2022年01月31日

極小会社の決算・申告

所得税の確定申告期間(2/16〜)が始まるということで、本ブログでも今回の所得税の確定申告についてお話しするつもりですが、まずその前に、自分の会社の決算と申告についてお話ししたいと思っています。

本ブログでも何回かお話ししたことがありますが、自分の会社というのは、2000年に自分で立ち上げた経営コンサルティング会社のこと。弥生には当初コンサルタントとして関与したのですが、その後、当時の株主から招聘されて社長として入社することになりました。それが2008年4月のこと。結構急な話だったこともあり、また、弥生の社長として機能しなければいつでもクビになる(取締役は従業員と異なり、雇用ではありませんし、当然雇用の保証は一切ありません)ということで、自分の会社は活動を休止した上でそのまま維持してきました。会社として休眠の手続きを行うことも可能ですが、休眠しても、毎年の税務申告は必要ですし、役員の改選の際の登記も必要と、必要な手続きはそれなりに残るため、休眠はせずに、単純に営業をしていない状態でそのまま維持してきました。

幸いにしてクビになることもなく、もうすぐ14年近くになります。この春には株主も変わり、ますます弥生の社長として求められる期待値も上がっていきます。こうなると、自分の会社を維持し続けることの意味は何なんだろうという感じです(苦笑)。もはや、私が毎年弥生会計を自ら使って決算処理を行う練習台としてのみ機能しています。まあ、自分で自分の会社が提供している製品・サービスを使ってみるという観点で、これはこれで意味はあるかな、と自分を納得させています。なお、法人ですから、実際の申告書の作成については、長年お付き合いしている会計事務所にお任せしており、自分でやるのは、一年分の帳簿を弥生会計で付けるところまでです。

12月決算ということで、決算・申告の準備を始めるのは年が明けてから(念のためですが、これは基本的に営業をしていないからであって、一般的にはおススメできることではありません)。申告期限は2月末ということになりますが、会計事務所側での作業の時間を確保するために、できれば1月中に帳簿を作成するようにしています。

今年は先々週末と比較的早くに着手することができ、なおかつ着手したらあっという間に終わりました。なにぶん営業はしていませんから。確認してみたところ、仕訳の件数はちょうど40行でした(笑)。ただ、少ない仕訳件数とは言え、できるだけ短い時間で処理を終えられるように工夫はしています。工夫の一つは、スマート取引取込を利用していること。40行のうち、約半分は銀行口座の明細をAPI連携で取り込み、自動で仕訳作成したもの。この部分は1分もせずに記帳が完了します。

今回、一年振りの決算処理となりましたが、弥生会計の進化を実感することができました。手前味噌になってしまいますが、次回、弥生会計のここが良くなったをお話ししてみたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 22:36 | TrackBack(0) | パーソナル

2022年01月27日

いよいよシーズン到来

1月のブログということで、今年の抱負やら、初詣やら、毎年恒例のBCN AWARDなどについてお話ししているうちに、やってきました。例のモノが。

そうです。確定申告シーズン。弥生では今週、デスクトップ版のやよいの青色申告(と弥生会計)、また、クラウド版のやよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン向けに令和3年分 所得税確定申告機能の提供を開始しました。デスクトップ版では、1/25からオンラインアップデートで確定申告モジュールの提供を開始しており、クラウド版では、今日から、通常通りログインいただければ、令和3年分の確定申告機能がご利用いただけるようになっています。

今年の所得税の確定申告期間は2/16(水)から3/15(火)まで。申告期間開始までまだ3週間弱はありますが、実は還付申告(申告の結果、税金が還付される申告)についてはこの期間前でも申告が受け付けられます。そのため弥生では、例年、申告期間より前となる1月下旬に機能提供を開始しています。今年も無事に機能提供を開始することができ、開発メンバーもほっと一息です。

今年の確定申告期間は2/16(水)から3/15(火)と書きましたが、今年も申告の期限が延長されるかどうか。昨年後半の新型コロナウイルス禍の状況が落ち着いた状況のままであれば、2年ぶりに通常の一ヶ月間になるかと思っていましたが、足元での状況を鑑みると、今年も延長になるかもしれません。昨年は2/2に期限延長が発表されましたが、今年はどうなるでしょうか。確定申告機能の提供を開始し、開発メンバーはほっと一息な一方で、これから繁忙期に入るのがカスタマーセンター。期限延長となると気の張り詰めた期間が2倍となるため、気が気ではありません。もちろん、仮に延長になったとしても、弥生としてはしっかりとお客さまをサポートしていきます。

今年も本ブログで確定申告のあれこれについて色々とお話ししていきたいと思いますが、その前にやらなければならないことが。そう、自分の会社の決算と申告。ということで、次回以降、まず自分の会社の決算と申告について少しお話しした上で、所得税の確定申告についてお話ししていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 21:08 | TrackBack(0) | 弥生

2022年01月25日

BCN AWARD 2022

これも毎年1月の話題なのですが、先週金曜日に、BCNによるBCN AWARD 2022の表彰式がありました。BCNでは、全国の家電量販店とPC専門店2,643店舗のPOSデータを収集、集計しています。そのデータをもとに年間(1月1日〜12月31日)販売台数累計第1位のメーカーを表彰する制度がBCN AWARD。今回のBCN AWARD 2022では、2021年のNo.1メーカーが表彰されました。

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今回は、新型コロナウイルス禍の影響で昨年に引き続きオンライン開催となりましたが、お蔭さまで、弥生は例年通り、業務ソフト部門と申告ソフト部門の2部門でNo.1として受賞することができました。これまでにもお話ししている通り、弥生はBCN AWARDが始まって以来、業務ソフト部門において連続で受賞しています。今回で、23年連続、23回目の受賞となりました(申告ソフト部門は途中で部門が追加になりました)。

私が弥生の社長になって初めてのBCN AWARDはBCN AWARD 2009。この回はちょうどBCN AWARDが始まって10回目のAWARDであり、弥生として10年連続の受賞でした。10年連続というバトンを受け継いだことの重責も感じたことを覚えていますが、いつの間にやら20年連続を超え、23年連続の半分以上を担ってきたことになります。そりゃあ歳をとる訳ですよね(苦笑)。

ちなみにBCN AWARD 2009で10年連続受賞となったのは、7社14部門。10年経って、BCN AWARD 2019で20年連続受賞となったのは、7社12部門。今回、初回から連続23年連続受賞となったのは、6社10部門でした。あれ、1社減っている…。部門数も14→12→10と徐々に減っています。移り変わりの激しいIT業界だけに、連続することが当たり前ではありません。

新型コロナウイルス禍の中でも家電量販店の業績は底堅い、やはり日本においては家電量販店が生活に密着したインフラになっているということは、少し前にもお話ししました。こうした環境下でも、こうした家電量販店を日々巡回し、やっぱり弥生がNo. 1ということが一目見ればわかる売場を作ってくれているスタッフの皆さんのお蔭で、決して当たり前ではない連続を達成できているのだと思います。

一方で、BCN AWARDは家電量販店の実績だけでなく、Amazonのようなオンライン量販店の実績や家電量販店のオンラインでの販売実績も反映されています。また、弥生は、やよいの給与明細 オンラインのように、一部ではありますが、クラウドアプリケーションをパッケージソフトとして家電量販店やオンライン量販店で販売しています。BCN AWARD自体も、そして弥生自体も時代と共に変わってきているからこその連続だとも言えます。

重要なのはお客さまが何を必要としているのか。お客さまのニーズにあわせ、守るものは守り、一方で変えるものは変え、今後もBCN AWARDの連続受賞記録を伸ばしていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 22:49 | TrackBack(0) | 弥生

2022年01月21日

初詣 2021

こちらも季節限定ネタなのですが、遅くなってしまいました。まあ、一応まだ1月ということでご容赦ください。

毎年1月早々に神田明神へお参りに行くのが弥生の恒例行事です。本ブログももう10年以上続けていますが、一番最初の記事がこちら。2010年のことです。写真を見ると、時代を感じます。まあ、2010年というと、ちょうど干支が一回りする期間ですからね。私も含め、皆が若い、というのもそうですが、個人的には弥生会計のパッケージに時代を感じます。今では紙の分厚いマニュアルもなくなり、弥生 22 シリーズからはDVD-ROMもなくなり、すっきりと小さく、エコになりました。

2015年には神田明神への参拝時にNHKの取材を受け、全国デビューを果たすという事件(?)もありました。この時のパッケージもまだ大きいですね。もっとも、放送にはパッケージは映していただけませんでしたが(笑)。

さて今回は、初詣と言いつつも、実は前回に引き続き今回も12月にフライングでのご参拝となりました。12月の時点では、新型コロナウイルスの感染状況もすっかり落ち着いた状況ではありましたが、オミクロン株の動向が見通せない中、1月に混雑した中での参拝はやめようということになりました。

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前回も実感しましたが、12月の神田明神は空いていていいです。こんな写真、お正月の神田明神では人が多すぎてとてもではありませんが、撮れませんからね。お正月の参拝では代表者しか本殿に入れず、また、多くの参拝者のご祈祷を同時に行うということで、住所・代表者名の読み上げが省略された超簡略版(パターン3)になります。しかし今回は12月ということで、参拝した8人全員が本殿に昇殿し、弥生(とそのお客さま)のためだけにご祈祷していただくことができました。もちろん、住所、会社名、代表者名すべてセットのフルバージョン(パターン1)。さらには持参したパッケージのお祓いまでお願いすることができました。このパッケージは1年間私のオフィスで大事に飾っておきます

さすがに来年は新型コロナウイルス禍の影響はなくなっているものと思いたいですが、では来年は昔のように新年の参拝に戻すかというとなかなか微妙ですね。12月中のフライング初詣というのが、弥生のニューノーマルになるのかもしれません。その場合でも、新型コロナウイルス禍の影響がなくなれば、今回のように最小の人数ではなく、もう少し多いメンバーで参拝できることを願っています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:28 | TrackBack(0) | 弥生

2022年01月19日

今年こそは日本脱出

もうお正月気分はどこへやらですが、一応まだ1月ということで、今年の抱負めいたことを追加でお話しすると、今年こそは海外に行きたいと思っています(正確には、願っています、ですね)。

2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大を始めてから、2020年春、2020年夏、2020年冬、2021年春、2021年夏、2021年冬と実に6回連続でプライベートでの海外行きを断念しています(もちろん仕事でも海外に行けていません)。2020年春には娘が小学校を卒業し、卒業記念での家族旅行を予定していたのですが、出発予定の2週間ほど前に泣く泣くキャンセル。めげずに1年後の2021年春の予約を入れたのですが、こちらもダメでした。

今年は、4月末にUCLAのビジネススクール(Anderson School)卒業後の25年目のReunionが予定されています。20年目にも参加し、とても楽しかったので、是非参加したいところ。2020年春の卒業旅行(予定)ではFloridaのDisney WorldでのStar Warsの新アトラクション、Star Wars: Galaxy's Edgeが最大の目玉だったのですが、同じアトラクションがCaliforniaのDisneylandにもあるため、2年越しのリベンジという意味合いもあります。LAへのフライトは1年前からしっかり予約済み。昨年後半には、さすがに2022年は行けるでしょうと思っていたのですが、足元では少し雲行きが怪しくなってきました(泣)。

実は5月にMiamiでE-Invoicing Exchange Summit in Miamiというデジタルインボイスに関するカンファレンスが予定されており、私自身の登壇も決まっています。タイミング的にLAからMiamiに移動すればちょうどいいかも、と思っていただけに、どうなることやら心配です。

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そういえばもう1年ほど前になりますが、ZoomでAnderson Schoolのクラスメートとプチ同窓会を開催しました。この時に集まったのは、アメリカ国外からの留学生が中心。留学後もアメリカに留まっている仲間はもちろん、フランスやギリシャ、トルコや中国などそれぞれの国で活躍している仲間、中には、アメリカ人だけれども、中国で大活躍している仲間もいます。これまでにも海外の行った先々でクラスメートの会う機会もあり、それも海外に行く楽しみの一つでした。Miami在住の仲間もいるので、LAでワイワイやった後にMiamiに行くというのは理想の海外行きなのですが、さてどうなることか。
posted by 岡本浩一郎 at 23:21 | TrackBack(0) | パーソナル

2022年01月17日

シンプルな解法

私はトライアスロンのトレーニングも兼ねて、週に1〜2回スポーツクラブに通っているのですが、最近、ハッと気が付く出来事がありました。

私が通っているスポーツクラブでは、プラスチックカードの会員証があり、これを提示して入館します。その後、ロッカーにこの会員証を差し込んで利用するようになっています。会員証を差し込まないとロックできないようになっているのです(ちなみにロックの際には物理的な鍵に加えて、暗証番号も設定できるようになっています)。

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この仕組みがこの正月に変わりました。もうロッカーに会員証を差し込まなくてもよくなったのです。これは会員証をプラスチックカードではなく、入館の都度スマホの画面で表示するようにする、という変更を行うことになり、プラスチックカードがなくなっていく以上、ロッカーの仕組みを変えなければならないということのようです。

ロッカーの仕組みの変更の告知自体は昨年12月からあり、お正月で切り替わるとのことでした。これを見た私は、年末年始で数日間休館日があるにせよ、短期間で全てのロッカー(男女合計で400個ぐらい?)の仕様変更をするのは大変だな、と感じていました。大規模システムに携わってきた経験から、年末年始こそ大きなリリースのチャンスということはわかっているのですが、年末年始返上での対応の大変さもまだわかっています。

しかし私の思い込みは、年が明けて、今年の初泳ぎの際に見事なまでにひっくり返されました。どうなっていたかわかりますか?

ロッカーは見た目何も変わっていません。何ら工事があったようにも見えません。ロッカーを開けてみると…、既に会員証らしきものがロッカーに差し込まれています。そうです、ロッカーに会員証の差し込みを不要とするという仕様変更は、何ら工事を伴わず、全てのロッカーに予め会員証と同じものを差し込んでおくことによって実現されていたのです。

お恥ずかしながら、これには衝撃を受けました。そうか、こんな解法があるのかと。私はあまり考えることなく、それなりに大掛かりな工事が必要だと思い込んでいたのですが、こんなシンプルな解法があったのです。

ちなみに完璧な解法とはいかず、既に差し込まれている会員証(と同じもの)を自分の会員証と間違えて持って帰ってしまうケースが(おそらく)頻発したようです。それに対する解法としては、先週末行った際には、差込口をテープでふさぎ、抜くことができないようにするという物理的な対応がなされていました(笑)。

今、弥生としても私個人としても、スモールビジネスの業務であり、もっと言えば社会全体のデジタル化に取り組んでいます。その際には、ついつい大掛かりな仕組みの変更を考えがちです。しかし、実のところ、物事にはもっとシンプルな解法があるのではないか、常にその観点を忘れてはならない、そう思わされた出来事でした。
posted by 岡本浩一郎 at 19:04 | TrackBack(0) | デジタル化

2022年01月13日

The Bouqs

少し前になりますが、お祝いで素敵な花束をいただきました。既に本ブログでもお話ししていますが、弥生は新しい株主を迎え、さらなる成長のステージに立ちます(正確には株主の異動はこの春の予定ですが)。これをお祝いしたいとBCG時代の同僚、Sさんからメッセージをいただきました。ちょうどクリスマス前ということで、クリスマス・イブの日に送っていただくことにしました。

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クリスマス・イブの午前中に届いたのがこちら。実に綺麗ですね。赤いバラが華やかだけれど、全体としては落ち着いた大人の美しさ。語彙力の乏しさを実感しますが(笑)、実に素敵です。お陰さまで我が家のクリスマスはとても素敵なものになりました。

その後さらに驚いたのが、この花たちが実に持つこと。届いたのはクリスマス・イブですが、その一週間後の年末もまだまだ見ごろでした。バラの花びらが落ち始めたのはさらにその一週間後ぐらいです。この種の花束というと、綺麗なのは数日で、一週間後には明らかにはくたびれてくるものと思っていましたが、違うものなんですね。

この花束は昨年の12月にスタートしたThe Bouqs Company(ザ・ブークス)によるもの。インターネットで注文すれば、各地の農園で愛情を込めて育てられた新鮮なお花が最短翌日に届くサービスです。もともとはロサンゼルスでスタートしたサービスとのことですが、この度日本でサービスをスタートしたとのこと。実は、Sさんこそ、日本でサービスを立ち上げた張本人なのです。お花が綺麗なのはもちろんですが、長持ちしたのはやはりそれだけ新鮮だからなのでしょうね。

個人的に胸熱だったのは、The Bouqs Companyの本社がMarina del Reyだということ(Sさんから、そこかい、という突っ込みが聞こえてきそうです、笑)。そう、私がUCLAに留学していた際に住んでいた街です。思わず、本社の位置をGoogle Mapsで確認してしまいました(笑)。今年は私がUCLAのビジネススクールを卒業してから25年の節目です。20年目にはLAでのReunionに参加しましたが、今年もできれば参加したいと考えています。既に航空券等の手配は済んでいますが、もう2年間海外には出れていない状況の中、どうなることやら。

話が逸れてしまいましたが、The Bouqs。その品質は私が保証します。是非試してみてください。
posted by 岡本浩一郎 at 21:45 | TrackBack(0) | パーソナル

2022年01月11日

最近のトレーニング

ということで、私の今年の(プライベートでの)目標の一つは、昨年から始めたトライアスロンで、オリンピック・ディスタンス(O.D., スイム1.5km, バイク40km, ラン10km)への出場と完走です。

昨年秋のスプリント・ディスタンス(S.D., スイム0.75km, バイク20km, ラン5km)の出場に向けては「X月のトレーニング」(8月, 9月)という記事を書いていましたが、危ぶまれながらもなんとか出場し、完走して以降については書いていませんでした。昨年末に各拠点を訪問した際に、その後はどうなんですか、と聞かれることがありましたので、久し振りにトレーニングの状況についてお話ししたいと思います。

その後はどうなんですか、に対しては「目先の目標であるS.D.の完走を果たしたのはいいけど、いやー、最近はさぼっちゃって」というのが期待される答えかと思います(笑)。実際、昨年秋にはトレーニングの追い込みのかけすぎで出場前からもう疲れてしまっていた(そういったこともあって大会直前に体調を崩したのだと思います)ということもあり、10月以降のペースは若干落ちています。

10月からは、一ヶ月のトレーニングとして、スイムが10km、バイクが40km、ランが50km、合計で一ヶ月で100kmという目安を設定してトレーニングを継続してきました。10月、11月の実績としては、スイムがややさぼりがちで10kmに届かなかったのですが、バイクとランは目安をクリア(もっともランに関しては月末に追い込みをかけて何とかクリアという感じでした)。

12月に関しては、来年(=今年)の目標としてO.D.完走を設定したこともあり、今一度気合を入れ直した結果、スイムが10km、バイクが41.5km、ランが62.3kmと3種目すべてで目安を達成することができました。

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12月から1月にかけて年末年始は(残念ながら今年も海外に行くことができず)比較的時間の余裕があったこともあり、かなりトレーニングを積むことができました。1月に入ってから昨日までで10日間ですが、元日ランも含め、既にスイムが8km、バイクが41.0km、ランが44.8kmと(私にしては)かなりのハイペースです。ただこれは時間の余裕があったとはいえ、正直ちょっとやり過ぎですね。この調子で無理をし過ぎると昨年秋の大会出場前のように体が悲鳴をあげる可能性もあるので、トレーニングに励みつつも頑張り過ぎないというのが今年のテーマかと思います。

問題はどの大会に参加するか、でしょうか。昨年には「目指せ石垣島!」と書きましたが、実は石垣島の大会は気が付かないうちに受付が開始され、しかも受付開始からわずか1時間で定員となってしまったとのこと(泣)。トレーニングを続けつつも、参加できる大会を探すところから始めなければなりません。トライアスロンの大会はだいたい春か秋にあるのですが、まずは春に参加できる大会を見つけないと。
posted by 岡本浩一郎 at 21:56 | TrackBack(0) | パーソナル

2022年01月06日

新年の抱負 2022

前回は新年一回目の投稿ということで、新年のご挨拶をさせていただきました。これは弥生の公式ウェブサイトにも掲載しているもの。毎年12月に広報チームに下案を作ってもらい、それを私が推敲して作成しています。会社としての公式のご挨拶ということで、私が書く文書にしては、やや堅苦しい文調です。

これとは別に社内報のヤヨイロに新年の抱負として寄稿したものもあるのですが、それが、こちら。

2022年(FY22)は、新しい株主を迎え、また改正電帳法およびインボイス制度に本格的に対応した具体的な製品・サービスを着実に提供していく、また新しいアーキテクチャーを採用した製品群の最初のリリースを迎えるといった意味で、弥生にとって転換点となる大きな一年になります。

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そういった一年だからこそ、プライベートも充実させ、公私のバランスが取れた楽しい一年としたいと思います。今年は、昨年から始めたトライアスロンで、オリンピック・ディスタンス(スイム1.5km, バイク40km, ラン10km)の完走を目指します!!

こちらは打って変わって随分とシンプルです。通常私が書く文書は長めになりがちなのですが(苦笑)、ヤヨイロ編集チームからは200文字程度というリクエストでしたので、すっきりとまとめています。社内向けということで、あえてプライベートにも触れています(むしろプライベートが中心かも)。これはあくまでも個人的な考え方ですが、プライベートが充実しているからこそ、仕事も頑張れると思っています。チーム弥生全体として、仕事だけに偏るのではなく、公私ともに充実したものにしたいということで、あえて仕事ではなく、プライベート面での目標を掲げてみました。

ちなみに、この新年の抱負、私だけでなく、役員陣それぞれが寄稿しています。本来は社内向けなのですが、折角なので弥生の公式noteでも近日中に公開するそうです。役員陣の個性が発揮されていますので、お楽しみに(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 19:51 | TrackBack(0) | 弥生

2022年01月04日

新年のご挨拶 2022

明けましておめでとうございます。

新春を迎え、皆さまにおかれましては健やかに新年を迎えられたことと、謹んでお慶び申し上げます。

2021年は、一昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響で、経営者にとっては暗闇の中を手探りで歩むような日々が続きました。その一方で、社会全体の効率化はもちろん、ニーズにあわせた公的支援やより柔軟な働き方の実現のために、デジタル化を推進する機運が高まった1年でもあったと思います。

弥生は2020年に発足した電子インボイス推進協議会の代表幹事法人として、大企業から中小・小規模事業者まで、全事業者が共通して利用できる電子インボイスの仕組み構築に取り組んでいます。単に紙を前提とした「電子化」(Digitization)を進めるのではなく、デジタルを前提として業務のあり方そのものを見直す「デジタル化」(Digitalization)を推し進め、業務全体の圧倒的な効率化を実現することが必要です。電子インボイスを利用することで、情報の発生源からデジタル化することによって、売手側の請求書発行から入金消込、買手側の請求書管理から支払までの業務を大幅に効率化することができます。2023年10月に開始するインボイス制度を、法令改正対応だけで終わらせるのではなく、社会全体のデジタル化に向けた第一歩、そして圧倒的な効率化を実現するチャンスとして活かすべきだと考えています。サービス立ち上げに向け、本年も官民連携でデジタル化を推進してまいります。

弥生自身としては、2021年を通じて「事業支援サービス」の拡充に取り組んでまいりました。「事業支援サービス」は事業の立ち上げと発展、さらには承継の過程で生まれる様々な事業課題を、情報提供およびパートナーをつなげることで解決し、支援するサービスです。2021年3月に「起業・開業ナビ」、2021年10月に「資金調達ナビ」、そして2021年12月に「税理士紹介ナビ」をリリースしました。これまでに蓄積した事業者に関する知見とデータ、全国11,000以上の弥生PAP会員の力を活かし、起業から事業承継まで、小規模事業者の困りごとをトータルに支援します。本年も「事業コンシェルジュ」の実現に向け、「事業支援サービス」をさらに強化してまいります。

また弥生の子会社であるアルトア株式会社では、金融機関へ会計データ与信モデルの提供を開始しました。アルトアは、与信モデルや審査システムを金融機関へ提供するLaaS(Lending as a Service)事業を推進しており、2021年はその第1号案件をりそな銀行様と開始しました。今後、提携金融機関を増やし、データを蓄積することで、与信モデルのさらなる精度向上を図ります。

2021年12月、弥生は「当社の株主変更に関するお知らせ」を発表しました。弥生の株主は、株式譲渡実行日である2022年3月1日(予定)に、これまでのオリックス株式会社から、コールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー(以下、「KKR」)の関係会社になります。

株主は変わりますが、弥生の経営体制や事業が変わることはありません。弥生の代表取締役社長は、私、岡本が引き続き務めます。弥生が行っている業務ソフトウエアおよび関連サービスの開発・販売・サポート事業その他一切についても、今後も変わらず継続します。弥生PAP会員や金融機関をはじめとする各パートナーの皆さまとも、引き続き良好な関係性が継続できるよう努めてまいります。

今回、KKRを新たな株主として迎えることで、弥生は「事業コンシェルジュ」を目指すための強力なパートナーを得ることができました。今後はKKRとともに、提供するサービスの進化を加速し、日本の経済を支えている中小・小規模事業者の皆さまの成長に寄り添い、伴走して参ります。さらには、弥生自身のみならず、業務ソフトウエア業界、さらに日本社会全体のダイナミックかつ革新的なトランスフォーメーションを実現したいと考えています。

今年の干支(十二支) 「寅」は「動」の意味があり、植物の例えとして草木が初めて地上に生ずる状態を表しています。そのため、「芽の出たものが成長していく年であり、これから物事の象徴が生まれる(始まる)年」とも言われています。弥生は「事業コンシェルジュ」としての進化を続け、お客さまが事業を立ち上げて発展させる中で、お客さまが安心して業務を進められるようにバックオフィス業務、ひいては事業全体をサポートしてまいります。

末筆となりましたが、皆さまにとって本年が素晴らしい年となりますようお祈り申し上げるとともに、引き続き、弥生株式会社をご支援賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

弥生株式会社
代表取締役社長
岡本 浩一郎
posted by 岡本浩一郎 at 17:21 | TrackBack(0) | 弥生