2017年05月17日

Andersonアントレ会

前回、ビジネススクール(UCLA Anderson School of Management)について書いた際に、「卒業から20年。学んだことをどこまで覚えているかというと微妙です。」と書きました。これは事実(まあ、それに限らず、全体的に昔のことを忘れているような気もしますが、笑)。一方で、ビジネスクールで学んだことが、自分のバックボーンとなっているのもまた事実です。

これは本ブログでも何回か書いたことがありますが、私がAnderson Schoolで学んだことで、一番大事にしているのが、"Entrepreneurship is not about taking risks.  It is about managing risks"ということ。Anderson Schoolの名物教授の授業で「皆、起業といえば、リスクを取ることだと思っている。でも、それは正しくない。起業はリスクを取ることではなく、リスクを管理することだ」と聞いた時の「なるほど感」は今でも鮮明に覚えています。何か新しいことをやるとして、100のリスクをとって実現するのと、10のリスクをとって実現するのと、どちらが良いか。答えは明らかですよね。同じことをやるのに、いかにリスクを最小化するか、それが起業の秘訣です。

この一言があったからこそ、私は2000年に初の起業をすることができました。これも以前本ブログで書いたことがありますが、この際には、ある程度のビジネスの目処を付けた上で踏み切っています。無暗にリスクを取るのではなく、管理する。そして、今回のALTの立上げ。ALTには私自身の資金も投入していますので、私にとっては、単なる子会社を通じての新規事業ではなく、起業。もちろんこの際も、後先を考えずにリスクを取りに行くのではなく、一年以上かけて準備を進め、リスクを管理できる形での起業です。

私が2000年に起業した際には、結構驚かれました。「よくやるね」、「勇気があるね」。本人としてはリスクを管理しているつもりなので、勇気といわれてもピンとこないのですが、それだけ珍しいことではあったかと思います。

一方で、ここ5年ほどで、起業は普通なことになってきました。そういった中で、Anderson Schoolの日本人卒業生でも起業家が着実に増えてきました。最近では「Andersonアントレ会」という集まりが自然発生。以前の米国ビジネススクールの卒業生といえば、コンサル、投資銀行、その他外資系というあたりがほとんどだったので、様変わりです。

Andersonアントレ会で飲むと、共通の問題意識であり、共通の言語を持っているだけに楽しい。Andersonアントレ会の中では、かなりの年長組になりますので、自分の経験で周りの役に立つことは積極的に伝えていきたいと思っていますし、一方で、(二回目の起業ではありますが)起業して間もないこともあり、周りから多くを吸収したいと思っています。これからは頻繁に集まることになるかもしれません(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 20:07 | TrackBack(0) | パーソナル
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