2019年12月13日

二年間の実績

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今週、日本経済新聞でアルトアが大きく取り上げられました。正確に言えば、アルトアの事例の紹介。「従来の延長線上ではなく、不連続な変化が起きつつある現場を取材し、経済や社会、暮らしに及ぼす影響を探ります」という「Disruption 断絶の先に」特集の中で、今回は「デジタル金融の激震」というテーマで、「御社にもある隠れた信用力 中小救う資金繰り革命」というタイトルの記事で取り上げられました。まずは電子版で掲載され、その翌日に日経の本紙でも1ページを費やして掲載されました。とても素敵な写真と共に掲載されたのは、こちらのアルトアの「お客さまの声」でもご紹介しているインダスという会社の中澤社長です。

お客さまの声では、中澤社長の経歴とインダスの創業の経緯についてもご紹介していますが、実は中澤社長は金融機関のご出身です。金融のプロである中澤社長が、自ら事業者として小回りのきく融資として頼っていただいたのがアルトアである、というのが実に象徴的だと感じています(もちろんこれはお客さまの声のためにお話しをお伺いして初めて知ったことです)。もっとも、本ブログでもお話ししてきたことですが、アルトアとしては、アルトアの仕組みを金融機関に提供することで、日本全国の金融機関が小回りのきく融資を提供できるようにお手伝いをしたいと考えています。

なお、一点補足すると、日経の記事中では「数日の審査」とありますが、正確には、審査結果のお知らせ自体はお申込みをいただいた当日中にお返ししています。

以前もお話ししたことがありますが、アルトアの特徴はお客さまの満足度が高いこと。だからこそ、アルトアの事例紹介にもご協力いただけていますし、また今回のようにメディアの取材にもご協力いただけるわけです。それにしても、日経の本紙にここまで大きく写真入りで掲載されるとは思われなかったのではないかと思いますが(笑)。

満足度が高いことはとても嬉しいこと。アルトアとして、世の中にこれまでにない価値を提供できていると強く実感しています。一方で、アルトアが事業を継続し続けるためには、一人のお客さまを満足させて終わりではなく、多くのお客さまに価値を提供することによって、アルトア自身のビジネスを成立させることのできる規模を実現しなければなりません。

この観点では、前進はしているものの、まだまだ満足できるレベルにはありません。一週間前の12月6日で、アルトアはサービスを開始してからちょうど丸2年が経過しました。1年前には丸1年の実績として、「融資の実行件数は257件、そして累積での実行金額が4億6百万円」とお話ししました。丸2年経過では、融資の実行件数が847件、そして累積での実行金額が14億16百万円。1年前の実績の3倍を超える結果を出すことができています。ただ、これでは、決して十分ではありません。当然一定の時間は必要ですが、2倍、3倍といった規模感ではなく、10倍、100倍といった規模を達成しなければなりません。

課題はやはり認知。そもそもオンラインで融資というサービスが存在するということから、多くの事業者にご理解いただかなければなりません。今の時代で言えば、膨大な広告宣伝費を投入し、それこそTVコマーシャルで一気に認知を広めるというのも手なのかもしれません。それも完全に否定はしませんが、そういったやり方に本当に事業継続性があるのかどうか。弥生のDNAを受け継ぐアルトアとしては、やはり愚直に、お客さまに満足いただくことを第一に追求していきたいと思っています。それが今回の記事のように、アルトアの認知に、そしてそれが今後の実績につながっていくものと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:31 | TrackBack(0) | アルトア
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