2016年03月17日

経歴詐称が話題になっていますが、実は私、5年前に一緒にラジオ出演したことがあります。当時はマスコミへの出演はほぼこのラジオ番組だけだったのではないでしょうか。生放送で一時間弱もご一緒しますから、どんな方だろうとプロフィール等を調べ、うーん、と思った記憶があります(こちらも経営コンサル出身ですから、ピンと来る来ないはあります)。ただ、ラジオのパーソナリティとしてはとても素晴らしい方でした。私のような素人をうまく盛り上げて、さすがの仕切りだな、というのが私の感想。

何せテレビを見ないので、その後ここまで活躍されていたというのは正直認識していませんでしたが、大活躍だったのですね。残念ながら、今回明らかになったことには言い訳の余地はありません。ただ、あえて言えば、周りはどうだったのでしょうか。薄々わかっていたけど、ビジネスになるから何も言わなかったのではないか、あるいは、華々しい経歴を安直に活用したいがために、ろくにバックグラウンドチェックをしなかったのではないか。本人の責任であることは確かですが、周りにうまく使われてしまったのではないか、そんな気がしてなりません。

ちなみに、私の経歴には一切の詐称はございませんので、念のため(笑)。遊び呆けていたせいで、東大の卒業はかなりギリギリでしたが。研究室からは、これ以上在席させてもろくに研究しないので、さっさと卒業させる、とされたのは紛れもない事実です(苦笑)。

ただ、ビジネスをしていると、嘘をつきたい誘惑にかられます。自分を大きく見せたい時。思った程の成果が得られない時。ちょっとぐらいだから、数字を作ってもいいんではないか。今は結果が出ていなくても、すぐに盛り返す。どうせすぐに追い付く。しかし、思った程の成果が得られないのには理由がありますから、願いに反してすぐに追い付くことは叶いません。そうなると、さらに数字を盛らなければならない。成長を演出するために嘘を付いていると、もっともっとハードルが上がっていく。右肩上がりの成長を演出するために、さらに嘘を重ねていく。そして現実と嘘のギャップがどんどん広がっていく。でもギャップが広がれば広がるほど、嘘を認めることができなくなる。

おそらく最初は「嘘」という意識はないのでしょう。ちょっと数字を盛るだけ。でも、それは間違いなく嘘の始まりですし、やがては取り返しがつかなくなっていく。周りもわかっていても、嘘の方が都合がいいから何も言わない、むしろさらなる嘘を煽っていく。

一つ確かなのは、真実はいつか明らかになるということ。だからこそ、弥生も私も、このブログのタイトル通り、「愚直」に拘り続けたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:10 | TrackBack(0) | ビジネス
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