2015年10月28日

ソフトウェアでのマイナンバー対応支援


弥生の「あんしん」は、ソフトウェアとサポート・サービスの両面で、お客さまのマイナンバー対応を支援していきます。本日はまずはソフトウェアでのマイナンバー対応支援について。

今回、弥生は来たる10月30日(金)に発売を開始する、「弥生給与 16」および「やよいの給与計算 16」でマイナンバーに対応しています(なお、あんしん保守サポートご加入のお客さま向けには既にオンラインアップデートでの提供を開始しています)。

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対応内容としては、大きく3点あります。まずはマイナンバーを正しく管理するための初期設定。実際に登録されたマイナンバーは暗号化されて保管され、当然、マイナンバーを取り扱う権限を持ったユーザーのみがアクセスできるようになります。そして最終的に、マイナンバーの記載が求められている帳票への出力に対応します。

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マイナンバーは誰にとっても初めての経験だけに、弥生お得意のナビゲーション機能(マイナンバーナビ)で、制度の概要を理解することはもちろん、権限設定から、マイナンバーの登録まで、必要な手順を迷うことなく進めて頂けるようになっています。マイナンバー(個人番号)は厳密な安全管理措置が求められますから、まずはマイナンバーを扱うことのできる個人番号の事務取扱担当者を設定し、その担当者が従業員(およびその家族)のマイナンバーを登録する、という流れになっています。

マイナンバーを保管するのは、最終的には、マイナンバーの記載が求められている帳票へ出力するためです。ここはよく誤解されがちなのですが、マイナンバーは保管すること自体が目的ではありません。保管だけできても意味はなく、あくまでも、来年1月からの税や雇用保険の手続き、さらに再来年1月からの社会保険の手続きの際に、手続きに必要となる(官公庁に提出する)帳票にマイナンバーを出力できることが必要です。保管されたマイナンバーをデータでダウンロードして、年末調整のシステムにインポートといったやり方も全く不可ではないものの、中間で発生するデータファイルの安全管理措置には相当な注意が必要です(場所が異なる場合、保管システムから磁気テープで出力して、その磁気テープを厳重に警備して年末調整システムの所在地に輸送するといった対応もあるようです、まあ、現金輸送車のイメージですね)。

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そう考えると、マイナンバーを安全に保管できるだけではなく、保管されたマイナンバーを帳票に出力できるところまで、安全に一貫して処理できた方が確実ということになります。弥生給与 16/やよいの給与計算 16では、法定調書合計表や扶養控除等(異動)申告書といったマイナンバーの記載が求められる帳票への出力をサポートしています。まだ様式が完全確定はしていませんが、給与所得の源泉徴収票の新様式にも対応を予定しています。給与所得の源泉徴収票は多くの方にとって馴染みのある帳票だと思いますが、マイナンバーの記載にあわせて、これまでのA6サイズからA5サイズになることが既に決まっています。

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弥生給与 16/やよいの給与計算 16では、これまでの弥生給与/やよいの給与計算と同様に、データファイルを自社内のPCで保管することが可能です(もちろん、マイナンバーを扱う段階で、そのPCに対する物理的安全管理措置が求められることになります)。一方で、弥生が提供するクラウドサービス、弥生ドライブを利用すれば、データをクラウドで保管することも可能です。ローカルでもクラウドでも、お客さまのニーズにあわせて選んで頂くことが可能です。

また、弥生ドライブを利用すれば、例えば、月々の給与計算は事業者が行っているけれど、年末調整は会計事務所に委託しているという場合に、事業者と会計事務所間でマイナンバーを含んだデータファイルを、弥生ドライブを介して安全に共有することが可能です。

弥生ドライブは、Microsoft Azureの日本のデータセンターで稼働しており、万全な物理的安全管理措置が講じられていますが、マイナンバーを扱うにあたり、細かい部分での安全管理措置を強化したバージョンを年内に提供する予定です。
posted by 岡本浩一郎 at 17:37 | TrackBack(0) | 弥生