2020年06月02日

名実ともにONE TEAM

いつの間にやら6月。6月ともなると、一年も半分近く過ぎたことになります。ついこの間までは、年明け気分で、よし2020年(こそ、笑)は頑張るぞ、と思っていたのに、時間が経つのが早いこと。もう3ヶ月間近く新型コロナウイルス禍の影響を受けており、時間感覚が歪んでいるということもありますが。

ただ、こんな状況の下でも将来に向けた仕込みは着々と進んでいます。先週に発表しましたが、来月7月1日に、会社としての弥生(弥生株式会社)とMisoca(株式会社Misoca)を合併することにしました。弥生が株式会社Misocaの全株式を買収し、弥生&Misocaというチームとなったのが、2016年2月のこと。もう4年以上前のことになります(そういった意味でも時が経つのは早い…)。

これまでは、同じチームでありながら、会社としては別法人として運営してきたわけですが、このタイミングで会社として統合することにしたのには大きく二つの理由があります。

一つ目は、2023年10月のインボイス義務化に向けて、開発のスピードを上げていくために、名実共にONE TEAMとして推進すべきと判断したということ。昨年10月に軽減税率が導入されたことはまだ記憶に新しいところですが、一連の消費税法の見直しの一環として、2023年10月から、インボイスの発行が義務化されることが決まっています。これは、売り手が買い手に対し正確な適用税率や消費税額等を伝えるために、適格請求書という所定の様式の請求書等(これをインボイスという言い方をします)を発行することを義務付けるものです。インボイス義務化については、また改めてお話ししたいと思いますが、事業者の業務には大きな影響が見込まれます。

2023年10月というと、まだまだ先と思われるかもしれませんが、弥生&Misocaがチームとなってからの4年よりも短い期間、つまりなんだかんだあっという間です。お客さまの業務には大きな影響が見込まれるだけに、できるだけ早いタイミングから情報を提供し、お客さまでの準備を促さなければならないと考えています。また、お客さまに備えていただくためには、当然、インボイス義務化に対応するソフトウェアについても、2023年10月以前に提供を開始しなければなりません。

そしてインボイスは、電子インボイスとして、弥生&Misocaでチームを組む際からの目指す世界である、見積〜発注/受注〜納品/検収〜請求〜支払/入金という商流が一気通貫でデジタルで処理される世界への大きな一歩になるとも考えています。限られた時間でこの世界を実現するためには、リソースを一本化し、効率よく進めていかなければならない。弥生とMisocaのリソースを統合し、インボイス義務化、さらには商流のデジタル化に向けて準備を進める、これが一つ目の理由です。

二つ目の理由は、働き方の多様化。当初からMisocaはリモートワーク前提の働き方を実現していました。ある意味時代を先取りしていたとも言えるかもしれません。それに対し、弥生は、9:00-17:30のオフィスワーク。従来型の働き方でした。もちろん、それで良しとしていた訳ではないのですが、さすがに最初から無理に合わせようとすると、数の理論でこれまでの弥生スタイルである、従来型の働き方に寄せられてしまう可能性は否定できませんでした。ただ、それではMisocaの良い部分を、一部ではあっても潰してしまう可能性があります。

もっとも、弥生としても問題意識を持って、より多様な、より自由な働き方に向けた試行は行っており、リモートワークについても限定的にではありますが、試行していました。そういった中で、このタイミングであれば、Misoca的なリモートワークを中心とした働き方と、弥生的なオフィスワークを中心とした働き方をうまく組み合わせられるところまで来たと判断しました。具体的な制度設計はまだ固まってはいませんが、どちらかに寄せるというよりも、その人の仕事やスタイルに合わせ適した働き方を選べるようにしたいと考えています。

今回の発表のタイミングが、新型コロナウイルス禍の只中になったのは、偶然の産物なのですが、弥生でも強制的にリモートワークを実践することによって、弥生とMisocaの良いところを持ち寄って、新しい働き方を実現できるし、実現しなければならないと改めて感じています。

なお、クラウド見積・納品・請求管理サービスとしてのMisocaは既に以前より、弥生のクラウドサービス(弥生オンライン)のラインアップに統合されており、今回の合併はお客さまへの影響はありません。お客さまから見えないところでの動きではあるのですが、この先、お客さまからはっきり見える価値を生み出せるよう、Misocaと名実ともにONE TEAMとなった新しい「弥生」として努力していきます。
posted by 岡本浩一郎 at 19:16 | TrackBack(0) | 弥生