2017年10月31日

PAP8,000

今回も少し報告が遅くなってしまいましたが、約2ヶ月前、今年の8月末に、弥生の会計事務所パートナー(PAP)が8,000会員を突破しました。PAP会員数が7,000を超えたのが2016年5月、そして7,500を超えたのが2017年1月。

これまで最高のペースだったのは、2015年4月の6,000会員から2016年5月の7,000会員。実に1年1ヶ月で1,000会員増えたことになります。7,000会員以降は少しペースが落ち、7,500会員までが8ヶ月、そこから今回の8,000会員までが7ヶ月、合計1年3ヶ月で1,000会員の増ということになります。とはいえこれでも、5,000から6,000が1年9ヶ月、その前の4,000から5,000が2年3ヶ月という以前のペースよりはだいぶハイペースです。

お蔭さまでここ5年ちょっとで会員数を倍に増やすことができたことになります。ただ、これだけ数が増えてきたことを踏まえ、特にこの一年間は会員数を増やすこと以上に、パートナーシップを強化することに注力しています。以前からお話ししていることですが、PAPはパートナー制度であり、数は最優先ではありません。一番大事なのは、パートナーとして、中小企業・個人事業主・起業家を支えるという志をキチンと共有できていること。

今月から開催しているPAPカンファレンスもその一環です。今回のPAPカンファレンスは、既に名古屋・東京・大阪の3会場が終了しました。お蔭さまで多くのPAP会員にご参加頂くことができ、弥生が目指す方向がよく理解できた、その上で自社の方向性を考える良いきっかけとなったとポジティブな評価を頂いています。

カンファレンスは、来月も、仙台、広島、福岡と続き、11/22(水)に札幌で千秋楽を迎えます。今後も、カンファレンスに限らず、日頃のコミュニケーションを通じてPAP会員の皆さまとのパートナーシップを強化していきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 20:46 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月27日

素直には喜べない

今月の給与明細を見て、また厚生年金保険料が上がったとため息をついた方も多いのではないでしょうか。ただ、今回は引上げ幅はこれまでよりだいぶ少ない(昨年までと比べて約1/3)、なおかつ、実は引上げは今回で終わりになるはずなのです。

毎年のことですから、10月になると厚生年金保険料が上がるのがもはや当たり前のように感じますが、実はこれは時限措置。2004年(平成16年)の年金制度改正によって、2004年から2017年まで毎年保険料率が上がることになりました。この制度改正前の料率は、13.58%。それが2017年には18.3%にまで上がることが決まっていました。今回、いよいよ終着地点である18.3%に達し、引上げはこれで終わりということになりました。ちなみに、毎年0.354%ずつじわじわと上がってきたのですが、最終回となる今回は18.3%までの残り分となる0.118%ということで、今回はこれまでより引上げ幅が少なくなっています。

なお、個人事業主が加入する国民年金の保険料も同じ期間に月13,300円から、終着地点の16,900円に向けて毎年引上げとなりましたが、こちらもやはり今年4月の引上げで最終となります。

ただ、よしこれで引上げが終わり、やったー! と素直に喜べるかというと、そうではありません。そもそも平成16年の年金制度改正は、年金制度を100年間に渡って維持できるように行われたものです(「100年安心」というキーワードを覚えている方もいらっしゃるかと思います)。では、実際に14年間に渡る引上げを経て、年金制度が安心できる状態になったかというと、残念ながらそうはなっていません。

年金や医療などの社会保障給付の総額は、年金制度改正が行われた2004年度には85.6兆円でしたが、直近(2016年度の予算ベース)では118.3兆円にまで膨らんでいます。社会保障給付の財源として社会保険料で賄われた額は2004年度には53.8兆円でしたが、直近では66.3兆円。社会保険料の引上げによって、財源としては12.5兆円ほど増えましたが、同じ期間に給付は32.7兆円も増えています。給付に対し、社会保険料によって賄えた割合を計算すると、2004年度には62.8%だったものが、2016年度には56.0%まで下がってしまっています。つまり、これだけ社会保険料を引上げても、支出(給付)の増加に追いつけていないのです。

ところで、2014年には実に17年ぶりに消費税率が引上げになりましたが、これは社会保障と税の一体改革として実施されました。社会保障の充実・安定化と、そのための安定財源確保と財政健全化の同時達成を目指したのが、社会保障と税の一体改革であり、その第一歩が2014年の消費税率の8%への引上げでした。

17年間も封印されてきた消費税率引上げがなぜ実施されたのか。これは私見ですが、2017年には社会保険料の引上げが打ち止めになることと無縁ではないと考えています。これまでは、増加を続ける社会保障給付を、社会保険料の引上げである程度埋め合わせてきた。ただ、2017年に社会保険料の引上げが打ち止めになってからはそうもいかない。だからこそ、新たな財源が2017年までに必要だった。

ご承知のように、社会保障と税の一体改革では、2014年4月に消費税率8%へ、そして2015年10月には消費税率10%への引上げが予定されていましたが、実際には10%への引上げは2度延期され、まだ実施されていません(現時点での法令では2019年10月と定められています)。

増加を続ける社会保障給付の財源として消費税がいいのか、引き上げるにしてもいつがいいのか、はたまた思い切って給付を削減すべきなのか。色々な見方/考え方があると思います。ただ、一つ言えるのは、社会保険料の引上げがいよいよ打ち止めとなった今、何らかの対策は待ったなしということです。

折しも衆議院選挙が行われましたが、安定的な政権運営基盤が確立された今、その場しのぎではなく、将来を見据えた本質的な対策を打ち出し、かつ実行して欲しいと願っています。
posted by 岡本浩一郎 at 20:59 | TrackBack(0) | 税金・法令

2017年10月25日

3分7秒

今日は大阪でのPAPカンファレンス。お蔭さまで多くの方にご来場頂いています。今回は、弥生シリーズ 30周年を記念した特別なPAPカンファレンスということで、冒頭ではこちらのビデオをご覧頂いています。


弥生コンシェルジュが弥生シリーズ 30年の歴史をご案内するこちらのビデオ、ご好評を頂いています。このビデオでは、弥生シリーズの30年を3分7秒でご案内するのですが、そのうちの後半の10年は私が直接的に携わっていた10年です。このビデオを見るたびに、我がことながら、結構遠くまで来たなー、とついつい感慨に浸ってしまいます(笑)。

ちなみに、私自身が最初に弥生と接点を持ったのは2000年のこと。以前も本ブログでお話ししたことがありますが、2000年に自分で経営コンサルティング会社を立ち上げた際、選んだのが弥生会計でした。そう、私の弥生との出会いは、一ユーザーとしてでした。ユーザーとしての期間も含めると、この30年の半分以上は弥生シリーズと縁があったことになります。

もっとも、PAPカンファレンスにお越し頂く税理士の方の中には、弥生シリーズの黎明期からご利用頂いている方も結構いらっしゃいます(弥生の前身がかつて提供していたもう一つの会計ソフト「大番頭」使っていたよ、という方も)。そういった皆さんには結構懐かしいな、と思って頂けているようです。

3分ちょっとにまとまった30年間ですが、この30年間は決して平たんな一本道ではありませんでした。弥生が対応するプラットフォームもDOSからWindows、そしてクラウド化と共にMacやスマホまで広がり、その上で提供する製品/サービスも格段に広がってきました。それ以上に、弥生の場合、一度は外資系になったり、時代の寵児とも言える話題の会社の子会社になったり、そして直近ではオリックスグループの一員になったりと、会社自体が大きく変化点を経てきました。弥生は変化を受け入れ、受け入れるだけではなく、進化につなげてきた。だからこその30周年だと思いますし、この先も新たな進化を遂げることによって、40周年、50周年を目指したいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:29 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月20日

弥生 18 シリーズ発売開始

本日10/20(金)に、弥生 18 シリーズの発売を開始しました。弥生のウェブサイトにも、弥生 18 シリーズが大々的に登場。これまで準備を進めてきた製品が、ようやく日の目を見る。ドキドキであると同時に、ワクワク。私が弥生の社長になってから、10回目の新製品一斉発売ですが、何年たっても、この日は特別です。

外出しての打合せのついでに、家電量販店をいくつか回ってきましたが、店頭での陳列もバッチリです(ただ、郊外の家電量販店については、順次陳列の入れ替えを行っていますので、お店によってはまだ18シリーズに切り替わっていないこともあります。その場合でもバックヤードに在庫があることもありますので、店員の方にお問い合わせください)。

恒例の私の部屋の模様替えも完了しています。今回は少し早めに今週前半に入れ替えを済ませました(Hさん、Yさん、Kさん有難うございました)。

2017102001.JPG

こちらは弥生本社の打合せスペース。もちろんこちらも弥生 18 シリーズに入れ替え済です。
posted by 岡本浩一郎 at 18:20 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月17日

社員総会 2017

この10月より新年度が始まったということで、先週金曜(10/13)に、社員総会を開催しました。この日は一年に一度、全国から正社員(総合職)が全員東京に集結します。去年からはMisocaも合流しましたし、今年からはALTのメンバーも参加。ここ何年か同じ会場なのですが、今回はかなり一杯いっぱい。来年までは何とかなるかもしれませんが、再来年ともなると新しい会場が必要になりそうです(が、そうすると会場費が一気に高くなると、人事総務部長のTさんが心配しておりました)。

社員総会では、午後いっぱいかけて、終了した一年を振り返ると同時に、新しい一年間、チーム弥生(&Misoca&ALT)として何を目指すべきかをじっくりと共有します。今回は、弥生シリーズ 30周年という節目の年にあたるため、前期/今期だけを語るのではなく、過去は30年間前から、将来は10年先までをカバーすることになりました。過去については、私も知らない事実が結構あり、勉強になりました(笑)。ここ10年の振り返りでは、長い道のりでありつつ、あっという間だったな、と一人で感慨にふけっていたのはここだけの秘密。

色々あった30年ではありましたが、振り返ってみればよい思い出。ただ、これから先は、更なるチャレンジが待ち受けています。これから先の10年は、これまでの10年以上の(ある面においては、過去30年で経験した以上の)変化が待ち受けていると思いますし、そんな環境において今後もより多くのお客さまに価値を提供し続けるためには、一にも二にも、弥生自身が意思を持って能動的に進化を続けることだと思っています。

2017101701.JPG

今回は弥生シリーズ30周年記念ということで、様々な趣向が凝らされていていい記念になりました。ビジネスセッションの後のビアバストも大盛り上がり。インスタ映えしそうなネタがゴロゴロしておりましたが、おそらく遠からず弥生のコーポレートブログで紹介されるのではないかと思います(と思ったら今日アップされていました)。社員総会を企画/運営して頂いた皆さん、お疲れさまでした。

ビアバストの後も、二次会/三次会と続き、帰宅したのは3時過ぎ。さすがにヘロヘロです。これは予想通りということで、土曜日は予定通り完全休養の一日となりました。
posted by 岡本浩一郎 at 19:50 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月13日

大阪 20周年

今からちょうど20年前の今日、1997年10月13日、弥生(当時はインテュイット)は、大阪・南港にカスタマーセンターをオープンしました。当時のお客さまサポートは、通常のオフィスの一画でこじんまりと電話を受けるというのが一般的で、まだコールセンター(弥生ではカスタマーセンターと読んでいますが)という用語自体が珍しい時代でした。お客さまサポートを片手間でやるのではなく、キチンとした組織、キチンとした施設でキチンとやろうという発想は、今でこそ珍しくありませんが、当時は外資系ならではのものでした。

当時の「キチンとした施設」も19年経過した頃にはだいぶ老朽化が目立ち、昨年のゴールデンウィークに南港から淀屋橋に引っ越したのは本ブログでもお話しした通りです。

これも本ブログでお話ししましたが、弥生のもう一つのカスタマーセンターである札幌カスタマーセンターは、今年の7月3日に開設10周年を迎えました。この20年間、大阪と札幌で対応したお客さまからのお問合せは、累計で1,000万件以上に及びます(残念ながら正確な数字はないのですが、はっきりとした数字が残っているここ9年だけでも約850万件なので、20年では千数百万件にはなるのではないかと思います)。

日々お受けしているお問合せ一件一件も、年数が経ち、当然その中でお客さまの数も増える中で、振り返ってみるとものすごい数になっているものだと思います。

札幌の10周年、大阪の20周年というだけでも大きな節目ですが、今年は同時に、「弥生シリーズ」が30周年。初めて「弥生」の名前を冠したソフトウェア「青色申告会計 弥生」の発売を開始したのが、これもまたちょうど30年前の1987年10月です。

2017101301.JPG

10周年、20周年、30周年。今年は弥生にとってメモリアルイヤーです。ただ、ここで満足してはいません。ここまで歩み続けられたことには感謝しつつ、今後も10年、20年、30年とお客さまを支え続けられるように、さらなる進化を遂げていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 11:42 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月12日

弥生 18 シリーズは10/20(金)発売

本日、弥生はデスクトップアプリケーションの新製品「弥生 18 シリーズ」を来たる10月20日(金)に一斉発売することを発表しました

2017101201.PNG

今回も様々な機能強化ポイントがありますが、今回の機能強化の柱の一つは、デスクトップアプリケーションである弥生 18 シリーズとクラウドの連携による利便性向上。弥生会計 18/やよいの青色申告 18では、これまでもご利用頂いているクラウドを活用した機能、スマート取引取込、そして弥生ドライブを強化しています。

また、新たに弥生給与と、この1月に提供を開始したやよいの給与明細 オンラインの連携機能を実現しました。この連携を使えば、月々は事業者がやよいの給与明細 オンラインで給与明細を作り、年末調整の際には、データ連携した上で、会計事務所が年末調整の作業を行うことが可能になります。

弥生は、お客さまのニーズにあわせて、お客さまに選択肢を提供します。デスクトップだけ、あるいは、クラウドだけではなく、デスクトップも、クラウドも提供。さらに、デスクトップとクラウドを連携させることによって更なる利便性を実現します。

弥生 18 シリーズについては、今後本ブログでより詳細をお話ししたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 20:21 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月10日

PAPカンファレンス 2017秋

いよいよ新製品発売までカウントダウンということで、会計事務所パートナー向けのカンファレンスであるPAPカンファレンスを開催します。まずは明日(11日、水)、名古屋での開催からスタートします。

2017101001.png

今月は来週(18日、水)の東京、再来週(25日、水)の大阪と続きます。そして来月には、11/9(木)の仙台、11/14(火)の広島、11/17(金)の福岡と続き、最後が11/22(水)の札幌での開催となります。今回も福岡だけ金曜日の開催が目を引きますが、その理由は「だって福岡だから」だそうです。素直でよろしい(笑)。

PAPカンファレンスというと、この間開催したばかりと思われるかもしれません。確かの前回の開催は6月ですから、前回が春、今回が秋といえ、やや間隔が短いように見えるかもしれません。しかし前回はまだお話できなかった新しいトピックもしっかり用意していますし、前回もお話しした業務の自動化については、より突っ込んだ内容になる予定です。今回も事例紹介を予定していますが、会計業務 3.0が着実に浸透しつつあることを実感頂けるかと思います。

前回のカンファレンスで方向性を見出した方が、今回のカンファレンスを通じて一歩踏み出す機会に、また同時に、既に一歩を踏み出した方にとっても、より効果を生んで頂くためのノウハウを得る場にできればと考えています。

明日の名古屋会場については、定員に近いお申し込みを頂いていますが、来週以降の東京/大阪については会場のキャパシティが大きいこともあって、まだ座席に余裕はあるようです。ぜひ多くの方にご参加頂ければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 21:43 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月05日

学生のうちに

今週月曜日は、期初の一日でしたが、同時に、来年4月の新卒入社予定者の内定式でもありました。今回内定となったのは4名。ご承知のように、一昔前の就職氷河期とうって変わって、今は圧倒的な「売り手市場」。そんな中で弥生を選んで頂いた4名には本当に感謝しています。売り手市場の中で企業の人事部が恐れるのが、内定辞退ですが、幸いにして予定通り全員が揃っての内定式となりました。

内定辞退が見込まれるのであれば、多めに内定を出しておこう、と考える企業もあるかもしれませんが、そうするとどうしても一人ひとりに対するケアが薄くなりますし、そもそも、採用する上での基準を妥協するようでは本末転倒です。

弥生の場合、本来は6名(ご縁があれば8名)採用したいところ。ただ、とりあえず多めに採用して、入社後会社と合わなかったら残念でした、というのはあまりに無責任です。入社して頂いた以上、確実に10年20年30年と活躍して頂けるように、と考えると、選考の基準を妥協することはできず、結果的に4名の内定に落ち着きました。

内定式では、一人ひとりに内定通知書をお渡しします。人数が多ければ、二人目からは「以下同文」となりがちですが、一人ひとり想いを込めてキチンと読み上げることができるのは、少人数採用のいいところです。その後は、内定者の自己紹介。パワーポイントを使った立派なプレゼンテーションです。少し前までは、パワーポイントの扱いに慣れていない学生の方も多かったのですが、今回の4人は、中身はもちろん、パワーポイントの扱いも見事なものでした。やはり、早いタイミングからこういったツールに触れる機会が増えているのでしょうね(ただ、そのうち、いわゆるQWERキーボードでなく、フリック入力の方がいいという人も出てきそうです、笑)。

今回内定となった4名の入社まであと半年。チーム弥生の一員として一緒に歩める日をとても楽しみにしています。一方で、4名の方にとっては、充実した半年にしてほしいと思っています。「楽しいのは学生のうちだから、今のうちに精一杯楽しんでおいた方がいい」という先輩方もいらっしゃいますが、私個人としては、社会人になってからも、楽しいことは山ほどあるので、そんなに焦る必要はないと思っています。何よりも、学生の本分は学業ですから、それをキチンと仕上げるべきですよね。

もっとも、学生時代の方が色々なことを試せるのは事実。私の場合は、社会人になったら絶対にやらないであろう仕事を試してみたいと思って、一年間、ホテルのフロント(夜勤)のバイトをしました。このバイトで得た、オタクだと思っていた自分が、意外に人と接することが好きだという発見が、今のキャリアにつながっているような気もします。
posted by 岡本浩一郎 at 17:37 | TrackBack(0) | 弥生

2017年10月02日

FY18スタート

先週金曜日で、弥生の2017年度(FY17)は営業日ベースで終了。これまでにもお話ししていますが、弥生のビジネスは仕込みが重要で、営業で追い込みをかけることはない(かけても意味がない)ため、期末最終日といえども、いつも通りの一日でした。

月末だし、金曜日だし、ということで、少し飲みに行きませんか、と社内で軽く声をかけたところ、営業責任者のNさんは午後休を取得しているということ。営業の責任者が期末の最終日にお休みをとれる会社はなかなかないですよね(自慢です)。よく考えると、金曜日はスケジュール変更も噂される「プレミアム・フライデー」。さすが、時代を常に先取りするNさんです(笑)。

さて、週が明けて今日からは2018年度(FY18)がスタートです。FY17については、数値面ではほぼ計画通りの着地を見込んでおり、まずまずな一年でした。一方で、いくつかの重要な点において充分な成果を出し切ることができていないのも事実です。例えば、法人におけるクラウド会計ソフトの普及。個人事業主向けのクラウド会計ソフトは着実に普及が進んでおり(それでも普及率という意味ではまだまだですが)、その中で弥生は過半のシェアを占めることができています。これに対して、法人でのクラウド会計ソフトの普及は率直に言ってまだまだ。

普及活動をしている中で改めて実感するのは、お客さまにとってクラウドは目的ではなく、手段でしかないということ。まだ利用者の少ない弥生会計 オンラインよりは、デスクトップアプリである弥生会計と、クラウドサービスである弥生ドライブ/スマート取引取込を組み合わせて、デスクトップとクラウドの利便性を組み合わせるというお客さまの方が多いのが現実です。弥生としては、それはそれでok。もちろん、弥生会計 オンラインは、今後も時間をかけてじっくりと育てていきますが、それ以上に、デスクトップでも、クラウドでも、お客さまに選択肢を提供し、お客さまに合ったやり方で、利便性を実感して頂くことが重要だと考えています。

Misocaと共に、企業間取引の新しい形を示すという目標もまだまだ道半ばです。Misocaは着実に進化を続けており、Misocaユーザー間での受発注機能など、目指す姿の片鱗は見えてきています。ただ、目指す姿の全体像からすると、まだまだ入り口にすぎません。

オリックスグループの力を活用したFinTech領域での取り組みについては、ALT株式会社の立上げにつながったことはこれまでもお話ししてきた通りです。サービス開始に向けて全力で準備を進めていますが、実際にご利用頂けるまでにはもう少し時間がかかります。

FY18は、数字面だけでなく、FY17以前から手掛けてきた案件が着実に結実する一年にしたいと思っています。いずれも、ここまでにもじっくり時間をかけてきた案件です。クラウド会計への取り組みはもう5年以上ですし、ALTに関しても、実は2年近く前から準備を進めてきています。短期的な成果だけを追うのではなく、長期的な取り組みができることが弥生の強み。そういった意味で、一日を焦る必要はないと思っています。それでも、着実に成果となるよう、一日一日を大事に、着実に前に進めていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:41 | TrackBack(0) | 弥生