本日、秋葉原UDXで株式会社PFUの新サービス、ScanSnap Cloudの発表会がありました。既にご利用の方も多いと思いますが、ScanSnapは圧倒的シェアNo.1のスキャナ。日本国内で圧倒的シェアNo.1というのは弥生と同じですが、ScanSnapはグローバルでもシェアNo.1というのが素晴らしいところです。今回発表されたScanSnap Cloudは、「ScanSnapがオフィスや家庭でインターネットにつながり、PCやスマートデバイスを介さずにクラウドサービスへ直接連携できるサービス」。ScanSnap Cloudは既に発売されているiX100/iX500の二機種で今日からサービスが開始され、活用することによって「スキャンするだけで、電子化されたデータが自動的に最適なクラウドサービスにつながるので、仕事やくらしがもっと便利に」なります。
ScanSnapの初代がデビューしたのが2001年。それまではごく一部の人向けであったスキャナというデバイスを、誰でも使える身近な存在にしました。私自身も2000年代前半には使い始めましたが、本当にボタン一発でガンガンと取込みを開始し、キレイに電子化してくれるのには感動したものです。ただ、この時代のスキャナは、USBケーブルでPCにつなぐ必要がありました。当然のことながら、PCが立ち上がっていなければスキャンすることもできません。
2012年からは、WiFiでつながるようになり、ケーブル接続は必要なくなりましたが、取込み先となるPCが立ち上がっていなければならないというのは変わりませんでした。それが今回のScanSnap Cloudでは、スキャナさえあれば、あとはスキャナがクラウドに自動的にアップロードしてくれます。
今日は私も連携パートナーの一社として登壇させて頂きました。弥生では、既に本ブログでもお話ししているYAYOI SMART CONNECTの新機能、OCR取込の一環として、このScanSnap Cloudと連携します。Scan Snap Cloudに対応したiX100/iX500で領収書をスキャンすれば、それが自動的にクラウドにアップロードされ、そこから自動的にYAYOI SMART CONNECTに連携。次にYAYOI SMART CONNECTでは、タイムスタンプを押した上で、OCR処理によって、取引データ(どこで、いつ、いくら)を生成、そこからSMARTのエンジンで仕訳データを自動生成します。
ScanSnap Cloudと弥生との連携は来年に入ってからを予定しています。もう少々お時間を頂いてしまいますが、業務効率化の大きなネックであった紙をどんどん電子化し、自動的に処理することによって、会計業務を大きく進化させる時代がもうすぐやってきます。