社名に関しては、もともとサービス開始前に変更することは本ブログでもお話ししていましたが、今回正式に発表することができました。ALT(アルト)という旧社名は、Alternative Lending(代替的な融資、これまでと異なる融資)に由来しており、まさに実現しようとしていることを体現した名前です。だからこそALTという名前には強い愛着があり、新しい社名を決めることは思った以上に大変でした。結果的には、「アルトア/ALTOA」というALTを包含した名前に着地したという次第です。
最後のAは? Amazon.comの名前には、AからZまで全てのモノを提供するという想いが込められているというのは有名な(?)話ですが、アルトア/ALTOAの場合には、最初も最後もA。常にお客さまの第一の選択肢として選んで頂けるように、という想いが込められています。同時に、「あるとあんしん」、お客さまが事業を運営される上で、安心感を提供したいという想いも込められています。
アルトアのオンライン融資サービスはこの12月より開始します。つい先日の記事では、「秋が終わってしまわないか、ヒヤヒヤ」と書きましたが、はい、すいません、秋には間に合いませんでした。ただ、貸金業という様々な規制がある業種(=基幹システムも大きいものにならざるを得ない)で、この4月から本格的にシステム開発に着手して、12月に開業というのは、かなり早い方だとは自負しています。
12月から融資を開始するためには、融資するための資金が必要です。これまでにも資本金(資本準備金含む)で4億8,000万円を調達していますが、これはこれまでおよび今後のシステム/与信モデル構築費用、および、当面の運転資金です。ということで、新たに、親会社である弥生と、オリックスから合計10億円を調達しました。この結果、資本金(資本準備金含む)は14億8,000万円になります。
アルトアが提供するオンライン融資サービスにどれぐらいの需要が存在するのかは、正直やってみないとわからない部分があります。実際問題として、最初はまず認知して頂くところからスタートしますから、スロースタートだとは思っています。一方で、予想に反して(?)、需要が強かった場合でも10億円あれば当面は大丈夫ですし、10億円を軽く超える需要が顕在化するようであれば、Equityにせよ、Debtにせよさらなる資金調達は容易だと考えています。
社名変更も増資も済ませ、後はサービス開始に向けてまっしぐらです。残る一ヶ月間、ドキドキハラハラをワクワクと楽しんでいきたいと思います。