怒涛の出張シリーズの前になりますが、社員総会が台風19号の接近と重なったと書きました。上陸は土曜日、社員総会は金曜日ということで、参加するかどうかは、交通の状況などを踏まえ、社員それぞれの自己判断とした上で、社員総会自体は開催しました。
弥生では、社員総会のようなイベントを開催した際には、必ずアンケートを実施しています。今回は特別に、台風への対応に関するアンケートも実施しましたが、会社方針通り自分で判断してきちんと行動したという方が圧倒的多数となる約95%となりました。ただ、判断に迷ってきちんと行動できなかったという方、上長に判断を仰いで行動したという方、その他、もそれぞれ数名ずついらっしゃいました。
一方で、今後同様な災害が予想される場合にどうすべきか、という質問に対しては回答がわかれました。自分で状況を判断して行動する今の方針でいいという方が約75%。一方で、会社からの指示による一律の対応方針がいいという方が約20%。この他にその他という回答が若干名いらっしゃいました。
うーん、これをどう解釈すべきか、今後どうすべきか。
結論から言えば、弥生として、今後も自分で判断することを原則としたいと思います。個人個人の事情もある中で、会社の判断を押し付けたくない、そして何よりも、常にそれぞれが考え、判断することを実践すべきだと考えているからです。
もっとも、会社として一切の判断をしない、責任を放棄するということではありません。今回も、「社員総会自体は開催する」、そして、「個々の行動は個人の判断に任せる」という判断をしている訳です。今回のケースでも、仮に金曜日に上陸が予想されていれば、それは開催自体を見合わせるという判断をしていたはずですし、そうであれば、逆に個人の判断の入る余地はなくなる訳です。ですから、会社としての基本的な判断はする、その上で、必要に応じ、個人の判断をする、という二段構えにはなります。
ただ、今回の対応で、反省がなかった訳ではありません。反省としては、1) もっと早く考え方を示すべきだった、2) そもそも基本的な考え方を普段から共有しておくべきだった、の二点です。
(続く)