少々前のことですが、社員の結婚式に参列する機会がありました。だいぶ前にも書いたことがありますが、社員の結婚式にお呼び頂いた場合には、スケジュール上可能な範囲で参列するようにしています。今回の会場は帝国ホテル。
日本を代表する、あの帝国ホテルということで少々緊張して(?)参加したのですが、期待はいい意味で裏切られました。決して押しつけがましくない、付かず離れずの絶妙なサービス。これは今回の結婚式の主人公である新婦も社内報に書いていたのですが、本当に素晴らしいサービスで、新郎・新婦のキャラクターとも相まって、感動的でありつつ、とても爽やかな、気持ちのいい結婚式でした。
実は私の夢はホテル経営。20代の頃から、いつかは究極のサービス業であるホテルを経営したいと言い続けてきました。弥生は、お客さまである事業者の皆さまが、事業を立上げ、進め、そして広げていく上で直面する様々な課題や悩みにお応えできるように、「事業コンシェルジュ」を目指していますが、お客さまのありとあらゆるニーズにお応えしたいという想いは、私のホテルへの想いの影響もゼロではありません。
実現時期と想定していた50歳にはだいぶ近付いてしまい、想定通りの実現は難しそうですが、今でもいつかはと考えています。帝国ホテルならではのサービスは、そんな私にとって、とても刺激になる経験でした。
ちなみに、今回の記事を書くために少し調べていて知ったのですが、「バイキング」というのは帝国ホテルが命名した造語なんですね。欧米では一般的に「Buffet」(バフェ)と呼ぶのですが、以前からなぜ日本ではバイキングと呼ぶのか不思議に思っていました。これは帝国ホテルの料理長が北欧で体験した料理、スモーガスボードがルーツなんだそうです。北欧だから、バイキングということで、1958年に「バイキングレストラン」をオープン。それが一般的な表現になったのが、日本では誰でもが知っている「バイキング」になったようです。
全く比較にはなりませんが、「事業コンシェルジュ」という表現は弥生の造語です。ただし、バイキングとは異なり、一般名詞にはなっていませんので、広く一般に浸透するよう、まだまだ地道な努力が必要なようです。