2019年11月29日

自分で判断(その後、の続き)

前回、台風19号への対応で、会社方針としての「自分で判断」を今後も基本とする、ただ、今回の対応で、反省がなかった訳ではない、とお話ししました。反省としては、1) もっと早く考え方を示すべきだった、2) そもそも基本的な考え方を普段から共有しておくべきだった、の二点です。

1)については、自己判断はいいが、既に東京に向けて出発しており、判断できる余地がなかったという声が複数ありました。ただ、これに関しては、状況をある程度見極める必要があり、社員総会自体は行うという判断をできたのが2日前(水曜日)になってしまったという事情があります。

そういった意味では2)が非常に重要だと思います。これは単純明快で、まず何よりも大事なことは、従業員の皆と家族の安全が第一です。これは全てのことに優先すること。仮に、会社として状況を把握できておらず、それが故に、出社という指示があったとしても、自分の合理的な判断で自身もしくは家族に安全上の危険があるということであれば、出社の指示に従う必要はありません。出社や出張の途中で引き返すことももちろんありです。

これは災害から回復の途上にある際も同じです。台風15号の時には、津田沼駅での行列が話題になりましたが、電車が動くのを今か今かと、何時間も行列の中で並ぶ必要はありません。人で溢れ、押しつぶされる危険を甘受して欲しいとは思っていません。実際問題として、何時間も人混みの中で待ち続け、電車の中でももみくちゃで、ほうほうの体で出社しても、疲れ果ててしまってなかなか仕事にならないですよね。電車が動き出し、大きなリスクを伴わずに出社できるようになったことを確認してからの出社で十分です。

大事なのは、一過性の成果ではなく、成果を出し続ける、それによってお客さまに継続的な価値を提供すること。一過性の成果を求めて過大なリスクを取り、怪我でもすれば、成果を出し続けることができません。一過性ではなく、継続的に価値を提供するためには、まずは安全が第一です。自分と家族の安全を確保した上で、これが継続的な価値を提供するためのベストだと、胸を張れる対応をしていただければいいと考えています。

…と言いつつ、私自身が無理をしがち。経営者らしくリスク許容度が高い(笑)とも言えますが、何かあった場合の影響も大きいですから、まずは自分の行動もしっかりと自省しないといけないと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 11:30 | TrackBack(0) | 弥生
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