10/26(水)に弥生の親会社であるオリックス株式会社は2017年3月期の第2四半期決算を発表しました(pdf)。売上にあたる営業収益は前年同期比4.4%増の12,211億円、一方で当期純利益は同11.9%減の1,422億円と増収減益という結果になりました。前年同期に傘下にあった投資銀行、Houlihan Lokey, Inc.が新規に株式公開し、その際に発生した株式売却益と評価益として400億円を計上していましたが、これが今期にはなくなったことが減益の要因になりました。
弥生自身に関しては、法人金融サービス事業部門の説明において、「2014 年 12 月に買収した弥生からの収益などのサービス収入が増加」と触れられています。お蔭さまで弥生の前期(2016年9月期)は大幅な増収増益でした。
ところで先日、覚えのない宅急便が届きました。なんだろうな、と確認したところ、オリックスの株主優待制度である「ふるさと優待」でした。私が今回選んだのは、サンクゼールのジャム詰め合わせ。ずっしりと重みがあります。昨年は9月後半に届いていましたので、今年は少々遅めです。ちょっとネットで検索してみると8月ぐらいには到着している方もいらっしゃるようなので、申込み順で商品の準備ができ次第発送ということなのでしょうね。ふるさと優待などの株主優待制度が功を奏し、オリックスの個人株主数は2016年3月末で約17万6,600人と、その2年前の4万9,500人から3.5倍以上に増えています。これだけの数の方から申し込みがあると、複数の商品に分散するとはいえ、準備に時間がかかるのもやむを得ないのかもしれません。
好評を博しているふるさと優待ですが、株式会社として株主に対する貢献の基本は、着実に収益を生み出すこと。オリックスでは今後の目標として、2018年3月期の当期純利益3,000億円の実現を目指しており、弥生としてもこの目標に向かって着実に貢献してきたいと思っています。