2015年09月18日

数字は「足し算・掛け算」の"シンプル数字力"でOK

既に一週間ほど経ってしまいましたが、9月10日に発売になった日経ビジネスアソシエの最新号の特集は、「Excel (エクセル) で数字に強くなる! - “数字が苦手”でも大丈夫!」。この特集のPART1、「経営トップが明かす『数字力』」というコーナーに、あの獺祭の蔵元である旭酒造の桜井社長と並んで、私のインタビューが掲載されています。

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私のインタビューのタイトルは、「数字は『足し算・掛け算』の"シンプル数字力"でOK」というもの。私は一応理系ではあるのですが、数学は得意ではありません。大学入試のための、三角関数、微分積分は何とかこなしましたが、行列はやや苦手としていました。大学に入ってからの線形代数は正直言ってよく単位が取れたな、というレベルです。

そんな私ですが、数学ではなく、数字自体は決して嫌いではありません。むしろ好きと言えると思います。以前社内報にこんなことを書きました。

「エリック・カール展」を見てきました。お子さんのいらっしゃる方には説明不要でしょうが、Eric Carle(http://www.eric-carle.com/)とは、絵本作家で「はらぺこあおむし(The Very Hungry Caterpillar)」の作者です。とにかく有名なのははらぺこあおむしなのですが、この他にも40冊以上の絵本を書いているそうです。

はらぺこあおむしは47ヶ国語で出版され、総部数が2,900万部。その他の著作をあわせるとなんと8,800万部に達するそうです。8,800万部を平均単価1,000円とすると、880億円!。作家の印税を10%とするとEricさんの取り分は88億円になります(正確には、英語版と翻訳者の印税も発生する外国語版を分けて計算した方が良いかもしれませんね)。さらに、我が娘は泣き叫んで小さなあおむしのぬいぐるみをゲットしましたが、こういったグッズからもライセンス料が得られますから、実際の収入は100億円を超えているのではないでしょうか。ちなみにEricさんは、今年80歳ですが、秋冬春はFloridaで、夏はNorth Carolinaでのんびりと暮らしながら創作を続けられているようです(羨ましい!)。さらにちなみにですが、大ベストセラーHarry Potterシリーズは全世界で4億部を超えているそうですから、まさに桁が違います。

こんな感じで、数字について考えることは結構好きなのです。ただし、その際に出てくるのは足し算と掛け算のみ(もちろんその裏返しとして引き算・割り算もあります)。

ちょっと前に三角関数は必要かという議論もありましたが、むろん少なくとも概念として三角関数を理解していることは大事だと思います。ただ、概念として理解しているというのと、バリバリと活用する/活用できるというのは別の話。実社会もそうですが、ビジネスの世界でも、ほとんど足し算・掛け算で足ります。そういう観点から、三角関数やら行列が苦手だから、数学が苦手、数学が苦手だから数字も苦手となってしまうのは勿体ないことだと感じています。

正直あまり奥深いことを語っている訳でもないのですが、逆に、この程度の「数字力」でもそれなりにビジネスで結果を出すこともできるんだ、と読んで頂ければ幸いです。
posted by 岡本浩一郎 at 17:32 | TrackBack(0) | ビジネス
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