挨拶回りの中でもよく質問をいただくので、私のこれからについて少しお話ししたいと思います。私は4月以降も一定期間は、弥生の顧問として活動します。顧問って何?という感じですが、私的には、必要なことを必要なだけ活動する、と理解しています。必要なこととしては大きく二つの領域があります。
一つ目は、弥生が引き続きしっかりと活動できるよう、しっかりと引継ぎをすること。4月5月を中心に、会計事務所への挨拶回りということで、全国を回ります(なお、この関係で4月は東京にいるタイミングが限られているため、今いただいているアポのご依頼については5月以降になる可能性があります。ご理解いただければ)。弥生の各事務所にも普通に出没しますし、弥生の皆が何か相談したいだったり、あるいは単純に飲みに行きたい(笑)という時にお応えするのも顧問の役割だと思っています。二つ目は、デジタルインボイス推進協議会(EIPA)の活動です。ご承知のように今年10月にはインボイス制度がいよいよスタートします。今回弥生のリーダーとしてのバトンはこの春に渡すわけですが、インボイス制度が円滑に、なおかつ単なる法令改正として済ますのではなく、業務デジタル化の大きなチャンスとできるように、インボイス制度のスタートまではもう少し関わり続けたいと思っています。
とはいえ、必要なことを必要なだけ、の必要は徐々に減ってくると思いますし、結果的に6月ぐらいからはだいぶ自由な時間が増えるのではないかと思っています。15年間走り続けてきたので、少しは骨休めをしたいと思っています。ただ、何もしないで骨休めというよりは、この機会にしっかり勉強をしたいとも思っています。実は昨年夏から、娘がクラスメートのお父さんを講師にAIを学ぶことになったので、私も参加させてもらいました。一から体系的に学ぶということで、とても有意義な学びになったのですが、レクチャー&少し自分でもいじるだけでは、なかなか自分のものにはなりません。一度しっかり時間をとって納得のいくところまで取り組んでみたいと思っていました。最近はChatGPTが話題になっていますが、エンジニア出身としては、やはりその仕組みを自分なりに理解したいと思っています。
ということで、顧問として活動しつつ、骨休みもしつつ、勉強もしつつ。貧乏性なので、早いタイミングでまた何かをやりたくなってしまう可能性(リスク?)も十分にあるのですが、今の予定では、来年の頭か遅くとも来年の春ぐらいに本格的に再始動しようと思っています。現時点では、どんな領域で何をするのかは全くの白紙です。おそらく色々とお声がけはいただけると思いますが、それらの中で、私が日本の将来に最も役立つことができることを選択したいと思っています(ただ念のためですが、よく言われるものの、政治の世界に踏み込むつもりは全くありませんので、その点は明言しておきます、笑)。ビジネスをしていると「ご縁」を感じることは多々あるとお話ししたことがありますが、おそらくこの先、ああこのために私は弥生を卒業することになったのだと思えるご縁があるのではないかとワクワクしています。