2016年03月31日

経理の日

今日は3月31日。3月31日といえば、何の日でしょう。まあ、タイトルにもなっていますので、完全にネタバレしておりますが、今日3月31日は「経理の日」です。え、そんな日があったの?と思われるかもしれませんが、こちらでご確認頂けます。

以前お話しした通り、弥生とMisocaを結び付けた大きな要因の一つは、共通した想いでした。法人の決算だったり、個人事業主の確定申告が重なる三月(旧暦の弥生)にこそお客さまを全力でお手伝いしたいという想いからスタートした弥生。そして、月末(晦日)に請求業務が集中する事業者の方をお手伝いしたいという想いからスタートしたMisoca。

スモールビジネスの皆さんにとって、特に大変な時期である期末や月末。そんな時期にこそ、お客さまのお手伝いをしたい。業務効率化を実現することによって、お客さまがお客さまならではの価値のある仕事に集中できるようにしたい。そんな想いこそが弥生であり、Misocaでの共通した原点なのです。

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今日はまさに期末&月末が重なる日ということで、弥生とMisocaにとっては特別な日です。この特別な日を何らかの形にしたいと思っていたところ、この度、「経理の日」として一般社団法人 日本記念日協会に認定して頂くことができました。3月31日は弥生&Misocaの日、と同時に、経理の日。日本全国でビジネスの土台である会計や請求といった経理業務に携わっている方々に敬意を表する日です。

経理業務に携わっている皆さん、一年間お疲れ様でした。そして明日からもまた心機一転頑張りましょう! チーム弥生&Misocaも、これまで以上の多くのスモールビジネスに、これまで以上の価値を提供できるよう、これからも努力を続けていきます。

PS1. 弥生&Misocaの協業の小さな第一歩として、弥生IDでMisocaをご利用頂けるようになりました。この機会に是非試してみて下さい!
PS2. 経理の日認定記念で「331」Tシャツを作成し、先着331名にプレゼントするキャンペーンを行ったのですが、あっという間に331名に達してしまいました。ブログのアップが遅すぎました…。
posted by 岡本浩一郎 at 15:31 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月30日

どうなる軽減税率

昨日3月29日に平成28年度予算が国会で成立しましたが、実はこれと同時に、平成28年度税制改正関連法も成立しています。メディアの報道は予算成立に集中しており、税制改正関連法についてはあまり触れられていませんが…。今回成立した税制改正関連法によって、来年4月に予定されている消費税率10%への引き上げにあわせ、軽減税率が導入されること、さらに平成33年4月には適格請求書(いわゆるインボイス)の発行が求められることが法律として定められました。

あれ、軽減税率ってもう決まっていたのでは、と思われるかもしれませんが、昨年秋から議論されてきたものの、それが法律として正式に国会で成立したのが昨日ということになります。

一方で、そもそも来年4月の消費税率10%への引き上げは延期になる可能性が高いのではと感じられている方もいらっしゃるかと思います。確かに昨今の報道を見聞きするにつけ、引き上げ延期のための伏線を引いているようにしか見えないですよね。

ただ、国の最終的な決定事項としての法律としては、今でも2017年4月には消費税率10%への引き上げとなっていますし、さらに昨日の国会決議によって、軽減税率もあわせて導入されることが正式に決定したということになります。

現実問題として、軽減税率導入に向けた準備は既に始まっています。ソフトメーカーに対する説明会も開催されていますが、詳細を聞くにつけ、本当にこれをやるのか、しかもこの先一年間で、とため息が出ます。

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軽減税率はおそらく多くの方が思っている以上に厄介です。今回軽減税率の対象となった飲食料品や新聞を販売する事業者以外には関係ないと思われるかもしれませんが、そうではありません。なぜならば、消費税は仕入にも関わっているから。軽減税率が生鮮食料品に限られるのであれば、生鮮食料品を仕入れる事業者は限られていますから、確かに影響は小さかったでしょう。ただ、最終的にそれが飲食料品に広がったことによって、事実上全ての事業者に影響が及ぶことになりました。新聞に関してはこの際に購読を止める(か電子版に絞る)という消極的対応策もありますが、来客時や来客時のために、お水やお茶を買わないという選択肢はありません。

詳細はここでは省きますが、軽減税率を正しく処理しない、例えば、お茶を標準税率で計上してしまうと、仕入税額控除が過大になり、結果的に納めるべき消費税を過少に計算してしまうことになります。

でも、軽減税率は8%でしょ。今も8%だから、変わらない。これに10%が加わるだけ、と思われるかもしれませんが、実は軽減税率の8%と今の8%は違うのです。消費税というのは、実は国税としての消費税と地方税としての消費税で成り立っているのですが、今の8%は、国分が6.3%、地方分が1.7%、これに対して軽減税率の8%は国分が6.24%、地方分が1.76%となっています。つまり、今の8%と軽減税率の8%は明確に区別しなければなりません。消費税率が10%に引上げになる際には、経過措置としての(今と同様の)8%と軽減税率の8%が混在することになりますが、それらを正しく分別しないと、国分/地方分の計算が狂うことになります。

それでも影響が仕入れる側だけであれば、まだマシかもしれません。販売する側で厄介なことと言えば、例えば、割引の問題。軽減税率対象品と対象外品を同時に販売し、なおかつ、割引を行った場合、この割引を軽減税率対象分と対象外分に按分しなければなりません。

考えれば考えるほど、これは相当な大ごとであると再認識させられます。この軽減税率が日本全国の事業者に大きな影響を与えることは確か。しかも残された期間はわずか一年間。正式に法律となった以上、その是非を語っていてもしょうがありません(ちなみに、まだ検討段階での私の意見はこちら)。弥生としては、お客さまの業務が支障なく進められるように全力を尽くしたいと思っています。一方で、法律として決まっていても、実際にどうなるかわからないという宙ぶらりんな状況は正直厳しいです。

もちろん日本という国の将来のために最も適切な判断が下されるものと思いますし、そのためには、状況を慎重に見極める必要があるのだと思いますが、このまま進むにせよ、軌道修正をするにせよ、とにかく一刻も早く判断して頂きたいと願っています。
posted by 岡本浩一郎 at 11:49 | TrackBack(0) | 税金・法令

2016年03月25日

Pioneers Asia

今週水曜日に起業イベント"Pioneers Asia"が開催されました。Pioneersはもともと欧州最大級の起業イベントなのですが、今回は日本経済新聞とのコラボでの日本初開催。オリックスは起業を応援したいという想いから、このPioneers AsiaのGold Sponsorになっており、私もオリックスグループの一員としてお手伝いに行ってまいりました。

私の役割は二つ。一つはオリックスがオーガナイズした"Sharing Economy"をテーマにしたパネルディスカッションのモデレーター。もう一つがオリックスブースでのMisoca豊吉さんとのミニトークセッション。

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パネルディスカッションのパネリストは、Squeezeの舘林さん、Space Marketの斉藤さん、Impact HUB Tokyoの槌屋さんのお三方。今なぜSharing Economyなのか、Sharing Economyが直面している課題、既存の企業と徹底的に戦うのかあるいは共存を目指すのか、といったトピックを議論しました。30分という時間は短すぎるというのが正直な感想ですが、それでもなかなか面白い議論ができたと思います。私自身も議論を通じて改めてSharing Economyのこれからを考えることができました。

UBERやAirbnbといったSharing Economyのサービスが最近注目を集めていますが、これまでにない事業モデルということで、特に日本においては、既存の法律とぶつかることが多いのは事実。弥生&オリックスでもSharing Economyの力を活用したビジネスを検討していますが、やはり法律面での課題が存在しています。

ただ個人的には、少々楽観的かもしれませんが、法制面も徐々に整備され、着実に普及していくのではないかと考えています。というのは、Sharing Economyは、決して流行りのものではなく、時代の流れだから。インターネットが情報の非対称性を解消し、媒介者が不要になる(Disintermediation)ことによって、必然的に生まれてきたサービスです。まだまだ発展途上ですし、紆余曲折はあると思いますが、流行りが去っていつの間にか消え去るということはなく、この先着実に普及していくでしょう。

もっとも、Sharing Economyによって、既存の企業がどんどん駆逐されるということではありません。もちろん、もともと競争力が弱い既存の企業が淘汰されることはあるでしょう。Sharing Economy(例えばAirbnb)は強みもあれば弱みもあり、従来型のビジネスモデル(この対比で言えばホテルや旅館)を完全に置き換えるというよりは、それぞれの強みを活かした共存になっていくのではないかと考えています。

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パネルディスカッション終了後にはオリックスのブースに戻って、今度はMisocaの豊吉さんとのトークセッション。場所も限られ、マイクも使えないという悪条件でしたが、思っていた以上の方に耳を傾けて頂けました。Misocaと弥生の想いや、今後のビジョンについて、興味を持って頂けたようです。

普段はなかなか知る機会のないヨーロッパやアジアの起業家とも色々と議論することができ、個人的にも有意義な時間となりました。

Pioneers Asiaは日本での初開催ということで、準備はかなりバタバタで進んでいました。大丈夫かなあ、と心配しながら見ていたのですが、蓋を開けてみれば、(おいおいと思うこともありましたが、笑)、なかなか刺激的なイベントとしてうまくまとまったのではないでしょうか。関係者の皆さま、お疲れ様でした。
posted by 岡本浩一郎 at 21:01 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2016年03月23日

大阪カウントダウン

昨年の東京本社引越に続き、大阪も引越をします、とお話ししたのが昨年の11月。その後12月には移転先が淀屋橋であること、ゴールデンウィーク中の引越を予定していることをお話ししました。東京本社引越のちょうど一年後に大阪も引越することになります。

12月の時点ではゴールデンウィークはまだまだ先と思っていましたが、いつの間ににやら3月も下旬。ゴールデンウィークまで1ヶ月ちょっとしかありません。引越の準備は進んでいるのかと心配になりますが、そこは大丈夫。既に賃借契約は既に開始しており、工事に着手したところです。

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12月の時点と少し変わったのは、賃借する面積を若干増やしたこと。12月の段階では1フロア+0.7フロアぐらいの賃借(合計540坪)を予定していましたが、今後の事業展開を考える上で、できる限り面積を確保しておきたいということで、2フロア丸ごと(合計610坪)にまで拡大することにしました。2フロア目は共用通路の関係で1フロア(317坪)×2の面積とはならないのですが、それでも、元々の大阪カスタマーセンターと大阪支店が合計434坪でしたから1.4倍にまで拡大することになります

旧大阪カスタマーセンターは長年同じオフィスだっただけにインフラの近代化が遅れている部分がありましたが、今回は全面的に見直します。これまでは、お客さまからの電話をお受けする回線がデジタル(いわゆるISDN回線)でしたが、これを全てIP化します。札幌は2007年のオープン当初からIPでしたから、今更という感もありますが、電話回線という枯れた技術だけにこれまであまり困ることはなかったというのが実情です。ただ、今回大阪/札幌共にフルIP化されることによって、サービスの柔軟性/拡張性が高まり、今後の事業展開が容易になると考えています。

大阪カスタマーセンター/大阪支店の拡大移転までもう少し。東京本社の「ヤヨイドオリ」のように特徴のあるレイアウトになっているということですが、晴れて移転した後にご紹介したいと思います。

東京、大阪と大物の引越が続きましたので、これでしばらくは打ち止めと言いたいところですが、実は今年中にもう一ヶ所の引越があるとか、ないとか。
posted by 岡本浩一郎 at 18:44 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月17日

経歴詐称が話題になっていますが、実は私、5年前に一緒にラジオ出演したことがあります。当時はマスコミへの出演はほぼこのラジオ番組だけだったのではないでしょうか。生放送で一時間弱もご一緒しますから、どんな方だろうとプロフィール等を調べ、うーん、と思った記憶があります(こちらも経営コンサル出身ですから、ピンと来る来ないはあります)。ただ、ラジオのパーソナリティとしてはとても素晴らしい方でした。私のような素人をうまく盛り上げて、さすがの仕切りだな、というのが私の感想。

何せテレビを見ないので、その後ここまで活躍されていたというのは正直認識していませんでしたが、大活躍だったのですね。残念ながら、今回明らかになったことには言い訳の余地はありません。ただ、あえて言えば、周りはどうだったのでしょうか。薄々わかっていたけど、ビジネスになるから何も言わなかったのではないか、あるいは、華々しい経歴を安直に活用したいがために、ろくにバックグラウンドチェックをしなかったのではないか。本人の責任であることは確かですが、周りにうまく使われてしまったのではないか、そんな気がしてなりません。

ちなみに、私の経歴には一切の詐称はございませんので、念のため(笑)。遊び呆けていたせいで、東大の卒業はかなりギリギリでしたが。研究室からは、これ以上在席させてもろくに研究しないので、さっさと卒業させる、とされたのは紛れもない事実です(苦笑)。

ただ、ビジネスをしていると、嘘をつきたい誘惑にかられます。自分を大きく見せたい時。思った程の成果が得られない時。ちょっとぐらいだから、数字を作ってもいいんではないか。今は結果が出ていなくても、すぐに盛り返す。どうせすぐに追い付く。しかし、思った程の成果が得られないのには理由がありますから、願いに反してすぐに追い付くことは叶いません。そうなると、さらに数字を盛らなければならない。成長を演出するために嘘を付いていると、もっともっとハードルが上がっていく。右肩上がりの成長を演出するために、さらに嘘を重ねていく。そして現実と嘘のギャップがどんどん広がっていく。でもギャップが広がれば広がるほど、嘘を認めることができなくなる。

おそらく最初は「嘘」という意識はないのでしょう。ちょっと数字を盛るだけ。でも、それは間違いなく嘘の始まりですし、やがては取り返しがつかなくなっていく。周りもわかっていても、嘘の方が都合がいいから何も言わない、むしろさらなる嘘を煽っていく。

一つ確かなのは、真実はいつか明らかになるということ。だからこそ、弥生も私も、このブログのタイトル通り、「愚直」に拘り続けたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:10 | TrackBack(0) | ビジネス

2016年03月15日

最終日 2016

今日3/15(火)は、平成27年分所得税の確定申告の申告期限日です。やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインの利用状況を見ていると、申告書作成完了の割合が着実に上がっており、最後の週末で皆さんそれなりに目処は立ってきたのかな、という状況です。サーバーへの負荷状況という意味でも、ピークは先々週末(3/5&6)で、最後の週末となった先週末(3/12&13)はそれよりは若干落ち着いたアクセス状況でした。

一方で、足元でも新規でのサインアップが結構な勢いで続いています。ある程度計画的に完了させる派と、ギリギリ駆け込み派の二極化が進んでいるような気がします。特に白色申告の方は直前駆け込みが多め。白色申告の場合は、全て紙で作成していた時でも直前の突貫工事で何とかなったので、ソフトウェアを使うようになってもその傾向が変わらないということかもしれません。

弥生としては、計画的に済ませることを推奨はしていますが、そうは問屋が卸さないことも重々承知しています。だってにんげんだもの。

ということで、毎年定番の内容になってしますが、申告期限日に頑張っている方向けへのポイントを二つほど(昨年と同じ内容を再掲)。必要に応じ以前の記事も参考にして下さい。

1) 提出方法ごとのデッドライン
郵便での場合、当日消印が必要です。最寄りの大規模郵便局(夜間窓口のある局)で何時まで当日消印が得られるか確認してみましょう。e-Taxは真夜中の24:00で一律に締切です。e-Taxは、証明書の期限切れなど、思わぬ障壁にぶつかる可能性があるので、事前に送信の一歩手前まで辿り着けるか確認しておきましょう(そこで問題を確認したら、すぐに諦めましょう)。大穴は、税務署への持参です。翌朝職員の方が確認する前に、時間外収受箱に投かんすれば大丈夫(のはず)。ただし、これはあくまで抜け道であって保証はないので、自己責任で。

2) 間に合わない、書類が揃わない時
とりあえず出しましょう。もちろん確信犯的に、ほぼ白紙の申告書を出すのは絶対にダメですが、例えば、あの領収書が見つからないけど、という時は、その分は省いて一旦提出しましょう。必要に応じて再度申告することも可能です(修正申告、更生の請求については、木村先生のこちらの記事が参考になるかと思います)。

また、本日は、今年は白色申告で、来年から青色申告にしようという方が青色申告承認申請書を出すための期限でもあります。これも本ブログで度々ご紹介していますが、青色申告は税金上圧倒的に有利ですし、青色申告承認申請を提出しつつ、実際は白色申告で申告することも可能なので、迷わずとりあえず出しておきましょう。これも今日日付の郵送で大丈夫です。青色申告承認申請書については、こちらの記事を参考にして下さい。

泣いても笑っても今日限り。最後の最後まで諦めずに頑張ってください!
posted by 岡本浩一郎 at 14:01 | TrackBack(0) | 業務

2016年03月11日

あれから5年

東日本大震災からちょうど5年が経ちました。それなりに時間が経ったようにも思えますし、あっという間と言えばあっという間。あの時の記憶が薄れてきているという意味で時間は確かに経過しています。東京で暮らしている限り、良くも悪くも震災の影響を感じることもなくなりました。あの時の危機感はどこに行ったのでしょうか。一方で、もう5年も経ったのか、と思うのも事実。あっという間の5年間。

モノは溢れんばかりに豊富、街は安全。当たり前だと思っていた平穏が、実は当たり前ではないということを痛感した5年前。この5年間、平穏に暮らすことができたことの幸せを実感します。

当時は3歳だった娘ももう8歳。当時は幼稚園入園前だった娘が小学校に行くようになって、通学中に地震があったらどうするか、たまに話してはいますが、家族みなで今一度どうすべきか、話し合ってみたいと思います。また、危機感を持って買いそろえた備蓄品もモノによってはもう期限切れになっているでしょうから、再確認も必要ですね。

5年といえば、一区切りの時間に思えますが、被災地の本当の復興はまだまだこれから。微力ではありますが、弥生はこれまで復興のための支援活動を続けてきました。弥生のスモールビジネス応援プロジェクトブログでは、弥生のこれまでの取り組みを振返っています。正直、試行錯誤しながらの5年間でしたが、悩みながらでも続けることに意味があると思っています。今後も、もう必要ないと言われるまで、地道に、しっかりと続けていきたいと思っています。

最後になりましたが、お亡くなりになられた方々へ心より哀悼の意を表します。
posted by 岡本浩一郎 at 18:22 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月10日

あと6日

海外出張の間に、あっという間に3/15(火)が近付いてきました。そう、平成27年分所得税の確定申告の締切日です。今日を含めてもあと6日。さすがに時間がなくなってきました。今週末に一気に済ませようという方もいらっしゃるかと思いますので、是非知って頂きたい/ご活用頂きたい便利な新機能について、まとめておきたいと思います。

平成27年分確定申告書対応(オンライン/デスクトップ)
これは当たり前といえば当たり前ですね。確定申告書は法令改正にあわせて、毎年色々と様式が変わっています(法令改正によって、結構大きく変わる年もあれば、ちょっとした変更に留まる年もあります)。やよいの青色申告 オンラインとやよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリケーション)、やよいの青色申告 16(デスクトップアプリケーション)は、いずれも平成27年分の確定申告書の様式に対応しています。印刷してそのまま申告書として提出頂けますし、e-Taxでの電子申告にも対応しています。

不動産所得対応(オンライン、デスクトップは従来から)
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで、不動産所得の取引入力および決算書(青色申告決算書/収支内訳書)の作成に対応しました。デスクトップ(やよいの青色申告 16)では、従来から対応していました。

消費税申告書対応(オンライン、デスクトップは従来から)
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで、消費税申告書の作成に対応しました。デスクトップ(やよいの青色申告 16)では、従来から対応していました。

スキャンデータ取込(オンライン/デスクトップ)
YAYOI SMART CONNECT(以下SMART)は、世の中のあらゆる取引を、会計データ(=仕訳データ)に自動的に変換する仕組みとして、約1年半前(2014年7月)にサービスを開始しました。この1月末から、SMARTの新機能として、レシートや領収書をスキャナーで読み取り、その画像データから会計(仕訳)データを生成することができるスキャンデータ取込機能を提供しています。特に紙のレシート/領収書が溜まっているという方に是非ご活用頂きたい機能です。

口座自動連携ツール(オンライン/デスクトップ)
これまでSMARTではMoneyLook, Zaim, Moneytreeといった外部サービスとの連携を通じて銀行取引やクレジットカード取引の取込と仕訳の機能を提供していました。昨年の12月からは、SMARTの標準機能として、口座自動連携ツールの提供を開始しています。つい先日(3/3)には口座自動連携ツールでの連携先の金融機関の強化も実施しています。

SMART連携先追加(オンライン/デスクトップ)
SMARTの連携先も随時強化を行っています。最近では経費精算サービスとしてStaple for 弥生やSTREAMEDとの連携を開始しています。また、オンラインのみとの連携となっていたMisocaやスマレジがやよいの青色申告 16(デスクトップ)との連携にも対応するようになっています。

スマホアプリ(オンラインのみ)
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインの取引入力をスマホで行うことのできるアプリを提供しています。1月にiPhoneアプリを先行して提供開始しましたが、2月にはAndroidアプリの提供も開始しています。

これは毎年恒例ですが、確定申告応援プロジェクトでの情報発信も行っています。やる気さえあれば、初めての方でも必ずちゃんとした申告書を作成できます。2回目以降だけれど、なかなか手を付けられないという方は、この機会にSMARTやスマホアプリなどを是非お試しください。ツールをうまく使えば、思っている以上にすんなりと終えられるのではないかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 18:19 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月07日

久し振りの海外出張

久し振りに海外に来ています。FacebookにIn-N-Out Burgerの写真を載せたので、休暇かと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、一応ちゃんとした仕事です(笑)。ちなみに、In-N-OutはIn & Outの略なので、「インアンドアウト」を早読みすればokです。カリフォルニアで美味いバーガーと言えば、ここ。お店の数も多くはないのですが、探してでも、クルマに乗ってでも食べに行って頂きたいバーガー屋です。

今回の出張は、弥生のさらなる進化に向けたプロジェクトの一環。まだその詳細をお話しできる段階にはありませんが、近年取り組んでいる弥生オンライン(社内的にはこれを成長の第三段ロケットと位置付けています)、2月にグループ会社となったMisocaとの取り組み(第四段ロケット)に続く新たな取り組みです。まだ社内ですらキチンと話してはいないのですが、さしずめ第五段ロケットということになるでしょうか。第四段ロケットであるMisocaとの縁組みが正式に成立し、安心してホッとしているということは全くなく、早くも次の第五段ロケットの仕込みに着手しています。

今回の訪問先の一つはこちら。

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そう、Silicon ValleyのIntuit本社です。Intuitは、米国No.1(=世界No.1)の会計ソフトベンダーであり、2003年までは弥生(当時はインテュイット株式会社)の親会社でもありました。2003年に日本から撤退して以降、資本関係はなくなったのですが、世界No.1プレーヤーとして、非常に刺激になる存在です。ただ、実は私がIntuitを訪問するのは初めて。既に人脈も途絶えているため、人ずてに紹介してもらっての訪問となりました。

Intuitもそうですし、他に訪問した会社もそうなのですが、初対面でもかなり突っ込んだ議論に応じてくれます。弥生が今考えていること、これからやろうとしていることに対し、「非常にいいポジションにいる」「いけそうだね」、とかなりの高評価。同時に、我々はこうしている、こういったことを考えた方がいい、とかなり親身にアドバイスをもらうことができました。

同行者は「初対面なのに随分と色々と話してくれるんですね」と驚いていましたが、確かに、全く知らない人間の訪問だと警戒されても不思議ではありません。それを有意義な議論にするためには二つのポイントがあるように思います。まずは、知り合いに紹介を受けていること。今回の場合、Business Schoolのアラムナイネットワークが大いに力を発揮しています。そしてもう一つはこちらからもちゃんと情報を提供すること。こちらがどんな会社で何を狙っているのかも話さずに、教えてくれだけでは、警戒されて当然ですし、先方として時間を費やす意味が見出せません。先方にとって直接的/短期的には役に立たないかもしれませんが、自社や日本市場についてちゃんと情報共有することは、当然の礼儀ですし、こちらの本気度を示すことになります。

昨日までに西海岸での予定を終え、今日は第二目的地に到着。明日の打合せ後には今度は第三目的地に向かい、そこからようやく帰国の途につきます。長いと言えば長い出張(弥生の社長になってからの最長記録です)ですが、打合せがみっちりと詰まった充実した出張です。前半戦の打合せでもいい感触が得られていますが、後半戦を通じて、「これならいける」「こうやってやろう」という確信を得て帰国したいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 14:00 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月03日

スキャナ保存制度対応

Misocaのグループ会社化というビッグニュースに霞んでしまいましたが、実は先週末(2/26)に待ち望まれていた機能をリリースしています。

それは、スキャナ保存制度対応。先立つ1/29にはスキャンデータ取込機能をリリースしています。本ブログでもお話ししていますが、これは、レシートや領収書をスキャナーで読み取り、その画像データから会計(仕訳)データを生成することができるという機能。画像データから、OCR(光学文字認識)処理によって、日付/店舗(会社)名/金額という取引データを読み取り、それを基に仕訳データを生成するという仕組みです。

これもお話しした通り、現在の技術では100%の正確性、100%の自動化とはいきません。特に使い始めは意外に時間がかかるのも事実。ただ、慣れてくると、手で一から入力するよりも圧倒的に効率化できます(会計事務所のプロの方にはなかなか敵いませんが)。先日、事例取材のために、実際に300枚にもなる領収書の取込を拝見させて頂いたのですが、最初の一ヶ月分はそれなりに試行錯誤。ただし、二ヶ月目に入ると一気にペースアップされていました(とは言え、最初の試行錯誤に関しては、使い勝手の改善が継続的に必要だと感じています)。

弥生のスモールビジネス応援プロジェクトブログでも、手入力とスキャンデータ取込で入力の速さを競うという企画を実施していましたが、やはりスキャンデータ取込の勝ち。経理経験者であり税理士有資格者のSさんより速いという想定外の速さでした(プロの方の名誉のために付け加えると、Sさんは経験者/有資格者と言えども、弥生社内では日頃実務をしている訳ではないので、決して速くはないということかと…)。

うまく使えば入力作業を圧倒的に効率化できるスキャンデータ取込ですが、スキャンした領収書はキチンと保管しておく必要があります。画像のデータ自体は保管されているものの、あくまでも作業用のデータ。正式な証憑としての領収書は後で参照できるように、キチンと整理して確実に保管する必要があります。

ただ、領収書の保管をしなくても済む(つまり処理後は廃棄することができる)制度があります。それがスキャナ保存制度。実はスキャナ保存制度自体は2005年から存在していました。ただ、スキャナ保存が認められるための要件が厳しかったために、ほとんど活用されてきませんでした。それが2015年の税制改正によって、一気に身近なものとなったのです。2015年の税制改正では、1) 3万円以上の契約書や領収書もスキャナ保存可能に、2) 電子署名の付与が不要に、という大きな要件緩和がなされました。

もっとも、要件が緩和されたとはいえ、それなりにハードルはあります。保存されるデータの真正性を確保するために、タイムスタンプの付与、電子化文書検索、第三者承認、操作ログの保存という機能が必要になります。

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これらの機能を正式に提供開始したのが、今回の2/26のリリースということになります。これによって、単にデータを取り込むだけなく、元となった証憑の廃棄(逆に電子的に保存)までもが実現できます。入力の自動化はもちろん、証憑の整理/保管という業務もなくす。会計業務の前工程も後工程も自動化された、会計業務 3.0の世界がさらに広がったことになります。

実は、今回リリースしたスキャナ保存制度対応はスキャンデータ取込の当初リリース時(1/29)には一応完成していました。ただし、証憑の代わりとなる電子データを最長10年の長い期間、法令に確実に基づいた形で保存することになりますから、万が一にも不具合があってはいけません。そのため、いつも以上に長い検証期間を経ることとし、ようやく2/26に正式なリリースの運びとなりました。

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スキャナ保存制度は、業務的に求められる要件(第三者承認など)もあり、誰でもがすぐに導入できるわけではありません。また、業務の流れを変えることになりますから、それなりに慎重に検討すべきものです。ただ、一度定着すれば大幅な業務効率化につながります。是非多くの方にご利用頂きたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 16:06 | TrackBack(0) | 弥生