2015年11月30日

職業としてのプロ経営者

表紙になったということもあり、週間BCNに取り上げて頂いたことは、思った以上の反響がありました(有難うございます)。折角なので、取り上げて頂いたシリーズ(?)の第二弾ということで、こちら。

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小杉俊哉さんの「職業としてのプロ経営者」という書籍です。プロ経営者とは、「単なる経営者ではなく、プロフェッショナルな経営者」。サラリーマンの延長線で経営者になる、すなわち「生え抜き社長」ではなく、外部から招かれて(時には全く異なる業種から)、「企業を変革に導き結果を残すことのできる経営者」という定義になるかと思います。この本では、「企業で出世して社長になる」でもなく、「起業して社長になる」でもない、経営者となるための第3の道として「プロ経営者」が紹介されています。

この本の中で、お恥ずかしながら、プロ経営者の一人として紹介頂いています(P116-118)。念のためですが、私自身、プロ経営者としての自覚と誇りは持っているものの、正直、実績としてはまだまだ。この本は、これから経営者を目指す20代/30代の人向けに書かれており、そういった方に近さを感じて頂くために40代前後の(経営者としては)比較的若手のプロ経営者31名の事例が紹介されています。小杉さんによると、31名の共通点は大きな試練に直面し、その試練を乗り越えるためにストレッチを重ねてきたこと。そういった意味で、事例紹介といっても、成し遂げたというというよりは、もがき苦しんだという事例紹介が中心。もちろん私も例外ではありません。

さて、実際に読んで頂くと、あれ、どこかで読んだことがある内容だな、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実はこれは、以前キャリア・インキュベーションという人材紹介会社の「プロ経営者になる 経営者インタビュー」という企画でインタビューを受けた際の内容が基になっています。基となったインタビュー記事はこちら

この記事ですが、私のキャリアや、私が何を考え、どう行動してきたかなど、これまで受けたインタビューの中でも最も長く、最も正確にまとめて頂いています。それもそのはずで、このインタビューには2時間以上かかっており、そのほぼ全ての内容を忠実に原稿に起こして頂いています。お蔭さまで、私自身もたまに読み返すことで初心を取り戻すことができています(笑)。

本書でプロ経営者の共通点として語られている「自己効力感(Self-efficacy)」という概念はとても興味深いものです(P221、ちなみにこちらの記事でも言及されています)。自己効力感とは、簡単に言えば、「よくわからないが、自分ならできる」と思い込めること。言ってしまえば「根拠のない自信」。これは、私自身のインタビューでも、弥生の社長に就任する際の「俺がやらなきゃ誰がやる」という表現に現れています。

根拠のない自信と表現してしまうとやや微妙ですし、それが根拠のない過信にならないように注意は必要だと思っています。ただ、世の中が圧倒的なスピードで変わりつつあり、常に新しいこと、未知のものに取り組まなければいけない時代において、やったことはないものであっても、自分なら何とかできると思えることは大きな武器になっています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:58 | TrackBack(0) | 弥生
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