2015年12月28日

新たな価値

弥生が正式にオリックスグループ入りをしたのが、昨年の12月22日。早くも一年経ったということになります。正直あっという間の一年でした。

オリックスグループ入りして何が変わったか、とよく聞かれますが、正直あまり変わっていません。これは弥生のお客さまや会計事務所などのパートナーに聞いて頂いても同じような答えになるのではないでしょうか。弥生は、この一年間はあえて、変わらないこと、これまで通りにしっかりとした価値を提供することに拘ってきました。また、オリックスグループとしてもそれを是としてきました。元々オリックスグループ入りする際には、弥生をいい会社と思ってグループに迎える、だから変に手を出すつもりはない、と言って頂きましたが、その通りとなっています。

もっとも、この先は、徐々にオリックスグループの一員としての弥生の新たな価値を提供していきたいと思っています。

今年になって流行った言葉の一つにFinTech(フィンテック)があります。テクノロジーの力で金融のあり方を変える。正直、一年前はオリックス×弥生という組み合わせに首を傾げた方も多いのではないかと思いますが、今となってはご理解頂けるのではないでしょうか。そう、オリックスの金融の力と、弥生のテクノロジーの力をあわせ、新たな価値を生み出していく。

ただ、残念ながら、日本におけるFinTechという言葉自体は完全に「流行りもの」になってしまっており、必ずしも実体があるとは言えません。米国で2015年の最大規模のFinTech IPOとなったFirst Dataは1971年創業のクレジットカード決済会社ということからもわかるように、FinTechはベンチャーに限られるわけでもありません。日本で言えば、銀行や証券会社向けのシステムを提供しているNTTデータや野村総合研究所なども実は立派なFinTechです。

そういった意味で、(First Dataなどと比較して)「新世代の」FinTechといったように区別した方がいいのではないかと思いますが、新世代のFinTechが米国で台頭してきた背景に注目する必要があります。それはリーマンショック以降、既存の大手金融機関が一斉にビジネスを縮小し、お客さまを選別することになったことに原点があります。リーマンショック以降は、銀行に口座を開けない、クレジットカードを持てない人が増えた。だからこそ、その代替手段(Alternative)としての新世代FinTechが成長してきました。そもそも米国では、金融機関に対する好感度が低いということも考慮する必要があります。"Occupy Wall Street"の動きに象徴されるように、米国の金融機関はリーマンショックを引き起こした存在であり、広がりつつある経済格差の象徴として見られる傾向があります。

翻って日本はどうでしょうか。日本では、銀行に口座を開けないということは基本的にありませんし、口座維持手数料もかかりません、(信用履歴にはよりますが)クレジットカードを持つことも決して難しくありません。また今の住宅ローンの貸し出し競争を見れば自明ですが、日本はおカネを極めて低コストで借りやすい市場です。事業者向けには、日本政策金融公庫などの公的融資も充実しています。そして何よりも、日本の金融機関は非常に(個人的には過剰なまでに、とも思いますが、笑)信用されています。

こういった背景の違いがある中で、アメリカと同様な形でのFinTechが急速に成長するとは思っていません。ただ、だからといって、FinTechがダメだという気はありません。そうであれば、オリックス×弥生という組み合わせを自己否定することになってしまいます。

代替手段(Alternative)ではなく、これまでにない新たな価値(New Value)を生み出せるかどうか。弥生はオリックスはもちろん、日本の金融機関とパートナーシップを組むことによって、これまでにない新たな価値を共創(Co-create)したいと思っています。今年は変わらないことをテーマとして活動してきましたが、来年は一歩踏み出し、新たな価値の姿を見せられる年としたいと思っています。

それでは皆さま、よいお年を。
posted by 岡本浩一郎 at 13:00 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月24日

MBA

約4年前にMBAという題名で記事を書いたことがありますが、その時のMBAはMacBook Air。ちなみに今年3月にMBP(MacBook Pro)を購入し、MBAはクリーンアップして会社に寄贈しましたので、現在は弥生オンラインの検証機として余生を送っています(笑)。

今日のお題のMBAはMaster of Business Administration, 経営学修士。懲りずに取り上げて頂きましたシリーズの第5回目ですが、日経の日経Bizアカデミーというサイトで私のMBA体験記を取材頂いています。日経Bizアカデミーは、「グローバルに活躍するためにジブンを進化させたいビジネスパーソンを応援するサイト」ということで、グローバルリーダーに必要とされる「5つの力」を磨く一つの手段としてMBAについて様々な角度から取材/紹介しています。

内容としては私のMBA体験記となりますが、実際にMBAに行くまでのキャリア、なぜMBAを取得しようと思ったかといった点もカバー頂いています。今週は前半が公開されており、来週に後半が公開されるとのことです。

記事の趣旨的にややMBA万歳的なトーンになっていますが、私個人としてMBAが絶対的に必要なものとは考えていません。あったら可ですが、必須ではない。あったらバラ色というものでもない。ただ、私自身のキャリアの中では、MBAが色々な可能性の扉を開けてくれたのは事実です。MBA取得を真剣に考えている方の背中を押すことができればいいなと思っています。

今日はクリスマス・イブですね。秋葉原UDX & 弥生のオフィスでは3種類のクリスマスツリーが出迎えてくれます(左から、UDX入り口、UDXオフィスロビー、弥生のロビー)。

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今回の記事ではないですが、留学時代の思い出で、クリスマスを過ぎた途端に道端に用済みになったクリスマスツリーがどかどか捨てられていることに驚きました。向こうでは生木を毎年入れ替えるから、ですが、日本の場合は作り物のツリーが多いので、毎年再利用が多いですよね。こんなところにも文化の違いを感じます。どちらがいいということではなく、世界を知る/違いを知ることが可能性を広げていくと思っています。

Happy Holidays!
posted by 岡本浩一郎 at 17:37 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月21日

知りたいことがパッとわかる

この間から意外に続いてシリーズ化された(?)、取り上げて頂きました報告ですが、今回が4回目です。シリーズの1回目2回目は、私を取り上げて頂いた記事と書籍のご紹介。そして3回目については、やよいの白色申告 オンラインとやよいの青色申告 オンラインを取り上げて頂いた書籍(ムック本)のご紹介でした。4回目となる今回も、やよいの青色申告 オンラインです。

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税理士の脇田先生が書かれた「ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 青色申告と経費・仕訳・節税がよくわかる本 」。12月19日(土)発売ということで、早速入手してみました。

これは結構すごい本です。青色申告の流れから、日々の仕訳入力、そして決算・申告まで非常に丁寧に解説されています。先日ご紹介した「個人事業主・フリーランスのための青色申告 平成28年3月15日締切分 無料で使える! やよいの青色申告オンライン対応」は、ムックということもあり、まずは青色申告を理解する、始めるということに力点が置かれています。日々の入力や決算・申告もざっと一通りはカバーしていますが、実際やってみるとこういった場合はどうしようというケースも出てくるかと思います。そういった意味で、脇田先生の本は、こういった場合は経費になる/ならない、その場合の仕訳はこうなるという事例が非常に豊富に説明されており、必要な情報はほぼこの一冊でカバーされています。

まず始めてみる、というスタンスと、これ一冊で一通りカバー、というスタンスの違いは入力の方法にも表れています。前者(「個人事業主・フリーランスのための青色申告」)は、仕訳を知らなくても、取引を選ぶだけで入力ができる「かんたん取引入力」が中心になっているのに対し、後者(「ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 青色申告と経費・仕訳・節税がよくわかる本 」)は、基本的には「仕訳の入力」。確かに、仕訳の入力は取っ付き難い部分はあるものの、慣れてしまえば応用がききますし、結果的に簿記の理解にもつながります。簿記を理解していれば、決算・申告にあたっても、なぜこの数字がこうなっているのか理解がしやすくなります。

一方で、小難しい表現はほとんどなく、期中は現金主義で期末に発生主義ベースに調整するなど、とにかく簡単に済ませることを意識しており、いわゆる教科書ではなく、実務的なガイドブックとして最大限活用できるようになっています。

2冊のどちらがいいのと聞かれると迷うところですが(そもそも価格もページ数も異なりますし)、まずざっくりと理解してみたいなら前者(「個人事業主・フリーランスのための青色申告」)、キチンと理解したいのなら後者(「ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 青色申告と経費・仕訳・節税がよくわかる本 」)ということになるかと思います。ただ、ある意味良い補完関係にあるので、前者で始めつつ、実際の取引で悩んだ際には後者という組み合わせが理想的ではないでしょうか。

すごい本と書きましたが、脇田先生ご自身も結構すごい。プロフィールによると「ママになってからゼロからスタートして、税理士の資格を取得」されたのだそうです。今回の出版を記念してセミナーを予定されており、「受験勉強、仕事、育児との両立、出版にまつわるエピソード」とかなり面白そうな内容なのですが、残念ながら既に満員。私も是非お会いしてみたいので、セミナー第2弾を期待しております。
posted by 岡本浩一郎 at 19:18 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月18日

淀屋橋

弥生のカスタマーセンターは大阪と札幌の二拠点。大阪が1997年開設、そして札幌が2007年開設と、大阪の方が10年ほど先輩です。弥生の着実な成長を支え続けてきた大阪カスタマーセンターですが、オープンから20年近く経ち、さすがに設備の老朽化が目立ってきました。

また、現在の大阪カスタマーセンターは、南港という大阪市の中でもかなり不便な地域にあり、通勤が便利とは言えないのも事実でした。南港といってもピンと来ない方も多いと思いますが、東京で例えるならば、お台場でしょうか。お台場はかつてよりは賑わうようになってきましたが、南港はむしろかつてより寂れてきており、ランチを食べに行くのも一苦労です。

以前は営業拠点である大阪支店も大阪カスタマーセンターと同居していたのですが、営業効率の観点から5年ほど前に市内中心部(本町)に移転しました。ただ、カスタマーセンターとなると人数も多いですし、何よりも電話系のインフラがあるため移転は容易ではありません。そういった意味で、長年の懸案であり、本当に念願の移転をこの度実現できることになりました。

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色々と検討した結果、移転先は淀屋橋に決まりました。ニッセイ淀屋橋イーストというビルです。淀屋橋は大阪駅/梅田から地下鉄で一駅。その淀屋橋駅から徒歩1分。これまでよりも格段に利便性が高まります。ニッセイ淀屋橋イーストは1フロア317坪ですが、2フロア弱、約540坪のスペースを賃借します。この機会に、離れ離れになっていた大阪支店も再統合しつつ、今後さらにお客さまが増えることを想定して(少なくとも当初は)ややゆとりを持たせたサイズです。

引越は来年のゴールデンウィーク。本社の移転からちょうど一年後ということになります。本社移転はあっという間に時間が経ってしまい、引越プロジェクトのメンバーは相当苦労したようですが、大阪移転もかなり慌ただしいプロジェクトになりそうです。現在はデザイン設計を進めているところですが、本社のように、実用的でありながら、ちょっと特徴のあるオフィスになるといいと思っています。

カスタマーセンターと言えば、今週/来週は年末調整に関するお問合せのピークです。来年5月の移転を無事に迎えるためにも、まずはここを着実に乗り切っていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:44 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月16日

弥生口座自動連携ツール

YAYOI SMART CONNECT(SMART)では、これまでもMoneyLook, Zaim, Moneytreeといった外部サービスと連携し、銀行取引/クレジットカード取引/電子マネー取引の取込みに対応してきました。今回のSMARTのリニューアルでは、これに加えて弥生のサービスとして、口座連携に対応しました。

これまでも提供してきたMoneyLook, Zaim, Moneytreeとの連携では、連携にあたりそれぞれのサービスでのアカウント作成が必要でした。アカウントを作成する分、それぞれの機能をフルに活用頂くことも可能です。前回もお話ししましたが、日頃の家計管理はMoneyLook, Zaim, Moneytreeを利用しつつ、そのデータを活用して申告もラクに済ませようという個人事業主の方にとっては良い選択肢だと考えています。

一方で、家計の管理等は必要なく、ただ単純に銀行取引の取込みをしたいという場合には、必ずしも向いていません。特に法人の場合は、家計管理という概念そのものがありません。今回提供を管理した弥生の口座連携サービスは、銀行取引等を取り込むということに特化したサービスです。弥生のサービスとして提供しますので、弥生以外のアカウントは必要ありません。

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弥生の口座連携サービスの特徴は、金融機関にログインするためのID/パスワードといった機密情報をローカル(自分のPC)に保管すること、そして、法人口座からの取込みに対応していることにあります。弥生の口座連携サービスでは、弥生口座自動連携ツールというWindowsのアプリケーションを利用することでこの特徴を実現しています。

ID/パスワードをクラウドに預けることは、利便性を考えれば「あり」ですが、セキュリティ上の懸念があることも事実。弥生の口座連携サービスでは、そういった懸念に応えるために、金融機関のID/パスワードをお客さまのPCの中に(もちろん暗号化して)保存します。ただ、公平を期すためにお話しすると、ローカルのPCがウイルスに感染して、ファイルが流出という可能性もありますから、ローカルだから安全という単純な話ではありません。お客さまご自身がID/パスワードをクラウドに預けることをokだと思うのか、ローカルの方が多少なりとも安心するのか、はたまたどちらも選ばないのか。それはお客さまの判断であり、弥生はお客さまの判断を尊重します。一番最後の選択をされる場合でも、お客さまご自身がインターネットバンキングにログインして取引明細をダウンロードし、そのデータをSMARTで取り込むという方法をご利用頂けます。

ID/パスワードをローカルに保管することの副次的なメリットとして、法人口座への対応が可能になります。ID/パスワードだけで完結する法人口座はクラウド保管でも対応できますが、端末認証を行う法人口座の場合は、ローカルのPCを起点とする仕組みでないと対応ができません。今回、弥生口座自動連携ツールでは47行の法人口座に対応しています。

このようなメリットもある今回の弥生口座自動連携ツールですが、残念ながら万能ではありません。Windowsのアプリケーションを利用する以上、Macでは利用できません。またプラグインという技術を利用している関係上、WindowsでもInternet ExplorerとFirefoxでのみ動作します(これは弥生口座自動連携ツール部分のみの制約であり、弥生口座自動連携ツールの設定のみIEを利用して、弥生会計 オンライン自体はChromeで利用することは可能です)。

本当は、一つのサービスでセキュリティの懸念も全くなく、WindowsでもMacでも、個人口座でも法人口座でも対応できるのがベストだと思います。ただ、金融機関の取引を取込むというのは、良くも悪くもまだまだ発展途上の仕組み。現時点では一つのやり方で全てのお客さまのニーズを満たすことはできません。弥生は、複数の選択肢を提供することによって、様々なお客さまのニーズにお応えしていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 19:40 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月14日

YAYOI SMART CONNECTリニューアル

先週金曜日12/11に、YAYOI SMART CONNECTを大幅にリニューアルしました。YAYOI SMART CONNECTは、世の中のあらゆる取引を、会計データ(=仕訳データ)に自動的に変換する仕組みとして、約1年半前(2014年7月)にサービスを開始しました。当初は、やよいの白色申告 オンラインのみで利用できましたが、2014年10月には、やよいの青色申告 オンラインにサービス開始と同時に対応。さらに、2014年12月にはデスクトップアプリケーションの弥生会計/やよいの青色申告でも利用できるようになりました。今年7月にサービスを開始した弥生会計 オンラインでは、もちろん最初からYAYOI SMART CONNECT(機能名はスマート取引取込、以下SMARTと表記)を利用できるようになっています。

SMARTは世の中のあらゆる取引を取り込むことを目指していますが、特に需要が高く、メリットも見えやすいのが、銀行取引の明細取込です。事業をしている以上、銀行と一切取引がないというのはまずありえませんから。最近では、クレジットカード取引や電子マネー取引も増えてきましたが、これらも取り込んで自動的に仕訳データとすることによって、大幅な業務効率化を実現することができます。

もちろんSMARTでは当初から、銀行取引/クレジットカード取引/電子マネー取引の取込みに対応してきました。ただし、その対応方法はやや遠回りで、銀行のサイトから直接データを取得するのではなく、外部の口座情報一括管理サービスと連携し、そこから取引情報を取り込むようになっていました。具体的には、MoneyLookZaimMoneytreeと連携することができ、これらのサービスから、銀行やクレジットカード、電子マネーの取引の情報を取り込んで、仕訳データとすることができるようになっています。

これは日頃の家計管理はMoneyLook/Zaim/Moneytreeを利用しつつ、そのデータを活用して申告もラクに済ませようという個人事業主の方を念頭に構築した仕組みです。一方で、ただ単純に弥生を使いたいだけ、という方からすると、MoneyLook/Zaim/Moneytreeといったサービスでもアカウントを作成しなければいけないというのを手間に感じるという課題もありました。また法人でご利用になるケースも増える中で、ニーズにマッチしていない部分も明らかになってきました。

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そこで今回のリニューアルでは、従来のMoneyLook/Zaim/Moneytree連携に加え、弥生としても口座連携ツールを提供することにしました。この弥生口座連携ツールは、現時点で1,125行の金融機関に対応しており、カバレッジとしては従前から用意されているMoneyLook/Zaim/Moneytree連携と同等です。さらに、弥生口座連携ツールは新たに法人口座47行からの自動取得にも対応しています。これで法人のお客さまでもSMARTのメリットを得やすくなります。

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MoneyLook連携、Zaim連携、Moneytree連携、さらには、弥生の口座連携ツールと選択肢が複数あり、迷ってしまうという声もあるかもしれません。ただ、弥生としては、それぞれに良さがあるため、どれか一つを押し付けるのではなく、お客さまに自分に合ったものを選んで頂くのが一番だと考えています(お客さまに選択肢を提供するというのは、本件に限らず弥生の基本的なポリシーです)。もちろん、そのためには、最適な解を選ぶための情報をキチンと提供する必要があります。

次回は、今回提供を開始した弥生の口座連携ツールについてもう少しご説明したいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:28 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月10日

地道に改良

以前もご紹介したように、私のオフィスは、弥生製品の販促物てんこ盛りで、半ばショールームと化しています。これを毎年新製品の発売に合わせて模様替えすることが楽しみの一つとなっています。ご紹介しそびれていましたが、今回の弥生 16 シリーズの発売に合わせ、私のオフィスも模様替えが済んでいます。

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二年前の弥生 14 シリーズの時、さらにその一年前の弥生 13 シリーズの時と比べて頂くとわかるかと思いますが、だいぶすっきりとした陳列になっています。圧倒的No.1としての弥生のブランドが定着し、必要以上に自己主張しなくても選んで頂けるようになったということを反映したものです。

一方で、家電量販店においてPC売場であり、PCソフトウェア売場が縮小していっている中で、より限られたスペースでキチンと認識して頂ける、手に取って頂ける陳列を実現しなければなりません。

そのために、ひらがなの「やよい」製品は、5月に導入したミニパッケージを踏襲。以前よりもずっとコンパクトになっています。ただ実は弥生 15 シリーズのミニパッケージと弥生 16 シリーズのミニパッケージを比べてみると、後者は少しだけ厚くなっています。15で一気に薄くしたのですが、やや安定性に欠けるということを踏まえ、若干厚みを増しました。

漢字の「弥生」製品については、縦横のサイズはこれまで同様ですが、こちらは逆に厚みを一気に半分にしました。従前の「やよい」製品と同じサイズになったということです。以前は複数製品をパックにしたバリューパックという製品があり、マニュアル等を収めるために一定の厚みが必要だったのですが、バリューパックを段階的に廃止してきた結果、従来よりも薄い箱で収まるようになったという訳です。当然それによって、少ないスペースでも置きやすくなっています。さらに、これは少し前からですが、スペースが限られる際の陳列用として、陳列専用のミニパッケージも用意しています。実は、環境の変化にあわせて、パッケージのサイズも、陳列のあり方も地道に改良しているのです。

ところで今回陳列の雰囲気が変わったのは、オフィスが神田から秋葉原に移転し、私のオフィスも大きく模様替えになったということも影響しています。これに合わせて、縁起物だった右肩上がりのパネルも撤去しました。躊躇わなかったというと嘘になりますが、未来は自分で創るものであり、過去にすがり続けるのは決して前向きなことではありません。幸いにして、弥生 16 シリーズは好調ですので、悪影響は出ていないようです(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 20:47 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月08日

試験運用中

一週間前になりますが、12月1日より、弥生オンライン(弥生会計 オンラインやよいの青色申告 オンラインやよいの白色申告 オンライン)で、試験的にチャットサポートを開始しました。これまで、弥生オンラインのサポートは、デスクトップ製品と同様に、電話もしくはメールで対応を行ってきました。当然、できるだけ操作に迷わないように、使い勝手には徹底的に拘っていますし、また、万が一迷った場合も、FAQですぐに解決して頂けるようになっています。

もっとも、どうしても今すぐに解決したいというケースがあるのも事実。そういった場合には、やはりすぐに答えを得ることのできる電話でのサポートが最も便利です。実際、2014年4月の消費税率の8%への引上げ前には、ソフトの使い方だけではなく、消費税率引上げにどう対応すればいいのかなど、やや業務的なお問合せも含め一日8,000件のお問合せに対応しました。日頃はさすがにそこまではいかないものの、一日4,000件のお問合せというのは決して珍しくありません(お蔭さまでお客さまが増えていることもあり、全体的なお問い合わせ件数は増加傾向にあります)。

一方で、弥生として、電話やメールだけに拘っているわけではありません。そこにお客さまのニーズがあるのであれば、積極的に取り組んでいくべきだと考えています。そんな中で、しばらくの検討と準備期間を経て、ようやくこの12月からチャットでのサポートを開始することになりました。

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ただ、当初は試験運用という位置付けです。見極めなければいけないのは、電話でのお問合せが続々と入ってくる中で、電話対応するリソースと、チャット対応するリソースをどのように配分するか。1対1となる電話対応に対し、チャットサポートの場合、サポート担当者1名が複数名のお客さまの対応を同時に進めることも理論上は可能です(念のためですが、複数名のお客さまの対応をすると言っても、あるお客さまとのやり取りが他のお客さまに見えることはありません)。この同時複数名対応がスムーズにいけば、ある程度チャットにリソースを割いた方が、電話も含め全体でのお問合せ対応能力が向上することになります。

もう一つ、見極めが必要なのが、そもそもチャットサポートにどこまでニーズがあるのか。ニーズがない中でチャットサポートに要員を配置すると、逆に全体の対応能力を下げてしまうことになります。

そういった意味で、まずは試験運用中。試験運用中につき、対応状況に応じ、チャットサポートのアイコンが表示される時間/そうでない時間が発生します。まずは試験運用とはいえ、やる以上は、お客さまにとってあって良かったというサービスにしたいと思っています。チャットサポートのアイコンが表示された際には、是非お気軽にお問合せ下さい。
posted by 岡本浩一郎 at 19:35 | TrackBack(0) | 弥生

2015年12月04日

クリスマスプレゼント

昨日、待ちわびていた(?)ものが到着しました。それはこちら。

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オリックス株式会社の中間配当金です。弥生のオリックスグループ入りを機に、オリックス株式会社の株式を購入したこと、そして待ちわびていた(期末)配当金を受け取ったことは6月に書きました。

これまでオリックスは年一回の配当(期末配当のみ)だったのですが、今期(2016年3月期)より初めて中間配当を行うことになりました。今回の中間配当は1株あたり22円。これは、実は一昨年の通期での配当(23円)にほぼ近い金額です。今回の中間配当の段階で、今期末の配当の予想(pdf)も示されていますが、それが1株あたり23円。つまり通期での比較で言うと、前々期(2014年3月期)が23円、前期(2015年3月期)が36円、そして今期(2016年3月期)が45円ということになります(今期に関してはまだ確定した数字ではありませんが)。

株価は一時期2,000円前後でしたが、最近は1,800円前後。仮に株価が1株あたり1,800円、年間での配当が45円で配当利回りを計算すると、実に2.5%。これにふるさと優待もありますから、株主への還元という意味では結構頑張っている方かと思います。もちろん、株式は価格が変動しますから、この利回りが保証されることはありませんが、一定のリスクを取れるのであれば、なかなか魅力的ではないでしょうか。

今回オリックスとしてはじめての中間配当になったわけですが、受け取る側からすると結構いいですね。3月決算の会社の中間配当はだいたい12月頭。年末で何かと物入りな時期でもありますし、大人向けのクリスマスプレゼントのようで、かなり嬉しいです。

ただ、オリックスグループの一員としては、素直に喜んでばかりもいられません。株主により多くの配当で還元するためにも、キチンと収益を上げていかなければなりません。ちょっと前にお話ししましたが、上半期(4-9月)は、弥生は当初計画以上の結果を出すことができました。下半期に入っても、好調が続いていますが、期末配当を予想通りとすることができるよう、引き続き頑張ります。

ところで、今回は配当に合わせて「株式に関する『マイナンバー制度』のご案内」という書面も同封されていました。今後は、配当金の支払いを受けるためにマイナンバーを証券会社等に届け出る必要があります。通知は受けたもののまだピンと来ていないマイナンバーですが、徐々に意識する場面が増えてきそうです。
posted by 岡本浩一郎 at 18:40 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年12月02日

個人事業主向けでNo.1

前回前々回と取り上げて頂いたシリーズを続けてきましたが、今回も取り上げて頂いたシリーズの第3弾。といっても、今回取り上げて頂いたのは、私ではなく、やよいの白色申告 オンラインやよいの青色申告 オンラインです。

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向かって左側が、「個人事業主・フリーランスのための確定申告 平成28年3月15日締切分 無料で使える! やよいの白色申告オンライン対応」、右側が「個人事業主・フリーランスのための青色申告 平成28年3月15日締切分 無料で使える! やよいの青色申告オンライン対応」。どちらも長ーいタイトルですね(苦笑)。ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、一年前に発売になった二冊が、この度、平成28年3月15日締切分(平成27年分)の確定申告対応となって帰ってきました。

昨年に発売になった二冊は大変好評で、出版元となったKADOKAWAさんの予想を超える売れ行きだったそうです。これからの季節は書店に確定申告のハウツー本(本というよりムックの形式のものが多いですが)が並びます。これらは長年にわたって毎年発売されてきたものが多いのですが、昨年発売になった二冊は、初年度にして最も売れているハウツー本に近いところまで売れたとのこと。一般的にはサラリーマン向けの確定申告ハウツーが多い中で、個人事業主・フリーランス向けとなるこのシリーズはさすがに全体でNo.1とはいかなかったようですが、それでも個人事業主向けの確定申告ハウツー本としては、初年度にして圧倒的No.1だったそうです。

手応えを感じたということで、今年は初版から前年販売実績の1.5倍となる部数でスタート、最終的には前年実績の2倍を目指すとか…。強気ですね、KADOKAWAさん! 値段は今年もワンコインの500円ぽっきり(+税とはなりますが…)。この本が売れても弥生には一銭も入ってこないのですが、一人でも多くの方に「やよいの白色申告 オンライン」/「やよいの青色申告 オンライン」をご活用頂くきっかけになってもらいたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:31 | TrackBack(0) | 弥生