2018年04月19日

福岡営業所増床移転

4/2にオープンした広島営業所については、少し前にお話ししました。最後に「今度は福岡に向かいます」と書いたものの、LendIt USA 2018のためのSan Francisco出張もあり、その続きをお話しできていませんでした。ということで時計を4/3の夕方にまで巻き戻してみたいと思います。

広島から博多までは約1時間。天神にある福岡営業所についた時点でもう夕方です。本当は移転初日に来たかったところですが、やはり移転(福岡)と新設(広島)のどちらを優先するかと言えば、やはり新設を優先しますよね。ということで、ようやく福岡入りできたのは、移転の翌日の夕方ということになります。広島のように孤軍奮闘ではありませんし、さすがに2日目なので、既にすっかりキレイに片付いていました。片付けなどで手伝う余地がなくちょっと残念(笑)。ということで福岡での初仕事は記念のテープカットとなりました。

福岡営業所は、移転前の2倍強の大きさ。これまでは執務エリアもセミナールームも手狭感がありありでしたが、今度は執務エリアもセミナールームも広々。なかでも広々感があるのが、実はエントランス。がらーん、としているとも言います。執務エリア、セミナールーム、社外向け会議室、社内向け会議室を作った上で、空調設備の位置などを考慮すると、贅沢に? 無駄に? 広々としたエントランスになってしまいました。

2018041901.JPG

あまりにもゆったりとしているので、ここに誰か住めるのではないかと思うほど。このタイミングで福岡に転勤になったEさんはまんざらではない感じでしたが、さすがにガラス扉で中が丸見えで住むのはまずいですよね。

今回、福岡営業所は同じビルの同じフロアの隣のスペースに移転したということで、弥生のウェブサイトでの住所の記載も全く変わっていませんし、移転のご案内もお出ししていません。そういった事情もあり、広島はお祝いで頂戴したお花でエントランスが賑やかでしたが、福岡はビルオーナーから頂いた観葉植物が一鉢のみ。そういったこともがらーん感を助長しているのかもしれません。あ、いえ、お祝いを催促している訳ではありません(笑)。

新設なった広島営業所、増床移転した福岡営業所。これまで以上の体制で、お客さまとパートナーの皆さまを支援していきます。
posted by 岡本浩一郎 at 21:24 | TrackBack(0) | 弥生

2018年04月16日

意外に冷静

先週参加したLendIt USA 2018について書いてきましたが、そもそもカンファレンスにどこまでの意味があるの、と感じられるかもしれません。確かに世の中にカンファレンスが山ほどある中で、全てに参加していたら、それだけで時間がなくなりますし、中には、あまりの中身のないカンファレンスもあるでしょう。

2018041601.JPG

私がLendIt USAに関して、参加する意味があると思っているのは、一つ目には、領域がある程度絞られていること、そして二つ目には、その領域に関するグローバルのトッププレーヤーが皆参加していることにあります。

FinTechと言えば、融資もあれば、決済もあれば、資産運用もあれば、保険もある。実に多様な領域を包含していますし、だからこそ、集中的に議論するには広過ぎる。これに対して、LendItがカバーする領域は、融資のみ。そしてAlternative Lendingのグローバルのトッププレーヤーが皆参加しています。参加するのも担当者だけでなく、トップ自ら。この会場で事故でもあったら、業界自体がなくなるのではないか、と懸念するほど(笑)。

そういった中で、私がLendItに参加する際に重視しているのは、LendItの雰囲気で市場の今を肌で感じること。2年前のLendItでは、それまでの急成長を受け、大いに盛り上がりつつも、この先曲がり角が来るという予感に満ちていました。これは、FinTech万歳と盛り上がりつつあった日本では感じられなかったこと。実際にLendItのすぐ後にLending Clubのスキャンダルが明らかになり、また、一部のプレーヤーでリストラが始まりました。

昨年のLendItではそういった揺り戻しを経ているだけに、どういった状況になっているのか心配しての参加でした。蓋を開けてみると、大盛り上がり。揺り戻し期を無事に乗り切った各社は、逆に強いもの、残るべきものが残ったととらえ、自信に満ち溢れていました。ただ同時に、既存の金融機関をdisruptするという対決姿勢よりも、金融機関とパートナーシップを組もうという現実路線がはっきりしてきました。

今年はどうだったか。結論から言うと、意外と冷静でした。盛り上がりという意味では昨年の方が明らかに上。市場は引き続き拡大していますし、決して悪いとは言えない状況です。いわば、一つの成長期が終わり、次の成長期に入るまでの一時的な安定期の状態。一方で、勢いがある会社とそうでもない会社でだいぶ差がついてきたようにも見えます。また、パートナーシップ等を通じて金融機関のプレゼンスが増したことも今後の趨勢に影響を与えそうです。

こうした肌感覚は、アルトアの今後を考える上で、非常に重要なものだと思っています。もう一つ重視しているのは、プレーヤー各社との個別でのディスカッション。カンファレンスという特性上、セッションでは、総論が中心で、なかなか突っ込んだ話にはなりません。その部分は、自ら動いて個別に話をする必要があります。ただ、ディスカッションに関しては、一方的に話を聞こうとするだけでは成立しません。そもそもお互いの信頼関係があるか、そして先方が興味を持つ情報を提供できるか。

今回も月曜日から水曜日までセッションの合間をぬって個別のディスカッションを行いましたが、実に有意義でした。特に水曜日の朝一番に行ったディスカッション(誰とかは秘密、笑)は、このためにSFに来る価値があるほど、ワクワクする議論でした。アルトアは、まだまだこれからの存在ですが、少なくとも正しい方向を向いていることを確信することができたLendIt USA 2018参加となりました。
posted by 岡本浩一郎 at 14:01 | TrackBack(0) | アルトア

2018年04月12日

Japan Passing

月曜日から参加していたLendIt USA 2018。火曜日もみっちりと朝から晩まで。そして水曜日も朝一番から打合せと1セッション参加、さらに場所を移してもう一つ打合せ。ようやく全ての予定を終えて、今は帰りの機内です。あっという間ですが、充実した出張になりました。

前回もお話ししたようにLendIt USAへの参加は今回が3回目。その度に残念に思うのは、日本からの参加者があまりに少ないこと。LendIt USAへの参加者は全体で5,000人前後ですが、その中で日本から参加しているのは、10人もいません。今回アルトアからは3人参加していますが、私が知っている限り、日本からの参加で最大勢力です(笑)。これも私が私が知っている限りですが、3回連続で参加しているのは、某社のOさんと私のみ。毎年大挙して参加している中国勢とは大きな差です。

2018041201.JPG

日本でFinTechと騒がれるようになって久しいですが、LendItへの日本からの参加者の少なさを見るにつけ、本当にどこまでやる気があるのか、少々疑問に思います。もちろんFinTechがカバーする範囲は様々ですし、LendItはその内のAlternative Lendingをカバーしているだけですから、他の領域のカンファレンスではもっと日本の参加者も多いのかもしれません。

とはいえ、Alternative LendingはFinTechの中でも非常に有望と言われている領域です。この記事にある米国の11のFinTech Unicornのうち、3つ(2位のSoFi, 5位のAvant, 10位のKabbage)はAlternative Lendingですし、これ以外に、既に2社(Lending Club, OnDeck)が上場しています。それだけ有望なエリアの世界最大のカンファレンスに日本からの参加者がほとんどいない。アルトアとして日本におけるAlternative Lending市場を独占しようと考えれば、競争がなくて有難い話のような気もしますが、これまでにない融資のあり方を日本に定着させようという観点では、残念といえば残念な話です。

実際、Alternative Lending市場は日本ではまだほとんど存在していません。市場規模で言えば、2016年と少し前の数字ですが、米国の1/100、中国市場と比較すれば実に1/600に過ぎません。この実態を反映して、LendIt USAで取り上げられるトピックにおいても、中国が毎年一定のウェイトを占めるのに対し、日本の存在感はほぼないに等しい状態です。2年前こそ私が日本市場の現状と今後の展望についてプレゼンをする機会をもらったものの、昨年と今年は日本に関するトピックはゼロです。他国の市場が着実に立ち上がる一方で、一向に立ち上がらない日本市場に関心が向けられないのも、やむを得ないことかもしれませんが。

日本からの参加者がほとんどいないというJapan Passing。同時に、カンファレンスで話題にもならないというJapan Passing。グローバルで融資のあり方が確実に変わりつつある中で、日本だけが取り残されるのではないか、大きな危機感を覚えます。

この先一年間で、アルトアが結果を出すことによって、日本でもAlternative Lendingに注目が集まるようになる。その中で日本からLendItへの参加者も増え、同時にLendItでも日本が注目されるようになる。アルトアは大きなミッションを背負っていると感じています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:34 | TrackBack(0) | アルトア

2018年04月10日

LendIt USA 2018

日曜からサンフランシスコに来ています。日曜日のお昼過ぎに到着し、その後はサンフランシスコが初というKさんのために、Fisherman's Wharf〜China Town〜Union Squareという典型的な観光コースを巡りました。幸いにして天気がよく、とても快適。これが休暇だったらなあ、というところですが、実際には今回の目的はLendIt USA 2018というカンファレンスへの参加です。

2018041001.JPG
Fisherman's WharfのPier 39にて。左手前にアシカの群れが、中央奥にGolden Gate Bridgeが、右奥にAlcatraz Islandが見えます。

LendIt USAへの参加は今回で3回目。2年前はやはりサンフランシスコで、そして1年前はニューヨークでの開催でした。LendItは、アルトアが手掛けているAlternative Lending/Online Lendingの世界的カンファレンス。2年前のサンフランシスコは、弥生としてこの事業を手掛けようと決意を固めた場になりました。本ブログでも、2年前にかつての親会社であるIntuitを訪問したと書きましたが、この時点から既に構想は動き出していました。

1年前のニューヨークは、既にアルトアの会社自体は立ち上がっており、正式な発表に向けて準備を進めているタイミングでした。これまでは正式な発表前だったので本ブログでは曖昧な書き方しかできませんでしたが、ようやく堂々と書くことができます。

そして今回は、アルトアとして開業してから初のLendIt参加になります。過去2年間、グローバルの様々なリーディングプレーヤーと議論してきたのですが、実際に画面を見てもらうと、「かっこいいねえ(Looks slick)」「おめでとう」と言ってもらうことができ、計画/準備フェーズから、ようやく同業として議論できるところまで来た、と実感します。とはいえ、彼らは我々の相当先を行っており、追い付くまでにはまだまだ長い道のりですが。

カンファレンスは朝8時半から午後5時半まで会場に籠りきり。時差がある身には結構つらいのですが、アルトアの今後の方向性を考える上でもとても貴重な機会です。眠気に負けることなく、あと2日頑張ります。
posted by 岡本浩一郎 at 23:22 | TrackBack(0) | アルトア

2018年04月06日

広島営業所オープン

今週月曜日、4/2に、弥生は新たに広島営業所をオープンしました。既にお話しした通り、広島営業所は胡(えびす)町という、百貨店もならぶ市街中心部にあります。とても利便性が高く、わかりやすい場所です。

4/2は、朝一番に新卒社員の入社式があり、ランチタイムには、懇親会があります。これらは当然最優先。懇親会後に羽田空港に向かい、広島入りできたのは夕方になってから。広島営業所長のEさんが、一人で荷物の開梱をしつつ、お祝いにお越し頂いたお客さまの対応にてんてこ舞いしていました。到着しての初仕事は段ボールの片付け。Eさん一人では開梱は進んでも、開梱後の段ボールが山積みになっていました。

本来は、最寄りの拠点である福岡から誰かが手伝いに来るべきだったのですが、これも既にお話しした通り、福岡営業所も同日に移転ということで、その余裕がなく、やむを得ずEさんの孤軍奮闘となっていたわけです。東京からは私を含め3名で向かったため、さすがに皆で片付けると一気に進みます。

2018040601.jpg

この間にも、お祝いに立ち寄って頂く方が頻繁にいらっしゃいます。受付エリアは頂いたお花などで実に華やか。お客さまが途切れたタイミングを狙ってテープカットの真似事なども。Eさんがいい顔をしていますね。

2018040602.jpg

翌日には、広島営業所の二人目のメンバーの面接。もともと弥生と縁のあった方と再びご縁があり、二人目のメンバーがあっという間に決まりました。寂しい一人体制(笑)は一週間で終わりになりそうです。さて、これで広島での仕事は終わり。今度は福岡に向かいます。
posted by 岡本浩一郎 at 20:36 | TrackBack(0) | 弥生

2018年04月04日

弥生へようこそ! 2018

月曜日の4/2、弥生は4名の新卒社員を迎えました。今年の入社は4名。昨年10月に内定となった4名が一人も欠けることなく、無事に入社してくれました。圧倒的な「売り手市場」の中で、弥生を選び、そして入社してくれた4名には本当に感謝しています。

2018040401.JPG

今年の新卒入社からこれまでと少し変えたのが、入社時点では配属になる部署が決まっていないこと。これまでは、入社時点で「システム開発部」「リテール営業部」といった配属が決まっていたのですが、今年の4名に関しては、現時点ではまず人事総務部付けとなり、この先2ヶ月間は研修漬けとなります。

この狙いは2点あります。一つは、研修を通じて本人の適性を踏まえた上で正式な配属を決めようということ。弥生の新卒採用では、これまでもプログラミング等を全く未経験でもエンジニア職を目指すことが可能でした。ただ、これまでは、入口の時点でエンジニア職/マーケティング職と区分けされていたため、両方に興味がある、どちらがいいかはやってみないとわからないというケースに対応できていませんでした(もちろん、新卒入社後、異動で部署が変わることもあるわけですが)。今年からは、まず一通りの研修を受け、弥生と弥生の中での様々な業務を理解した上で、本人の適性(ともちろん本人の意志)を踏まえた上でキャリアを決めることが可能になります。

もう一つは、全員がコードを書けるようにしたいということ。実際にエンジニア職として究めることはなくても、プログラミングは、論理的に考えるまたとない訓練になります(何せ論理的に書けないと思うように動きませんから)。そして多少なりともプログラムが書ければ、ちょっとしたデータ分析をしたり、簡単なWebの仕組みのプロトタイプを作ることもできます。ちょっとしたプロトタイプがあれば、お客さま向けにこんなサービスを提供したいという議論がより円滑に進むかもしれません。

弥生の人材育成は基本的に「T字型」人材の育成を目指しています(基本的に、というのは最終的には個人の特性による部分もあるからです)。幅広い知識(T字のうち―の部分)を持ちながらも、一本深い柱(T字のうちIの部分)を持ったプロフェッショナル。当初は色々な経験を積みつつ、(あくまでも目安ですが)30歳ぐらいまでには、プロとしての柱を持つべきだと思っています。

そういった意味で、プログラミングは、ある人にとっては、「―」の部分になるし、ある人にとっては「I」の部分になる。いずれにせよ全員が一定レベルの経験をすることが重要だと考えています。これはプログラミングに限ったことではありません。数年前から、新卒社員は、繁忙期のヘルプ要員として、原則として全員がカスタマーセンターでのお問合せ対応を経験するようになっています。これも、少なくとも「―」の部分として、経験することが必要だと考えているからです。

人材「育成」と言いますが、実際に育つのは本人ですし、どう育つかはやはり本人次第です。本人に育つ気がなければ、どんな育成も実を結ばないでしょう。だからこそ、会社としては、育ちたいと思う人がすくすくと育つための土壌と機会を提供しなければならないと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 22:02 | TrackBack(0) | 弥生

2018年04月02日

10年

昨日4/1で私が弥生の社長に就任してから、ちょうど10年となりました。丸10年が経過し、11年目に突入したことになります。10年と言えば、それなりな長さではありますが、一方でこの10年はあっという間だったなとも感じています。10年前は39歳、それが今や49歳。当時は社長としては若いということで、色々な粗さも目をつぶってもらえましたが、さすがにもはやそういった言い訳ができません。

この10年間、本ブログでも引き際ですとか、社長の賞味期限ですとか、色々と書いてきましたが(恥ずかしいのであえてリンクしていません、笑)、ついに10年経ってしまいました。10年経ってもまだまだやるべきことが多く、なかなかバトンを渡すタイミングが見えてきません(苦笑)。こうなる前に昨年の半ばに引き際等の発言は撤回しておいて正解でした。こうなったら10年で一度リセットし、初心に帰って(二周目の)1年目のつもりでチャレンジしたいと思います。

リセットする前に…。この10年間の弥生の着実な成長は、お客さまのお蔭です。弥生は全国の事業者の皆さまを支えていると自負していますが、同時に、全国の事業者の皆さまに支えて頂いています。本当に有難うございます。また、会計事務所をはじめとするパートナーの皆さま、いつもお力添え頂き、本当に有難うございます。パートナーの皆さまのご推奨とお力添え(さらには叱咤激励)があってこそ、弥生はNo.1であり続けることができていますし、それは今後も変わりません。

チーム弥生の皆にも本当に感謝しています。色々な意味で至らなかった社長をここまで支え、なおかつ結果を出してきたのは皆さんです。そして最後に、家族にも感謝しています。社長業はまず健康から。私が毎日元気に社長としての務めを果たすことができているのは、家族が与えてくれる幸せがあるからです。

思わず赤面してしまう内容ですが、10年に一度のことですから、ご容赦頂けると幸いです。

それでは皆さま、二周目の10年も宜しくお付き合いください!
posted by 岡本浩一郎 at 17:50 | TrackBack(0) | 弥生