2020年06月18日

10年経った弥生(その2)

前回は、10年前に「10年後の弥生」という記事を書いたことから、この10年間の進化を振り返ってみました。前期(FY19)とその10年前(FY09)で比較すると、売上が2.2倍、利益が2.25倍。華々しい成長とは言えませんが、弥生の考え方は、まず成長ありきではなく、まず価値ありき。お客さまにしっかりとした価値を提供し、それに見合った対価をいただく、それが健全な成長となり、健全な利益を生んできたと考えています。

そのお客さまですが、お蔭さまで着実にその数を増やすことができています。登録ユーザー数で言えば、先日200万を超えたということをお話ししましたが、FY19末とFY09末で比較すると2.5倍となります。売上の伸びが2.2倍でしたから、おおよそ同レベル。ただ、登録ユーザー数の伸びの方がやや大きいのは、特にやよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインというクラウドサービスを提供することによって、お客さまのすそ野を広げることができたからです。

また、同じユーザー数でも、有償で継続的なサービス提供(デスクトップアプリでいえばあんしん保守サポート、クラウドアプリは有償プラン)を行っているお客さまに関しては、実に4.2倍と大きく増加しています。一過性ではなく、継続的に価値を提供出来ているということ自体に大きな意義があると思っていますし、同時に弥生の経営という意味でも、10年前と比べて圧倒的な安定感をもたらしています。

このお客さまの数の増加は、パートナーである会計事務所(弥生PAP会員)の推奨なしには実現できていません。PAP会員数は先日1万を超えたとお話ししましたが、FY19末とFY09末で比較すると2.9倍となります。10年前はあまた存在する会計事務所の中で弥生PAP会員も一定の確率でいるという状態でしたが、現在では会員数が1万を超え、会計事務所向けのパートナープログラムとしては日本で最大規模となりました。

また、お客さまを支えるという意味では、当然のことながらチーム弥生、すなわち、従業員の数も重要です。従業員数はこの10年間で1.8倍。売上(2.2倍)や登録ユーザー数(2.5倍)の伸びと比較すると低めに見えるかもしれませんが、実はその構成が大きく変わっています。10年前は、(正直あまり好きな表現ではありませんが)いわゆる非正規雇用の割合が高かったのですが、この10年間で積極的に正社員化を進めています。正社員の数で言えば、3.0倍と、売上や登録ユーザー数の伸びを大きく超えています。

こうやってみると、お客さまの数、パートナーの数、チームメンバーの数がバランスが取れた状態で健全な成長を遂げてきたことが理解いただけるかと思います。 (続く)
posted by 岡本浩一郎 at 21:53 | TrackBack(0) | 弥生