先日、待ちわびていた(?)ものが到着しました。それはこちら。
私は7年ちょっと前、弥生の社長に就任するタイミングで、弥生の株式を取得しました。0.1%以下という微々たる持分ではありますが、弥生がオリックスグループの一員となった今でも、その株式は保有し続けています。弥生と自分の利害を一致させ、弥生の更なる成長にコミットし続けるという意味で、株式を所有することに意味はあるのですが、少々残念なこともあります。それは、弥生では私が社長に就任して以来、配当を出していないこと。もちろん利益は上げていますが、それを配当として社外に流出させるのではなく、さらなる成長への投資にあてよう、ということです。
一方で、昨年末の弥生のオリックスグループ入りを受け、私自身もオリックスグループの一員になったことを機に、今年に入ってから、オリックス株式会社の株式を購入しました。もちろん、インサイダー取引にならないよう、しかるべき手続きを経ての購入です。
そして晴れてこのたび、念願の配当を受け取ることができました。本ブログでも書きましたが、オリックス株式会社は前期に売上/利益ともに過去最高益を達成しました。上場企業には株主への利益還元が求められていることから、過去最高の業績を踏まえ、昨年の一株23円の配当から一気に増配し、今回は一株あたり36円の配当となりました(pdf)。オリックスの株式は直近では2,000円近くで売買されていますが、仮に一株2,000円とすると、一株あたり36円は配当利回り1.8%。この低金利の時代にはなかなか魅力的な数字です。
もちろん株式ですから、値下がりする可能性もあり、配当利回りだけを見て投資すべきものではありません。ただ、値下がりする可能性もあれば、値上がりする可能性もあるということ。そもそも私がオリックスの株式を購入したのは、弥生の株式と同様に、オリックスと自分の利害を一致させ、オリックスグループの更なる成長にコミットするため。今後も弥生を健全に成長させることによってオリックスグループ全体の成長に貢献できれば、それは最終的に私が購入したオリックスの株式の価値向上にもつながります。
個人的には、弥生を除けば最近株式投資から遠ざかっており、今回は久しぶりに受け取る配当金です。オリックスグループの更なる成長へのコミットということで、それなりな株数を購入していますから、結果的に配当もそこそこの金額に。思わぬボーナス、結構嬉しいものです。
ちなみにオリックスでは、今回から、ふるさと納税ならぬ、ふるさと株主優待という制度を開始します(pdf)。これは期末時点で100株以上保有の株主に、5,000円相当の各地域の取引先企業が販売する食品・飲料ギフトを進呈するという、なかなかユニークな株主優待制度です。まだ案内は受け取っていませんが、こちらも楽しみ。このふるさと株主優待が注目を集めたこともあるのでしょうか。オリックス株式会社の個人株主が、この3月末には1年前の約2倍に増えたことも記事になっていました。
念のためですが、本ブログ記事はオリックス株式会社の株式購入を推奨するものではありません。オリックス株式会社に限らず、株式投資は、自己判断の自己責任で。