本日、弥生の親会社であるオリックス株式会社の2016年3月期決算が発表されました(pdf)。米国会計基準の連結ベースでの営業収益(一般企業の売上に相当)が前期比9%増の2兆3,692億円、営業利益が12%増の2,877億円、そして(当社株主に帰属する)当期純利益が11%増の2,602億円。やはり弥生の数字とは1桁どころではない規模の違いですね。
売上は引き続き過去最高記録を更新。最終的にお客さまにどれだけの価値を提供し、ご満足いただけたのかという意味では、売上以上に利益が重要な指標となりますが、最重要利益指標である「当社株主に帰属する当期純利益」でも、昨年に続いての過去最高記録更新となりました。前期(2015年3月期)にリーマンショック前以来となる過去最高記録を更新(8年振り!)することができましたが、その記録をさらに更新したことになります。
オリックスの事業セグメントの中では、弥生は法人金融サービス事業部門に属していますが、この部門の伸長要因として「2014 年 12 月に買収した弥生と、太陽光パネルや生命保険販売などの法人向け手数料ビジネスからの利益が増加」と説明されています。
弥生は2014年12月にオリックスグループ入りをしており、通期で貢献できたのは、今回発表された2016年3月期が初めてということになります(2015年3月期は1〜3月の3ヶ月間分のみの貢献)。通期で貢献したとはいえ、グループの総売上が「兆円」という単位の中で、豆粒のようなごく小さな貢献ではありますが、それでも結果的に過去最高の業績を更新することに対し、多少なりとも貢献できたことは良かったと考えています。
弥生自体の業績は今期もほぼ計画通りに推移しており、当初想定されていた通り(+α)の貢献ができています。オリックスグループ全体の利益も過去最高記録ですが、弥生単体の利益も、過去最高記録を更新しています。
引き続き弥生としての記録更新を続けていくことはもちろんですが、オリックスの金融の力と、弥生のテクノロジーの力をあわせ、新たな価値を生み出していくことにもチャレンジしていきます。一歩ずつではありますが、新たな価値の提供に向けた動きも確実に進んでおり、そう遠くないタイミングでオープンにお話ができるようにしたいと考えています。