2018年05月15日

確定申告期の振り返り

少し間があいてしまいましたが、やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインを中心に、3月までの確定申告期の振り返りを社内で行いました。総じて言えば、しっかりとした手ごたえを感じる、まずまずの結果。もちろん色々と課題はありますが、まずはお客さまに知って頂く、次に最初は無償でサービスをご利用頂く、そして最終的に有償でサービスをご利用頂くというビジネスモデルが確立してきました。

クラウドサービスは、広告費を糸目なくかければ、ユーザーを獲得することは容易です。ただ、実際にサービスを活用頂き、これだったら有償でも使い続けたいと思って頂く、要は本当の意味でのお客さまを獲得するとなると難易度は圧倒的に高まります。しかし、当然のことですが、ビジネスとして継続する上では、名ばかりのユーザーがいくらいてもダメで、本当のお客さまの数を増やさなければなりません。弥生は、名ばかりのユーザー数を追うことはせず、本当のお客さまの数を増やすことに注力してきました。弥生がやよいの白色申告 オンラインで、クラウド型の申告ソフトを提供するようになったのが2014年のこと。それから5回の確定申告期を経て、しっかりしたビジネスモデルとして確立しつつあります。

まだまだ全社の売上に占める割合は限定的ですが、しっかりとした事業の柱に育ちつつあります。今期の弥生オンラインの売上はほぼ計画通りを見込んでおり、今後の事業の成長であり、売上がある程度読めるようになってきました。

2018051501.png

もちろん課題もあります。今回の確定申告が終わった段階で、クラウド申告ソフト市場における弥生のマーケットシェアは55.4%。明確なNo.1であることは事実ですが、この数字は前年前々年と比べても一進一退です。弥生の基準である圧倒的なNo.1(弥生基準での圧倒的No.1は、3人に2人、つまりシェア66.6%)にはまだ距離感があります。とはいえ、優先すべきは本当のお客さまを着実に増やすこと、同時に、中長期的なビジネスとして成立するようにビジネスモデルをしっかりと確立すること。足元のシェアで一喜一憂するよりは、焦らずにじっくり積み上げていくつもりです。

2018051502.png

むしろ、より重い課題は、クラウド申告ソフトのさらなる普及です。一昨年、昨年の確定申告終了時点で、クラウド申告ソフトの利用率は9.2%、13.2%と着実に浸透してきました。今年は、目に見えて普及が進むのではないかという期待もあったのですが、結果的には利用率は14.7%。もちろん利用率としては上昇はしていますが、大きく伸びたとは言い難いレベルです。クラウド申告ソフトの利用者は、新しいモノに抵抗のない層から、一般的な層(マジョリティ層)に広がりつつはありますが、マジョリティ層への本格的な浸透にはまだまだ時間がかかりそうです。

ただ、これも焦る必要はないと思っています。デスクトップのやよいの青色申告は引き続き安定的に推移していますし、クラウドも上述の通り、ビジネスモデルが確立してきました。時間をかけられるのが、弥生の強み。引き続き、じっくりと取り組んでいきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 20:47 | TrackBack(0) | 弥生