2016年01月08日

復活劇

日経ビジネスオンラインで、「復活TASAKI、さらば『ダサい真珠』」という記事が掲載されています。実は弥生とTASAKIには共通点があります。それは、ちょっと前まで、MBKパートナーズという投資ファンドが株主であったこと。弥生は一昨年の12月にオリックスグループ入りし、MBK学校を一足先に卒業しましたが、記事中にも書かれている通り、TASAKIもMBK学校からの卒業(=持ち分の売却)を始めています。

詳細は是非記事をお読みいただきたいのですが、「TASAKIのこれまでの復活劇は、ブランド再生の王道を、教科書通りに実践したとも言える。実際、最近の取締役会では、こんな言葉が交わされているという。『何でこんな当たり前のことを自分たちでできなかったのだろうか』」という下りが印象的でした。

弥生はさらなる成長を目指すステージ、TASAKIは再生のステージと、置かれているステージは異なりましたが、同じMBK学校の仲間として、比較的近いところから、TASAKIの再生の歩みを見てきました。正直に言って、最初は半信半疑。本当にうまくいくのかな、と。記事中でもMBKの池田さんが「正直、最初の1〜2年は数字が上がらず、やきもきした」と素直に語っていますが、私も同様に感じていました。

ただ、今こうやって振返ってみると、MBKに招聘されて、TASAKIの社長に就任した田島さんには最初から答えが見えていたのでしょう。タクーン・パニクガル氏をクリエーティブ・ディレクターに登用したこと、そしてその大胆なデザインをそのまま商品化したことも含め、打ち手がその後着実に結果につながっている様はあっぱれとしか言いようがないです。

まずは教科書通り、当たり前のことを当たり前にやる。これは弥生の成長の中でも実践してきたことです。TASAKIもある意味、冷静に考えれば当たり前のことをしっかりやってきた。ただ、TASAKIの復活は、それだけではないし、誰にでもできることではないと感じています。田島さんの先見性/リーダーシップと、COOである小川さんの実行力、そして株主であるMBKの理解(辛抱?)が組み合わさって初めてここまで来れた。教科書通りとも言えるし、同時にこれからの教科書に乗せたくなるような見事な復活劇です。
posted by 岡本浩一郎 at 20:42 | TrackBack(0) | ビジネス
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