先週10/29(木)に、オリックス株式会社は2016年3月期第2四半期(=上半期)の連結決算を発表しました。
「2016年3月期第2四半期(2015年4月1日〜2015年9月30日)の米国会計基準連結決算において、営業収益は前年同期比22%増の11,702億円、税引前当期純利益は同25%増の2,507億円、当期純利益は同14%増の1,613億円となりました。なお、第2四半期累計期間の当期純利益では、6期連続で増益となり、営業収益および当期純利益ともに過去最高額を更新しました。」
売上が22%増、最終的な利益指標である当期純利益が14.2%増と、非常に順調に成長を続けることができた上半期でした。
弥生はグループの一社としてこの連結決算に含まれています。弥生単体での数字は公開していませんが、決算短信では「平成26年12月22日に買収した弥生株式会社(以下、弥生)の収益貢献ならびに国内の中堅・中小企業に対する各種手数料ビジネスが順調なことから、商品売上高およびサービス収入が増加しました」と触れられています。
前回本ブログでお話しした2015年3月期通期決算では、弥生の貢献は実質3ヶ月(2015年1月-3月)しか含まれていませんでしたが、今回の2016年3月期上半期決算には6ヶ月間丸々含まれています。そういった意味で、弥生買収の成果を問われる上半期決算だったわけですが、無事に良い結果とすることができホッとしています。弥生自身の数字としても、当初計画以上の結果を出すことができています。
もちろん、オリックスグループ全体の中で言えば、弥生の貢献はまだまだ僅かであり、弥生の良し悪しがグループ全体の業績を左右するレベルにはありません。グループの規模感を実感するのが、弥生は一般的に百万円(Million Yen)単位で話すのに対し、オリックスは億円単位で議論すること。弥生にとっては、大きな数字である3千万や4千万という単位でも、オリックスの中の議論ではあっさりと丸められてしまうあたり、スケールの違いを感じます(笑)。
上場企業のグループ企業となった以上、これまでと同じように弥生の業績についてお話しすることが難しくなっています。それでも、今回のように、問題のない範囲とタイミングで弥生の業績についてもちょっとはお話ししていきたいと思っています。