2023年03月20日

圧倒的感謝

先週から会計事務所を中心に、今月末での退任のご挨拶にお伺いしています。いただく反応としては、びっくりしました、驚きました、というのが圧倒的です。確かに15年間やってきて、特にここ5年は、退任を匂わせるような発言を控えてきたというのもありますから、まだまだ続けるのではと思われていても不思議ではありません。

今回本当に有難いと感じているのは、訪問先の皆さんから、弥生にはずっと支えてきてもらった、という感謝を伝えていただけていること。感謝しなければならないのは、もとよりこちら側なのですが、それでも弥生があって良かったと言っていただけることは本当に嬉しく、有難いことです。事業者のお手伝いをという想いを弥生と共有するパートナーとして、一緒にお客さまを支えてきた会計事務所の皆さまには感謝しかありません。弥生PAP会員の数も12,000を超えるところまで増えており、全てのPAP会員をお伺いして直接お礼を申し上げられないのは残念ですが、それでも今後4月から5月にかけて全国の会計事務所をお伺いする予定です。なんでうちには来ないの、というパートナーの皆さま、担当営業にお申し付けいただければ、スケジュールを調整致します。複数拠点での利用など、より高度な案件の導入を支援いただいているビジネスパートナー(YBP)の皆さまにも本当にお世話になりました。インボイス需要でかなりお忙しい時期だと思いますが、4〜5月にお会いできることを楽しみにしております。

感謝したい方はまだまだいらっしゃいます。家電量販店の皆さま、弥生と家電量販店をつないでいただいているソフトバンクさん、家電量販店の売り場を見れば、ああやっぱり弥生がNo.1だよねという売り場作りをお任せしているフィールド・スタッフの皆さま、主要家電量販店の店頭でのお客さまのお手伝いをお願いしているデモ・スタッフの皆さま。クラウドアプリのお客さまは増えつつも、デスクトップアプリにもまだまだ根強いニーズがあります。同時に、スモールビジネス向けの会計ソフト、業務ソフトといえばやっぱり弥生だよね、というブランドは、日頃多くの方が利用される家電量販店において、弥生が明らかなNo.1としてブランドを確立できているからこそです。家電量販店は、地域に密着した私たちの生活に欠かせない生活インフラであるということは、新型コロナウイルス禍の中で再確認されたように思います。

そしてもちろん、お客さまにも感謝です。パートナーの数と比較しても2桁も規模が異なりますので、直接お礼を申し上げることは困難なのですが、お客さまなしには弥生は成り立ちません。弥生のビジネスの原動力であることは言うまでもありませんが、同時に私自身をドライブする原動力でもありました。私が弥生の社長に就任した2008年。その夏に始めて家電量販店の店頭(地元のヨドバシカメラ マルチメディア横浜店)に立ちましたが、一番最初に弥生会計 08 スタンダードをお買い上げいただいたお客さまのことは今でもよく覚えています。起業直後ということで、会計ソフトを買うかどうか迷われていましたが、私が弥生の社長であることをお話しすると、「これも何かのご縁だから」と即決し、お買い上げいただきました。私の指導役としてスタッフが同行していたのですが、彼の手前、実績を上げられて大変に助かりました(笑)。以降、何年にも渡って繁忙期を中心に家電量販店でのイベント等を開催してきましたが、多くのお客さまにご参加いただき、それが実は私自身の励みにもなりました。

起業イベントなど様々な機会でも多くのお客さまとお会いすることができました。今をときめく日本のユニコーン圧倒的No.1の某社(バレバレ?)の創業者には、「弥生しかないでしょ」と言っていただきました。おそらく今は事業の成長と共に弥生は卒業されていると思いますが、その成長を支えることができたことは弥生の誇りです。また、Twitterなどでも様々なお客さまとやり取りすることができました。

本来はお客さまへの感謝の念で締めくくるべきだと思うのですが、このような機会もありませんので、今回だけは我儘を言わせていただくと、何よりも誰よりも感謝したいのは、弥生の社員の皆さんです。皆さんなしには弥生のこの15年間はありませんでした。皆さんと共にチーム弥生の一員として、そして皆さんのリーダーとして一緒に15年間の航海を続けることができたことは、本当に幸せなことでした。私がチーム弥生に加わった時点での社員数は400名ちょっと。カスタマーセンターを中心に契約・派遣社員が多く、正社員はわずか160名ほどでした。それが直近では、社員数は900名強、うち正社員が700名強とチーム弥生は大きく強くなりました。

様々な形で弥生を支えていただいた皆さま、本当に有難うございました。今後とも弥生を宜しくお願い致します。
posted by 岡本浩一郎 at 14:49 | TrackBack(0) | 弥生