2015年08月24日

会計事務所との連携

7月7日に満を持してリリースした新たなクラウドアプリケーション、弥生会計 オンライン。弥生のクラウドアプリケーション「弥生オンライン」として、2014年1月にリリースした「やよいの白色申告 オンライン」、2014年10月にリリースした「やよいの青色申告 オンライン」に続くものです。ただ、やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインが、個人事業主をターゲットとしたものであったのに対し、今回の弥生会計 オンラインは、小規模法人がターゲットであることが大きく異なります。

小規模法人の会計業務には大きな特徴があると以前お話ししました。それは、圧倒的多数が何らかの形で会計事務所に業務を委託しているということ。弥生が昨年12月に行った調査の結果では、小規模法人の約8割が少なくとも一部の会計業務を会計事務所に委託しています。

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弥生会計 オンラインでは、日々の取引の入力だけでなく、決算書まで作成することも可能です(10月対応予定)。ただし、上記のように会計事務所とのお付き合いのある法人が圧倒的多数である現状を鑑みると、事業者が弥生会計 オンラインで決算書を作成するケースは多くはないと考えています。

逆に、一般的になると思われるのは、日々の取引の入力は事業者側で行うが、決算書の作成は会計事務所に任せるというケース。つまり法人向けである以上、直接のお客さまである小規模法人から見た使い勝手だけでなく、その顧問である会計事務所から見た使い勝手も重要になります。その点、弥生会計(デスクトップアプリケーション)は会計事務所においても最も多く活用されている会計ソフトですから、今回の弥生会計 オンラインと、デスクトップアプリケーションの弥生会計(会計事務所向けには専用バージョンとなる弥生会計 AEを提供しています)を連携させることによって、事業者の使い勝手と、会計事務所の使い勝手を両立させることが可能になります。

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この連携は、当初は、一方通行になります。つまり、日常は事業者も会計事務所も弥生会計 オンラインを利用し、決算に当たっては、弥生会計 オンラインからエキスポートされたデータを、会計事務所が弥生会計 AE(デスクトップ)にインポートし、決算書を作成するという流れになります。ただ、これが理想形だとは考えていません。

理想形は、会計事務所との双方向連携。双方向連携では、弥生会計 オンラインでの入力が弥生ドライブを通じて弥生会計 AEに同期される、また、弥生会計 AEでの入力が弥生ドライブを通じて弥生会計 オンラインにも同期されます。つまり会計事務所からすれば、決算だけでなく、月次の監査も使い慣れた弥生会計 AEで行うことができるようになります。

もっとも、この双方向連携はそれなりに技術的ハードルが高いのも事実。この双方向連携は来年の3月の提供開始を予定しています。少々お時間は頂いてしまいますが、この双方向連携を実現すれば、クラウドか、はたまたデスクトップかという二元論ではなく、メリットの異なる2つをうまく組み合わせて利用するという理想形を提供できると考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:53 | TrackBack(0) | 弥生
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