2018年11月26日

キャッシュレス推進協議会

昨年からかかわっていた検討会で「キャッシュレス・ビジョン」を策定したということを、しばらく前にお話ししました。この検討会を母体に、キャッシュレス推進協議会という団体が設立されたのですが、先月、このキャッシュレス推進協議会の創立大会が開催されました。

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弥生も協議会の初期メンバーということで、創立大会に参加したのですが、実に大規模な大会で圧倒されました。昨年から検討会で議論している際には、もちろんキャッシュレスは進めるべきだけれど、色々と課題もあるし、時間はかかるよね、という雰囲気だった(あくまで一参加者としての私見です)ものが、短期間でこれだけ多くの企業を巻き込み、正式な団体として動くまでになったのは、経済産業省の強い意志を感じます(あとは今回事務局長に就任されたFさんの頑張りですね)。

経済産業省と書きましたが、来年10月の消費税率引き上げ時の景気対策として、キャッシュレス決済に対する優遇策が検討されているところを見ると、一省庁というよりも、政府としての強い意志を感じます。また、キャッシュレス決済を提供する側のサービス競争も目覚ましいものがあります。守る側の金融機関がQRコード決済の規格の統一と、加盟店手数料を1%台という攻勢に出れば、攻める側は消費者向けの大規模なプロモーション。期間限定とは言え、利用料金のうち20%を還元し、くじに当選した利用者にはその全額を還元するというソフトバンクのキャンペーン(予算は100億円!)は、そこまでやるか、という感じですね。ソフトバンクがADSLモデルをただで配りまくった時代を思い起こさせます。

弥生としては、キャッシュレス決済に直接関与する野望(笑)を持っている訳ではなく、キャッシュレスとともに推進すべき、ペーパーレスを着実に促していきたいと思います。7月にはJCBとのAPI連携を開始しましたが、今後もより多くのカード会社とのAPI連携を進めていきます。そのためにも、APIをある程度標準化していく必要があると考えています。さらに、そもそも物理的な領収書をなくすという観点から、電子レシートにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

キャッシュレス推進協議会では、複数のプロジェクトが同時に進むことになっていますが、弥生はAPIおよび電子レシートに関するプロジェクトに参画しています。ただ、これらのプロジェクトの具体的な動きはまだこれから(苦笑)。QRコード決済などが急速に盛り上がっている中で、ある意味決済の事後処理になるAPIや電子レシートが後回しになるのも理解はできるのですが、しっかりと前に進めていけるよう、粘り強く働きかけていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 19:48 | TrackBack(0) | 弥生
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