2017年05月29日

30周年

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今年、弥生会計をはじめとする「弥生シリーズ」は30周年を迎えます。弥生シリーズが生まれた1987年には、会計業務といえばまだまだ手書きが普通でした。当時普及が始まりつつあったパソコンを活用し、パソコンや会計の初心者にも、簡単で使いやすいソフトを低価格で提供したいとの想いで生まれたのが「青色申告会計 弥生」。弥生シリーズは、最初は個人事業主向けの会計ソフトとして1987年10月にリリースされました。

その後弥生シリーズが普及する大きなきっかけになったのが、Windowsでした。まだまだDOSが一般的で、Windowsは趣味のものと思われていた時代に、弥生会計はいち早くWindowsに対応。その後、Windows 95が爆発的な普及を遂げたこともあり、弥生はいくつかある会計ソフトの一つから、会計ソフトの代名詞に進化を遂げました。

今年30周年を迎える弥生シリーズが実はひそかに意識しているのが、Microsoft Office。Microsoft Officeのルーツを遡るとWordが1983年5月(Xenix向け)、Excelが1985年9月(Mac向け)。いずれも弥生シリーズよりは若干年配ですが、ほぼ同世代。パソコンの普及を生き抜いてきた、というよりはむしろパソコンの普及を促してきたソフトウェアです。

2006年にGoogleによって、ワードプロセッサとスプレッドシートのクラウドアプリであるGoogle Docs & Spreadsheetsがリリースされても、その優位性が揺らぐことはありませんでした。Googleが基本的に無償、対するMicrosoft Officeが基本的に有償であるにもかかわらずです。その理由は数多く存在しますが、個人的には大きく二つの理由があると思っています。一つはソフトウェアは、利用している人が多ければ多い程利便性が高まるという「ネットワークの外部性」が効きやすいということ。要は、みんなMicrosoft Officeを利用しているから、自分もMicrosoft Officeにした方が便利だ、ということ。

もう一つは、Microsoft Officeも進化を続けているということ。かつては、純粋なデスクトップのアプリケーションとして提供されていたMicrosoft Officeですが、今やWebブラウザーで利用するOffice Onlineもあれば、iPhone/iPadやAndroidで利用できるMicrosoft Officeアプリも存在し、そしてこれらをOffice 365という利用料モデルで活用することができます。

デスクトップかクラウドかという二元論ではなく、お客さまが自分にあったサービスを選べるようにする。これは弥生も全く同じ発想です。弥生も、今やデスクトップ版の弥生会計もあれば、クラウド版の弥生会計 オンラインも存在します。どちらでもお客さまのニーズに合った方を選んで頂ければいい。

今回の30周年は大きな節目ですが、弥生シリーズはまだまだ進化できると思っていますし、進化させなければならないと思っています。40周年、50周年とつながっていくよう、今後も弥生シリーズを着実に進化させていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 21:36 | TrackBack(0) | 弥生
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