2016年02月03日

変わらないこと、変わること

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先週金曜日にBCN AWARDの表彰式が行われました。お蔭さまで、弥生は業務ソフト部門と申告ソフト部門の二部門で受賞。業務ソフト部門に関しては17年連続17回目の受賞、申告ソフト部門については12年連続12回目の受賞です。業務ソフト部門に関しては、BCN AWARDが発足して以来の連続受賞。申告ソフト部門については、途中で部門が設立されたのですが、部門ができた一回目は受賞を逃したものの、二回目以降は連続での受賞です。

毎年一月に開催されるBCN AWARDは、同じく恒例となっている神田明神へのお参りとあわせ、今年一年のやる気を駆り立てるいい機会になっています。

今年のBCN AWARDでの個人的なトピックは、受賞式の後に開催された懇親会での乾杯の発声を行ったこと。弥生よりも圧倒的に大きい会社の方もいらっしゃる中で、ご指名を頂くとは少々意外でしたが、おそらくBCN AWARDの発足以来17年連続受賞を評価頂いてのことかと思い、大役を務めさせて頂くことになりました。

乾杯の挨拶では、変わらないこと、変わることをテーマにお話しさせて頂きました。ちょっと前に弥生への入社を検討頂いている方との面接で、「長年No.1を維持できている秘訣は何ですか」と聞かれたことが記憶に残っていたからです。

弥生がBCN AWARD発足以来、17年間No.1を維持できているその理由。それは「変わらなかったから」であると同時に「変わったから」だと考えています。

この17年間(その前もですが)、弥生の想いは変わることがありませんでした。日本の中小企業、個人事業主、起業家の事業の立上げと発展を支えたい。実は正確に言えば、この想いが一瞬揺らいだ時期はありました。より単価の大きいビジネスを求め、従来よりも大きい規模のお客さまを求めた時期が。その揺らぎは、やがてシェアの低下につながっていきました。幸いにしてBCN AWARDの受賞が危ぶまれるような事態になる前に、軌道修正を行うことができました。その後は、弥生のお客さまに関する想いは一ミリたりともブレていません。

一方で、想いが変わらないことは、やることが変わらないことを意味するものではありません。一貫した想いを実現するために、むしろやることはドンドンと変えていく。最近で言えば、昨今の家電量販店の店頭のあり方を反映し、パッケージを小型化したり、POSAと呼ばれる販売形態を導入したり。こういった新しい試みは、下手をすれば、売行きを低下させたり、シェアの低下につながるリスクもあります。ただ、時代が流れる中で、変わることを拒絶することは、時代から遅れていくことを意味します。そこに待っているものは、ゆっくりとした衰退しかありません。

他の例で言えば、クラウドアプリケーションである弥生オンラインの立上げ。弥生オンラインは家電量販店では販売していませんので、お客さまが弥生オンラインに一気に流れれば、相対的に家電量販店での売行きが失速する、シェアが低下する、最悪のケースでは家電量販店での販売に特化している競合にNo.1の座を奪われる可能性もあります。

それでも、お客さまのニーズがそこにあるのであれば、時代の流れがそちらを向いているのであれば、果敢にチャレンジする。変わらない想いのために、自らを駆り立て、自らの意志で変わっていく。

お蔭さまで弥生は圧倒的No.1。ちょっと前にもお話ししましたが、クラウドでも既に過半のシェアでNo.1です。今後もNo.1を守りではなく、攻めによって維持していきたいと思っています。

懇親会の乾杯の挨拶としては、上記の骨子をもう少し広げてお話ししました。ただ、結果的に結構長い挨拶になってしまい反省しております。おそらく当面は乾杯の挨拶の依頼はなくなったのではないかと(苦笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 18:47 | TrackBack(0) | 弥生