2016年12月28日

兼務終了

弥生では先週株主総会を開催し、改選となった取締役に加え、社内から新たに1名の取締役を選任しました。これで取締役会の構成は、社内が私を含め3名、社外が親会社であるオリックスからの3名というバランスになりました

これに合わせ、来年の1月から本部長の管掌を見直し、結果として、私はすべての兼務ポジションがなくなり、晴れて社長職に専念できることになりました。

思い返せば約9年近く前、私が弥生の社長に就任した際には、社長職だけでなく、本部長ポジションを1つ、部長ポジションを2つ兼任してのスタートとなりました。色々な考え方がありますが、個人的には、ポジションを埋めるがために、適任ではない人をアサインしてしまうのは本人にとっても、その配下のメンバーにとっても不幸になりかねないと思っています。

もちろん(例えば)部長としては今一歩だが、チャレンジできるレベルにあるのであれば、積極的にチャレンジさせるべきだと思っています。最初から完璧な部長なり、本部長はなかなかいませんから。今一歩でチャレンジできるレベルであればいいのですが、まだ2歩、3歩の場合、チャレンジさせるつもりがプレッシャーから当人を潰してしまったり、配下のメンバーにも過大な負荷をかけることになってしまいます。

また、新たな取り組みをする場合にも、安直に人をアサインすることは避けるべきだと思っています。私が弥生に来て取り組んだことの一つは営業起点になっていた組織をマーケティング起点にする(pushからpullへ)ことでした。それまでに存在していなかったマーケティング部を作る際に、マーケティング部長としてとりあえず営業の上の方をアサインするのでは、結果的にもう一つ営業組織を作っただけになってしまいます。

こういった考え方のもと、私は、このポジションはこの人に任せようと迷いなく思える、あるいは、チャレンジさせる価値があると思える人が(残念ながら)いない場合には、私自身がそのポジションを兼務するようにしてきました(繰り返しになりますが、あくまでも私のポリシーであって、それが正解と言う気はありません)。

結果的には社長就任から現在に至るまで、私はずっと何らかのポジションを兼任してきました。このやり方のメリットは、人が育てば、すぐにそのポジションを任せられることです。兼務するポジション自体も変遷してきていますし、部長職の兼務はさすがにだいぶ前に卒業することができました。そしてついにこの度、全ての兼務職の解消に至りました。

社長になって9年近くですから、時間がかかったのは確かです。それでも、ようやく組織としてここまで成長することができました。もちろん課題はまだ(まだまだ?)あります。もっとも、ここまで時間がかかったのは、外部から高いポジションで採用してくるのではなく、内部メンバーの登用を基本としてきたから。基礎体力を着実に付けてきていますから、課題も少しずつであれ確実に対処できると考えています。むしろ組織が拡大、継続する上で新しい課題は次々と生まれてきくるからこそ、安直なやり方ではなく、じっくりと組織を育てることを選んできました。

2016年の営業も本日で終わり。年が明ければ、いよいよ2017年。ようやく全ての兼務を解消できた今、社長として本来やるべきこと - 弥生のこれからを明確に示し、自らが先頭に立って歩むこと - により注力していきたいと思います。

本年も有難うございました。良いお年を。
posted by 岡本浩一郎 at 18:20 | TrackBack(0) | 弥生