2017年05月31日

初ピッチ

明日6/1(水)、ALTとして二つのピッチに登壇します。一つ目はお昼の時間帯に渋谷のTHE BRIDGE Xで開催されるTHE BRIDGE X Lab.。ここでのピッチは、フジテレビの Web 専門ニュースチャンネル「ホウドウキョク」の番組「ランチタグ」で生放送されるそうで、結構ドキドキです。ランチタグ内のToday'Choiceというコーナーで、時間としては12:15前後となるようです。二つ目は、夜に同じくTHE BRIDGE Xで開催されるTHE BRIDGE Lab. Night。6スロット用意されているピッチの最後での登壇となります。

これまでラジオの生放送や、ネット番組への出演の経験はありますが、何分今回は弥生としてではなく、ALTとしての登壇。また、これまでビジネスプランコンテストの審査員をしたことはありますが、ピッチをする方は実は初めて。ドキドキですが、同時にワクワクでもあります。

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ピッチということで、持ち時間はわずか5分。私のプレゼンは、もともとロジックを丁寧に積み重ねるのが特徴なので、そのままでは5分には到底収まりません。相当ポイントを絞って、なおかつロジックだけでなく、インパクトでも勝負する必要があります。試行錯誤しながら、何とかこれであれば、というものはできましたが、さあどうなるでしょうか。もし宜しければ、明日のお昼時は是非「ホウドウキョク」をチェックしてみてください。

ALTは増資したばかりですし、当面資金調達の必要性はないのですが、将来的には外部からの資本調達も考えています。また、業務提携という観点でも、今回発表した4行以外にも段階的に拡げていくことを予定しています。そういった観点で、今後も機会があればピッチには積極的に登壇していこうと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:36 | TrackBack(0) | アルトア

2017年05月29日

30周年

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今年、弥生会計をはじめとする「弥生シリーズ」は30周年を迎えます。弥生シリーズが生まれた1987年には、会計業務といえばまだまだ手書きが普通でした。当時普及が始まりつつあったパソコンを活用し、パソコンや会計の初心者にも、簡単で使いやすいソフトを低価格で提供したいとの想いで生まれたのが「青色申告会計 弥生」。弥生シリーズは、最初は個人事業主向けの会計ソフトとして1987年10月にリリースされました。

その後弥生シリーズが普及する大きなきっかけになったのが、Windowsでした。まだまだDOSが一般的で、Windowsは趣味のものと思われていた時代に、弥生会計はいち早くWindowsに対応。その後、Windows 95が爆発的な普及を遂げたこともあり、弥生はいくつかある会計ソフトの一つから、会計ソフトの代名詞に進化を遂げました。

今年30周年を迎える弥生シリーズが実はひそかに意識しているのが、Microsoft Office。Microsoft Officeのルーツを遡るとWordが1983年5月(Xenix向け)、Excelが1985年9月(Mac向け)。いずれも弥生シリーズよりは若干年配ですが、ほぼ同世代。パソコンの普及を生き抜いてきた、というよりはむしろパソコンの普及を促してきたソフトウェアです。

2006年にGoogleによって、ワードプロセッサとスプレッドシートのクラウドアプリであるGoogle Docs & Spreadsheetsがリリースされても、その優位性が揺らぐことはありませんでした。Googleが基本的に無償、対するMicrosoft Officeが基本的に有償であるにもかかわらずです。その理由は数多く存在しますが、個人的には大きく二つの理由があると思っています。一つはソフトウェアは、利用している人が多ければ多い程利便性が高まるという「ネットワークの外部性」が効きやすいということ。要は、みんなMicrosoft Officeを利用しているから、自分もMicrosoft Officeにした方が便利だ、ということ。

もう一つは、Microsoft Officeも進化を続けているということ。かつては、純粋なデスクトップのアプリケーションとして提供されていたMicrosoft Officeですが、今やWebブラウザーで利用するOffice Onlineもあれば、iPhone/iPadやAndroidで利用できるMicrosoft Officeアプリも存在し、そしてこれらをOffice 365という利用料モデルで活用することができます。

デスクトップかクラウドかという二元論ではなく、お客さまが自分にあったサービスを選べるようにする。これは弥生も全く同じ発想です。弥生も、今やデスクトップ版の弥生会計もあれば、クラウド版の弥生会計 オンラインも存在します。どちらでもお客さまのニーズに合った方を選んで頂ければいい。

今回の30周年は大きな節目ですが、弥生シリーズはまだまだ進化できると思っていますし、進化させなければならないと思っています。40周年、50周年とつながっていくよう、今後も弥生シリーズを着実に進化させていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 21:36 | TrackBack(0) | 弥生

2017年05月25日

登録申請

いよいよ明日、ALT株式会社が貸金業者としての登録を受けるための、登録申請書を提出します。申請にあたっては、様々な書類を用意する必要があります。写真の弥生の天然水と比べて頂くと書類のボリュームが想像して頂けるかと思います。

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申請準備にあたっては、オリックス出身のベテランメンバーにも手伝って頂いているのですが、書類を一式揃えるだけでも、結構大変でした。私自身も代表者として、「登記されていないことの証明書」や「身分証明書」など、これまでに見たことも聞いたこともないような書類を用意する必要がありました。後者の「身分証明書」は運転免許証のような一般的な身分証明書のことではなく、禁治産者名簿にのっていない、後見の登記の通知を受けていない、破産者名簿にのっていない、ということを証明するもので、市区町村の役所で発行してもらいます。

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残念ながら、貸金業にはどうしても後ろ向きなイメージがあります。また、実際問題として、過去には大きな社会的問題になったこともあります。だからこそ、今から貸金業者として登録を受けるためには、これだけの手間がかかるようになったわけです。

正直に言って、私自身も貸金業者の代表者になるということについて、躊躇いがないかというと嘘になります(そもそもその前段に、日本人のメンタリティとして、お金に関することは汚らわしいことという潜在意識もあるのかもしれません)。ただ、ALTが目指すのは、小規模事業者がこれまでよりも容易に資金を調達できる環境を作ること。事業者にとって、資金はそれがなければ生きていけない血液であると同時に、事業を拡大するために必要な経営資源。その経営資源をより利便性高く調達できるようにすることには、大きな社会的意義があると思っています。

少々気負った抱負かもしれませんが、ALTがこれからの融資ビジネスを確立することによって、貸金業者のイメージそのものも変えていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 16:59 | TrackBack(0) | アルトア

2017年05月23日

原点

先日、入社二年目のHさんと一緒に、横浜のヨドバシカメラを訪問してきました。実はここは私の原点ともいえるお店。私が弥生の社長になったのは2008年4月ですが(思えば遠くにきたもんだ…)、入社後、初めて家電量販店の店頭に立ったのがこのお店だからです。

事件は現場で起きているという有名なセリフがありますが、ビジネスもまた現場で起きています。弥生にとっては、弥生製品をお買い上げいただく上で、家電量販店はとても大事な現場。弥生に入社後、私は店頭に立ちたいと何度も社内に訴えていたのですが、最初は全く取り合ってもらえませんでした。どうせ口だけでしょ、というところでしょうか(笑)。ただ、あまりにしつこく言ったため、これは本気で言っているかもしれない、とようやく信じてもらうことができ、初めて店頭に立つことができたのが2008年7月のこと。

店頭に立ちたいと自分で言い出したものの、正直内心はドキドキ。この時はHさん(こちらは上述のHさんとは別人で、今ではすっかりベテランです)が同行してくれたのですが、交代での休憩もあり、頼るわけにはいきません。そんな緊張の中で、30代半ばぐらいの男性の方が弥生コーナーに。間合いを見てお声掛けすると、業種はIT系のサービス業とのこと。経験のない人でも仕訳が入力できるか、申告書まで作成できるか、を気にされている様子。「実は...」と素性を明かし、なおかつ「私も以前は自分の会社で使っていたんですよ。業種もほぼ同じです」とお話しする。仕訳に関しては、発生するパターンは限られるので、伝票辞書に登録すると便利なこと、申告書については、法人の場合最終的には税理士にお願いすることが多いが、弥生でも基本的な書類は出力できることなどをご説明。5分程度お話ししたでしょうか。今日は検討だけで終わりかな、と思っていたところ、「せっかくなので」と弥生会計スタンダードをお買い上げ頂くことができました。レジまでご案内して、最後は記念の握手。私にとって、これが記念すべき自らの販売第一号となりました。

それから約9年。今回は、入社二年目のHさんが店舗担当となり、岡本さんからも援護射撃をして欲しいということでの店舗訪問となりました。入店後は店員の方にご挨拶をした上で、陳列状況のチェック。かつては、メーカー間の棚スペース争いが熾烈(かつ往々にして無法状態)で、弥生製品の陳列にも色々と問題があることも多かったため、しょっちゅう各地の店頭の状況を確認しては細かく指示を出していました。しかし今では、家電量販店のご理解も頂き、棚割りが予め決まるようになったこと、また、社員/フィールドスタッフ共に、体系的に棚スペースをメンテナンスできるようになっており、私が口を出す必要はほとんどなくなってきています。実際、今回も、大きな問題はなし。

そうこうしていると、お客さまが弥生コーナーに。再び間合いを見てお声がけすると、申告ソフトを探しているとのこと。こういった時に、無理やり弥生を勧めることはありません。自分は弥生の人間であることはお話ししつつ、どのメーカーが一番の売れ筋なのか(むろん弥生です…)、また、なぜそれが売れ筋なのか(使い勝手、みんなが使っている…)をお話ししたところ、無事にお買い上げ頂くことができました。Hさんにいいところを見せることができ、内心ガッツポーズです(笑)。

現場スタッフの頑張りもあり、今や私が家電量販店における陳列に細々と口をだすことはなくなりました。それでも安定的に高いシェアを維持/拡大することができるようになり、それもあって私が店舗を訪問することも以前に比べるとだいぶ少なくなりました。

しかし、改めて感じたのは、やはりここは自分にとっての原点であること。お客さまに直接販売し、その喜びを感じるとともに、お客さまの期待を裏切れないという緊張感をもつ。今後も、現場スタッフに迷惑と言われない範囲で(苦笑)、原点をしっかりと大事にし続けたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:36 | TrackBack(0) | 弥生

2017年05月19日

FY17上半期終了

今日の札幌はとても気持ちの良い天気です。弥生では上半期(〜3月)が終了した段階で、Half Year Meetingという社内会議を東京/大阪/札幌の3拠点で開催しています。GW前に東京、先週が大阪、そして今日が札幌。短期間で拠点をまわるのは、スケジュール調整が大変ですが、それ以上に皆でワイワイと盛り上がれることをとても楽しみにしています(メインはビジネスセッションであり、懇親会はあくまでもおまけですが。念のため、笑)。

お陰さまで上半期はまずまずの形で終えることができました。出足はややスローでしたが、上半期が終わってみると売上面でも利益面でもほぼ予算通りとすることができました。売上の過去最高記録は消費税率引き上げにともなう特需があったFY14の162.0億円。前期FY16はそれに肉薄する161.6億円を達成することができましたが、惜しくも0.4億円の差で過去最高記録の更新はならず。今期に関してはLTM(直近12ヶ月)ベースで既に過去最高記録を更新中であり、期末時点でも着実に過去最高記録となりそうです。

そういった意味で、まずまずの成果ではあるのですが、Half Year Meetingでは、むしろ今弥生が直面している課題とそれに対する打ち手を中心にお話ししています。上半期は既に過去の話。本当に共有すべきは今何が起こっているのか、そして私たちはこれからどうすべきなのか。

まあ、あれですね。状況が悪ければ、大丈夫大丈夫、心配するな、と言い、状況が良ければ、油断するな、まだまだやるべきことがある、と言うのが経営者の性です。弥生はここしばらく順調に成長してきているだけに、油断は禁物。これは弥生自身の過去の反省にも基づいています。弥生は業務ソフトを提供している関係上、どうしても法令改正によって需要が大きく変動します。過去においては、法令改正によって需要が堅調であるだけなのに(逆に言えば、法令改正がなくなれば一気にペースダウンしかねない)、それを自分たちの実力と勘違い。その後、法令改正がない時期が続き、そこにリーマンショックという外的要因も重なり、かなり苦戦した時期もありました。私はこの時期に弥生に入り、その時点では大丈夫大丈夫、心配するな、と言っておりました(笑)。

弥生の親会社であるオリックスも堅調です。先日、2017年3月期の決算を発表しましたが、営業収益(売上)は前期比13.1%増の2兆6,787億円、税引前当期純利益は同8.6%増の4,250億円、そして当期純利益が同5.0%増の2,732億円となりました。当期純利益は8期連続で増益となり、2016年3月期に引き続き、3期連続で過去最高記録を更新しました。 この中での弥生の貢献はごくごく一部ですが、弥生についても、「弥生や環境エネルギー事業のサービス収入が堅調に増加」と記載されています。

堅調だからこそ、油断することなく、さらなる成長に向けて着実に歩まなければなりません。弥生の下半期ももう1ヶ月半終了し、残りは4ヶ月半。最後まで全力で走り抜きます。
posted by 岡本浩一郎 at 14:33 | TrackBack(0) | 弥生

2017年05月17日

Andersonアントレ会

前回、ビジネススクール(UCLA Anderson School of Management)について書いた際に、「卒業から20年。学んだことをどこまで覚えているかというと微妙です。」と書きました。これは事実(まあ、それに限らず、全体的に昔のことを忘れているような気もしますが、笑)。一方で、ビジネスクールで学んだことが、自分のバックボーンとなっているのもまた事実です。

これは本ブログでも何回か書いたことがありますが、私がAnderson Schoolで学んだことで、一番大事にしているのが、"Entrepreneurship is not about taking risks.  It is about managing risks"ということ。Anderson Schoolの名物教授の授業で「皆、起業といえば、リスクを取ることだと思っている。でも、それは正しくない。起業はリスクを取ることではなく、リスクを管理することだ」と聞いた時の「なるほど感」は今でも鮮明に覚えています。何か新しいことをやるとして、100のリスクをとって実現するのと、10のリスクをとって実現するのと、どちらが良いか。答えは明らかですよね。同じことをやるのに、いかにリスクを最小化するか、それが起業の秘訣です。

この一言があったからこそ、私は2000年に初の起業をすることができました。これも以前本ブログで書いたことがありますが、この際には、ある程度のビジネスの目処を付けた上で踏み切っています。無暗にリスクを取るのではなく、管理する。そして、今回のALTの立上げ。ALTには私自身の資金も投入していますので、私にとっては、単なる子会社を通じての新規事業ではなく、起業。もちろんこの際も、後先を考えずにリスクを取りに行くのではなく、一年以上かけて準備を進め、リスクを管理できる形での起業です。

私が2000年に起業した際には、結構驚かれました。「よくやるね」、「勇気があるね」。本人としてはリスクを管理しているつもりなので、勇気といわれてもピンとこないのですが、それだけ珍しいことではあったかと思います。

一方で、ここ5年ほどで、起業は普通なことになってきました。そういった中で、Anderson Schoolの日本人卒業生でも起業家が着実に増えてきました。最近では「Andersonアントレ会」という集まりが自然発生。以前の米国ビジネススクールの卒業生といえば、コンサル、投資銀行、その他外資系というあたりがほとんどだったので、様変わりです。

Andersonアントレ会で飲むと、共通の問題意識であり、共通の言語を持っているだけに楽しい。Andersonアントレ会の中では、かなりの年長組になりますので、自分の経験で周りの役に立つことは積極的に伝えていきたいと思っていますし、一方で、(二回目の起業ではありますが)起業して間もないこともあり、周りから多くを吸収したいと思っています。これからは頻繁に集まることになるかもしれません(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 20:07 | TrackBack(0) | パーソナル

2017年05月15日

Class of '97

今年のゴールデンウィークは個人的に大きなイベントがあり、特別なお休みになりました。そのイベントとは、ビジネススクール(UCLA Anderson School of Management)の卒業20周年の同窓会(Reunion)。通常の週であれば、私一人でサッと行ってサッと帰ってくるところですが、ちょうどゴールデンウィークと重なったため、家族でのロサンゼルス行きとなりました。娘にとっては初めてのロサンゼルス。

ゴールデンウィーク後半開始のタイミングでロサンゼルスへ。今回は家族旅行ということで最初の二日間はディズニーランド(Disneyland ParkDisney California Adventure Parkに一日ずつ)。アメリカでは普通のウィークデーということでそれほど混んでおらず、二日間たっぷりと遊ぶことができました。父親としての株が少しは上がったかも。

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その後は同窓会の会場であるSanta Monicaに移動。同窓会当日はTour de Strandというイベント(?)で、朝から会場を移しつつ徐々に人が集まってきます。私は途中で一旦離脱して母校にも寄りました。芝生が綺麗な素晴しいキャンパス。娘には普段はあまり物を買い与えないように注意していますが、UCLAグッズだけは気前よく購入。娘が将来UCLAに行きたいとなったら、狙いは的中です(父親としては正直心配の方が多いとも思いますが)。

私がここにやってきたのが22年前。ちょうどビジネススクールの建物が建て替わったばかりで、まさにピカピカでした。全教室にプロジェクターが設置されており、全座席に有線LANのポートが用意されているというのは当時としては最先端の環境。22年も経つとそれなりに劣化しているかな、と心配していたのですが、実際にはとてもキレイなまま。5年前に建て替わったと言われても信じられるレベルです(今はもう有線LANを使うことはないと思いますが)。

夜はいよいよ同窓会ディナー。同窓会自体は毎年この時期に開催されていますが、5年ごとに正式なディナーパーティーとして開催されます。自分の学年(Class of '97という言い方をします)で今回集まったのは70名前後。在学時の母数が300名なので、参加率がとても高い訳ではないのですが、卒業生はアメリカ中はもとより全世界に散らばっていることを考えるとまずまずの参加率です。

卒業から20年。学んだことをどこまで覚えているかというと微妙です。そもそもビジネススクールで学ぶことは、一般論が中心ですから、自分の専門性を高めることにはそれほど寄与していません。ビジネススクールに行けば将来的な輝かしいキャリアが必ず約束される訳ではありません。ビジネススクールで得られるのは、自分の「引き出し」。どんな課題に直面しても、まずどこからどのように進めるべきか、取っ掛かりを得ることができる。それをどう活かすかは本人次第です。

そういった意味で周りの人にビジネススクールに行くべきかと聞かれてもなかなか曖昧な答えしかできません。それは本人次第だよと。ましてやかつてと比べて学費も生活費も高騰しており(学費で言えば私が行った頃は年間$20,000でしたが、今は$60,000近いそうです、これでも米国のビジネススクールとしては気持ち安めのはず)、一方では日本でも起業などのチャンスも増えている中で、本当にそれがベストな選択かどうかは本人次第。

ただ一つ言えるのは、今回参加できた人もそうでなかった人も含め、何があっても仲間と呼べる大事な存在を得られたということ。むろんビジネス上のメリットも大きい(今回ALTという新事業を立ち上げることができたのも、クラスメートを通じて色々な接点が得られたことが直接的に影響しています)のですが、それ以上に、苦楽を共にした仲間はビジネス上のつながりがあろうがなかろうがとても大事な存在。私は前回の参加が5年目の同窓会でしたから、多くのクラスメートとは15年振り。中には卒業以来というクラスメートも。それでも話して10秒で一緒に昔に瞬間移動することができ、また、その後のそれぞれの人生を自分事のように喜び合えるというのは本当に素晴らしいことだと改めて感じることができました。

夜も更ける頃には、来年も集まろうよ、という声が。私の場合、さすがに毎年は難しいですが、次回のビッグ・イベントとなる25周年にはぜひまた参加したいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:42 | TrackBack(0) | パーソナル

2017年05月11日

増資

4月に発表したALT(アルト)ですが、4月末に増資を行いました。会社としてのALTは2月には設立していたのですが、この時点の資本金等(資本金+資本準備金)は5,000万円。会社を設立し、活動を正式に始めるため、ひとまず5,000万円でスタートしました。ただ、これだけでは、システムを整備し、オペレーションの体制を整え、実際に融資を行えるようにするには全く足りません。

色々と準備を進めていて実感しますが、ALTが営む貸金業は相当の資金力を必要とします。通常のベンチャーでも、人を採用して製品/サービスを開発するための資金が必要になりますが、ベンチャーであり、貸金業であるALTは、それに加えて、融資にまわす資金も必要になります。つまり、通常のベンチャーが調達をしなければならない資金の何倍という資金を調達する必要があります。また、貸金業法というかなり厳しい法律に則って営業するために、最初からしっかりとした基幹システムが必要になります。通常のベンチャー的に、とりあえず必要最小限の仕組みでスタートという訳にはいかず、何億円規模での基幹システムへの投資が必要になります。

そこで4月末に増資を行い、資本金等を4億8,000万円(資本金2億4,000万円、資本準備金2億4,000万円)としました。これで、融資の開始までに必要な資金は確保したことになります。今回の増資に際しては、私も個人として出資をしています。そう、ALTは弥生/オリックスの100%子会社ではありません。今回は私に加え、事業パートナーであるd.a.t.社も出資を行っており、今回の増資後は、弥生が第一位株主、私個人が第二位株主、d.a.t.社が第三位株主となります。ALTはオリックスグループに閉じた存在ではなく、将来的には外部の資本を入れることも視野に入れています。

ちなみに、私の出資は個人としてはかなりの金額ですので、念のためワイフに「いいかなあ?」と確認しましたが、「やりたいことをやればいい」という有難い回答でした(笑)。

ただ、実はこれでも、まだまだ足りません。融資をするためには、融資にまわすための資金も必要となり、それは現時点の資金では十分ではありません。このため、この秋に融資を開始する前の段階で、もう一度増資を行うことを予定していますし、それ以降も段階的に増資を続けて行く予定です。そういった意味でまだまだ先は長いですが、本格的に動きだすために必要な資金はひとまず目処が立ちました。後は着実に前に進むだけです。
posted by 岡本浩一郎 at 19:08 | TrackBack(0) | アルトア

2017年05月09日

弥生PAPカンファレンス 2017春

弥生は6月に会計事務所パートナーであるPAP会員向けのカンファレンスを開催します。約1ヶ月後となる6/7(水)の名古屋開催を皮切りに、名古屋/東京/福岡/大阪の全国4ヶ所で開催します。

弥生は昨年/一昨年と、経営をテーマとした「弥生フォーラム」を開催しました(昨年の開催報告はこちら、一昨年の開催報告はこちら)。昨年のテーマは、「変革の時代の会計事務所経営」。会計事務所の今後のあり方について一緒に考える場としたいということで、あえて弥生の製品やサービスについてはあまりお話しせず、その代わり、多くの税理士の先生方にご登壇頂き、様々な戦略、あり方の中から、自らの会計事務所の方向性を見出したり、再確認したりするきっかけになることを目指しました。お陰さまで大変に多くの方にご参加頂くことができ、また参加して頂いた方からのフィードバックも非常にポジティブでした。

昨年/一昨年の弥生フォーラムを通じ、中小企業の経営も、会計事務所の経営も変わっていくことの必要性はお伝えできたと感じています(正確に言えば、参加されることを選んだ段階で、必要性は感じられており、フォーラムはあくまでも背中を押したに過ぎませんが)。

そこで、今年はあえて、変わっていくために弥生がどういった価値を提供できるのかに絞ろうと考えました。ということで、今年は経営がテーマの「弥生フォーラム」ではなく、弥生が会計事務所のパートナーとしてどういった価値を提供できるのか、をテーマとした「弥生PAPカンファレンス」として開催します。会計事務所による事例紹介も交えながら、弥生の製品/サービスを利用することで、どのように業務が効率化されるのか、具体的にお伝えしたいと思っています。

毎回本ブログでのご紹介が遅くなってしまうのですが、既に多くのお申し込みを頂いており、本日時点では、定員の8割弱のお申し込みを頂いています。このままのペースで行けば、どの会場も早々に満員になる可能性があります。お申し込み状況を見ながら、できるだけ定員を増やせるように調整はしますが、調整にも限界があるため、できるだけお早目にお申し込み頂ければ幸いです。パートナーの皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
posted by 岡本浩一郎 at 19:29 | TrackBack(0) | 弥生

2017年05月02日

Misoca by 弥生

昨年2月にMisocaが弥生のグループ会社になって以降、Misocaと弥生は、クラウド請求管理ツール「Misoca」をより良いサービスとすべく、またより多くのお客さまにご利用頂くべく、開発とマーケティングを続けてきました。お陰さまで4月には登録事業者数が200,000を突破。100,000事業者を超えたのが2016年の4月ですから、約1年で登録事業者数を倍に伸ばすことができました。

今後Misocaをさらにより良いサービスに、そしてより多くのお客さまにご利用頂くために、この度、Misocaと弥生での役割分担を見直すことにしました。具体的には、開発という観点では、引き続き(会社としての)Misocaが担って行きます。本社は引き続き名古屋、松江にサテライトオフィス、もちろん、リモートワークもありで、鳥取富山、東京など、ますます多彩なメンバーが集まってきています。

一方で、サービスをお客さまにお届けし、サポートするのは、弥生が前面に立つこととしました。Misocaを正式に弥生のサービスのラインアップとして提供します。Misocaは、弥生会計 オンラインやよいの給与明細 オンラインと同様に、弥生のクラウドサービスである、弥生オンラインの一サービスという位置付けになります。弥生のサービスということで、他のサービスと同様、弥生のカスタマーセンターでサポートを提供することになります。

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また、このタイミングで、価格体系を見直しました。たまに使うという方には引き続き無料でご利用頂けますが、バリバリ使っているという方には、月間15通までの請求書の作成が可能となるプラン15(月額800円/税抜)から、月間1,000通(!)までのプラン1000(月額10,000円/税抜)などのニーズにあった有償プランをお選び頂けるようにしました。

今回のサービス提供体制の変更と価格体系の変更の背景は、代表の豊吉さんがブログに書いている通り、「既存のユーザーのおよそ7割が無料で使えるよう」にしつつ、「今回の料金変更でMisocaがより安心かつ信頼できるものになり、利用者の皆様の業務をさらにシンプルにするサービスとして成長」させるためです。今後は、Misoca開発陣の魂のこもったサービスを、弥生のサービスとしてお届けします。是非ご活用頂ければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 10:45 | TrackBack(0) | 弥生