2015年05月19日

POSA

先週ご紹介した、やよいの青色申告 15、やよいの給与計算 15、やよいの見積・納品・請求書 15、やよいの顧客管理 15のミニパッケージ版ですが、実はそれぞれ2種類存在します。一つは家電量販店専用パッケージ、もう一つはその他販売店(Amazonなど)向けパッケージ。

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前者については、パッケージ前面右上に「家電量販店専用製品」と記載されているのが目印です。さらにこの家電量販店専用製品にはもう一ヶ所違いがあります。それは背面下に2種類のバーコードがあること。この写真では左側に製品を示すバーコード(JANコード)がありますが、その右側に(画像加工をしていますが)このパッケージを示すバーコードがあります。

この個別バーコードがある理由は、(写真では読み難いと思いますが)バーコードの上に赤字で表記されています。

本製品は代金をお支払いいただくと有効化され、ご利用いただける状態になります。有効化されていない場合はご利用いただけません。

これはPOSA(Point of Sales Activation)という仕組みなのですが、家電量販店のPOSレジで右側のバーコードがスキャンされてはじめて、そのパッケージが有効化されます(このため、右側のバーコードはパッケージごとに異なります)。お買い上げ頂いた製品を弥生にユーザー登録し、認証を行って頂く際には、該当パッケージが有効化されているかチェックが行われます。逆に言えば、店頭から正規の会計を経ずにこのパッケージを持ちだしても、利用することはできません。

このPOSAの仕組みは既にiTunesカード(や最近コンビニ等にも置かれている各種プリペイドカード)などで活用されています。iTunesカードも、そのカード自体では利用することができず、店頭のPOSを通して初めて使えるようになっているのです。PCソフトウェアでも、最近はこのPOSA形式で販売されるものが増えてきました。アドビのCreative Cloudは3年近く前からカード形式で販売されていますが、実はこのPOSAの仕組みを活用しており、昨年後半にはマイクロソフトのOffice 365 SoloもPOSA形式で販売が開始されました。

この種の仕組みは、家電量販店にとっても、弥生にとってもメリットがあります。家電量販店にとっての最大のメリットは在庫を持たなくていいこと。POSを通した段階で初めて正式な製品になる(仕入が成立する)わけですから、仕入れた瞬間に販売でき、家電量販店にとっての重要な経営指標である在庫回転率を無限大に引き上げることができます。また、POSを通すまでは正式な製品ではないので、盗難リスクを負いません。盗難にあったパッケージは有効化されていませんので、利用できないというのは先ほど述べた通りです。

弥生にとってのメリットは、これまでよりも多くのお店で販売して頂きやすくなること。弥生製品は全国の家電量販店1,000店舗以上で取り扱って頂いていますが、店頭スペースが十分でない、また、在庫に見合うだけの販売があるかどうかわからない、といった懸念から特に小型店では(一部製品の)在庫がないこともありました。しかし、POSAであれば、家電量販店にとって在庫リスクが発生しません。また、今回ミニパッケージ化したことで、陳列もしやすくなりました。

一方で、家電量販店や弥生にメリットがあっても、お客さまにデメリットがあるようであれば意味がありませんが、そこは心配ありません。お客さまから見る分には、POSA版でも、通常版でも差は全くありません。ソフトウェアの中身自体には全く差がありませんし、ユーザー登録、認証の流れも全く同一です(上述の有効化チェックは認証の流れの中で自動的に、瞬時に行われます)。唯一影響があるとすると、オークションなどで弥生製品が販売されている際に注意が必要となること。新品と書いてあっても、この家電量販店専用製品の場合には、POSAで有効化されているかどうか(=ストレートに言えば、正規に買われた製品かどうか)の注意が必要です。こういった懸念もありますので、弥生としては、正規取扱店(家電量販店、弥生のパートナー、弥生ストア)での購入をお勧めしています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:48 | TrackBack(0) | 弥生
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