7月7日に満を持してリリースした新たなクラウドアプリケーション、弥生会計 オンライン。弥生会計 オンラインは、はじめての方でも、かんたん、やさしい会計ソフト。取引入力をとことん効率化して、会計業務のジレンマを解消します。
取引入力の効率化に貢献するのが、スマート取引取込(YAYOI SMART CONNECT)。スマート取引取込は銀行明細、クレジットカードなどの取引データの自動取込、自動仕訳を実現する機能です。このスマート取引取込は、当初はやよいの白色申告 オンライン向けの機能として昨年7月に提供を開始しました。その後、10月にはやよいの青色申告 オンライン、12月にはデスクトップアプリケーションの弥生会計/やよいの青色申告でも利用できるようになり、今回の弥生会計 オンラインでも、もちろん利用することができます。
今回、弥生会計 オンラインに対応するにあたって、法人向けに機能を強化しています。具体的に言えば、法人銀行口座の明細取込みです。今回リリースするにあたっては、まず法人向けインターネットバンキングで取得できるCSVデータを、このスマート取引取込で取込み、自動仕訳を行うという機能を追加しました(対象となる銀行については徐々に拡充していきます)。
今回は、セキュリティ上の懸念から、法人銀行口座の自動取込の対応はあえて見送ったのですが、懸念点に関して万全な対策を講じた上で、この10月には法人銀行口座の自動取込にも対応を予定しています(ちなみに、個人銀行口座については連携先である、MoneyLook, MoneyTree, Zaimを通じて既に対応しています)。
同様に今後の機能追加になりますが、目玉になるのが、OCR取込。領収書などのスキャナーで読み取れば、画像からOCR(光学文字認識)処理によって自動で取引データを生成し、さらに取引データを仕訳データに自動変換するという機能です。要は、領収書の画像を元に、自動で仕訳を行うという画期的な機能です。このOCR取込機能は、電子帳簿保存法の改正が施行されるのにあわせ、この年末までの提供を予定しています。この機能を活用すれば、証憑の整理、ファイリングから仕訳の入力までを一気通貫での自動化が実現します。
弥生のクラウドアプリケーション群である弥生オンラインが、やよいの白色申告 オンライン、やよいの青色申告 オンライン、そして今回の弥生会計 オンラインと着実に進化を遂げてきたように、スマート取引取込も着実に進化を続けています。また、このスマート取引取込の進化は、デスクトップアプリケーションである弥生会計/やよいの青色申告でも活用頂くことができます。
OCR取込は、電子帳簿保存法の改正に向け、かなり注目を集める機能になるでしょう。また機会を改めて、もう少し突っ込んだお話しをしたいと思っています。