした新たなクラウドアプリケーション、弥生会計 オンライン。弥生のクラウドアプリケーション「弥生オンライン」として、2014年1月にリリースした「やよいの白色申告 オンライン」、2014年10月にリリースした「やよいの青色申告 オンライン」に続くものです。ただ、やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインが、個人事業主をターゲットとしたものであったのに対し、今回の弥生会計 オンラインは、小規模法人がターゲットであることが大きく異なります。

小規模法人の会計業務には大きな特徴があると以前お話ししました。それは、圧倒的多数が何らかの形で会計事務所に業務を委託しているということ。弥生が昨年12月に行った調査の結果では、小規模法人の約8割が少なくとも一部の会計業務を会計事務所に委託しています。

2015082401.PNG 

弥生会計 オンラインでは、日々の取引の入力だけでなく、決算書まで作成することも可能です(10月対応予定)。ただし、上記のように会計事務所とのお付き合いのある法人が圧倒的多数である現状を鑑みると、事業者が弥生会計 オンラインで決算書を作成するケースは多くはないと考えています。

逆に、一般的になると思われるのは、日々の取引の入力は事業者側で行うが、決算書の作成は会計事務所に任せるというケース。つまり法人向けである以上、直接のお客さまである小規模法人から見た使い勝手だけでなく、その顧問である会計事務所から見た使い勝手も重要になります。その点、弥生会計(デスクトップアプリケーション)は会計事務所においても最も多く活用されている会計ソフトですから、今回の弥生会計 オンラインと、デスクトップアプリケーションの弥生会計(会計事務所向けには専用バージョンとなる弥生会計 AEを提供しています)を連携させることによって、事業者の使い勝手と、会計事務所の使い勝手を両立させることが可能になります。

2015082402.PNG 

この連携は、当初は、一方通行になります。つまり、日常は事業者も会計事務所も弥生会計 オンラインを利用し、決算に当たっては、弥生会計 オンラインからエキスポートされたデータを、会計事務所が弥生会計 AE(デスクトップ)にインポートし、決算書を作成するという流れになります。ただ、これが理想形だとは考えていません。

理想形は、会計事務所との双方向連携。双方向連携では、弥生会計 オンラインでの入力が弥生ドライブを通じて弥生会計 AEに同期される、また、弥生会計 AEでの入力が弥生ドライブを通じて弥生会計 オンラインにも同期されます。つまり会計事務所からすれば、決算だけでなく、月次の監査も使い慣れた弥生会計 AEで行うことができるようになります。

もっとも、この双方向連携はそれなりに技術的ハードルが高いのも事実。この双方向連携は来年の3月の提供開始を予定しています。少々お時間は頂いてしまいますが、この双方向連携を実現すれば、クラウドか、はたまたデスクトップかという二元論ではなく、メリットの異なる2つをうまく組み合わせて利用するという理想形を提供できると考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:53 | TrackBack(0) | 弥生

2015年08月21日

定期チェック完了

先日、久し振りに人間ドックを受診しました。前回が2013年4月ですから、あら、2年以上経っています。人間ドックは一年に一回受けないといけませんし、皆にはそう話しているのですが、自分のことになるとダメですね。

まあ、本来受けるべきだった2014年は、17年ぶりの消費税率引上げがあり、Windows XPのサポート終了があり、さらに年末にはオリックスグループ入りと、イベント盛り沢山だったので、時間がなかった、というのは…完全に言い訳です。ただ、上場を検討したり、オリックスグループ入りを検討する(実質的には、オリックスグループが社長としての私も含めて弥生を評価した訳ですが)タイミングで、体に何らかの不調があることがわかっても困るという事情もありました(冷静に考えると本末転倒ですが)。

今年に入って、そういった事情もなくなり、すぐに人間ドックを受けるべきだったのですが、なんだかんだと腰が重くこのタイミングになってしまいました。ずるずる伸ばした理由の一つは、胃の検査をどうしようか迷ったから。昨年はバリウムを飲んでの胃の検査を避けて、初めて胃カメラ(内視鏡)にチャレンジしたのですが、これが結構しんどかった(泣)。正直、少々後悔が入りました。これが尾を引いて、今回はバリウムにするか、胃カメラにするか迷っている間に時間が経ってしまったという次第です。

最終的には、今度は鼻からの胃カメラに挑戦することに。やってみての感想としては、鼻から(経鼻)の胃カメラもそれなりにしんどい。ただし、口からよりはだいぶマシで、これで年に一回なら何とか耐えられるかな、というところです。もう一つの初物はCTスキャン。ただ、こちらはあまり違和感もなく、あっさり終わりました。

朝一番から受診したのですが、午後にはほとんどの結果が出揃っていました。今どきの人間ドック専用施設のオペレーションは素晴らしいです。結果としては、特に問題はないのとのこと。全てが出揃った正式な結果報告は後日となりますが、まずは一安心です。これから先秋から冬にかけては、再び忙しい時期となりますが、安心して仕事に打ち込めそうです。
posted by 岡本浩一郎 at 18:04 | TrackBack(0) | パーソナル

2015年08月19日

スマート取引取込の進化

7月7日に満を持してリリースした新たなクラウドアプリケーション、弥生会計 オンライン。弥生会計 オンラインは、はじめての方でも、かんたん、やさしい会計ソフト。取引入力をとことん効率化して、会計業務のジレンマを解消します。

取引入力の効率化に貢献するのが、スマート取引取込(YAYOI SMART CONNECT)。スマート取引取込は銀行明細、クレジットカードなどの取引データの自動取込、自動仕訳を実現する機能です。このスマート取引取込は、当初はやよいの白色申告 オンライン向けの機能として昨年7月に提供を開始しました。その後、10月にはやよいの青色申告 オンライン、12月にはデスクトップアプリケーションの弥生会計/やよいの青色申告でも利用できるようになり、今回の弥生会計 オンラインでも、もちろん利用することができます。

今回、弥生会計 オンラインに対応するにあたって、法人向けに機能を強化しています。具体的に言えば、法人銀行口座の明細取込みです。今回リリースするにあたっては、まず法人向けインターネットバンキングで取得できるCSVデータを、このスマート取引取込で取込み、自動仕訳を行うという機能を追加しました(対象となる銀行については徐々に拡充していきます)。

今回は、セキュリティ上の懸念から、法人銀行口座の自動取込の対応はあえて見送ったのですが、懸念点に関して万全な対策を講じた上で、この10月には法人銀行口座の自動取込にも対応を予定しています(ちなみに、個人銀行口座については連携先である、MoneyLook, MoneyTree, Zaimを通じて既に対応しています)。

2015081901.PNG

同様に今後の機能追加になりますが、目玉になるのが、OCR取込。領収書などのスキャナーで読み取れば、画像からOCR(光学文字認識)処理によって自動で取引データを生成し、さらに取引データを仕訳データに自動変換するという機能です。要は、領収書の画像を元に、自動で仕訳を行うという画期的な機能です。このOCR取込機能は、電子帳簿保存法の改正が施行されるのにあわせ、この年末までの提供を予定しています。この機能を活用すれば、証憑の整理、ファイリングから仕訳の入力までを一気通貫での自動化が実現します。

弥生のクラウドアプリケーション群である弥生オンラインが、やよいの白色申告 オンライン、やよいの青色申告 オンライン、そして今回の弥生会計 オンラインと着実に進化を遂げてきたように、スマート取引取込も着実に進化を続けています。また、このスマート取引取込の進化は、デスクトップアプリケーションである弥生会計/やよいの青色申告でも活用頂くことができます。

OCR取込は、電子帳簿保存法の改正に向け、かなり注目を集める機能になるでしょう。また機会を改めて、もう少し突っ込んだお話しをしたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:34 | TrackBack(0) | 弥生

2015年08月18日

秋葉原のお盆

お盆の週が終わり、今週月曜日からは弥生カスタマーセンターも通常通りの営業を再開しています。一方で、東京の本社は、個人個人のスケジュールにあわせて夏休みを取ることになっており、先週も概ね通常通りの勤務でした。先日お話しした通り、今年は開発案件が例年以上に山積みということで、開発はかなりの割合で通常出勤でした。

私も通常通りの勤務。ただ、お盆の出勤にはいいこともあります。例年はお盆の週は、電車がガラガラで通勤がラク。電話や割り込みの仕事もないので、マイペースで仕事ができるチャンス。お昼を外に食べに行こうとしても、お休みが多くて結構困るというのが唯一の難点でしょうか。

ただ、秋葉原に移転しての初のお盆となった今年はだいぶ様相が異なりました。神田はお盆になると町全体が閑散としていましたが、秋葉原は閑散とは無縁。むしろいつもより明らかに混んでいます。客層も、いわゆるおタクのみなさんから、地方はもちろん世界中からの観光客、さらにはお盆でもオフィス勤務の人まで実に多種多様です。秋葉原UDX内の飲食店も通常通りの営業で、お店が開いておらず困るということはなかったのですが、お客さんが普段より多いため、普段はあまり待つことのないお店でも行列が。

さらに、オフィスで仕事をしていると、外から歓声が。どうも近くのビルの敷地内で、アイドルグループのライブをやっていたようです(ちなみに、秋葉原UDXでも7月末から8月頭にかけて、UDX夏祭りという大規模なイベントを開催していました)。

やはり秋葉原はオフィス街というよりは、観光地だということを実感した秋葉原のお盆になりました。神田もいい街でしたが、秋葉原もなかなか、面白い街です。
posted by 岡本浩一郎 at 18:01 | TrackBack(0) | 弥生

2015年08月12日

Windows Phone

世の中はお盆休み真っ只中です。弥生でもカスタマーセンターは本日から3日間休業とさせて頂いています。ただ、本社は概ね通常モード。特に今年は開発案件が例年以上に山積みということで、開発はフル稼働状態です。

お盆休みにあわせてちょっと緩い話題をということで、今日はちょっと変わったスマホをご紹介したいと思います。

2015081201.JPG

何の変哲もないスマホのようですが…。あれ、Windowsロゴ? さらに、ちょっと見難いですが、上部にはMicrosoftのロゴもあります。実はこれ、iPhoneでも、Androidでもなく、Windows Phoneです。つい先日アメリカに行く機会があり、それまではSIMロックを解除したAndroidに現地のSIMを組み合わせて使っていたのですが、今回はSIMと合わせてWindows Phoneを購入してみました。MicrosoftのLumia 640です。LumiaはもともとNokiaのブランドですが、Nokiaの携帯/スマホ事業がMicrosoftに買収されて1年が経ち、既にMicrosoftブランドに移行しています。

Windows Phoneを本格的に使うのは初めてですが、結構いいですね。今どきのスマホのインターフェイスとWindowsのインターフェイスのいいとこ取りなので、特に違和感なく使うことができます。現地で購入したので当然最初は英語版ですが、言語を日本語に設定すれば、何の問題もなく日本語を利用できるようになりました。

今回Windows Phoneを試してみたかったのは、Windows PhoneについてもWindows 10への無償アップデートが行われることが発表されていたから。ただ、PC向けのWindows 10は予定通りに7月29日にアップデートが開始されましたが、Windows PhoneのWindows 10 Mobileへのアップデートは少々待つ必要があるようです

問題は、このWindows Phone、いわゆる技適問題により、日本では使えないのです。WiFiですらも。ということで、Windows 10 Mobileの提供が始まっても、実際にアップデートできるのは、次回訪米時になってしまいそうです。昨今訪日の観光客が増える中で、実際には技適を通っていないスマホの利用もそれなりに出てきているのではないかと思います。東京オリンピックに向けてさらなる訪日客も見込まれる中で、この技適問題は何とかしてほしいな、と願っています。

ただ、救いとなるのは、このLumia 640、物凄く安いのです。AT&TのSIMロックはかかっていますが、それでもなんと$58。7,000円ちょっとです。この値段であれば、実際には使えないオブジェとしてもまあありかと。

日本でも待望のWindows PhoneとしてMADOSMAの販売が始まっているようですが、実売価格は3万円台。これが10,000円以下で買えるようになれば、結構いい感じで売れるのではないかと思うのですが、どうでしょうか > 日本マイクロソフトさん。個人的には、Windows PhoneでFelica対応までしてもらえれば、現在の2台目であるAndroidから必ず乗り換えます(iPhoneの一台目の座は揺るぎませんが、苦笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 17:36 | TrackBack(0) | テクノロジー

2015年08月10日

もっともっと"かんたん、やさしい"クラウド会計ソフト

7月7日に満を持してリリースした新たなクラウドアプリケーション、弥生会計 オンライン。"かんたん、やさしい"で定評のある弥生が開発したクラウド会計ソフトですから、徹底的に"かんたん、やさしい"に拘っています。もっともっと"かんたん、やさしい"クラウド会計ソフト、それが弥生会計 オンラインです。もっともっと、ということで、比較級ならぬ最上級の"かんたん、やさしい"を目指しました。

2015081001.PNG

弥生会計 オンラインは、はじめての方でも、かんたん、やさしい会計ソフト。取引入力をとことん効率化して、会計業務のジレンマを解消します。タイムリーな経営判断に役立てて頂けるよう、数字の羅列ではなく、グラフレポートで、自分の会社の今をグラフィカルに把握することができます。もちろん、弥生ならではのあんしんのサポート体制も自慢です。そして、弥生会計 オンラインは、クラウドアプリケーションですから、MacでもWindowsでも利用できます。やよいの白色申告 オンラインで、弥生のアプリケーションが初めてMacを公式にサポートしましたが、今回の弥生会計 オンラインで、遂に法人のお客さまでもMacで弥生のソフトウェアをご利用頂けるようになりました。

2015081002.PNG

これまでのやよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインと同様に、弥生会計 オンラインもシンプルなアプリケーションです。機能が山盛りでどこからどう使えばいいのかわからない、ではなく、小規模法人に必要な会計業務がこれひとつで賄えるようコンパクトにまとまっています。

まず取引の入力ですが、やはり効率化、さらには記帳ストレスをゼロにするためにも、銀行明細、クレジットカードなどの取引データの自動取込、自動仕訳を実現する「スマート取引取込」をご活用頂きたいと思います。一方で、簿記/会計知識がなくても、誰でもかんたんに取引入力ができるその名も「かんたん取引入力」もご活用頂けますし、簿記/会計知識がある方には、「仕訳入力」もご利用頂けます。

一方で、入力はタイムリーな経営判断のための手段に過ぎません。重要なのは集計した結果。弥生会計 オンラインでは、登録した取引から、帳簿を自動で集計・作成します。ただ、数字の羅列だとピンと来ないんだよね、という方が多いのも事実。この場合は、レポート機能をご活用頂ければ、集計結果をグラフで確認できるので、おカネの状況がひと目でわかる、そしてそれによってタイムリーな経営判断を実現することができます。

さて、一年が終われば、法人の決算となるわけですが、弥生会計 オンラインでは、登録した取引から、決算書を自動で作成できる機能を提供予定です(2015年10月予定)。これによって取引の入力から決算まで、小規模法人に必要な会計業務がこれひとつで賄えるわけです。

ただし、法人の税金の申告に関しては、会計事務所にお願いすることが一般的ですので、弥生会計 オンラインでは、これまでのデスクトップアプリケーションの弥生会計と同様、カバーしません。その観点では、実は決算書の作成自体も弥生会計 オンラインで完結するよりは、会計事務所にお願いすることが一般的なパターンとなります。そのため、弥生会計 オンラインでは、会計事務所とのデータ連携を非常に重視しています。

引き続き、弥生会計 オンラインにとって特に重要な機能であるスマート取引取込と会計事務所連携についてもう少しお話ししたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:16 | TrackBack(0) | 弥生

2015年08月07日

会計業務のジレンマ

7月7日に満を持してリリースした新たなクラウドアプリケーション、弥生会計 オンライン。弥生のクラウドアプリケーション「弥生オンライン」として、2014年1月にリリースした「やよいの白色申告 オンライン」、2014年10月にリリースした「やよいの青色申告 オンライン」に続くものです。ただ、やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインが、個人事業主をターゲットとしたものであったのに対し、今回の弥生会計 オンラインは、小規模法人がターゲットであることが大きく異なります。

2015080701.PNG

小規模法人における会計業務には大きな特徴があります。それは、圧倒的多数が何らかの形で会計事務所に業務を委託しているということ。弥生が昨年12月に行った調査の結果では、小規模法人の約8割が少なくとも一部の会計業務を会計事務所に委託しています。個人事業主の場合は、自分で帳簿を付けて、自分で決算書を作成し、そして自分で確定申告書を作ることは決して難しいことではありませんし、珍しいことでもありません。一方で、法人の申告は、個人(事業主)の申告よりは圧倒的に難易度が上がります。このため、特に決算/申告業務に関しては、会計事務所に委託するのがごく一般的です。

一方で、その前段である記帳については、記帳は自社で行うケースと、記帳まで会計事務所に委託するケースで二つに分かれます。弥生の調査の結果では、奇しくも、自社で会計ソフトを利用して記帳するケースと、会計事務所に記帳を委託するケース(ただし、その元資料に関しては自社で手書きやExcelでまとめるケースを含む)でちょうど半々に分かれました。

2015080702.PNG

この半々というバランスは、小規模法人における会計業務のジレンマの表れであると考えています。自社で会計ソフトを利用して記帳する、これを「自計化」と呼びますが、一般的には、自計化の方が、健全な事業運営のために、より良い選択と言えます。自計化によって、経営情報をタイムリーに把握することができるからです。一方で、自計化には時間と労力、そして多少の会計知識が必要なことも事実(弥生としてはこれらのハードルを下げる努力はしていますが)。

では、会計事務所に記帳を委託する場合(記帳代行)はどうか。これは、(よく言えば)お金をつかって、自社の強み(コアコンピテンス)に集中すると言うこともできますし、(悪く言えば)面倒くさいことには目をつぶって丸投げしている、と言うこともできます。この方式の最大の課題は、正確な経営情報をタイムリーに得ることが難しいということです。記帳のための元資料を会計事務所に渡してから、結果が返ってくるまでに1ヶ月かかることも決して珍しくはありません。となると、その1ヶ月間は自社がどういった状況にあるのか見えないまま走り続けることになります。

理想的だが、時間と労力のかかる自計化、それに対し、タイムリーな経営情報の把握が難しくなる記帳代行。まさにジレンマです。このジレンマが数字として表れた結果が、上でお話しした「半々」という割合なのではないかと思います。

しかし、弥生としてこのジレンマであり、トレードオフを良しとしているわけではありません。先ほどもお話ししてきた通り、弥生会計の進化を通じて、時間と労力、そして多少の会計知識が必要といったハードルを下げる努力をしてきました。そして今回、弥生は弥生会計をさらに進化させます。そしてこのトレードオフを大幅に解消できると考えています。

2015080703.PNG

記帳ストレスをゼロに、同時に、タイムリーな経営判断も実現する。それを実現するのが、今回リリースした弥生会計 オンラインです。
posted by 岡本浩一郎 at 15:15 | TrackBack(0) | 弥生

2015年08月05日

二通りのアプローチ

前回、弥生のクラウド戦略はこの7年間、試行錯誤を続けながらも、着実に前進してきた、そして、試行錯誤したからこそ、より良い形に進化してきている、と書きました。

2015080501.PNG

これまでにも本ブログで何回かお話ししてきていますが、弥生のクラウド戦略は二通りのアプローチで成り立っています。一つがデスクトップアプリケーションのクラウド対応、そしてもう一つがクラウドアプリケーションの新規開発。しかし、7年前のYaaS宣言の時点では、基本的に後者のみを想定していました。クラウドアプリケーションを新規開発し、デスクトップアプリケーションと並ぶ事業の「柱」を目指す。その時点では、デスクトップアプリケーションはあくまでもデスクトップアプリケーションでした。

ただ、試行錯誤を続ける中で、デスクトップアプリケーションにクラウドサービスと組み合わせることで、デスクトップアプリケーションにもクラウドのメリットを提供するという方向に軌道修正を行いました。クラウドへのデータのバックアップおよびクラウドを通じたデータ共有を実現する弥生ドライブを2013年10月にリリース、また、クラウドを通じた外部データの取込みと自動仕訳を実現するYAYOI SMART CONNECTを2014年7月にリリースしました。

2015080502.PNG

注目して頂きたいのは、弥生ドライブも、YAYOI SMART CONNECTも全く新しいものではないということ。弥生ドライブのルーツは2003年から提供してきたデータバックアップサービスにありますし、YAYOI SMART CONNECTのルーツは2007年から提供してきたMoneyLook for 弥生にあります。そういった意味で、発想とサービス自体はもともと存在していたのです。それらを、デスクトップアプリケーションのクラウド対応という明確な戦略の下で、より汎用的な仕組みとして完全に再開発したということになります。

実際、弥生のお客さまのクラウドサービス利用という意味では、このデスクトップアプリケーションのクラウド対応のアプローチの方が先行しています。弥生ドライブに関しては、既に15万ユーザーにご利用頂いています。これはあんしん保守サポート加入者数43万のうち、1/3以上ということになります。

デスクトップアプリケーションのクラウド対応によって、特に既存のお客さまの利便性を向上させ、よりご満足頂く。一方で、業界のリーダーとして、弥生は市場を開拓する責務があります。これまで業務ソフトを利用されていない方にいかにご利用頂くか。これを担うのがもう一つのアプローチであるクラウドアプリケーションの新規開発です。

2014年1月には、全く新しいピュアなクラウドアプリケーションとして「やよいの白色申告 オンライン」をリリースしました。ご承知のように、これは2014年1月から、白色申告でも記帳が義務化されたことにあわせたものです。新たに記帳をしなければいけなくなった白色申告の方に、かんたん、そして気軽に利用頂ける申告ソフトを提供する。

さらに、このやよいの白色申告 オンラインを発展させ、2014年10月には「やよいの青色申告 オンライン」をスタートさせました。これも本ブログで何度もお話ししていることですが、節税という観点では白色申告よりも青色申告が圧倒的に優位。白色申告だった方が、スムーズに青色申告にステップアップできることを目指して提供を開始しました。

2015080503.PNG

お蔭さまでやよいの白色申告 オンライン、そして、やよいの青色申告 オンラインは大変好評を頂いており、3月末の時点で、個人事業主向けのクラウド会計ソフトとしてNo.1のシェアを獲得したことは本ブログでもご報告した通りです。一方で、やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインは、新たな市場の開拓を目指し、新たに立ち上がったばかりのサービスですから、ユーザー数という意味ではまだまだデスクトップアプリケーションを遥か後方から追いかける状況です。6月末時点の登録ユーザー数は49,415。新たな市場の開拓を進めつつ、シェアの向上はもちろんのこと、ユーザー数の着実な上積みを図っていきたいと考えています。

そして今回、やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインに次ぐ新たなクラウドアプリケーションとして登場したのが、今回リリースした「弥生会計 オンライン」です。次回から、いよいよ弥生会計 オンラインについてお話をしていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 09:46 | TrackBack(0) | 弥生