2017年03月29日

未来の仲間へ

3月に入ってから、リクルートスーツに身を包んだ就活生の姿を見かけるようになりました。今年は会社説明会が3月から開始、そして選考の開始は6月。つまり、この3月から5月の間に、どんな業界のどんな会社を志望するのか決めなければならないことになります。

昔のように生涯ひとつの会社とは限らないのが昨今ですが、とはいえ、これからの人生の(おそらく)長い期間を、この3ヶ月間である程度決めていかないといけないというのは大変なことです。私自身は、平成に変わったばかりの頃の就職活動でしたから、まだまだ生涯ひとつの会社が当たり前という中、まあおそらくこの会社に一生勤めて、社長とは言わないまでも役員ぐらいにはなれるかな、という今から考えると赤面ものの浅い考えで就職を決めました。今どきの就活生の真剣さを考えると、本当にお恥ずかしい限りです。

では実際に、その会社に一生勤めたかというと、結果的には7年で転職、その後は自分で起業、さらにご縁があって弥生の社長に。つまり想定とは全くかけ離れた結果となっています。私の例が一般的だという気はありませんが、人生何が起こるかはわかりません。仮に一つの会社に一生勤める気はあっても、会社が(それこそ世間に知られた大会社であっても)無くなってしまう可能性もあるわけですから。

何が起こるかわからない。そういった意味で、「自分の一生を決める」と力み過ぎる必要はないと思っています。とは言え、何が起こるかわからないし、だからまあどこでもいいやという訳でもありません。将来何が起こるかわからないからこそ、自分のキャリアをどこからスタートするかは重要です。20年後や30年後の自分にコミットする必要はありませんが、5年後や10年後の自分にコミットする必要があります。

この先、少なくとも5年間から10年間、自分が学び、成長し、そして活躍する姿をしっかりと思い描けるかどうか。10年間しっかり学び、成長し、活躍すれば、その先はいくらでも選択肢はあるはずです(もちろん会社としてはずっと居続け、活躍してほしい訳ですが)。

最初に就職するのは、大企業がいい。いやいや絶対ベンチャーでしょ。色々な意見があります。実際には、大企業には大企業の良さがあるし、ベンチャーにはベンチャーの良さがある。また、人の志向としても、大企業向きもあれば、ベンチャー向きもあるでしょう。ですから、全部ひっくるめて、最初は大企業がいいと断言する意見には賛同できませんし、同様に、最初はベンチャーがいいと断言する意見にも賛同できません。ちなみに弥生は、オリックスグループの一員という意味では、大企業の側面も持っていますし、テクノロジーの力で世の中を変えるために新たなことにチャレンジし続けるという意味では、ベンチャーの側面も持っています。そういう意味で、大企業 vs. ベンチャーと単純に二元論で語るのもあまり意味がないですよね。

何よりも大事なことは、自分で考えること。人がどう言おうが、それは所詮他人事。自分の強みや弱み、自分の志向を踏まえ、自分の人生は自分事として、考え、そして決めていく。もちろん、結果としてどうなるかはわかりませんが、何が起こったとしても自分で考え、自分で決断したのであれば、学びはあれど、後悔することはないはずです。

就活生の方とお話しする上で、弥生が見ているのも、まさにこの点です。自分の強みや弱みをどう捉えているか。自分の考えを持っているか、そしてその考えを筋道をたててしっかりと表現できるかどうか。そして、その方の学び、成長を仲間として応援し、支えたいと思えるか。

色々と書きましたが、所詮これも私の考え。当然、それを是として受け入れる必要もありません。就活生の皆さんが、皆さんそれぞれ、自分の考えで、自分にとっていい結論を出すことができることを願っています。そしてご縁があった何人かとは、弥生の仲間として一緒に働くことができることを楽しみにしています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:04 | TrackBack(0) | 弥生
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