2020年04月28日

再び月末

もう4月もあっという間に月末が見えてきました。東京都が呼びかける「STAY HOME週間」ということで、長めの連続休暇に入っている方もいらっしゃるとかと思います。弥生も業務に支障がない範囲で、この月曜日から来週いっぱいまでを有給休暇取得推奨期間としています。また、緊急事態宣言は現在のところ5/6(水)までとされており、ゴールデンウィーク中に今後の判断がなされる模様ですが、ゴールデンウィーク中に対応レベルを切り替えるのは混乱を招きかねないことから、少なくとも5/8(金)までは現在の対応レベル、レベル4を継続することとしています。

しかし、多くの事業者の方にとっては、まずはこの月末をどう乗り越えるかが課題です。3月末は何とか凌いだものの、4月末は厳しいという事業者も増えてきていると感じています。オンライン融資サービスを提供しているアルトアでは、4月に入ってから返済の一時猶予となる「リスケ」要請が明らかに増えています。正直これを書くこと自体で波紋も呼ぶように感じていますが、絶対件数としては少数でも、傾向として増えていることは紛れもない事実です。

一方で、新規の融資自体はこれまで通りの基準で継続しています。本人確認の手続きもオンライン化することにより(Androidも対応しました!)最短当日中の融資も可能になっていますので、今日これからお申込みいただいて、30日に融資を実行することもまだ可能です。アルトアはまだまだ小さい存在ですし、できることは限られていますが、一社でも多くの事業者のお手伝いをできればと考えています。

ただ、この状況下で融資を継続することは正直に言って怖いです。アルトアは会計データをAIで分析することによって、事業の収益性と継続性を評価しています。本来は一定の収益性が確保されており、継続性があるべき事業者の方でも、これだけの未曽有の状態の中で、今後どうなるかは極めて不透明な状況です。最大300万円、最長1年間というアルトアの融資では、一過性のつなぎとしてのお手伝いはできても、この先何ヶ月、あるいは何年かかるかもしれない新型コロナウイルス禍の期間を支え続けることは残念ながらできません。より中長期での資金繰り対策という観点では、公的支援を是非活用いただきたいと思います。既に弥生でもアルトアでも事業者が得られる公的支援について情報提供(弥生アルトア)を行っており、これは今後も継続していきます。

公的支援としては、「事業持続化給付金」の詳細が昨日公開されました。弥生でも既に速報として情報発信を始めています。既に様々な公的支援が打ち出されていますが、持続化給付金については、業種や地域を限定せずほとんどの事業者(一部例外はあります)が対象になる、また、いずれは返済を要する融資ではなく、返済を要しない給付であるということで、期待も大きいですし、同時に国としても、事業者が速やかに給付を受けられることを非常に重視しているようです。弥生としても、中小企業庁からの直接の協力要請を受けており、情報を正確にタイムリーにお伝えすることによって、多くの事業者が速やかに給付を受けられるよう、可能な限り協力をしていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 18:30 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月24日

引き続きリモートワーク

既にご承知のように、先週木曜日(4/16)夜に、緊急事態宣言の対象地域が、これまでの7都道府県から全国に拡大されることが発表されました。弥生としては、これまで対象地域にある東京本社、大阪カスタマーセンター/大阪支店、福岡営業所について、対応レベル4(その他事業所は引き続きレベル3)としていましたが、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを踏まえ、全事業所において、先週土曜日より(営業日としては今週月曜日より)レベル4の対応とすることとしました。

幸いにして、(政府としてそれを意図していた訳ではないと思いますが)確定申告期間が先週木曜日で終了。容易にご想像いただけると思いますが、確定申告期間は年間でも最もお問合せをいただく期間です。4/8以降、大阪はレベル4ということで、出社する人数を絞る必要がありましたが、札幌はレベル3で基本的に通常稼働であったため、両拠点で何とかお客さまのお問合せに対応しきることができました。対応を続けてくれたメンバーの皆さんには感謝です。本当に有難う。

今週から、全拠点でレベル4としたため、札幌カスタマーセンターについても、出社する人数の調整を始めています。大阪と札幌の両方で人員が大きく減ることになり、電話対応の処理能力は大きく減ることになります。確定申告期間が終わっており、お問合せが多い時期ではありませんが、お待ちいただく時間が長くなることが想定されます。もちろん、月曜日や、給与計算時期などは出社人数を増やし、可能な限りお問合せに対応します。一方、自宅勤務の強化も進めており、メールやチャットでの対応は自宅からの対応が進んでいます。可能な限り、メールやチャットでのお問合せもご検討いただければと思います。

私自身のリモートワークも続いており、それなりにペースがつかめてきました。少し前に机を片付けて使用できる状態にしたと書きましたが、今週モニターも届き、ようやくオフィスと同等レベルの作業環境になりました。スペースが限られる中で、できるだけ1台で処理できるようにということで、モニターは27インチの4Kです。なかなかいい感じ。机の上のスペースを最大化するために、今週末に壁掛けのDIY工事を行うつもりです。

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しかし、リモートワークで機材を買い求める人が多いのだと思いますが、入手できるのに時間がかかりました。キーボードは古いものを引っ張り出したのですが、一部のキーが認識されず、分解してゴニョニョしたら動くようになったものを使っています。安全のために新しいモノに入れ替えたいのですが、注文はしたものの届く目処が立っていません。

果たして5/6で緊急事態宣言が解除されるのかどうか。まだ継続となる可能性も高いと思いますし、仮に解除されても、何の制約もなく外を出歩ける訳ではないでしょう。今のように缶詰で、とはいかなくても、リモートワークは新たな日常の一部になるのだと思います。オフィスと同等の生産性を実現できるように、環境整備を続けていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 20:22 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月22日

やっぱり終わらなかった場合

先週の木曜日、4/16は所得税の確定申告の期限でした。もともとの申告期限は3/16でしたが、新型コロナウイルス禍の広がりにともなって、2月末に4/16までの延長が発表されました。さらにその後、新型コロナウイルス禍の収束が見通せない、むしろ緊急事態宣言が発出されるような状況の中で、4/6に国税庁より、「確定申告期限の柔軟な取扱いについて」という文書(pdf)が公表され、「感染拡大により外出を控えるなど期限内に申告することが困難な方については、期限を区切らずに、4月17日(金)以降であっても柔軟に確定申告書を受け付けることといたしました」とされました。要は、今でも申告を受け付けているということです。

とはいえ、明確な期限がなくなってしまえば、明日やろう、今週末やろう、来週やろうと、ずるずるといつまでも終わらないことになりかねないのではないか、ということで、期限である4/16には、今日中に終わらせましょうと書きました。しかし…。

以前、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(弥生オンライン)について、申告期限延長が発表になるまでは見込み通りのペースで新規ユーザーのサインアップが続いていたものの、申告期限延長が発表された瞬間にサインアップのペースがガクンと下がったということを書きました。しかし一旦ペースは下がったものの、申告期間が長引いた分、3月下旬から4月に入っても新規ユーザーのサインアップが続き、3月と4月合計では、見込みを上回ることができました。どうなることかと心配していましたが、ほっとしたというのが正直なところです(笑)。ちなみに、デスクトップアプリのやよいの青色申告 20についても、3月の第1週2週だけは前年を下回りましたが、以降は4月に入っても好調な実売が続きました。

ただし、少し気になるのが、実質的な期限が伸びていく中で、実際に確定申告を済ませることができたのか。弥生オンラインでは、確定申告の準備がどこまで進んでいるのかをKPIとして注視しているのですが、申告期限日(今年は4/16、昨年は3/15)においての、申告完了率は残念ながら下がってしまいました。やはり、4/17以降でも受け付けてくれるということで、明日やろう、来週やろうという方がある程度はいらっしゃるのではないかと思います。一割はいきませんが、それでも一定数は。

もちろん、弥生として申告が終わるまで引き続きしっかりとサポートしていきますが、ずるずる伸ばすのではなく、例えばゴールデンウィークまでと自分なりの期限を切ってしっかりと終わらせたいところです。

なお、4/17以降の申告に関しては、別途申請書は必要ないのですが、申告書の余白に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と付記する必要があります(国税庁によるFAQ)。弥生製品から紙で出力する場合には、出力した上で手で記載、またe-Taxで申告する場合には、特記事項として入力する必要があります。詳細は、こちら(オンラインアプリ/デスクトップアプリ)をご確認ください。

なお、4/17以降に申告する場合、申告日が、納付期限となりますので、ご注意ください。ただし、振替納税の場合には、別途振替日の連絡があるようです。時間も稼げますから、振替納税の方がベターですね。もっとも、新型コロナウイルス禍によって影響を受けている場合には、納税についての猶予が認められています。この場合は、税務署への申請が必要ということで、まずは所轄の税務署(徴収担当)に相談することをお勧めします。

蛇足ですが、本来は4/16までの所得税の青色申告承認申請書についても、新型コロナウイルス禍の影響により、提出が困難な場合は、個別に期限延長の取扱いが認められるようです。ただ、時間が経てば経つほど、影響で提出が困難だったという説明が難しくなりますから、やはり早めが望ましく、基本的には申告と同時ということかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 18:45 | TrackBack(0) | 税金・法令

2020年04月20日

判断をすること、そして責任をとること

先週金曜日4/17に、安倍総理が記者会見を開催し、緊急事態宣言の区域を日本全国へ拡大することについての説明をされると同時に、全国民を対象に、一律に1人当たり10万円の給付を行うことも表明されました。これまでは、収入が著しく減少し厳しい状況にある家庭に限って、1世帯当たり30万円を給付する措置が予定されていましたが、これを撤回し、一律の給付へと大きく舵を切ったことになります。

私が素晴らしいな、と感じたのは、30万円給付の条件設定が複雑であるがゆえに、本来求められるべき速やかな給付が困難であるということを見極めた段階で、自らの責任論につながることも覚悟した上で、速やかに軌道修正したこと。今、私たちが直面している状況は、誰にとっても未知の領域です。もっとしっかり備えるべきだったという指摘自体は肯定されるにしても、準備不足だった以上は、現状を冷静に、可能な限り正確に把握し、その時点で最善と思われる判断をするしかありません。その中で状況が変わったのであれば、朝令暮改と言われようが、判断を改める必要があります。

ただ、それは言うほど容易ではありません。人間は自分の判断が正しいと思い込みたいものですし、認知バイアスによって、自分の判断に都合が悪い情報を無視したり、軽んじてしまうことも起きます。また、仮に自分の判断が正しくないと認識したとしても、自らの権力を損ねる可能性があるのであれば、誤っているとしても、自分の判断に固執することも不思議なことではありません。

そういった中で、その時点で最善と思われる判断をする。そしてその責任をとる。私がもう一つ素晴らしいと感じたのは、「ここに至ったプロセスにおいて混乱を招いてしまったことについては、私自身の責任であり、国民の皆様に心からおわびを申し上げたいと思います」と明言されたこと。

もともとどんなやり方にも完璧解はありません。本当に困っている人にこそお金が届くようにと条件を複雑にすれば、給付を受ける方の手間も含め、コストが膨らんでいきますし、何よりも、求められるスピード感を実現できません。今回の一律給付に関しては、特に困っていない人にも給付が必要なのか、という指摘は避けられないでしょう。ただ、スピード感が最優先だとすると、妥当な方法だと考えます。完璧解ではないけれども、妥当な解。そして妥当な解をより良いものにするのは、国民も協力できるはずです。一律給付であっても、給付を辞退することもできるし、寄付することもできる。

ええ格好しいと思われてしまうかもしれませんが、私(の家族3人分)については、今回決まった一律給付を辞退、もしくは適切な先に寄附することを宣言したいと思います。

今回の記事について色々とご批判を受けるかもしれません(広報担当に怒られる気が、笑)。私は本ブログで政治的な発言は避けるようにしていますし、基本的には誰々だから/何々党だから全面的に賛成ということはなく、あくまでも是々非々だと思っています。ただ、今回の安倍総理の判断は緊急事態における日本のリーダーとして素晴らしいものだと感じています。私も安倍総理のように1億人以上の未来を左右しうる重い判断ではないにせよ、この未知の領域の中で、日々迷いながら判断しています。その時点で最善の判断をすること、そしてその責任をとること。それがリーダーの仕事だと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:47 | TrackBack(0) | その他

2020年04月16日

やっぱり今日までに終わらせよう

今日、4/16(木)は所得税の確定申告の期限となります。ご承知のように、もともとの申告期限は3/16でしたが、新型コロナウイルス禍の広がりにともなって、2月末に4/16までの延長が発表されました。

しかしその後、新型コロナウイルス禍の収束が見通せない、むしろ緊急事態宣言が発出されるような状況の中で、去る4/6に国税庁より、「確定申告期限の柔軟な取扱いについて」(pdf)という文書が公表されています。「感染拡大により外出を控えるなど期限内に申告することが困難な方については、期限を区切らずに、4月17日(金)以降であっても柔軟に確定申告書を受け付けることといたしました」とされています。要は、明日以降も申告を受け付けるということです。

再びやったー、となりそうな気もしますが、今回の柔軟な取扱いは、申告期限そのものを変えている訳ではありません。申告期限はあくまでも本日4/16のままであり、それを超えても柔軟に受け付ける、としているに過ぎません。つまりは原則はあくまでも4/16であるが、例外として4/17以降も認めるということです。この柔軟な取扱いを発表した時点で、「既に昨年の約9割の申告がある」ということで、申告の大部分は完了していることから、原則の4/16は維持したままで、個別対応ということになったのかと思います。

既に申告が完了した方はいいとして(お疲れさまでした!)、まだ終わっていない方はどうすべきか。やはりおススメとしては、今日中に申告を済ませ、すっきりとしたいところです。現実問題として、これまでに終えられていない方が、明確な期限がない中で、どこかで本当に終えられるのでしょうか。明日やろう、今週末やろう、来週やろうと、ずるずるといつまでも終わらないことになりかねないのではないかと思います。随分と手厳しいことを書いているような気もしますが、私自身が期限がないと動けない人だからこそ実感を持ってお話ししています。

以前も書いたことがありますが、私自身、余裕を持って前倒しで準備するという事は決して得意ではありません。むしろ正確に言えば、私はかなり先延ばし傾向があります。何せ、「フェンス際の魔術師」を自称しているぐらいですから、期限があるからこそ、終えられるタイプなのです(苦笑)。

弥生オンラインの利用状況(日別の利用ユーザー数)は、本来当初の申告期限である3/16に向けて一本調子に上がっていくはずでしたが、2月末に申告期限の延長が発表されたと同時に、減少傾向となりました。ただそれも3月半ば過ぎまで。3月下旬から再び勢いを取り戻し、4月に入ってからは(柔軟な取扱いが発表された4/6以降も)急速に伸びています。やはり、4/16までに申告を済ませ、すっきりしたいという方が多いのではないかと思います。さあ、今日一日頑張って、終わったら美味しいビールを(自宅で)飲みましょう。

毎年お話ししていますが、今回は白色申告だけれども、今年分(来年の申告)からは青色申告という方は、青色申告承認申請書の提出もお忘れなく。
posted by 岡本浩一郎 at 12:29 | TrackBack(0) | 税金・法令

2020年04月14日

リモートワークで弥生会計

緊急事態宣言以降、弥生では宣言対象地域の東京・大阪・福岡の3事業所について、原則リモートワークに移行しています。東京と福岡については、ほぼリモートワークへの移行の目処がたっています(紙を扱うなどで、どうしても出勤が必要になるケースも残りますが)。一方で、大阪については、電話でのお客さま対応業務ということで、全面的なリモートワーク移行とはいかないのですが、出社人数を限定するなどリスク低減策をとっています。

どうしてもリモートワークに移行しにくい業務(弥生で言えば受電業務ですし、一般的に言えば、店舗運営などは当然リモート対応できません)もありますから、社会全体として、人と人との接触を7割、できれば8割削減するためには、リモートワークに移行可能な業務を極力リモート化していく必要があります(この観点で弥生は、大阪は出社が残りつつ、東京・福岡を全面的にリモート対応としています)。

弥生のお客さまにおいても、是非リモートワークを実践していただければと思います(もっとも弥生のお客さまは小規模な事業者の方が中心ですから、もともとオフィスと自宅が一緒というケースも多いと思います)。その場合、弥生製品はどうすればいいの、と思われるかもしれませんが、大丈夫です。

まず、弥生会計 オンラインのようなクラウドアプリケーション(総称して弥生オンラインと呼んでいます)の場合。この場合は、何の準備も必要ありません。オフィスでも自宅でも、外出先でも、どこからでもブラウザーでアクセスできます。

それでは、弥生会計 20のように、デスクトップアプリケーションの場合はどうでしょうか。弥生のお客さまはほとんどが、PC1台(スタンドアローン)で利用されていますので、それを前提とすると、大きく3つの方法があります。

1) PCを持ち運ぶ
特にノートPCで弥生会計を利用されている場合は、これが一番簡単だと思います。自宅でも、オフィスで利用していたのと完全に同じ環境で利用することができます。ただし、この方式の最大の難点は、PCを落としてしまった場合のリスクです。当然のことながら、持ち運びの際には最大限注意する必要があります。このご時世ですから、あまりないとは思いますが、PCを持ったまま飲みに行くのは危険です(笑)。万が一のために、Windows 10 Proをご利用の場合には、BitLockerでのドライブ暗号化も組み合わせるとよいでしょう。

2) データをクラウド化する
既にご利用の方が多く一番のおススメはこの方式です。具体的には、弥生があんしん保守サポート加入者向けに提供しているクラウドストレージ、弥生ドライブを利用します。データを弥生ドライブに置いておけば、オフィスからでも、自宅からでもアクセスできます。従前から弥生製品(スタンドアローン)については、同時利用しない前提で、オフィスでPC1台、自宅でPC1台のように2台までインストールすることができるようになっています。つまり、自宅のPCにも弥生会計にもインストールすることによって、弥生ドライブ上にある弥生会計データを利用することができるようになります。

3) オフィスのPCをリモートでアクセスする
いわゆるリモートデスクトップという方式です。弥生製品はもちろん、社内のファイルサーバーにあるファイルへのアクセスを含め、オフィスのPCで利用できるものはすべて利用できるという意味で、もっとも利便性の高い(= リモートであることのデメリットがない)方式です。ただしこの方式は、オフィス外からオフィス内へのアクセスを(限定的にですが)、許可することになりますので、ネットワークの設定等をしっかりとやらないと悪意のある第三者にオフィス内のネットワークに入り込まれかねないというリスクがあります。ITに関してしっかりと管理できる体制が必要です。

やり方は複数ありますが、それぞれのメリット、そしてメリットとトレードオフとしてのリスクがあります。お客さまにあった方式でリモートワークを実現していただきたいと思います。メリットとリスクがうまくバランスしており、万人にお勧めできるのは、間違いなく、2)の弥生ドライブを使ったデータのクラウド化です。

弥生製品以外も含め、小さな会社でのリモートワーク実践という意味では、こちらの弥報オンラインの記事も参考にしてください。
posted by 岡本浩一郎 at 21:07 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月10日

リモートワーク実践

火曜日にお話ししたように、弥生では政府の緊急事態宣言発出を受け、水曜日から、対象地域にある東京・大阪・福岡の事業所について新型コロナウイルス禍に対する対応レベルとしてレベル4に移行しました。お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動についてはリモートワークを徹底。

一方で、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある事業活動、特にカスタマーセンターでのお問合せ対応業務については、リスク低減のために出社人数を限定するなど稼働体制を見直した上で、業務を継続しています。想定はされたことですが、稼働体制を見直した結果、一部のお問合せについてお電話がつながるまでの時間が長くなっており、非常に悩ましいところです。

私自身は、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある事業活動ではないということで、後ろ髪を引かれながらも、火曜日以降リモートワークを実践しています。まあ、これはこれでありだな、と思いつつもまだまだ試行錯誤状態です。見えてきた課題としては、

意識して生活のリズムを維持しないといけない
  • リモートワークでも基本は9時-17時半を維持していますが、何時の電車に乗らないというプレッシャーがない分(?)、パッと目覚めない。今のところ寝過ごしても30分程度なので、通勤時間がない分余裕で9時には間に合っていますが、油断は禁物。

時間と曜日の感覚が薄くなる
  • オフィスにはあちこちに時計が置いてあり、常に時間を意識する一方、個人的な趣味で自宅ではあまり時計が目に入らないようにしているため、気が付くとあらもうこんな時間ということがしばしば。ビデオ会議が予定されているのに私がなかなか参加しないということもあり、電話で呼び出される次第。ビデオ会議はちょこちょこあると言っても、外出や出張のように周りの環境が変わるわけではないので、単調といえば単調。その結果、昨日と今日に明確な差がなく、曜日の感覚もやや曖昧になっている気がします。

運動不足
  • 上の二つは慣れのような気もしますが、運動不足は明らかに最大の課題です。これまでは通常のオフィスまでの往復に加えランチで外出で、一日に7~8,000歩ほどは歩いていました。1万歩が望ましいものの、それでも最低限は体を動かしていました。出張の時は余裕で1万歩を超えます。リモートワークだと、下手をすれば数百歩? 今のところ夕方に少し散歩するようにしています。

あとは、自宅の環境整備ですね。水曜日まではリビングで仕事をしていましたが、なかなか集中できませんし、逆にこちらがビデオ会議をしていると、家族に気を遣わせてしまいます。

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もともと自分の机はあるにはあったのですが、これまでほとんど使っておらず、物置きになっていました。それを一念発起して片付けて、使用できる状態に(正確に言えば、まだ時間がないので、物を脇に置いただけですが、笑。明日は週末なので、ちゃんと片付けます)。木曜日からは狭いながらも執務スペースができ、より集中して取り組めるようになりました。この先、まだしばらくはリモートワークの徹底が続きますし、その先も、リモートでできる仕事はリモートで、となっていくでしょうから、この機会に快適に働ける環境をしっかりと作りたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:18 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月07日

緊急事態宣言を受けての弥生の対応

本日19時より安倍総理による記者会見が開催され、改正特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出したことが説明されました。既にご承知の通り、緊急事態宣言の対象となるのは、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県、期間はゴールデンウィーク最終日の5/6(水・祝)までとなります。

これを受け、弥生として、緊急事態宣言の対象となる都道府県にある、東京・大阪・福岡の事業所での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための対応レベルを、明日4/8(水)より、これまでのレベル3からレベル4に移行します。レベル3では、人と人の接触を減少させるためにリモートワークを推奨としていましたが、レベル4では、原則としてリモートワークとします。

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本対応レベル一覧表について、完璧なものとは言えませんが、何らか参考にしていただけるのであれば、自由にお使いいただいて結構です。
※(4/13追記) レベルを決定する社外要因と社内要因は「or」条件です。今回は政府による緊急事態宣言の対象となったことによりレベル4への移行となっており、本日時点では、弥生社内での感染は確認されていません(蛇足ですが、念のため)。

ただし、今回の緊急事態宣言は、3月下旬に小池東京都知事によって示唆された「都市の封鎖、いわゆるロックダウン」とは異なるものです。今回の緊急事態宣言は、「経済社会活動を可能な限り維持しながら、密閉、密集、密接の3つの密を防ぐことなどによって、感染拡大を防止していくという、これまでの日本のやり方には変わりなく、これを一層強化、そして徹底をお願いするもの」であり、都市の封鎖、ロックダウンとは異なるものとされています。これまで弥生はロックダウンの可能性を念頭に対応レベルの準備を進めてきましたが、今回の緊急事態宣言にあわせたレベルを新たにレベル4と定義し、実行することとしました。

対応レベルは最初から確立されたものではなく、状況を踏まえながら見直しています。一番最初は3つの対応レベルの定義でスタートしましたが、現時点では5つの対応レベルが定義されています。仮に今後、小池都知事によって示唆された都市の封鎖、いわゆるロックダウンが何らかの形で実施された場合をレベル5として定義しています。

今回、東京・大阪・福岡で実行することとなったレベル4では、経済社会活動を可能な限り維持しながら、3密を防ぐことなどによって、感染拡大を防止するという趣旨を汲み、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動については、必要に応じ制限することとします。マーケティング本部、開発本部の業務の多くは、(もちろん弥生にとって非常に重要ではあるものの)お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動に該当しますので、リモートワークでの対応を徹底します。仮にリモートワークで対応できない業務については、原則として業務を停止することとします。

一方で、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある業務については、感染リスクの低減を図りながら、業務を継続します。今回、大阪がレベル4の対象となりますが、カスタマーセンターでのお客さま対応業務は、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある業務に該当するため、リスク低減のために、出社人数を限定するなど稼働体制を見直した上で、レベル3にとどまる札幌と共に対応を継続します。

今回、確定申告期限の柔軟な取扱い(pdf)が発表されましたが、基本的な確定申告期限はあくまでも4/16(木)となりますので、まずは4/16(木)まで、お電話での対応を継続します。4/17以降については、お問合せボリュームの推移を見ながらの判断になりますが、事業上/技術上の可能性を鑑みながらリモートワーク中心でのお客さま対応の実現を目指していきます。

なお、東京・大阪・福岡以外の事業所に関しては、レベル3の対応を継続します。ただし、レベル3でもこれまで通りのリスク低減策が求められますし、また、今後の状況によって、これら事業所でも今後レベル4に移行する可能性があります。

事態は流動的であり、今後の状況を見ながら、対応内容を見直す可能性があります。私たち自身の安全のために、リスク低減策を徹底することは言うまでもないことですが、同時に、私たちの存在意義である、安倍総理の言われる「日本の屋台骨」である中小事業者の事業継続のお手伝いを可能な限り継続していきます。正直悩みながらではありますが、お客さま、お取引さま、関係者の皆さまのご理解とご協力をお願い致します。
posted by 岡本浩一郎 at 23:56 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月06日

プランB

4月に入って一週間弱。新型コロナウイルス禍が広がる中、資金繰りの一つの山場である3月末を何とか超えたと思ったものの、4月に入っても事態は好転していません。報道によると明日にも緊急事態宣言が出されるのではということで、事態はむしろ悪化しているようにも見えますし、先の見通しが描けない状況です。

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先週金曜日は友人と行きつけの神田のイタリアンに行く予定だったのですが、状況を鑑みてとりやめ、その代わりに持ち帰りを用意していただきました。持ち帰りで美味しい食事を食べられることになった家族は大喜び。これもお気に入りのお店を支えるひとつの方法かと思います。ちなみに、外食を予定していた友人とは今晩これからリモート飲み会の予定です(笑)。

ただ、事態がまだ長引くだろうという判断のもとで、苦渋の決断をする事業者の方も出てきています。特に飲食業で顕著ですが、当面営業を休止するお店が増えつつあります。制約を受けつつも事業を継続するのをプランAとすると、一旦事業を休止するのはプランBと言えるでしょうか。判断の分かれ道は、営業を継続することによって多少なりともプラスに働くかどうか。特に飲食業の場合には、食材の仕入れがあり、(使いきれない分も含めての)仕入れ > 売上になりかねないため、事業を継続することが傷口を広げることにもなりかねません。

神田のお店も、今日/明日のランチ営業で食材を消費した上で、水曜日から一週間ほど営業を休止するとのこと。周りのお店でも、休業が増えてきたとのこと。本当に苦渋の決断だと思います。ただ、長い目で見れば、ここで出血を一旦抑えるのは有効な選択肢かもしれません。

お店を休むということで、その間は従業員の方には有給休暇をとってもらうという手もありますが、こういった事態を受け、国による最大限の支援体制が用意されています。それが雇用調整助成金。経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされた事業者が、従業員に対して一時的に休業を指示した場合には、従業員の生活を保護するため、休業させた所定労働日について、平均賃金の6割以上の休業手当を支払う必要があります。雇用調整助成金は、この休業手当の支払いに対し、事業者に助成する制度です。制度自体は従前からあるものですが、今回、新型コロナウイルスの影響を受けている事業者については、助成率が最大で9/10(90%)にまで引き上げられています。ただし、1日あたり一人8,330円という金額の上限があります。例えば、平均賃金が10,000円で休業手当を最低限の60%支給した場合には、10,000円×60%×9/10=5,400円の支給額になり、15,000円に対し、80%支給した場合には、計算上は15,000円×80%×9/10=10,800円となりますが実際には金額上限を超えるため8,330円の支給額ということになります。

休業が短く終われば有給休暇の消化でもよいと思いますが、ある程度続くことを考えると、折角国の支援を受けられるのですから、この制度の活用も検討すべきだと思います(雇用調整助成金は支給限度日数は100日となっています)。通常は休業の事前の届け出が必要なのが、今回は事後提出でも構わないのも大きなポイントですね。

もちろん通常通り営業を継続できるのが望ましいとは思いますが、休業によって、仕入れを止め、なおかつ雇用調整助成金で人件費をある程度賄うことによって出血を止めるのも、長い目で見れば有効な選択肢となりうるかと思います。残る大きな費用項目である家賃に関しても、家主と交渉する余地はあるかもしれません(少なくとも支払いを待ってもらう、は交渉してもいいのではないかと思います)。

雇用調整助成金も含め、既に様々な支援策が用意されています。弥生ではこれらの情報を可能な限り網羅したページを作成し、継続的に更新しています。どんな可能性があるのか、一度ご確認頂ければと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 19:22 | TrackBack(0) | ビジネス

2020年04月02日

弥生へようこそ! 2020

弥生は、昨日4/1に、6名の新卒社員を迎えました。4/1といえば入社式ですが、今回入社式を開催するかどうかは正直迷いました。世の中的には、新型コロナウイルス禍の影響で、入社式を見送るケースも多かったようです。ただ、入社式は、社会人として一歩を踏み出す象徴的な場です。可能な限り、一歩目を踏み出した当日に開催してあげたいと考えました。

幸いにして弥生は例年通り少人数のみの採用です。100名近くを収容できるヤヨイヒロバで、なおかつ迎える側の参加者も絞り込めば、リスクとしては十分低減できると考えました。今回は、新卒社員が6名、迎える側が役員4名に人事3名の合計13名が参加し、例年は朝一番の開催をお昼過ぎ開催に変更して入社式を開催しました(恒例のランチ懇親会は今回は残念ながら見合わせ)。

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全員がマスク着用。辞令を渡す時ぐらいはマスクを外したかった、というのが素直な気持ちですが、今は非常事態です。こういった形での入社式は今後あって欲しくはありませんが、これはこれでとても印象に残る入社式になったのではないかと思います。今回入社した皆さんへの一つ目のメッセージは、まずは安心してほしいということ。新型コロナウイルス禍の影響で内定が取り消しになったという話もあるようですが(会社としては本当に苦渋の決断だったものと思います)、お蔭さまで弥生の経営環境は(少なくとも短期間で)揺らぐような状態ではありません。

ただ一方で、弥生のお客さまが直面している環境は極めて厳しいものです。特に飲食業、観光業は尋常ではない影響を受けており、なおかつ先が見えません。言うまでもないことですが、弥生のお客さまが事業を継続することができなければ、それは弥生自身にも中期的に影響を及ぼすことになります。今回入社した皆さんへのもう一つメッセージは、お客さまのために何ができるかを徹底的に考えてほしいということ。新入社員として、すぐにできることは限られますが、チーム弥生の一員として、それぞれが何ができるかを徹底的に考え、そして行動してほしいと思っています。

入社式は無事に開催できましたが、こういった状況を踏まえ、新卒社員は今日からリモートでの研修です。新卒社員の研修といえば、同期でワイワイと楽しみながら切磋琢磨、という感じですが、リモートだとなかなか難しいですね。昨日は中途で入社された方もいるのですが、入社そうそうリモートということで、少し心細そうでした。既に関係性が確立されたメンバー同士でのリモートワークは可能ですが(それでも意識してコミュニケーションを取る必要があると感じています)、まだ関係性が確立されていないメンバーでのリモートワークはなかなかのチャレンジです。周囲がしっかりとサポートしていかなければ。
posted by 岡本浩一郎 at 14:37 | TrackBack(0) | 弥生