2019年07月19日

アンダードッグ vs. バンドワゴン

今週末は参議院議員通常選挙。各種報道によると、与党が比較的優位に立っているようです。ただ、ここで気になるのが、アンダードッグ効果。一方が勝ちそうだと、逆に負けそうな方に投票する人が増え、結果的に、思ったほどの勝ち負けの差がでないというもの。弱い立場に同情してしまう判官びいきという見方もできますが、実際には同情というよりも、極端な勝ちを避けようとする現実的なバランス感覚の表れではないかなと思います。

このアンダードッグ効果は昔から存在すると言われていましたが、むしろ最近では、勝ち馬に乗るというバンドワゴン効果が出ることもあるようです。日経のこの記事によると、「衆院は1996年に導入された小選挙区制では1人しか当選しないため、有権者は自分の投票が議席に反映されない『死に票』になるのを嫌がり、勝ちそうな政党に極端に振れやすい傾向があるとされる」とのこと。なるほど。

ちなみに、弥生が圧倒的No. 1である理由の一つはこのバンドワゴン効果です。業務ソフトは趣味のものではなく、業務のために(やや微妙な言い方ですが)やむを得ず使うもの。それだけに失敗したくないし、確実に使えるものを選ぶ傾向が強くでます。結果的に、周りでもみんなが使っている、そして会計事務所からも推奨されている弥生が選ばれるという訳です。あ、もちろん、もともといいものだと評価いただいているからこそ、みんなが使っているし、推奨もされる訳です。あくまでもいいものだからこそ、自己強化が効きやすいということですね。

閑話休題。今回の選挙は果たしてどのような力学が働き、どのような結果になるのか。いずれにせよ、国民として、子供を持つ親として、小さい力ながらも、選挙権をしっかりと行使したいと思います。

それにしても、秋葉原は選挙カーが多く、この期間中はかなりうるさいことには閉口します。本人が乗って、しっかりとした主張をしているのであれば尊重すべきだと思いますが、音楽を流して、名前を連呼するだけというのは勘弁してほしい。静かな週明けが待ち遠しいです。

PS. 今回初めて知りましたが、数年前に公職選挙法が改正され、投票所には子どもと行けるようになったのですね。以前は投票所に一緒に入ることは幼児などしか認められていなかったのですが、18歳未満はokになったようです。これはとてもいいことだと思います。今週末は娘と一緒に投票しに行きたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 19:48 | TrackBack(0) | その他
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