2018年06月22日

CSAJ

このたび、CSAJ(一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会)の理事に就任しました。CSAJは、コンピュータソフトウェア製品に係わる企業が集まり、ソフトウェア産業の発展に係わる事業を通じて、我が国産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的としている一般社団法人。弥生は設立の初期から会員となっています。

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私も弥生の社長として10年以上活動している中で、だいぶ前から理事に就任しないかというお誘いは頂いていました。もっとも、これまでの間は、一貫して遠慮してきました。

昨日、日経電子版で「経団連、この恐るべき同質集団」という記事が掲載され、経団連の正副会長(19名)に多様性がないということがネットでも話題になっていました。念のために言えば、CSAJの理事には女性もいらっしゃいますし、創業者も、サラリーマン経営者も、プロ経営者もおり、また年齢も40代、50代、60代とそれなりには分散していますので、経団連よりはまだ多様性がある方だとは思います。

ただ、正直私はこの種の業界団体が苦手。あんまり群れるのが好きではない、と言えばいいのでしょうか。

それでも、今回理事を引き受けることにしたのには理由があります。それは、IT業界のあり方が大きく変わってきているから。これまではIT業界は閉じた世界であり(金融業や小売業がそれぞれで閉じた世界であるのと同様)、ある意味限られた範囲での競争でした。ゲームのルールも明確。そういった中では、各社でそれぞれ努力すればいい話であり、業界団体として活動することの積極的な意味が私としては見えていませんでした。

しかし、今、急速に業界の垣根が崩れてきています。AmazonはITベンダーなのか小売業なのか、物流業なのか。弥生が子会社であるアルトアを通じて融資を行うというのも、業界を超えた動きです。先日からお話ししている金融機関APIも、これまでは別の世界だったIT業界と金融業のクロスオーバーの一つの現れです。そして業界の垣根が崩れてきている中では、ゲームのルールも混とんとします。金融機関APIには、金融業のルールが適用されるべきなのか、IT業界のルールが適用されるべきなのか

そういった変革期においては、業界として(ある程度)まとまって活動することが必要、というのが、私の実感であり、今回理事を引き受けた理由です。決して、「紺とグレー」の世界に染まった訳ではない…と思います(苦笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 19:27 | TrackBack(0) | 弥生