2019年07月09日

3点測位

先週末に無事に日本に帰ってきました。月曜日こそ東京オフィスだったものの、今日からPAPカンファレンスの後半戦開始。今日は福岡に来ています。我ながら無茶なスケジュールだな、と思いつつも、一人でも多くの方にお会いできることを楽しみに、最後(来週半ばの札幌)まで乗り切りたいと思います。

さて、先週はイタリアイギリスで調査を行ってきたのですが、その際に心掛けているのが、可能な限り複数のソースから情報を集めること。人間は、どうしても自分が見たい事実を見るという傾向があります。何か新しいものが立ち上がった際に、立ち上げた当事者はどうしてもポジティブに捉えがち。自分が手掛けて立ち上げてきたわけですから、実態以上にうまく行っていると思いがちになることは、ある意味自然なことです。だからこそ、立ち上げた当事者とは別の(それでも利害関係にある)方の意見を聞くことが重要になります。

今回イギリスでは、4ヶ所を訪問しましたが、その結果を重ね合わせることで、より確からしい真実が見えてきます。案の定、当事者は課題はあれどもうまく行っていると考えていても、別の立場からは、もっとこうすべきだったという厳しい見方があることがわかりました。

そういった意味ではイタリアは今回時間の関係で1ヶ所しか訪問できていないため、それはそれで非常に参考になったものの、ある程度割り引いて理解すべきだと考えています。より正確な理解のためには、今後、追加での調査も必要になるかもしれません。もっともこれは再びイタリアに行きたいという邪な理由があるのかもしれませんが(でも今回色々と大変だったので、しばらく先がいいです、笑)。

複数の衛星からの信号で現在地を割り出す3点測位という方式がありますが、複数の情報を重ね合わせることによって現状を可能な限り正確に測るということは、今回のような調査はもちろん、日常の業務の中でも必要なことだと考えています。それこそ社内でも。

社内でも、それぞれの立場によってどうしてもモノの見方には一定のフィルターがかかってしまいます。そういった傾向がある中で、一つの情報ソースだけに依拠して経営判断することは、ややもすれば誤った判断をしかねません。決して誰が言っていることが誤っている、あるいは正しいということではなく、人間には(私自身も含め)自ずと一定のフィルターがかかってしまうことを前提に、情報を収集し、判断していく必要があると考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:40 | TrackBack(0) | 弥生
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