2017年08月30日

いざとなると

そろそろ起きる時間ではあるものの、うーんもう後10分、とうつらうつらしているその時、iPhoneが大音量でなり始めました。あれ、アラームはかけていないし、大体なんでこんな大音量で、と混乱しつつ画面を見ると、そこには見たことのないメッセージが。

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「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮から…」。どういうこと??? 寝起きでボーっとしており、頭が回りません。正直何が起きているのか、全く理解できない。昨日の朝、出張でたまたま訪れていた札幌のホテルでのことです。

何をどうすればいいのかわからないなかで、急に家族のことが心配になります。あわててメッセージを送ったものの、なかなか返信がなく、ますます心配になってきます。後でわかったことですが、この警報の対象になった地域とそうでない地域があり、家族は全く気が付いていなかったとのこと。このタイミングでようやくTVをつけますが、得られる情報はJアラートが発令されたというだけで多くはありません。

しばらくすると、「ミサイル通過。ミサイル通過。先程…」というメッセージが配信され、またTVでも少しずつ情報が増え、差し迫った危険がないことがわかりました。しばらくすると家族から「今ニュース見ているけど…」というメッセージが入り、ほっと一安心。ようやく通常の出勤準備モードに入り、シャワーを浴びてから朝食を食べに行くことに。朝食会場が普段と変わらない(正確に言えばまだギリギリ8月中なので家族連れが多い)ことに心底ほっとしました。

後で冷静になって考えてみれば、Jアラートを受信した際、やるべきことは何もできていません。本来やるべきことはとにかく少しでも安全な場所に避難すること。ホテルでいえば、窓がある部屋よりも、窓がない廊下に避難すべきだったのでしょう。2011年の大震災以降、地震速報には敏感に反応するようになりましたし、災害に対する心の備えもそれなりにできていると思っていましたが、いざとなると何もできないものです。

いつ何があるかわからない時代。改めて備えることの必要性を実感する出来事でした。ただ現実問題としては、今後もこういったことが続けば、むしろまた警報か、でも何もないんでしょ、とむしろ慣れてしまうような気がします。実は、それが一番恐ろしいことなのかもしれません。
posted by 岡本浩一郎 at 23:39 | TrackBack(0) | パーソナル

2017年08月28日

サンプリングバイアス

少し前に「コンビニの支払い、4割が現金派」という調査結果が公表されていました。この調査によると、コンビニで買い物する際に、現金で支払う人が37.9%、電子マネーが29.8%、クレジットカード・デビットカードが29.4%とのこと。この結果に対し、あるブロガーが「コンビニで現金使う人ってバカなのかな」と発言して、話題になりました。この他にも「コンビニで現金使う人ってバカではなく『迷惑』」という発言も話題に。

個人の選択の問題なので、バカといった表現は全く適切ではないと思います(まあ、炎上商法ですね)。ただ、私が注目したのは実は別のポイント。電子マネーとクレジットカード(非現金)で約6割。これってむしろ結構高く感じませんか? 日本は現金社会と言われますが、非現金で約6割であれば、もはや現金社会とは言えないのでは?

個人が支払いをする際の決済手段のシェアについては、クレディセゾンが経済産業省他の数字をもとに推計している数字が引用されることが多いようです。2015年度(本pdfのP36)は、現金の割合が49.5%(前年対比2.4pt減)。それに対し、クレジットカードは16.0%(+1.1pt)、デビットカードが0.2%(±0.0pt)プリペイドと電子マネーで5.6%(+0.9pt)。合計しても、21.8%にしかなりません。このシェアの数字には、振込・口座振替、ペイジーといったコンビニでの買い物には利用されない手段も含まれているので、その分を一旦除外して計算し直すと、現金が69.4%、非現金(クレジットカード/デビットカード/電子マネー)で30.6%という割合になります。個人的には、むしろこれくらいの割合が妥当かな、と感じます。

もう少し具体的に言えば、職場にあるコンビニは、ビル内に大手のクレジットカード会社が入居していることもあり(?)、非現金の率が高いような気がしますが、自宅近くのコンビニは現金の方が多いように感じます。もちろん、非現金の割合が高まっていることは間違いなく事実だと思いますが、それでも、現金が4割、非現金が6割と言われると、さすがに違和感を感じます。

だいぶまわりくどく前置きしてしまいましたが、私は、冒頭の調査にはだいぶサンプリングバイアスが入っているのではないかな、と感じました。調査の際の対象者と、母集団にずれが発生しているのではないか、ということです。よく読んでみると、この調査は「クレジットカードを保有している」「会員」に対し、インターネットを通じて行われているとのこと。対象がクレジットカード保有者に限られていますから、この調査では現金率が低く、非現金率が高く出るのは当たり前のこと(ちなみに、JCB調査(pdf)によればクレジットカードの保有率は約8割とのこと)。会員が対象ということで、その年齢構成や年齢分布も結果に影響を与えているのではないでしょうか。

弥生でも様々な調査を継続的に行っていますが、サンプリングバイアスには苦労しています。代表的なところでは、クラウドの利用意向。インターネット調査でのクラウド利用意向と、電話等を通じた調査でのクラウド利用意向にはかなり大きなずれが出ます。調査の際には、つい見たい現実を見てしまう(結果を自分に都合よく解釈してしまう)ものですが、調査の前提・手法も含めてキチンと設計しないと、実は誤った結論に飛びついていた、ということになりかねませんので、注意が必要です。
posted by 岡本浩一郎 at 19:03 | TrackBack(0) | ビジネス

2017年08月23日

Going Concern

前回、「会社はGoing concernですから、今期が良ければすべて良しとはいきません」と書きました。Going Concern、すなわち、企業は将来にわたって無期限に事業を継続するものだ、という考え方。あまり深く考えず、さらっと書いてしまいましたが、冷静に考えれば、決して当たり前のことではありません。お客さまのために、企業は事業を継続し、価値を提供し続けなければならない。ただし、必ずしもそれができるわけではない。つまり、企業はGoing Concern「であらねばならない」、だけれども、Going Concern「であるとは限らない」。

前回書いた記事を自分で読み返してふと思い出したのが、少し前に目にした、あるクラウド会計ソフトが来年5月末をもってサービス提供を終了するというプレスリリース。このクラウド会計ソフトは、実は、同種のサービスの草分けともいえる存在。まだクラウドという表現はもとより、SaaSという表現もなかった、2000年にスタートしたサービスです(当時はASP, Application Service Providerという表現でした)。そういった意味で間違いなく先進的なサービスではありましたが、利用は進まず、その結果2011年に現在サービスを提供している会社に事業売却されたという歴史があります。その後も新しい会社で普及のための努力は続けていたようですが、残念ながら期待された結果にはつながらず、今回のサービス終了という判断につながったようです。

こういった背景を知っている人間としては、「やはり、ついに」という感想ですが、いざ正式発表として目にすると、やはり残念です。プレスリリースを見ると、ユーザー数(有効アカウント数)が約1,200件、売上が2,000万円弱、当然のことながら赤字ということで、経営判断上はやむを得なかったのだと思います。それでもサービス開始から17年間、新会社に移管されてからも約6年間なので、本当によく頑張ってこられたと思います。

これは会社全体の話ではなく、事業としてGoing Concernであるかどうか、ですが、やはりGoing Concern「であらねばならない」、だけれども、Going Concern「であるとは限らない」。

特に会計ソフトの場合には、お客さまの事業の土台となる情報をお預かりしています。あれば便利だけれど、なくても何とかなる存在ではありません。ですから、Going Concernであることは極めて重要。特に昨今は、単なる帳簿だけではなく、領収書等の画像を電子帳簿保存制度(スキャナ保存制度)でお預かりするというサービスも提供するようになっていますから、万万が一サービスの継続ができない、あるいは会社として存続できないということになれば、お客さまに取り返しのつかないご迷惑をお掛けすることになってしまいます。総勘定元帳といった帳簿は紙で出力して改めて保管すればまだ何とかなりますが、画像で保管する際に破棄してしまった証憑を取り戻すことはできません。そもそも電子帳簿保存制度(スキャナ保存制度)自体がまだあまり普及していませんので、こういった問題はまだ実際に発生していないと思いますが、将来的には発生しうる問題です。

Going Concernであること。「であらねばならない」けれど「であるとは限らない」。弥生はGoing Concernであることに、そして10年後も、20年後も、30年後も安心してご利用頂けることに、徹底的にこだわっていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 20:10 | TrackBack(0) | 弥生

2017年08月21日

今年もキックオフ

お盆休みも終わって8月も終わりが見えてきました。9月決算の弥生にとっては、今期も終わりが見えてきたということです。少し前にもお話ししたばかりですが、売上/利益ともに過去最高記録を更新中であり、今期末についても、まずまずの数字での着地の目処がたっています。一方で、会社はGoing concernですから、今期が良ければすべて良しとはいきません。今期が終わればすぐに来期が始まりますし、来期は来期でちゃんとした結果を出す必要があります。

そういった観点から弥生の社内は、今期をどうするか、から、来期をどうするかに既に焦点が移っています。この一環として、マーケティング本部では、毎期末に翌期に向けたキックオフを行っています。2年前までは本当の期末に開催していましたが、昨年は翌期に向けた準備をより着実に進めようということで、一ヶ月前倒しし、8月末の開催となりました。ということで今期もそろそろ、なのですが、実は今年のマーケティング本部キックオフは既に7月末に開催済みです。

つまり2年前の文字通り期末開催から、昨年は1ヶ月前倒し、そして今年はさらに1ヶ月前倒しとなったわけです(このまま毎年前倒しを続ければ、10年後ぐらいにはぐるっと回って期末開催に戻りそうです、笑)。ここ数年間、弥生が提供する製品やサービスは飛躍的に充実してきています(だいぶ定着はしてきましたが、弥生オンラインが登場したのは数年前に過ぎません)。来期も新たな製品/サービスの投入を予定する中で、これまで以上にちゃんと備えることの重要性が高まっています。

マーケティング本部のキックオフほどの前倒しは行っていませんが、9月に入ると、フィールドスタッフの研修会カスタマーセンターの総会など、今期を総括し、来期に備えるイベントが山積みです。新製品/サービスに向けた準備も同時並行。

関東は雨の日が続き夏らしくありませんが、明日ぐらいからはようやく8月らしい天気になるようです。夏はやはり暑くないと夏らしくありません。もっとも暑くなると今度は体調管理が大変。備えるという意味での最繁忙期を迎えますが、体調には気をつけつつ、着実に備えを進め、来期を良い形でスタートさせたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 22:50 | TrackBack(0) | 弥生

2017年08月17日

勢揃い

久し振りに大きな買い物をしてしまい、その結果我が家にはこんなものが勢揃いとなりました。まさにファミリーという感じですね。

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一番上とその下が昨年後半に購入したiPhone 7とiPad mini 4。その下がApple Storeでの初イベントを記念して購入したiPad Air。これはもう3年半使っていることになりますね。そして一番下が今回購入したiPad Pro 12.9インチ。久し振りに大きな買い物と書いてしまいましたが、昨年後半には、iPhone 7/iPad mini 4/AQUOS mini SH-M03と一通り買い替えているので、久し振りとは言えないかもしれません(苦笑)。

言い訳をすると(笑)、これは自分用ではなく、家族用。家族が使う際に、少しでも大きな画面をということで、気になっていたiPad Proの購入に踏み切りました。このiPad Proは、この6月に発売になったもの。もう発売から2ヶ月経っているし、在庫はあるだろうと思っていたところ、実は未だに品薄の模様。うまくタイミングがあって在庫をおさえることができ、今日届いたばかりです。

まだほとんど使っていませんが、印象としては「画面でかっ!」。印象レベルで言えば、iPad Airの二倍ぐらいに感じる画面の大きさです。これまでのiPad AirやiPad miniに関しては、気軽にウェブを見るためのもの、逆に本格的な作業には向いていないと感じますが、このiPad Proに関して言えば、何でもこれで済ませられそうです。

iPad Proもなかなか感動ものですが、ある意味それ以上に感動したのが、合わせて購入したApple Pencil(繰り返しになりますが、あくまでも家族用です、笑)。本当に鉛筆やペンで書いているみたい。これまでもiPad miniに普通のスタイラスで手書きのメモを取ることを試みたこともあるのですが、やはり独特のクセがあって、本格的に使いたいとはなりませんでした。しかし、Apple Pencilは全く別次元の書き心地。これならありです。

それにしても、初代iPad以来、これで5台目。iPhoneも現在のiPhone 7で3GS以来5台目。Macに至っては、もはや何台目なのか数えるのが怖いぐらいです(と言いつつ前回のMacBook Pro購入から2年半経って、そろそろと思っている自分が怖いです)。まあ、正直無駄遣いしたな、と思う部分もありますが、逆にこれだけ喜んでおカネを払いたくなるモノを提供できるというのは素晴らしいことだと思います。性格も異なりますし、実際問題としてまだまだ道のりは遠いですが、業務ソフトの世界でも、喜んで使いたくなる製品/サービスの開発を志しています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:26 | TrackBack(0) | パーソナル

2017年08月15日

通勤ラッシュ

世の中はお盆休みの真っ只中。弥生もカスタマーセンターでは、昨日から明日まで夏季休業とさせて頂いています。東京本社については、任意の時期に夏季休暇をとるようになっていますが、7月に早めに休暇を取った人も多いようで、お盆の時期は通常通りの営業です。

ちなみにALTも任意の時期に夏季休暇をとるようになっています。設立以来初の夏を迎えており、サービス開始に向けてやるべきことが山積みではありますが、ONとOFFをキチンと両立させることをポリシーとしているため、全員キチンと夏季休暇を取得の予定です。

お盆の時期に働くメリットは、電車が空いていること。昨日今日はやや早めに出勤したこともあり、いつもは満員の電車も座れるほど。お盆の期間に限らず、いつもこんな混み具合(空き具合?)であれば、通勤も楽なのにな、と思います。毎日のことですから、通勤は生活の質に大きな影響がありますよね。

通勤ラッシュを避けるという意味では、東京都が音頭を取って、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらす働き方改革のひとつとして「時差Biz」という取り組みが先月行われました。この取り組み自体の意義は認めつつも、通勤者が単純に多少前/後ろにずらすのではなかなか効果がないように思います。というのは、(路線によると思いますが)多少前/後ろにずらしても、その分列車の運行本数が減ってしまうので、結果的に車内密度があまり変わらないから。

私が通勤で主に乗っているのはJRの東海道線ですが、8時前後のピーク時は3分に1本の運行。一方で、7時台前半や9時台になると6分に一本程度に頻度が下がってしまいます。このため、時間当たりの利用者数が減っても、列車の頻度減少で相殺されてあまり密度は変わらないということになってしまいます。では、5時台とか6時台とか、もっと思いっ切り早くすれば、とも思いますが、この時間帯はさらに運行の頻度が下がってしまうので、私の経験上からはあまり空いているようには感じません。正確に言えば、押し合いへし合いにならない程度の密度低下はありますが、今回のお盆の通勤のように余裕はないので、わざわざ頑張って前倒しするだけのメリットが感じられません。

この問題を解決するためには、JRなり、私鉄にオフピーク時にもっと増発してほしいところです。もっとも、鉄道会社も民間企業で収益の最大化が命題ですから難しいところですね。鉄道会社の収益を維持しつつ、どう通勤ラッシュを緩和するか。リモートワークのようにそもそも需要を減らすアプローチもありですが、そうすると鉄道会社の収益は減ってしまいます(でも、一週間に一度のリモートワークで、通勤定期を買い続ける限りは減らない?)。折角座って通勤できるこの時期に、頭の体操としてちょっと考えてみたいところです。
posted by 岡本浩一郎 at 19:30 | TrackBack(0) | その他

2017年08月10日

普段と違うオフィス

7月末に、恒例(?)となった東京本社からの隅田川花火大会鑑賞イベントを開催しました。私は、実は今回が念願の初参加。このイベントは秋葉原に移転してから始まったので、今回が3回目となりますが、ようやくスケジュールの調整がつき、参加できました。

当日はお昼過ぎから都内で所用を済ませ、夕方にオフィスに向かうという算段だったのですが、いざオフィスに向かう段になると、なんと雨が降っています。しかも結構な大雨。これは花火打ち上げは厳しいかもと思いながらとりあえず秋葉原に向かいます。

秋葉原に到着しても、まだかなりの雨。が、遠くに花火打ち上げの音が聞こえているような…。早速オフィスに上がってみると(休日の入館経路はいつもと違うので、かなり迷ったというのはここだけの秘密、笑)、皆が既に窓側で盛り上がっています。花火は一応上がっているとのこと。

自分も窓に張り付いて花火を探してみますが、なかなか見えない。どうも、雨のもやで見えなくなっているようです。言われてみれば少しだけ見えるような…。後半になって、雨が弱まってくると、だいぶ見えるようになりました。

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今回も参加者はファミリー中心。普段は仕事の場であるオフィスで子どもがワイワイと楽しんでいるのを見るのはいいものです。今回は週末なので、普段のオフィスとはだいぶ違った雰囲気(基本的に花火を見るために照明を落としているので、私自身にとっても普段とだいぶ違った雰囲気でした)。また別の機会に、ファミリーデーのようなイベントで、親が普段、どんなオフィスでどんな仕事をしているのか、見る機会を作れるといいな、と思います。デスクワークなので、何をしているのかを見せることがなかなか難しいような気もしますが、今は遊びを兼ねた簡単なプログラミングの講座もありますから、そういったものを織り交ぜるのもいいかもしれませんね。
posted by 岡本浩一郎 at 17:15 | TrackBack(0) | 弥生

2017年08月08日

社名変更

以前、「弥生」の社名を「卯月」に変更という記事を書きましたが、これはApril Foolの際の記事。ちょうど前回も書いたように、弥生シリーズは今年30周年。製品名としても、会社名としてもすっかり定着していますから、もはや変えることは賢明ではないでしょう。

社名変更とは、ALTのこと。ALTを株式会社として設立したのは今年の2月ですが、この際、「ALT株式会社」はあくまでも仮の社名と割り切っての設立でした。ALTというのは、英語のALTernative Lendingから来ています。従来の金融機関による一般的な融資をTraditional Lending(伝統的な融資)とすると、ALTが実現するOnline Lendingは、これまでにない利便性を実現するAlternative Lending(代替的な融資、これまでと異なる融資)。資金を必要とする人と貸してもいいという人を結びつけるP2P Lendingも、Alternative Lendingの一形態です(ただし、P2Pレンディングは、日本では法令上ピュアな形での実現が難しいのが実情です)。

社名は、その会社の成り立ちであったり、その会社が目指すものを表す大事なものです。日本でAlternative Lendingという新しい市場を確立しようという想いが、ALTという名前につながっていますが、ALTには、読みにくいという課題があります。正しい読み方は「アルト」ですが、「オルト」という呼び方をなったり、はたまた「エーエルティー」と呼ばれたり。

これらは想定されていた事態であり、あくまでも仮の社名だからokとしていました。ただ、仮ということは、どこかで正式な名前を決めなければなりません。時期的に、さすがに正式な社名を決めなければならないということで、社内で色々と議論してきたのですが、かなり難航しました。

会社が目指すものを表す新しい名前といっても、なかなかしっくりするものはありません。まあそうですよね。GOOGLEにしても、APPLEにしても、利用される中で徐々に定着するもの。GOOGLEは最初はなんだか全くわからなかった訳ですし、APPLEは最初はリンゴとしか理解されなかったでしょう(ということもあって、当初は単にAPPLEではなく、APPLE COMPUTERでしたが)。もう一つのハードルは、何だかんだ言いつつ、半年もALT(アルト)という名前を使っていると、それなりに愛着が出てしまったということ。

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かなりの生みの苦しみとなりましたが、なんとか一応、新しい社名が決まりました。一応と書いてしまうあたり、正直まだしっくりは来ていませんが、頭の中で考えているだけでなく、口に出していくうちに、徐々にしっくりとするのではないかと思っています。新社名については、しかるべきタイミングで発表しますので、お楽しみに!?
posted by 岡本浩一郎 at 18:43 | TrackBack(0) | ALT

2017年08月04日

ストーリー

以前も本ブログでお話ししましたが、今年、弥生会計をはじめとする「弥生シリーズ」は30周年を迎えます。初めて「弥生」の名前を冠した製品を発売したのが、1987年10月。それから実に30年。お陰さまで弥生シリーズは、当時は想像もできなかったほど多くの事業者の方にご利用頂いています。これを記念した特別サイトも公開中です。

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この特別サイトで是非ご覧頂きたいのが、弥生のお客さまのCHALLENGE STORY。事業を立上げ/引き継ぎ、独自の製品やサービスを生み出そうとチャレンジしつづける人のストーリーです。弥生シリーズをご活用頂いているというのが登場される方の共通項なのですが、その部分はおまけ。あくまでも事業への取り組みを紹介するストーリーです。

現在は、株式会社スペースマーケット 代表取締役CEOの重松大輔さんのCHALLENGE STORY「世界にはもっといいスペースが眠っているはずだ」と、株式会社浜野製作所 代表取締役CEOの浜野慶一さんの「町工場は下請け、なんてだれが決めた?」を公開しています。

重松さんや浜野さんが、どういう想いで事業を立ち上げた/引き継いだのか。危機一髪ともいえるような苦しい局面をどう乗り越えてきたのか。今後何を目指しているのか。ハラハラもワクワクもする、まさに「ストーリー」です。弥生の宣伝色は一切ありませんので、ここだけは是非ご覧頂ければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 09:13 | TrackBack(0) | 弥生

2017年08月02日

次のフェーズへ

先週金曜日に、Q3 Meetingを開催しました。弥生では四半期ごとに、全社業績の共有に加え、現状の課題や今後の戦略を共有する、Quarterly Meetingを開催しています。Quaterly Meetingのうち、半期終了時に開催するのが、Half Year Meetingで、通期終了時に開催するのが社員総会という位置付けです。

Half Year Meetingは東京に加え、大阪と札幌でも開催。一方で、社員総会は皆が基本的に東京に集まっての開催。これらは本ブログでも定期的に取り上げています。残るQ1 MeetingとQ3 Meetingについては、参加者は基本的にリーダー以上となっており、やや小規模な開催です。会場は東京で、各拠点はTV会議での接続となります。

今回のトピックの一つは、Q3終了時点で、売上/利益の両面で過去最高記録を更新することができたということ。弥生のウェブサイトでは、過去5年間の売上を公開していますが、FY14(2014年9月期)に、17年ぶりの消費税率引き上げが特需を生み、過去最高記録を大きく更新しました。FY15にはFY14特需の反動が見られたものの、FY16には順調に回復し、売上ではFY14の記録にもう一歩まで迫り、利益については記録を更新することができました。

今回の記録更新は、今期が終わったわけではないので、LTM(Last Twelve Month, 今回でいえば2016年7月〜2017年6月)の記録です。これまでも毎月、売上/利益のLTMでの金額は算出しており、売上、あるいは、利益どちらかの最高記録は更新することはあっても、両方同時に最高記録を更新することはできていませんでした。今回、ようやく、売上/利益揃ってLTMベースで過去最高記録を更新することができたわけです。

今回、売上/利益共に過去最高記録を更新したことにより、弥生は明確に成長の新しいフェーズに入ったと言えます。新しいフェーズはまだまだやるべきことも、課題も山積み。ただ、花開き始めている弥生オンラインや、グループ入りして1年半経ったMisoca、そして、この4月に正式に立ち上がったALTなど、次のフェーズを支える柱は着実に揃いつつあります。
posted by 岡本浩一郎 at 20:30 | TrackBack(0) | 弥生