2019年07月03日

念願のイタリア

成田空港からヘルシンキを経由し、15時間かけて永遠の都、ローマにやってきました。念のためですが、夏休みではなく、仕事です(笑)。仕事でローマ?、と思いますよね。仕事の中身はまたの機会にお話ししたいと思いますが、社会人になって30年近く、これまで休暇でのイタリアは何回もありますが、仕事でのイタリアは初めてです。ようやく念願がかないました。

念願がかなって、と書きましたが、まさに文字通りで、実は30年前からイタリアで仕事をしたいと思ってきました。私が大学時代に私の両親がミラノに仕事で駐在しており、私の初の海外はロンドン経由のミラノ。ロンドンからミラノまで夜行列車で旅をしたことはいい想い出です。初の海外、見るものが全て新鮮、かつ、ありとあらゆるところに歴史を感じます。おカネに制約はありましたが、食事も最高。そんな異文化体験を経て、すっかりイタリアかぶれになっても不思議ではないですよね。当時は日本でモッツァレラチーズや生ハムを見かけることはほとんどなかったのですが、探して買い求めたり(笑)。

新卒で入社して一年目。研修の一環として自分でテーマを決めて調査し、発表するという課題があったのですが、私のテーマはもちろんイタリア。イタリアがいかに素晴らしい国か、そのイタリアに現地法人を作ろうと主張していました。今から思うと相当変わった新入社員だったと思います。それを何だこのテーマはと言うこともなく、暖かく見守っていただいた諸先輩方には感謝しかありません。

入社した当時から海外に留学したいと思っていたのですが、当初の志望校はミラノにあるSDA Bocconi。イタリアNo.1のビジネススクールです。旅行した際にわざわざキャンパスを訪問して、願書までもらってきました。実際には仕事をする上で、IT業界におけるアメリカの影響力(というよりもほぼ全てがアメリカ発)を痛感し、最終的にはUCLAに留学することになるのですが。

UCLAに留学した頃には、もはや以前ほどのイタリアフィーバーはなく、休みの時に遊びに行くだけになりましたが、それでもイタリアは今でも好きな国のトップ3に入ります。これまでは機会に恵まれませんでしたが、いつかは仕事でイタリアに行ってみたいとも思ってきました。30年近くかかりましたが、ようやく念願かなって、です。とはいえ、実はローマ滞在はわずかに20時間(泣)。

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折角来たからにはと早朝2時間ほど散歩しましたが、本当に町全体が歴史ですね。実は飛行機のトラブルで色々と苦労したのですが、そもそもの目的であるローマでの打合せは非常に実りあるものになりました。きっとまたの機会もあるでしょう。
posted by 岡本浩一郎 at 17:08 | TrackBack(0) | 弥生
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