2019年04月25日

暫定対応

今週末からは待望の(?)ゴールデンウィーク。いよいよ平成の終わり、令和の始まりが見えてきましたが、ITの世界ではここに来て一気に雲行きが怪しくなってきました。

個人が利用しているPCはもちろん、企業で利用されている大規模システムに関しても、Windowsベースが多く存在し、これらの「令和」対応はWindows自身の対応に依存します。もともと、Windowsの令和対応は4月中旬頃のWindows Updateで行われると言われていたのですが、今日時点でも更新プログラムは提供されていません。つい先日「26日までの配信開始を目指している」との報道がされましたが、あくまで「目指している」であり、「間に合わない可能性もある」とのこと。

弥生もMicrosoftのパートナーであり、秘密保持義務を課せられているため多くを語れないのですが、令和対応でかなり苦戦をしているようです。改元があること自体は相当前からわかっていましたし、新元号が発表されるのが4/1になることもわかっていましたから、当然入念な準備は進めてきたはず。それがここまで遅れてきているということは、想定していなかった課題が生じたのではないかと思います。これは個人的な推測ですが、「元年」表示、もしくは合字(「~」のように、令和の二文字を一文字として扱えるようにすること)のいずれかで想定外の問題が発生したのではないかな、と。元年表記では改元前から「平成31年」が「平成3元年」と表記されてしまったというトラブルが報道されていますが、数値が期待される個所に文字を表示する処理は、技術的に不可能ではありませんが、正直トラブルのもとだと考えています(このため、弥生ではExcelと同様に1年表記に統一します)。

ただ、慌てる必要はありません。仮に5/1にWindowsの更新プログラムが間に合わないとしても、Windowsが動作しなくなるようなことはありません。また、弥生シリーズに関しても、Windows側での対応と弥生シリーズ自身の対応が組み合わさって初めて「令和」対応がされることになりますが、どちらかが欠けたとしても、引き続き平成として動作するだけであって、業務に支障が出ることはありません(もともと西暦ベースの日付であれば、そもそも何の影響もありません)。つまり、いずれにしても、5/1を境に、日本全国で様々なシステムが突然動かなくなり、といったような状況にはなりませんのでご安心ください(「平成3元年」のように表示がおかしい、といった細かいトラブルはあるでしょうが)。

弥生では、引き続きMicrosoftからの更新プログラムの提供を待って、弥生シリーズの最終検証を行い、順次オンラインアップデートで、対応版の提供を行っていきます。お客さまにおかれましては、Windowsにしても、弥生シリーズにしても、オンラインアップデートで提供されるようになるのを待っていただければ大丈夫です。ただし、何らかの理由でどうしても5/1前に令和対応版を導入する必要があるというお客さまのために、昨日よりプレビュー版としてのダウンロード提供も開始しています。これは、Microsoftの更新プログラムを適用しての最終検証を行っていないため、本来的には弥生の品質ポリシーに反したものであり、できればこういった形での提供は行いたくなかったというのが正直なところです。ただ、今回の経緯を踏まえた上で、お客さまに選択肢を提供するという観点で、あくまで暫定対応としての提供となっています。利用はあくまでもお客さまの自己責任となりますので、その点はご了承いただければ幸いです。

[4/26 16:00追記]

4/26朝よりMicrosoftからの更新プログラムの公開が始まりました。ただし、Windows 10の最新版(バージョン1809)向けは公開されておらず、取り急ぎ出せるものだけ出したという状況のようです。弥生として最終検証に着手していますが、Windows 10 バージョン1809を含め、全ての検証が終わるまでは、弥生シリーズの令和対応版はプレビュー版としての提供となりますのでご了解ください。

昨日お話ししたように、令和対応版でなくても弥生シリーズの基本的な動作に支障はありません。お客さまにおかれましては、Windowsにしても、弥生シリーズにしても、オンラインアップデートで提供されるようになるのをお待ちいただければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 10:48 | TrackBack(0) | 弥生