2016年05月17日

再びクラウドでもNo.1

昨日、MM総研から、「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2016年3月末)」というリサーチ結果が発表されました。この3月末に、個人事業主2万113事業者を対象にWebアンケート調査を実施し、クラウド会計ソフトの利用状況をまとめたものだそうです。お気付きの方も多いかと思いますが、これは1月に発表された調査の更新版ということになります。1月の発表は昨年12月時点での調査でしたから、この1月〜3月の確定申告期でクラウド会計ソフトの浸透がどこまで進んだのか、また、シェアはどう変化したのかを見ることができます。

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では早速結果をご紹介すると、利用しているクラウド会計ソフトの事業者別シェアでは、「弥生」が53.1%でNo.1を獲得することができました。前回の調査では50.5%ですから、シェアは+2.6%、まあ微増ですね。一方で、二位(A社)との差では前回が2.0倍(まさにダブルスコア)だったものが、今回の調査では2.3倍とリードを広げることができました。

ただ、引き続き課題も存在します。そもそも会計ソフトの利用率が決して高くないこと。また、その中でもクラウド会計ソフトの浸透率がまだまだ低いこと。今回の調査では、調査対象となる個人事業主のうち、会計ソフトを利用している方は31.8%に過ぎませんでした。また、会計ソフトを利用しているという方のうち、クラウド会計ソフトを利用している方は9.2%に過ぎませんでした(デスクトップ型は84.0%、残りは「分からない」)。

会計ソフトの利用率の数字は前回は33.2%でしたから、単純に数字だけでいえば、下がったようにも見えます。これは実際にはこの種の調査では排除しきれない揺らぎかと思います。クラウド会計ソフトの利用率は前回が8.1%に対し、今回が9.2%。増えているものの、これも揺らぎの範囲と言えなくもありません。私自身の肌感覚では、会計ソフトの利用率もクラウド会計ソフトの利用率も緩やかとはいえ増えていると感じていますが、逆に言えば、急速な拡大をしていないというのもまた事実かと思います(昨年の12月から3月という限られた期間内の話ですが)。

そういった意味では弥生の+2.6%も誤差の範囲と言えば誤差の範囲。弥生がほぼ半分のシェアで安定的なNo.1という結果は確かかと思いますが、少なくともこの申告期で急速にシェアを伸ばすことができていないのも事実かと思います。以前も本ブログで書いた通り、弥生が目指すのは単なるNo.1ではなく、「圧倒的No.1」。圧倒的No.1として目安になるのは3人に2人、つまりシェア66.6%。今回の申告期では着実な結果を出すことができましたが、来年の申告期に向けては、二位に対してトリプルスコアでの圧倒的No.1を目指したいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 12:08 | TrackBack(0) | 弥生