2021年01月29日

半端ない変更量

いよいよ週が明ければ2月。2月となると、そう、毎年恒例となる確定申告が始まります。今年も新型コロナウイルス禍を鑑み確定申告期限が延長されるのではという話はありますが(未確定です)、ずるずるいくのではなく、サッサと初めてサッサと終えたいところです。

弥生では今週頭からデスクトップアプリケーション向けの令和2年分の確定申告機能の提供を開始し、昨晩にはクラウドアプリケーション向けの同機能を提供開始しました。

今回の確定申告の大きなトピックは、1) 電子申告かどうかによって青色申告特別控除の金額が変わること、2) 申告書の様式が大幅に変わったことの2点です。1)については、比較的認知されつつあるのかなと思います(そのためか、今年はデスクトップもクラウドも売れ行きが例年以上に好調です)。一方で2)についてはほとんど認知されていないかと思います。

今回の様式の変更は非常に大きいです。弥生は長年確定申告機能を提供していますが、ここまで様式が変わることはそう多くはありません。少なくとも10年に一度の大幅変更とは言ってもいいのではないかと思います。

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(令和1年分) 2021012902.png

ということで、間違い探し。これは所得税の確定申告書Bの第一表(1ページ目)です。上が今回、下が昨年。ぱっと見は何も変わらないように見えますが…。

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しかしよく見ると、今回の申告書では雑所得が公的年金等とその他の2区分から、公的年金等、業務、その他の3区分になっています。後はよく見ていただくと、性別の記入欄がなくなったり、以前お話しした通り、寡婦・寡夫控除が寡婦・ひとり親控除になっています。なんだ、それだけか、と思われるかもしれません。まあ、確かに第一表だけであれば。

(令和2年分) 2021012905.png

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では、第二表(2ページ目)はどうでしょう。これも上が今回、下が昨年です。もちろん似通っているものの、違っていることはすぐに見て取れるかと思います。

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第二表の変更はかなり大幅(というより変わっていないところが少ない)のですが、わかりやすい部分で言うと、所得から差し引かれる金額に関する事項(=所得控除に関する事項)が整理され、保険料控除等に関する事項のように、主要な控除ごとに分割されました。

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また、特に変わったのは配偶者や親族に関する事項ですね。昨年(下)では所得から差し引かれる金額に関する事項における配偶者(特別)控除と扶養控除、さらに住民税・事業税に関する事項という大きく2ヶ所にわかれていたものが、今回(上)では、配偶者や親族に関する事項としてまとめられました。

なかなかここまで様式が見直されることはないのですが、整理されよりわかりやすくなっていますので、基本的には良いことだと思っています。ただ、逆にこれまで何回も申告書を作成した人からすれば、あれ、どうなっているんだと思うであろうこともまた事実かと。

もっとも弥生をご利用のお客さまであれば迷うことも悩むこともありません。これまで通り弥生のソフト(クラウドでもデスクトップでも)の誘導に従っていただければ、自動的に新しい様式に対応します。

しかし、今回これだけの変更量に対応するのは本当に大変でした。この環境下でありながら予定通り開発を終えた開発メンバーの皆さん、本当にお疲れさまでした!
posted by 岡本浩一郎 at 18:27 | TrackBack(0) | 弥生