前回は、先週水曜日から一週間、Arkansasに行ってきたとお話ししましたが、現地最終日に半日ほど空き時間があったため、バスをチャーターし、一行でちょっとしたショッピングと観光に行ってきました。
ショッピングはWalmart。超巨大なホームセンター兼スーパーマーケットです。ある意味最もアメリカらしいお店ですからね。せっかく自然豊かなArkansasに行ったのに、Walmartか、と思われるかもしれませんが、実はArkansasだからこそだったりします。
前々回に写真を掲載しましたが、実はArkansasはWalmart創業の地であり、今でも本社があるのです。具体的にはBentonvilleという街。Arkansasは決して人口が多い州ではありません(約300万人弱ですから茨城県ぐらい)が、そのArkansasで10番目に大きい街がBentonvilleなので、決して都会とは言えません。
そのBentonvilleの街の中心に広場があるのですが、その広場(ちなみにBack to the Futureに出てくる広場にそっくり)に面して、最初のWalmart(当時の名前はWalton's 5&10)があります。1950年オープンの小さな小さなお店。それが70年後の今、Walmartは世界24ヶ国に10,000以上の店舗を構える世界最大の小売業となっています(出所: wikipedia)。
せっかくなのでWalmartの本社にも行ってみました(中学生/高校生を連れて、笑)が、新型コロナウイルス禍でWalmartの本社もここ2年はほとんど出社しない状況だったそうです。ただ、実はコロナ後を見据えて新本社を建築中とのこと。この新本社の敷地があまりに巨大でスケールの違いを感じました。
アメリカの小売業は、ネット通販におされて青息吐息。米国ではTower Recordはなくなり、Toys-R-usもなくなり(その後一部復活)、有力百貨店のJC Penneyも民事再生中です。そんな中で気を吐いているのがWalmart。オフライン(実店舗)にオンラインのサービスを組み合わせ、Amazonの有力な対抗馬と看做されているのがWalmartです。ただ巨大なだけではない、常に変わり続けているからこそ今のWalmartがある。そのWalmartの原点を見ることができ、とても刺激になりました。