2014年10月20日

さらなる市場開拓に向けて

さて、今回から「やよいの青色申告 オンライン」と「弥生 15 シリーズ」のブログ発表会を始めたいと思います。発表会だけだと、やや堅苦しいので、何回かに一回は他のネタも織り交ぜながら。

では、早速本題に入りたいところですが、少しだけ回り道をして、まず弥生の現状認識と問題意識からお話しさせて頂きます。

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お陰さまで、前期末(2014/9/30)には弥生シリーズの登録ユーザー数は125万を超えました。圧倒的なユーザー数。売上実績もずっとNo.1です。BCN AWARDではその賞が創設されて以来、業務ソフト部門で15年連続No.1。また、シェアも圧倒的No.1。全製品では57.8%(2人に1人以上)ですが、弥生の代名詞とも言える弥生会計に絞れば、68.0%(実に3人に2人)以上。

少々自慢が過ぎたかもしれません(失礼)。それでも、それでも… 実は、業務ソフトの普及はまだまだ道半ばなのです。弥生シリーズが最初にデビューしたのは1987年。それから27年間、弥生なりに業務ソフトの普及に貢献してきたという自負はあります。それでも、小規模事業者を中心にまだまだ普及は進んでいないのです。道半ばと言えば、半分ぐらいのイメージですが、特に個人事業主や小規模(~4名)な法人に関しては、ざっくり1/3ぐらいでしょうか。

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弥生では定期的に普及率調査を行っています。直近の数字は2010年(ちょっと間が空いてしまったので、近々に再度調査を行うつもりです)。だいぶ前の数字ということで、1997年の調査と比較してみたのが、このグラフ(会計ソフトの普及率)です。

個人事業主での普及率は1997年はわずか7%。当時は個人事業主向けのソフトがなく、まだかなり高額でした。2010年にはだいぶ普及率が上がって、31%。さらに直近ではここから数%は向上していると思います。とは言え、所詮30%台。

~4名の法人では1997年が21%。さすがに個人事業主よりは会計ソフトの利用が進んでいました。ただ、2010年でもこの数字は29%にしか上がっていません。そこから数%向上しても、やはり30%台。5~19名の法人は、1997年のデータがないのですが、2010年には34%。現時点でも40%弱でしょうか。20~99名の法人になると、ようやく普及率が60%まで上がります。

この数字は弥生が自社で調査した結果ですが、中小企業庁による実態調査(平成22年度)での会計ソフトの利用状況も概ね同様の結果です。個人事業主の利用率が34%、中小企業(法人)が47%。

弥生シリーズを、これだけ多くの事業者の方にご利用頂いてきても、全体の普及率としてはまだまだこれから。圧倒的No.1の弥生だからこそ、さらなる市場開拓ができると考えていますし、同時に、マーケットリーダーとして、やらなければならない責務であるとも考えています。

ただ、同じことを同じようにやっていては、普及率をじわじわと向上させることはできても、大きく向上させることはできません。では、どうするか。鍵を握るのはクラウドです。

誤解のないようにお話しすると、クラウドは所詮、手段です。クラウドであること自体に意味はありません。あくまでもクラウドという技術を活用することによって、お客さまにどういった具体的なメリットを提供できるか。そういった意味で、弥生はクラウドは万能だとは思っていませんが、うまく活用すれば、これまで以上の価値を提供することができると考えています。弥生は、クラウドを二通りのアプローチで活用し、さらなる「かんたん、やさしい」を追及しています。
posted by 岡本浩一郎 at 22:58 | TrackBack(0) | 弥生
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