2015年12月21日

知りたいことがパッとわかる

この間から意外に続いてシリーズ化された(?)、取り上げて頂きました報告ですが、今回が4回目です。シリーズの1回目2回目は、私を取り上げて頂いた記事と書籍のご紹介。そして3回目については、やよいの白色申告 オンラインとやよいの青色申告 オンラインを取り上げて頂いた書籍(ムック本)のご紹介でした。4回目となる今回も、やよいの青色申告 オンラインです。

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税理士の脇田先生が書かれた「ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 青色申告と経費・仕訳・節税がよくわかる本 」。12月19日(土)発売ということで、早速入手してみました。

これは結構すごい本です。青色申告の流れから、日々の仕訳入力、そして決算・申告まで非常に丁寧に解説されています。先日ご紹介した「個人事業主・フリーランスのための青色申告 平成28年3月15日締切分 無料で使える! やよいの青色申告オンライン対応」は、ムックということもあり、まずは青色申告を理解する、始めるということに力点が置かれています。日々の入力や決算・申告もざっと一通りはカバーしていますが、実際やってみるとこういった場合はどうしようというケースも出てくるかと思います。そういった意味で、脇田先生の本は、こういった場合は経費になる/ならない、その場合の仕訳はこうなるという事例が非常に豊富に説明されており、必要な情報はほぼこの一冊でカバーされています。

まず始めてみる、というスタンスと、これ一冊で一通りカバー、というスタンスの違いは入力の方法にも表れています。前者(「個人事業主・フリーランスのための青色申告」)は、仕訳を知らなくても、取引を選ぶだけで入力ができる「かんたん取引入力」が中心になっているのに対し、後者(「ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 青色申告と経費・仕訳・節税がよくわかる本 」)は、基本的には「仕訳の入力」。確かに、仕訳の入力は取っ付き難い部分はあるものの、慣れてしまえば応用がききますし、結果的に簿記の理解にもつながります。簿記を理解していれば、決算・申告にあたっても、なぜこの数字がこうなっているのか理解がしやすくなります。

一方で、小難しい表現はほとんどなく、期中は現金主義で期末に発生主義ベースに調整するなど、とにかく簡単に済ませることを意識しており、いわゆる教科書ではなく、実務的なガイドブックとして最大限活用できるようになっています。

2冊のどちらがいいのと聞かれると迷うところですが(そもそも価格もページ数も異なりますし)、まずざっくりと理解してみたいなら前者(「個人事業主・フリーランスのための青色申告」)、キチンと理解したいのなら後者(「ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 青色申告と経費・仕訳・節税がよくわかる本 」)ということになるかと思います。ただ、ある意味良い補完関係にあるので、前者で始めつつ、実際の取引で悩んだ際には後者という組み合わせが理想的ではないでしょうか。

すごい本と書きましたが、脇田先生ご自身も結構すごい。プロフィールによると「ママになってからゼロからスタートして、税理士の資格を取得」されたのだそうです。今回の出版を記念してセミナーを予定されており、「受験勉強、仕事、育児との両立、出版にまつわるエピソード」とかなり面白そうな内容なのですが、残念ながら既に満員。私も是非お会いしてみたいので、セミナー第2弾を期待しております。
posted by 岡本浩一郎 at 19:18 | TrackBack(0) | 弥生
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