オリックスから株主優待の冊子が贈られてきました。この冊子には株主カードが添付されており、オリックスの運営する各種施設/サービスの割引(わかりやすいところではレンタカーが30%オフですとか)を受けられるようになっています。
これらは例年通りですが、今年から新しい株主優待、その名も「ふるさと優待」が始まりました。徐々に注目を集めてきた「ふるさと納税」にあやかってのふるさと「優待」。曰く「オリックスグループは全国に営業拠点を展開しており、法人、個人のお客さまから多くのお取り引きをいただいています。新たに導入した『ふるさと優待』では、お取引先が取り扱う商品の中から、オリックスが1地域1商品、5,000円相当の名産品を厳選してカタログギフトに仕立て、対象となる株主の皆さまにはその中からお好きな商品1点をお選びいただきます」。
なかなか面白い試みです。ちなみに、初回となる今年は、北海道から「スナッフルス菓子詰め合わせ」、宮城から「伊達の牛たん詰め合わせ」、千葉から「千葉落花生物語」、静岡から「静岡産煎茶と烏龍茶」、愛知が「マルホン胡麻油セサミセット」、和歌山から岡畑農園「幻の梅」、香川から石丸製麺「讃岐うどん特選セット」、福岡から「九州Kitchen 8本ギフト」、そして新潟からは「特別栽培米 白米10kg」とバラエティ豊かな名産品がそろっています。この他、オリックスが運営している京都水族館もしくはすみだ水族館の年間パスポート(2枚)も選ぶことができます。
このふるさと優待の効果があってか、オリックスの個人株主が増えています。5月29日付の日経新聞によると、「オリックスの2015年3月末の個人株主数が約9万3,000人となり、1年前の約2倍に増えた」とのこと。オリックスはもともと外国人株主の比率が高い(2015年3月末で59%)のですが、安定的な株主、そしてオリックスのファンを広げるという意味で、個人株主を増やすための取り組みに力を入れています。
個人株主の方が増えたことは有難いことなのですが、対応が追い付いていない部分もあります。先日(6/23)にオリックスの株主総会が開催され、私も勉強のために(株主として)参加したのですが、この際には事前の想定を大幅に上回る数の出席があり、受け付け体制が追い付いていませんでした。グループ社員として、申し訳ございませんでした。
今後もより多くの方に株主として、そして、オリックスのファンで居続けて頂くためには、様々な角度でさらなる努力が必要になってくると考えています。弥生も、微力ながらオリックスのファンを増やすことに貢献したいと考えています。